柚木麻子のレビュー一覧

  • あまからカルテット

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    女の友情物語。環境によって周りの友達も変わっていく中で中学からずっとつるんでいられるってすごい!自分自身幼馴染の2人と今でも仲良いけど結婚出産でそんな頻繁に会えないから羨ましく思う。辛い時や困った時に助けてくれるのはやっぱ友達だよな〜お稲荷さんが食べたくなる。

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    2025年07月05日
  • 3時のアッコちゃん

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    アッコさんのアフタヌーンティーは是非とも出張をお願いしたい。
    前回よりもパワーアップしたアッコさんの人助けが、ゴリ押しと見せておいて実は理にかなっているのが面白い。
    大阪は何度か行った事のあるくらいの田舎民だけど、メトロのラビリンス感はワクワクした思い出がある。
    無理して就活しなくても、自分のフィールドを探した方が楽なのはそれはそう。
    さて次は『幹事のアッコちゃん』を。

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    2025年07月04日
  • あまからカルテット

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    学生から仲の良い4人組の女性の話。
    5つの短編が収録されていて、毎度主人公が変わる。みんな何かに悩んで、支えて、支えられている。パワフルでワクワクする場面も多くて、読んでいてこんな友情羨ましいなーっと思った。
    舞台は東京、駅目が時たま出てくるのでどきりとした。あとがきに、4人は女子校出身なので、「男に頼る」という発想がなかなか出てこない。だから、生きるパワフルな場面が度々登場した。とある。
    確かに、力強さがあった(迫力があるというより?人との向き合い方としての力強さ)

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    2025年07月04日
  • ランチのアッコちゃん

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    とても読みやすくて、読むと前向きになる元気を分けてもらえる様な作品でした。
    短編集の形態をとっているので読書に慣れていない方でにもオススメです。
    自分を疑わない、特別な能力を持っている様な登場人物にちょっと凹んでいるモヤモヤしている人が感化されていく様は読んでいて楽しい。
    何かで落ち込んでいたり、前向きになれなくても、ちょっと周りを見渡してみたくなる。
    アッコさんが居なくてもきっと誰かが助けになってくれる気がする。
    続編があるみたいなので楽しみです。

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    2025年07月03日
  • 柚木麻子のドラマななめ読み!

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    筆者のドラマ愛と妄想含む視点や分析は非常に興味深いものだった。
    あのドラマをこんな切り口で見るのかと。
    また、一世風靡したドラマブームの作品にも多く触れているので、ドラマっ子はもちろん今後見返したいドラマ紹介としても楽しめる本だった。

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    2025年06月30日
  • 終点のあの子

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    ネタバレ

    身に覚えのあるような話ばかりで、どの章も胸が苦しかった。あの頃の友情は不確かで、毎日一緒にいても小さな掛け違いで簡単に壊れてしまう。それが生々しく描写されているので、夢中でページをめくり続け一気に最後まで読み終えた。


    【フォーゲットミー、ノットブルー】

    本作通して1番苦手なのが希代子。
    朱里と仲良くなりたいと思ったのも父親が有名人だからだし、いつもカーストばかり気にしていて本音は言わないのに内心は妬み嫉妬ばかり。現実にいたら絶対仲良くなれないタイプだと思った。

    だけど、偶然悪口が書かれた日記を見てしまったら朱里を嫌悪する気持ちも分かる。

    【甘夏】

    最も高校生の解像度が高いエピソード

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    2025年06月30日
  • 本屋さんのダイアナ

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    二人の少女が出会いから大人になるまで物語。
    まじわったり、離れたり、赤毛のアンをモチーフに二人の成長が書かれている

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    2025年06月29日
  • あまからカルテット

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    女子校友情復活を謳歌している身として、とても楽しく読んだ。
    時々登場する、意識高い系女子が好みそうな物やお店。女子校あるあるのやり取り。男に頼らない。男気のある友人。
    女子校最高!

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    2025年06月29日
  • 私にふさわしいホテル

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    ネタバレ

    主人公が好きになる。こんなふうに自分で道を切り開いていくことも大切だよね。朝井リョウが出てきたのびっくりした。出版業界の話って結構面白いかも。もっと読みたい。のんの映画もみたい。でも、頭の中では主人公伊藤沙莉で再生されてた。

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    2025年06月27日
  • 伊藤くんA to E

    匿名

    購入済み

    最初から最後まで好きになれなかった伊藤君。それぞれの視点から見ても、どの伊藤君も嫌な奴だった。最後だけ伊藤君の本音が聞けて、少し共感する所もあったけれど、ここで共感して自分に満足したらダメだと気づかされました。奥の深いストーリーだと気づきました。

    #じれったい #深い

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    2025年06月25日
  • ほろよい読書

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    お酒にまつわるクスッと笑えるエピソードや感動の話が収録されています。1作品20分程度で読めるので気軽に読めます。お酒好きな人に是非読んでもらいたいです。

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    2025年06月19日
  • あまからカルテット

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    20代後半の私がまさに直面していた悩みに効く作品だった。1番居心地がよくて、それぞれを尊敬できる仲良し4人組でいるけど、そろそろライフステージが変わってきて疎遠になりそうで怖かった。疎遠にならない為に私も同じペースでライフステージを進めようと頑張ったこともあったけど上手くいかず、それどころか同じペースで進めたところで、所得格差等でどうせ疎遠になると知り、落ち込んでいた。この作品を読んで、「4人で1つではない。1人でもやれるから、4人でもやれる。」のだと思えた。女性の友情はどうしても疎遠になる時期もある。それでも、いつか落ち着いた時、ごく自然にまた集まれるものだと思った。それまで、私もパワーアッ

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    2025年06月12日
  • 早稲女、女、男

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    自分の想像する大学と出てくる女子のイメージが合致していた。どの女子もたくましく生きていて早稲女の不器用さがうらやましく憎くもある話だった。
    最初の方は飽きそうになったけど適度に色んな女子が出てきて飽きなく最後まで読めた。映画化が納得するような話

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    2025年06月08日
  • 本屋さんのダイアナ

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    主人公矢島大穴は、「世界一ラッキーな子にしたい」という理由から競馬の「大穴」と書いて「ダイアナ」という名前だ。
    両親から初めてもらうプレゼントは自分の名前だと思う。とんでもないプレゼントだ。

    小3で出会ったダイアナと彩子は、お互い育った環境も性格もまったく違うのだが、違うからこそ相手への羨望の気持ちがめばえ、相手をリスペクトする。「ダイアナ」という名前が引き寄せた関係のようにも思える。2人が本が大好きだという共通点も素敵。

    本書では多くの作品が取り上げらている。
    赤毛のアン、嵐が丘、夜中の薔薇、孤独の発明などなど。私はダイアナが15才の時にお気に入りだった本、森茉莉さんの「私の美の世界」が

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    2025年06月07日
  • 私にふさわしいホテル

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    ネタバレ

    2025.06.作家を目指している中島加代子は,自腹で文豪が多く滞在した山の上ホテルに宿泊していると,大学のサークルの先輩で大手出版社分鋭社の編集者として活躍している遠藤先輩がやってきて,「上の階に有名作家の東十条宗典が宿泊し執筆している.明日が原稿の締め切りで間に合わなければ,以前に加代子が書いた原稿が小説ばるすに掲載される可能性がある.」という.そこで,加代子は東十条の部屋にメイド姿で侵入し原稿執筆の邪魔をし,その結果原稿が間に合わなくなる.加代子は相田大樹という名前でぷーアール社の新人賞を取るが,この賞は出来レースでタレントの島田かれんと相田大樹のダブル大賞受賞となるが,島田ばかりにスポ

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    2025年06月05日
  • 注文の多い料理小説集

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    料理と絡んだ7つの話。
    最後のパンの話がジンときた。
    そして最後の最後、これは本でしか味わえない。
    気に入ったのは水出しのお茶、ぜひ真似してみたい。

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    2025年06月05日
  • ナイルパーチの女子会

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    痛いなー
    私も同じ部類だ
    父親とまともな会話をしたことがないし、人との距離感とかコミュニケーションの仕方がわからない。
    人に期待してないけど、関わると期待して自分を壊していく。
    きっと私も独りでいた方が皆の為。と思っている。悲しいし惨めだけどそんな生き方しか出来ない。そういうのを思い出させてくれた本でした。

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    2025年06月01日
  • その手をにぎりたい

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    絶食日に読む本じゃない。

    全然あらすじ読まずに開いてしまって、でも辞められなくて一気読みしてしまった。

    来週末、お誕生日で高い寿司屋行くの楽しみ。すし静の1/10位の予算かな。笑


    どうして…と思うところもたくさんあるけど。自分で決めて自分で戦っている女って格好良いなぁ。私は青子みたいになれないけど、芯の通った価値観で生きていきたい。

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    2025年05月31日
  • 注文の多い料理小説集

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    エルゴと不倫鮨がよかった。元気になれる作品だった。そして思いがけず井上荒野の作品と出会えて嬉しい。どこか不気味な感じが良い。深緑野分の福神漬も心に残った。他の作品も読んでみたい。色んな作家さんとの出会いがあるから短編集はいいなぁ。

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    2025年05月30日
  • 本屋さんのダイアナ

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    柚木麻子さんの文章は、それそれ!!と共感する表現に満ちている。私が本が好きな理由を言い当ててくれて、本を勧める時はこの言い方をしようと思った文の引用。

    まるで自分のためにあるような言葉だと思う。これでいいんだよ、と励まされている気分だ。「はっとりけいいち」さんは、ダイアナの気持ちをきっとわかってくれるはずだ。こんな風に心にぴたっとくる描写や表現に出会えるから、読書はやめられない。

    読書好きのダイアナと彩子。ダイアナはキャバ嬢のシングルマザー家庭、彩子は料理教室の先生の母と編集者の父の家庭で育つ何の不自由もないお嬢さん。全然違う価値観の家で育ったからこそ惹かれ合う友だち同士、幼い頃はそういう

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    2025年05月24日