柚木麻子のレビュー一覧

  • 私にふさわしいホテル

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    あっという間に春休みが終わっていたΣ(-᷅_-᷄๑)

    新年度はみなさんいかがお過ごしですか?


    我が家もみんな進級し、
    ちょっとお姉さん、お兄さんになれて
    嬉しそうに登校してます(*´꒳`*)


    私はなんだかバタバタしていて
    スローペースで少しずつしか本が読めず_:(´ཀ`」 ∠):


    ガッツリ読みたいー!


    さて、柚木麻子さんです
    一流作家を目指す加代子のサクセスストーリー!


    連作短編です



    ちょっとランチのアッコちゃんシリーズっぽい雰囲気を感じさせつつ、
    そこに少し柚木さんらしいピリッとしたスパイスを足した作品でした



    毎回スカッとさせられ、
    ハッとさせられる展開もあ

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    2025年04月11日
  • 柚木麻子のドラマななめ読み!

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    ネタバレ

    美容院でオススメにananを置かれなくなってもうどの位経つだろう?
    そう言えば本屋で自分から手に取ることも無くなってた
    だからこうして書籍にまとめてくれなかったら知らなかったコラム連載
    テレビっ子の私はドラマ観ている方だと思うけど…その分面白いだけじゃなくて意外と⁈考えさせられた
    「ドラマがアップデートすることで、社会認識は確かに変わる」
    テレビドラマの在り方、各局の特徴と変遷、小説との違い、ハラスメント、脚本、原作の映像化…何か大学の卒論で語りたくなるテーマ満載だった
    まだ連載続いてるなら10年後、第二弾が出る頃社会はどうなってるのかなぁ〜

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    2025年04月08日
  • 王妃の帰還

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    中学生女子のいざこざ。スクールカーストというか派閥みたいな感じが構成されていたクラスにて、姫グルである滝沢さんがとある事態を起こして、グループを追い出されてしまった。そこで範子のグループに入れたのだが色んなことが起きて、どうにかして滝沢さん(王妃)を元いた姫グループに帰還させようと試みるのだが、友情崩壊しかけたりカーストグループがコロコロ変わったり……。もういかにカースト制があったらどれだけ苦労というか疲れるというかすごい親近感ある。現実で言う1軍とか2軍とか。範子は派手な派閥に所属してる訳でもない普通の立ち位置なのでその立場なのがまたいい。
    最後は確かに解説の通り染みた〜下の名前で呼ぶことに

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    2025年04月08日
  • 注文の多い料理小説集

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    料理にまつわるアンソロジー
    どのお話もひとくせ、ふたくせあって
    興味深いおはなし
    中でも、伊吹有喜さんの
    「夏も近づく」がおいしそうでたまらなかった
    塩おにぎりや、水出しかぶせ茶、ブロッコリーのオリーブオイル漬け、春キャベツのピクルス、たけのこご飯、手作りベーコン
    どれも自家製で少し地味かもしれないけど
    間違いなく美味しいってわかる
    食をきちんと考えられる人に悪い人はいないですね

    この頃はどんなに単純な料理でもいいから
    自分で家で作って食べたいと思うようになった
    なんでだろうな
    けして美味しいものを作れるわけでもないのに
    この本を読んでさらに思う
    食に対して考え直すいいキッカケになりそう

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    2025年04月07日
  • あまからカルテット

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    シスターフッドもの文芸作品。

    表紙とタイトルから分かるように食べ物と四人組が出てきます。お稲荷さんやラー油など様々な食べ物を手がかりに些細な謎解きをするというとても身近なミステリー仕立ての友情と恋と仕事と…アラサー女性達のお話です。

    私自身、食べ物や料理にそこまで関心がないので料理シーンと食レポ的シーンは読み飛ばしてしまった…。そして、シスターフッドものは嫌いではないんだけれど、ここまで熱く関わり合う関係性ってファンタジーだよなーと今回は少し引いて見てしまった。ゴメンヨ

    それとそれと、そんなに恋って必要?仕事や何やらで輝くことって大事??と思ってしまったのは私がアラサーではないからなの

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    2025年04月01日
  • 柚木麻子のドラマななめ読み!

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    柚木さんのドラマ知識量に脱帽したのと、昔のドラマが面白いと言われる理由として、ステレオタイプの展開と制約が少ないからなのかなと思った。そう考えると逆に今はコンプラを気にするあまり派手なことができなくなってつまらないと言われてるのかもしれない。でも裏を返せば、その分緻密な作品が増えてるってことだと思うから、そこが今の作品の面白さなのかなと。あと、フジ黄金期作品の時代を行ってる感じを本書で出てくる作品から痛感。とりあえずアフリカの夜と水曜日の情事は見る。あと素晴らしきかな人生も気になる。とりあえずFODでドラマを漁りたい〜

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    2025年03月31日
  • 終点のあの子

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    個性的で自由奔放なのに一目置かれている女の子に惹かれていく女の子。
    高校の階級制度の今の自分の階級を上げるべく自分を変えようとする女の子。
    クラスのリーダー格で美人の女の子。オタクで冴えない外見の女の子。
    そして自分は他の女の子とは違うと他の子を見下している女の子。
    どの子もそれぞれ違うけれど他の子や自分の感情に振り回されているのは皆同じだ。
    でも確かに覚えている。あの頃 生活の大半を教室という空間で過ごした時のアノ息苦しさを。

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    2025年03月31日
  • その手をにぎりたい

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    いやぁ、なかなかよかった。このタイトルからどんな話なのか想像つかなかったけど、こんな展開だとは。またバブル期という縁遠い時代設定も主人公の毀誉褒貶あってよかった!

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    2025年03月29日
  • 早稲女、女、男

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    東京の有名大学に通う女子が、見事に大学別にキャラ付けされてて、地方出身者からすると、なるほど早稲女ってこんな感じなんだ!とか、立教とか青学とか確かにこんなイメージかも。とか、あたかも知ったような気分で読んでしまった笑。
    東京に進学してたり、本作に出てくる大学に通ってたら、もっと共感して読めたんだろうなーと、若干の憧れも感じつつも、実際に通ってる学生からしたら、ウチの大学はこんなんじゃないって意見もあるんだろうな。

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    2025年03月29日
  • とりあえずお湯わかせ

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    柚木さんってこんな人だったんだとびっくり!
    コロナ禍の大変さはさることながら、柚木さんのパワフルさと毒舌に圧倒されて面白かった。
    食が取り上げられる作品が多いなと思ってたけど、やっぱり作るのが好きな人なんだと納得。
    そして結構攻撃的な性格には驚き。思わずどんな人か写真を検索してしまった。
    柚木作品を改めて読みたくなった。

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    2025年03月25日
  • ランチのアッコちゃん

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    柚木さんの作品は読むだけで、とにかく元気になれる。明日からも頑張って働こうという気持ちになれた。心の中に小さなアッコさんを住ませたい。

    「いつもニコニコ優等生過ぎるのよ。だから、なめられるの。たまには不機嫌そうな顔もして、周りに気を使わせてやったほうがいいのよ。」というフレーズにグッときてしまった。

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    2025年03月24日
  • ほろよい読書

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    酒が原因で夫に出ていかれた妻、というのが、めちゃくちゃ飲兵衛なのか?と思ってたら、真逆だった。
    夕飯はごはんつぶよりビールがよいなぁ。
    でも、沙也加さんは少しずつ変わっていくよね。

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    2025年03月24日
  • ほろよい読書

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    "お酒"が共通のテーマながら、それぞれ違った魅力のあるストーリーで読み応えがありました。
    "初恋ソーダ"が特にお気に入りです。

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    2025年03月18日
  • 終点のあの子

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    面白かった。オイスターベイビーが好き。感情の機微の描写がすごすぎる、男子が読んでわかるのかなと思うくらい。

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    2025年03月16日
  • 早稲女、女、男

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    早稲女になりたかった!東京の大学へ行きたかった!
    読み終わったあとにはそう感じた地方出身、地元の大学進学の感想。
    短編が連続していて主役が変わるけど、登場人物が関連してる大好きな本の流れでした。映画も観たいな…

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    2025年03月15日
  • あまからカルテット

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    4.3

    柚木さんの作品らしく個性がバラバラな4人の女性の友情劇とそれぞれの心情の描き方が読んでいて共感させられる。

    また、ちゃんと美味しそうな食べ物の描写も食欲をそそられます。

    映像化してほしい。

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    2025年03月14日
  • ナイルパーチの女子会

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    タイトルがとても良いと思った。
    その場にいるだけで人を傷つけ、コミュニティを荒らしてしまう人は確かに存在する。


    世の友達がいない女性達を栄利子か翔子どちらのタイプか大雑把に分けたら、翔子タイプの方が多いんじゃないか、なんて読み始めたけど、自分はかなり栄利子寄りかもしれない…

    大昔の話だが、応援してたブロガーが急に路線変更してつまらなくなったり、記事の内容が全て嘘だと発覚し炎上した時は裏切られた気分になった。自分と同じような意見の人を探してアンチスレを覗いた事もある。他人の日記に腹を立てるほうがおかしいのに。

    自分だけじゃない。多かれ少なかれ栄利子のような獰猛な一面があると思う。


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    2025年03月16日
  • Yuming Tribute Stories(新潮文庫)

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    松任谷由美デビュー50周年を記念して、6人の女性作家さんたちが書き下ろしたユーミン曲がテーマのオリジナル小説集。題名見るだけで惹かれるものがあり、即購入。

    収録されている話は以下、
    ・あの日にかえりたい(小池真理子)
    ・DESTINY(桐野夏生)
    ・夕涼み(江國香織)
    ・青春のリグレット(綿矢りさ)
    ・冬の終り(柚木麻子)
    ・春よこい(川上弘美)

    いずれの曲も知っていたが、あらためて思ったのは、その曲に対する偶像イメージは『人それぞれ』ということ。特にユーミンなどは僕らの年代は誰もが知っていて、その曲に対する絵が脳裏に自然と浮かぶ。
    ただ、それをいざ物語化してみたら、作家が描くストーリーが

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    2025年03月07日
  • 本屋さんのダイアナ

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    読むの苦しかった…
    裕福な家庭で育つ女の子とシングルマザーの親の元育つ女の子の環境が真反対の女の子二人が悩みながら生きていくお話。
    なーんかどんだけいい環境に生まれようが、それがその子にとっていいという訳でもなくて。
    かといって悪い環境だといい子に育つという訳でもなくて。
    色んな感情と環境と選択肢に惑わされながら生きていく様を客観的に見てると苦しくて苦しくて。
    もっと気楽に生きられたらいいのにって思った。
    ダイアナと彩子ちゃんと同世代だから今感じてる事とか悩んでる事とかを可視化されたみたいで苦しかった。
    特に彩子ちゃんの自分の世界を広げたいって考えてるとことかすっごく共感できた。
    真面目に生き

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    2025年03月07日
  • オール・ノット

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    四葉さんが小説に出てくる某王子のように、お供のツバメを巻き込んで与えるだけの人で終わらなくて良かった。
    私は東横線、みなとみらいあたりに思い出があるので登場人物があの近辺で日々を過ごしているところも良かった。しかもパシフィコ横浜でイベント仕事をした週末に読んだのでなおさら。柚木さんの土地や建物の描写は食べ物くらいしつこくてそこが好き。

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    2025年03月04日