柚木麻子のレビュー一覧
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らんたんとはランターン(ランプ)のことで、教育の志や灯火を次の世代へ引き継ぐという意味が込められている。本書は、アメリカ留学後に日本で女子のための英語塾を開いた津田梅子の後を継ぐ、河井道と一色ゆりの物語である(恵泉女学園を創設した二人)。明治から昭和にかけて、日本の女子による女子のための教育を切り拓いた歴史を描くと同時に、道先生とゆりさんのシスターフッドの物語でもある。文庫で700ページ近い大作で読み応えがあるが、柚木麻子による「女子の自由と自立」を描いた物語が面白くないはずはない。
「シスターフッド」という観点にはあまり馴染みがなかったため、新鮮に感じた。キリスト教的な思想なのだろうか。光 -
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女子校のスクールカーストをめぐる、青春の成長物語
私は男子校出身なので、本作で描かれる「グループ」という存在は興味深かった。現実はここまで極端ではなくとも、出身者の談によれば確かにグループは存在するらしい。
本作では、カーストトップグループの代表者が不祥事により追放されたことをきっかけにおこる、各グループの混乱や騒動を描いています。目まぐるしく動く人間関係からは目が離せず、とても面白いです。
また、この手の作品では珍しく、親や教師といった大人が存在感を放っている点が地味な評価ポイント。みんなまだ中学生ですからね。
なお、本作はフランス革命をモチーフにしているうえ、主人公・ノリスケがフラン -
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一番好きだったのは三篇目。人と人のつながりの美しさをこれでもかと表現されている。新たな命を世に産み出す未来に孤独で立ち向かおうとする語り手。そんな語り手を心配に思ったネットの友人が、近所に住む母を語り手の元へ送り届ける。語り手と同じく一人で娘を育てた彼女からの差し入れやそれと共に添えられたメモも相まって、語り手は感じてた孤独感が、幾つも年上の友人の手によって取り払われる。
そんな二人の会話や、ネットの友人と新しく出来た友人の親子関係にも確かな繋がりがあり、心が浄化された気分になった。終わり方も好みで、実際の距離が離れていくことで、心の距離の近さがより強調されていたように思えた。
初めと終わり -
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柚木麻子さんの中高の母校、恵泉女学園の創立者河井道を軸に、日本の女子教育の歩みを描いた歴史小説となっています。
ただし一人の偉人伝ではなく、女性たちの活躍が連なり、群像的な構造です。
単行本は2021年刊行。
第一部は文芸誌「きらら」第二部はウェブきらら、第三部は書き下ろしとなります。
タイトル『らんたん』は、アメリカのキリスト教系学校における灯火の儀式に由来するそうです。灯りを手渡す行為は、教育や信念の継承を象徴。本作における女性たちの連帯、いわゆるシスターフッドの主題と重なります。
読み始めすぐに NHKの連続テレビ小説でそのまま使えるわと思いましたが 著者も狙ってたみたいですね。
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まさに「読書好きのための小説」だ。
知らなかった作家、聞いたことはあるけど読んだことはない作家、そして自分も大好きな作家の名前が次から次へと飛び出す。
そのどれもが読んでみたくなる。圧倒的に時間が足りない!
そして、この本は「呪い」をかけられてしまった悩める人たちのための小説でもあるのだ。
二人の読書好きの少女が出会ってすぐに親友になる。
二人はお互いに、相手が望んでも絶対に手に入れられないものを持っている。
自分にはないものを求める少女の描写があまりにも秀逸だ。
だが、それは「呪い」なのだ。
冒頭のシーンに魅了されたあとは、著者の圧倒的な書籍に関する知識や複雑に張り巡らされた伏線に翻弄さ -
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ネタバレ全部面白かった!
いい話も不気味な話ももっとやってやれー!って話も色々あった。
最初のめんや 評論家おことわり は、もっとラー油を法に反しない範囲でコテンパンにやってやれー!って思いました。ラー油が自死してしまうほどに追い詰めて欲しかった。それくらいラー油は性格ねじ曲がってるし社会にいても害悪すぎ。とにかくもっと復習して欲しかった。なんでみんなあんなに酷いことされたのに優しいの??泣
未怜さんの話は…自分が即行動人間なのでこういう子いるいると他人事で読みました。言い訳ばかりで行動しない人の気持ちは本当にやりたいことではないんだなー、夢を語るのが好きなだけだと思ってたんだけど…さらに自分の