柚木麻子のレビュー一覧

  • その手をにぎりたい

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    ネタバレ

    バターよりこっちの方が好きだった
    女の人がバリバリ働くのがいかに難しいことだったのか、バブル時代の古い考え方がしんどい
    Z世代で良かったと思う

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    2026年09月18日
  • 本屋さんのダイアナ

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    ガールミーツガーが結構好きなのと、書影とタイトルの可愛さに惹かれて手に取りました。冒頭では小学生の女の子同士の友情がかわいく描かれていたのですが、2人がそれぞれの環境の中で成長するにつれ、思春期特有のモヤモヤした感情だったり、親に対する反発の感情、大人になる過程の複雑な感情が本当に緻密に解像度高く描かれていて、さすが柚木さんだなと感じました。物語としても「理想」通りではなく、そう来るのか!と現実をたたきつけられるような物語で、でもその中でも希望もささやかに描かれていてすごくおもしろかったです。

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    2026年09月16日
  • あいにくあんたのためじゃない

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    悪いやつ、嫌なやつとそれを成敗する正義がはっきりしていて面白い。
    どの話しもスッキリ読み終えられて好き。

    1番印象的で「もしかして世の中の真実はここにあるかも」と思ったのはマダムショップの話。うちの近所にもある!!人が入っていなさそうで休みも多いのにつぶれないマダムショップ。そして結構近場に支店がある。ここがつぶれたらうちの町も終わるかもしれない…。

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    2026年09月16日
  • 奥様はクレイジーフルーツ

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    レスの話題って大切だけどおおっぴらにされないから、自分の中で燻りイライラする。経済的に恵まれ優しい夫だけどそれだけで満たされることはない。お互い同じ熱量ならいいけど、こういう時って女性側をおかしい、狂ってる、みたいに扱われがち。男性側の時はあまりそう言われないのにどうしてなんだろう。なんとなく曖昧に終わったけど結論はない、スッキリしないけどね。

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    2026年09月12日
  • その手をにぎりたい

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    食を通じて描かれる青子の欲望が生々しすぎて清いくらい。バブル時代の勢いならではかもしれないけれど、一度きりの人生、これくらい貪欲であってもいいのかも、と思わせてくれた物語。

    そして艶やかな言葉がたくさん。

    「あのカウンターに座るときの自分が、おそらく知る限りもっとも好きな自分であることは誤魔化しようがない。」

    「自分の欲望がどこまで伸びていくか、この目で見届けたい気もした。」

    「人の二倍愛せばいい。人の二倍食べればいい。」

    「本当に好きなものを誰かと向かい合って食べると、瞳と唇はしっとりと甘く濡れる。」

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    2026年09月10日
  • 3時のアッコちゃん

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    前作に続き、今回もアッコさんのおせっかいが良い。心身共に大きな負担がかかる職場で、心が潰れてしまいそうな明海。そんな彼女の弱りきった様子に気づき、半ば強引に手を差し伸べるアッコさん。

    アッコさんのように優秀でもパワフルでもないけれど、誰かが少し元気になるような一言をかけたり、気遣えるようになりたいです。もうだいぶ良い大人だし。

    そして、アッコちゃんシリーズといえば、やっぱり、美味しそうなお料理!今回気になったのは、曜日ごとに登場する紅茶と英国菓子のペアリング。中でも試してみたいのが、ダージリン + きゅうりのサンドイッチ。
    きゅうりは皮をむいて塩もみするのがポイントだそう。蒸し暑い日の午後、冷たいきゅうりサンドとダージリン。試してみたい。

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    2026年09月04日
  • その手をにぎりたい

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    文章に勢いがあります。バブルの時代の喧騒と重なって楽しめました。しかし、手から手へと言うのは少し抵抗感があります。

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    2026年09月04日
  • ランチのアッコちゃん

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    彼氏にフラれて落ち込んでいた派遣社員の三智子に、畏怖する上司アッコ女史から突然の指令。

    「一週間、ランチを取り替えっこしましょう」

    いや、上司から急にそんなこと言われたら、ちょっと怖い。

    でも、アッコ女史の風変わりなランチコースを巡り、いつもと違う場所へ行き、知らない人と出会い、おいしいものを食べる。その繰り返しの中で、しょんぼりしていた三智子に少しずつ活力が戻ってくる。

    読むと元気になる!と言われているのも納得。
    登場人物たちはみんな魅力的だし、食べ物はどれもおいしそう。落ち込んだとき、人生を立て直すのに必要なのは大げさな何かじゃなくて、案外いつもと違うランチくらいなのかもしれない。

    そして読後、気になったのがハーブの効いたポトフ+大根おろし。和風ポトフに柚子胡椒は時々作るけれど、+大根おろしは未経験。これはぜひ試してみたい。元気も出るし、お腹も空くお話。

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    2026年09月01日
  • その手をにぎりたい

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    バブル時代に生きる女性を一流店の常連になる過程と共に描いた作品はとても素晴らしかった。目まぐるしく動きのある時代において、時間を忘れて、まるで時が止まるような時間の過ごし方が心底羨ましくなった。食事の描写も垂涎もので、作品そのものが贅沢だった。

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    2026年09月01日
  • 伊藤くんA to E

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    クズケンは一見軽薄そうなのに、実は努力家で誠実なのが良い。伊藤は女の敵だけど、なんか憎めない。付き合うなら、絶対クズケンのほうが良いんだろうけど…。ダメな男を好きになる気持ちもわかるなぁって感じた。

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    2026年08月31日
  • その手をにぎりたい

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    セクハラ、パワハラ、モラハラなんでもありのバブル期。悩みながらも懸命に生きる青子。ご褒美だった「すし静」と職人の一ノ瀬との微妙な関係。美味い寿司が食べたい。

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    2026年08月31日
  • あいにくあんたのためじゃない

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    面白かった!スカッとする短編集。物語における悪者に対しても少し優しさが見えるところも好き。
    ラーメン批評家がやらかす話と、マンションの女たちが結託して大仕事をやり遂げる話が特に良かった。スター誕生も好き。というか、全部面白かった。

    頑張っている女たちはかっこよくて強い。コロナ禍の描写をフィクションの物語として抵抗なく受け入れられるくらい、あの頃の異質な空気が過去になったんだなあとも思った。

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    2026年08月30日
  • ナイルパーチの女子会

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    ハア〜〜〜〜〜〜壮絶だった。
    ひょっとすると下手なホラーより怖いかもしれないよ、これ。
    読み進める手が止まらなかった。
    柚木麻子さんの作品を読むのは三作目で、
    毎回、呼吸もままならぬほど、のめり込んで読んでいる気がする。

    生活のために本を閉じる瞬間はあるのだけれど、
    物語が完結するまで、ずっと息苦しい感覚が消えなかった。
    この作品に出会えてよかったと思う。

    紛れもなく女同士の、女友達の話なんだけど
    そこだけにとらわれてないのが見事だよね。
    ちょこちょこ出てくる男性キャラクターがみんないい味を出してる。
    どいつもこいつも気持ち悪い。

    「どこまで続くの、この地獄」と逃げ出したくなるぐらい展開が最悪なんだけど、それぞれのキャラクターの結末(むしろ始まり?)を見届けられてよかったです。

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    2026年08月28日
  • 注文の多い料理小説集

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    最高。どれも美味しく面白かった!気取ったお鮨屋さんと女性たちの話は爽快。夏を迎える前の叔父と甥の田舎暮らしはその風景にウットリ。色への感覚が鋭い町娘のアイデアに拍手。貧困生活の中での不思議な体験には生きていく為の活力を感じた。著書を読んでみたい作家さんが増えたなぁ。

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    2026年08月26日
  • とりあえずお湯わかせ

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    手が届かないような作家さんでも日常を生きているのだと親近感をたっぷりと味わうことができた。ジェンダーについての話が多め。

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    2026年08月26日
  • 終点のあの子

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    ネタバレ

    女子校に所属する高校生の、友人関係のカースト制による圧迫感、憧れや嫉妬及び自身のプライドに葛藤する様子を描いた物語。短編集で、それぞれ主人公が異なり、読者も少なくとも1人は共感する子はいるだろう。無論、私は全員に共感した。

    この本を読んで感じたことは、全編共通して「透明感」だった。皆透き通っている魅力があった。
    もちろん1つ目の物語は、親友をいじめるまでの主人公の過程の物語で、結果として親友は不登校になり、主人公は悪事が周知にばれて追放されひとりぼっちになるという、悲しい結末となった。しかし、親友に対し友情はありつつも苛立ちも両立し、また主人公の憧れの人を奪われるという嫉妬などの感情の果てしなさ、これが予測不能なものであるにもかかわらず、結果として「行為に及んでしまう」未熟さというのが、なんとなく青春を感じた。こんな言い方は良くないかもしれないけれど、「若いってこういうことなんだよな」っていうものを感じた。

    最後の話で、上記親友の朱里が視点の物語が始まる。まっすぐであるがゆえに周囲に鈍感な彼女は、自分に鈍感なふりをして、朱里の親友杉に正面から弱点を指摘されて怒った。電車で親友と喧嘩をしたとき、高校時代を思い出す。「希代子も私のことを思って言ったのかも」、朱里は二度の誤ちを繰り返さぬまいと、親友と和解した。

    自分も昔喧嘩して関係の悪化した友達がいる。元気にしているだろうかと、完読後想像したりもした。

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    2026年08月24日
  • オール・ノット

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    オールノット、真珠を離れないようにつなぐ技法。
    お気に入りのブレスレットが福島野馬追に行ったとき、バラバラに散らばっていった悲劇を思い出した。オールノットだったら、、、

    しょっぱなから幸せな王子みたいと思っていた。
    出てくるけども。みんなけっこうひどい。

    未来はもっとマシになっているだろうか。
    自分もそうだと共感している読者が
    「自分はまだ恵まれていた方だ」と思う未来ではないといいのだがと思った。

    恵のような人になりたい。。

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    2026年08月24日
  • らんたん(新潮文庫)

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    自身も私立女子中高出身であったこともあり、女子教育に奔走した恵泉創立者の物語に興味があって読みました。

    今当たり前とされている女性の教育を受ける権利や参政権、社会進出はこの時代の方々のおかげであると、感謝の思いが溢れた。史実を元にしたフィクションなので、現実はこれよりも大変だっただろうな…と思いを馳せました。

    戦禍でも学校運営(教育)を途絶えさせてはいけない、次の世代は今の世代より必ず優れている、という道先生の言葉が印象に残り、母や娘にも読ませたい作品となりました。

    (柚木麻子さんの作品を初めて読んだけど、内容のせいもあってか同じような話・エピソードが人を変えて何度も繰り返されるな〜とも思ってしまった。「それが〇〇と知るのはその〇年後のことだった」というような言い回しも頻出してた。)

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    2026年08月22日
  • 残業バケーション/運命の人はどこですか?

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    30歳女性のもどかしい時期、リアルだったなぁ
    結婚、仕事、友人、、、現実に振り回される登場人物たち

    大人の夏休みは、自分から動かない限り、作り出せない。

    肝に銘じたい

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    2026年08月22日
  • ほろよい読書

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    お酒にまつわる5遍の短編集。柚木麻子さんのbarきりんぐみが好きだった。コロナ禍にこんなオンラインbarほんとにあったのかな、あったならいいなと思える心温まるお話。

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    2026年08月20日