柚木麻子のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
あっという間に春休みが終わっていたΣ(-᷅_-᷄๑)
新年度はみなさんいかがお過ごしですか?
我が家もみんな進級し、
ちょっとお姉さん、お兄さんになれて
嬉しそうに登校してます(*´꒳`*)
私はなんだかバタバタしていて
スローペースで少しずつしか本が読めず_:(´ཀ`」 ∠):
ガッツリ読みたいー!
さて、柚木麻子さんです
一流作家を目指す加代子のサクセスストーリー!
連作短編です
ちょっとランチのアッコちゃんシリーズっぽい雰囲気を感じさせつつ、
そこに少し柚木さんらしいピリッとしたスパイスを足した作品でした
毎回スカッとさせられ、
ハッとさせられる展開もあ -
Posted by ブクログ
ネタバレ美容院でオススメにananを置かれなくなってもうどの位経つだろう?
そう言えば本屋で自分から手に取ることも無くなってた
だからこうして書籍にまとめてくれなかったら知らなかったコラム連載
テレビっ子の私はドラマ観ている方だと思うけど…その分面白いだけじゃなくて意外と⁈考えさせられた
「ドラマがアップデートすることで、社会認識は確かに変わる」
テレビドラマの在り方、各局の特徴と変遷、小説との違い、ハラスメント、脚本、原作の映像化…何か大学の卒論で語りたくなるテーマ満載だった
まだ連載続いてるなら10年後、第二弾が出る頃社会はどうなってるのかなぁ〜 -
Posted by ブクログ
中学生女子のいざこざ。スクールカーストというか派閥みたいな感じが構成されていたクラスにて、姫グルである滝沢さんがとある事態を起こして、グループを追い出されてしまった。そこで範子のグループに入れたのだが色んなことが起きて、どうにかして滝沢さん(王妃)を元いた姫グループに帰還させようと試みるのだが、友情崩壊しかけたりカーストグループがコロコロ変わったり……。もういかにカースト制があったらどれだけ苦労というか疲れるというかすごい親近感ある。現実で言う1軍とか2軍とか。範子は派手な派閥に所属してる訳でもない普通の立ち位置なのでその立場なのがまたいい。
最後は確かに解説の通り染みた〜下の名前で呼ぶことに -
Posted by ブクログ
料理にまつわるアンソロジー
どのお話もひとくせ、ふたくせあって
興味深いおはなし
中でも、伊吹有喜さんの
「夏も近づく」がおいしそうでたまらなかった
塩おにぎりや、水出しかぶせ茶、ブロッコリーのオリーブオイル漬け、春キャベツのピクルス、たけのこご飯、手作りベーコン
どれも自家製で少し地味かもしれないけど
間違いなく美味しいってわかる
食をきちんと考えられる人に悪い人はいないですね
この頃はどんなに単純な料理でもいいから
自分で家で作って食べたいと思うようになった
なんでだろうな
けして美味しいものを作れるわけでもないのに
この本を読んでさらに思う
食に対して考え直すいいキッカケになりそう
-
Posted by ブクログ
シスターフッドもの文芸作品。
表紙とタイトルから分かるように食べ物と四人組が出てきます。お稲荷さんやラー油など様々な食べ物を手がかりに些細な謎解きをするというとても身近なミステリー仕立ての友情と恋と仕事と…アラサー女性達のお話です。
私自身、食べ物や料理にそこまで関心がないので料理シーンと食レポ的シーンは読み飛ばしてしまった…。そして、シスターフッドものは嫌いではないんだけれど、ここまで熱く関わり合う関係性ってファンタジーだよなーと今回は少し引いて見てしまった。ゴメンヨ
それとそれと、そんなに恋って必要?仕事や何やらで輝くことって大事??と思ってしまったのは私がアラサーではないからなの -
Posted by ブクログ
タイトルがとても良いと思った。
その場にいるだけで人を傷つけ、コミュニティを荒らしてしまう人は確かに存在する。
世の友達がいない女性達を栄利子か翔子どちらのタイプか大雑把に分けたら、翔子タイプの方が多いんじゃないか、なんて読み始めたけど、自分はかなり栄利子寄りかもしれない…
大昔の話だが、応援してたブロガーが急に路線変更してつまらなくなったり、記事の内容が全て嘘だと発覚し炎上した時は裏切られた気分になった。自分と同じような意見の人を探してアンチスレを覗いた事もある。他人の日記に腹を立てるほうがおかしいのに。
自分だけじゃない。多かれ少なかれ栄利子のような獰猛な一面があると思う。
私 -
Posted by ブクログ
松任谷由美デビュー50周年を記念して、6人の女性作家さんたちが書き下ろしたユーミン曲がテーマのオリジナル小説集。題名見るだけで惹かれるものがあり、即購入。
収録されている話は以下、
・あの日にかえりたい(小池真理子)
・DESTINY(桐野夏生)
・夕涼み(江國香織)
・青春のリグレット(綿矢りさ)
・冬の終り(柚木麻子)
・春よこい(川上弘美)
いずれの曲も知っていたが、あらためて思ったのは、その曲に対する偶像イメージは『人それぞれ』ということ。特にユーミンなどは僕らの年代は誰もが知っていて、その曲に対する絵が脳裏に自然と浮かぶ。
ただ、それをいざ物語化してみたら、作家が描くストーリーが -
Posted by ブクログ
読むの苦しかった…
裕福な家庭で育つ女の子とシングルマザーの親の元育つ女の子の環境が真反対の女の子二人が悩みながら生きていくお話。
なーんかどんだけいい環境に生まれようが、それがその子にとっていいという訳でもなくて。
かといって悪い環境だといい子に育つという訳でもなくて。
色んな感情と環境と選択肢に惑わされながら生きていく様を客観的に見てると苦しくて苦しくて。
もっと気楽に生きられたらいいのにって思った。
ダイアナと彩子ちゃんと同世代だから今感じてる事とか悩んでる事とかを可視化されたみたいで苦しかった。
特に彩子ちゃんの自分の世界を広げたいって考えてるとことかすっごく共感できた。
真面目に生き