柚木麻子のレビュー一覧
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四葉さんは人のことを信頼し、自分が損することを恐れずに何でも与えられる人だった。でもそれは幸福な王子のような自己犠牲ではない。与えたことで損をしても、失敗しても、強かに生き抜く。そういう強さをもっている人だった。
オールノットという表題名。全部だめって意味かと思っていたら、切ってもバラバラにならない真珠の結び方のことらしい。また、そのまま英訳だとしても、全部だめではないという意味みたい。
登場人物たちが紆余曲折ありながら繋いできた人とのつながりは切れることもあるけれど、ばらばらにはならない。0になるわけではない。あの時、あの人と出会ったから、自分がある。四葉さんはみんなにとってのそういう人だ -
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家庭や社会からの束縛からいかに解放されて自立するか?に悩むダイアナと彩子に自分を照らし合わせてみると
当時おかれていた環境を変えたくて人生で3回他の人にはなかなか思いつかないような大きな決断、挑戦をしてガラッと環境を変えてきた。
今思い返すと、その転換期が自分の人生を大きく変えるきっかけになっていて結果的に自分で自分の人生を切り拓いていたことに気づいた。
だからこそ、そういう自分のインスピレーションをこれからも大切に自ら人生を切り拓いていきたい。
・心に残った部分
本当に怖いのは狭い世界で満足して自分で自分に目隠ししてしまうこと
ペンダントが光らないのは自分の人生をいきていないから、自分 -
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アンソロジーでは読んだことはありましたが、長編では初めての柚木麻子さん。また大河小説そのものも初めてでした。
河井道が日本女性に教育を、男女平等に…と強い発信をしてきた女性を、この『らんたん』で初めて知りました。
道が生涯を全うするまで、関東大震災、第二次世界大戦と明治・大正・昭和と激動の年を駆け抜け、今の日本女性が教育を受けられるのも、仕事も男性と一緒に働けるのも、道とその周りにいる女性たちが国と戦い続けてきた証なんだと感銘を受けた。
道の子どもへの教育の仕方は印象深い。各々の意見を持ってて問題ないような『多様性』を重視されていた。ここまで人間を客観的な目線で寛大な心を持ってるのは、令 -
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ネタバレ
もしかしたら星5かも…?くらい、好きな話だった
環境が変わる展開が早くて、もっとこの職場でのアッコさんを読みたかった、残念って思っちゃったけど、
そう思えるほど、愛せるアッコさん、そして周りの人たちもなんだか一生懸命に生きてるのが好き
こういうお話のとき、悩んでる方の人はクヨクヨしすぎてる時があるけど、このお話の中では、悩んでても
前を向こうという意思や意識があるのが、
イライラしなくてよかった〜✨!
その中でアッコさんがらさらに力強く引っ張ってくれる安心感と爽快感がよかった
アッコさんもロボットのようなできすぎる女ではなく、適度に力が抜けているような、こちらも親しみを持てるような、絶 -
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柚木麻子さんの作品をきちんと読んだのは初めて。朝井リョウさんと仲が良くて、講演会で2人でダンスを踊っているというちょっとおかしな前情報のみを持っていました。
今回読んだあまからカルテット。面白かったです。
まず、食べ物が美味しそう。実はこれを読んでいるほとんどの期間、体調を崩して食欲がなかったのですが、読書中は食欲が少し戻ってくるくらいに食べ物を美味しく描いている。
そして女4人組親友の友情が爽やか、かつ濃くて憧れを覚えた。なんでも話せて、助け合える関係性。4人で相思相愛の友情なんて、社会人になったら難しい、ありえないけど、学生時代からの友人だとそんな関係が作れちゃう、不思議。
私にも数少な