柚木麻子のレビュー一覧

  • 注文の多い料理小説集

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    料理が出てくる本が読みたくて借りた1冊。伊吹有喜さんの『夏も近づく』で泣いてしまった。拓実も葉月も穏やかに幸せであれ。最後の柴田よしきさんの『どっしりふわふわ』はすごーく色んなパンが食べたくなった。

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    2026年01月28日
  • 奥様はクレイジーフルーツ

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    セックスレスの妻が色んな人に欲情するが、結局夫が大好き。性生活と夫婦生活の両立の難しさを知らせてくれる。

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    2026年01月28日
  • あいにくあんたのためじゃない

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    人のためにと思ってやってることが、実は自分のためだったりする。そのあたりの人と人とのすれ違いを描く。どちら側にもしっかりと感情移入させてくれるところがすごい。

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    2026年01月27日
  • らんたん

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    明治期の歴史的に有名な人々が数多く出てきて、みんな知人だったんだぁ〜なんて思った。

    キリスト教に元づいた思想、理念なのだろうが、河井道は、シェアの精神、明るく前向きで強く、生涯、教育者として生きる姿勢が素敵。
    そして、戦後の新しい日本を創ることにも寄与された。

    古い日本は男性社会で、女性の立場が弱いのに、明治期に進歩的で自立した考えを持っている方たちがいることに驚いた。

    河井道の場合は、父親が働かなくなって、母親が強い人の家庭だったのも女性の自立の一因になったのだろう。

    シスターフッド、女性同士の強い絆、家族…分け隔てなくシェアする、明るく前向きな心の持ち主の道。
    そのシスターフッドに

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    2026年01月25日
  • ナイルパーチの女子会

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    2026/01/20 読み終わった
    昨年末にロンドンに旅行に行った際、現地の書店で「Hooked」Published in March 2026の広告を見て知った。Asako Yuzukiという作者さん、てっきり日系の英国で活躍されている作家さんなのかな?と思っていたのだが、めちゃくちゃ有名な日本の作家さんだった…。

    そこで知ったのだけど、いま日本文学が英語圏で有名なんですね。特に柚木麻子さんのBUTTERが2025年に英国の文学賞を取ったとかなんだとか。全然知らなかった。

    最初から最後まで歪んだ話だと思った。割れた鏡越しに世界をのぞいているような、全員が狂っているという感想を持った話。最

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    2026年01月23日
  • ランチのアッコちゃん

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    NOが言えないっていうより、YESしか言えないんじゃねえの?
    認めたくないけれど、力強く肯定されることにずっと飢えていたのかもしれない。
    全力で頑張れ。結果はちゃんと付いてくるはずだ。
    面白いと思ったらすぐ行動きうつす、だから色んな発想が形になる。
    あなたって、結局、怖がりなのよ。自分にとって居心地の良い生き方を追求するのが怖いのよ。それは逃げじゃないのに。
    優れたアイデアっていうのは、豊かな人生から生まれる。
    あきらめだけは早いんです。ダメって思ったら、ぱっと離れて、次の手考える。いちいち、落ち込まない。身をすくませているうちに、何かは出来るかもしれないじゃないですか。
    認めたくはない。でも

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    2026年01月23日
  • 終点のあの子

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    ネタバレ

    あまりにも生々しい人物像、人間関係。
    感情がリアルすぎて、もはやゾッとしてしまうレベルだった。
    私のお気に入りは早智子と恭子の章。様々な形の友情が描かれている今作の中でも、特に二人の関係には強く納得させられた。「二人でいるのに無言で読書」というタイトルも良い。
    大人にも十分刺さると思うが、是非学生の内に読んでおきたい四作。
    これがデビュー作とは…

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    2026年01月20日
  • 終点のあの子

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    女の子の生々しさがよかった。
    どうしても周りの目を切り離せなかったり、自分が誰かと不釣り合いだと思ったり、毎日考えてることも文字にするとこんなに醜く見えてしまうものなのか。

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    2026年01月18日
  • 早稲女、女、男

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    早稲女はこう、慶應出身の女子はこう、っていう潔いくらいの類型論。大学で人を見るってなかなか学歴主義みたいで抵抗あるものだけど、この本はおもしろい。MBTIを見るようなわくわく感がある。
    どの大学の女子も、華々しい印象の裏にかっこ悪い部分を持ってる。愛を持ってそれをキャラクターに体現させてる感じがして、しかもそれが真に迫ってて、さすがButterの柚木麻子さんだった。

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    2026年01月16日
  • ほろよい読書

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    お酒がテーマの短編集。好きな作家さんが含まれていたから読み始めたけど、初めて読む作家さんもいて面白かった。特に最後の柚木さんの作品は、実際にカクテルを作って飲んでみたくなる。

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    2026年01月14日
  • その手をにぎりたい

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    バブル前後の話で高級寿司を食べたことをきっかけに自分の稼ぎでお寿司を食べれるようになりたいと働く女性のお話。
    お寿司を食べる描写が本当に上手くてお腹がすく…。
    主人公が時代の波と共に色んなものを失ってまた見えてくることがあって、男も取っ替え引っ替えするしどうなるだろう?と思いながらラストは解説にもあったように賛否両論あるかもしれないけど個人的にはスッキリ終わって良かったと思う!

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    2026年01月11日
  • とりあえずお湯わかせ

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    コロナ禍での社会の分断に一矢報いる痛快なママエッセイだった。
    フェミニストの友達の言葉を借りたり、自粛生活を楽しむコツを披露したり、私がただ毎日をひたすら丁寧に静かに過ごすだけで精一杯だった時期に、社会に向けてママメッセージを訴えていて、すごいパワフルだと思った。
    「とりあえずお湯わかせ」という心境に共感した。

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    2026年01月05日
  • 本屋さんのダイアナ

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    『アッコちゃん』シリーズ3作→『あまからカルテット』→『本屋さんのダイアナ』と柚木麻子さん一気読み。
    『あまから』も好みだったが、『ダイアナ』はさらにシスターフッド色が強く、また時系列も10年ほどと長い話なので、かなり感情移入した。
    『あまから』の気軽に読める感じもいいけれど、心に刺さったのは圧倒的に『ダイアナ』の方。
    良い具合にご都合主義にならず、でもドライ過ぎない…その塩梅が心地よかった。
    最後の方は普通に泣いた。笑

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    2026年01月05日
  • らんたん

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    戦前から戦後の激動の時代、活躍された女性たちを中心に書かれている。私の全く知らなかった世界。正直、興味がなかったから知る機会もなかったのだと思う。また歴史について勉強してみたいと思った。それより今の自分のなんと贅沢なこと。優柔不断で自分で何も決められなくて、でもそれなりの生活をして。もっと、ビシッと生きていきたいと強く思えた。

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    2026年01月03日
  • ついでにジェントルメン

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    BUTTERが読んでみたいので、
    イケるかイケないかの判断の為に、ライトそうな短編集に手を出してみた。
    とても読みやすい!
    好きかも!!
    と、思える作家さんでした。
    …つまりわたしは女性作家が好きなんだな。

    芥川賞・直木賞と明治〜昭和初期あたりを
    上手に絡めながら軽やか!
    スッキリとかドキドキとか系ではないので、ゆっくり身体を休めたい時に読む本かと。

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    2025年12月30日
  • とりあえずお湯わかせ

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    ワンオペ育児をなんとか"工夫"するサマにとても共感し、苦しくもありホッともした。
    私が育児をし始めたのは2021年だから、コロナ禍ではあるものの最初からコロナだったから柚木さんほどの辛さはなかったかも。
    と、思いつつ、未だにワンオペが続く日の荒れるメンタルには手を焼いている。

    だから、柚木さんの荒れた感じにも、理想(とは?)通りにいかない育児家事の状態にも、みんな似たようなものかも…とホッとする。

    フェミニズム色が強いかな〜と感じる回は影響を受けすぎず(ジェンダーについては出来るだけフラットでありたいと思っているから、私は意識しすぎると逆に過敏になりすぎて上手くいかない

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    2025年12月27日
  • Yuming Tribute Stories(新潮文庫)

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    綿矢りささんが好きなので買いました。期待していたとおり心が痛くなるような女性が主人公でとてもよかったです。ユーミンの歌は知らなかったので、そういう楽しみ方はできませんでしたが…
    桐乃さんの短編に出てくる男性は女性から見れば恐怖を感じるかもしれません。

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    2025年12月26日
  • ランチのアッコちゃん

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    明るくてエネルギッシュな登場人物たちが最高!
    アッコさんかっこいいな。
    サバサバしてるけど情に熱くて、豪快だけど乙女なところもあって、理想の上司って感じ。美智子との関係もいいな。ドーベルマンとチワワみたい!笑
    あと、野百合も姉御肌って感じですごくカッコよかった!

    どのエピソードにも食べ物の美味しそうな描写があって、食欲をそそられた。アッコさんのポトフ食べたいなぁ。

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    2025年12月25日
  • 伊藤くんA to E

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    最終話まで読んで余計に伊藤くんが好かれたり嫌われたりする理由が分からなくなって、ずっと伊藤くんに振り回される。EのあとAを読み直すと不思議。

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    2025年12月23日
  • 終点のあの子

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    『BUTTER』をきっかけに、柚木麻子さんの他の作品も読んでみたいなと思って、デビュー作を手に取りました。
    なるほど、柚木さんはデビュー時から「女の友情」をテーマに書いてたんだなということがよくわかりました。

    本作は世田谷区のお嬢様中高一貫女子校を舞台に、女同士の友情やクラス内のグループヒエラルキーを生々しく描いている。どの話でも、いつもと違うグループの人に興味を持った女の子が出てくる。どの話もとてもリアルで、心情描写が素晴らしくて、自分の中高時代を思い出すような気持ちになった。
    クラスのボスキャラの恭子さんが、オタクグループの保田と夏休みを過ごす話が特に好き。学期明けも2人の関係が続いてほ

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    2025年12月21日