柚木麻子のレビュー一覧

  • オール・ノット

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    サクセス成長物語?シスターフッド?読みながらどこに向かうのだろうと途中ダレました。

    が、最後の合流地点で安堵し、幸せな気持ちになりました。

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    2026年06月06日
  • 終点のあの子

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    プロテスタント系の女子高生
    仲良しだと思っていたら、いつのまにかうまく
    いかなくなり仲間に入れてもらえなくなって、、
    4つの短編で、それぞれに登場する子の気持ちや行動が細やかに描写されているのは良かったですが、
    読んでいてちょっと苦しくなりました。
    それでも柚木麻子さんの文章はとても惹きつけられるのでまた読みたいです。
    ただ少し時間をおいてからにしようと思います。

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    2026年06月05日
  • ランチのアッコちゃん

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    ネタバレ

    アッコさんの行きつけのランチ先で人間関係が広がっていくのが面白い。わたしも上司と裏取引してみたい。部下の気持ちの落ち込みを汲み取って、食事と交流で元気づけて視野を広げさせるアッコさんはさすが!

    ポトフ回では昼夜問わず働き続ける三智子にアッコさんを超える可能性を感じた。笑
    三智子は発想力と行動力が凄いからアッコさんの部下としてのポテンシャルかなり高いと思う。

    『夜の大捜査先生』は30代になって落ち着いた大人になった主人公が、非行を重ねて背伸びしていた10代を振り返る話。大人びていると思う行為は実は幼稚で、自認はイケていたはずなのに側から見たら将来を不安視されていたことに気づく。ちゃんと会社に行って偉い、ちゃんとした大人になれているから過去と比べて悩むなよってエールが聞こえてきた。

    一番印象的だったのは『ゆとりのビアガーデン』。玲実が新入社員としてやらかす数々にはあまり驚かされない。ミスが多いからとヤバい人認定されるのはどこでもありがち。ベンチャーだから早期に切られたのだろう。でもこういう図太いタイプに憧れるし、発想力や行動力が素晴らしい。イイ意味でも悪い意味でもあまり周りの目に左右されないのが羨ましい。私は彼女の行動を目の前で見れば非難してしまうだろうので、社長に感情移入しつつ読み進め、最後は同じように玲実にキラキラしたものを感じた。

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    2026年06月01日
  • ランチのアッコちゃん

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    Audibleにて拝聴

    最近少し重めの本を読んでいたため、なんだかスッキリほんわか気分になりました。
    各お話とも、初め大分イタイ様子の主人公が、素敵な出会いから視野が広がりにこやかになっていく物語。ビアガーデンのレミちゃんのお話が好き!

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    2026年06月01日
  • ランチのアッコちゃん

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    ネタバレ

    短編で読みやすかった。
    アッコさんのおかげで目覚めた澤田さんの企画で…という感じかとおもったら、次の話で倒産してた(笑)

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    2026年06月01日
  • 本屋さんのダイアナ

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    赤毛のアンは子供の頃に読みました。アンの青春までです。
    昨年、母と劇団四季の赤毛のアンを観に行きました。
    劇団四季にハマっていた私が、母を誘って観に行ったのです。
    母とその時、お互いが小さかった時にアンを読んだ話で盛り上がりました。
    本屋さんのダイアナは、私の姉の1番好きな本らしく、名前は知っていました。彩子を見ていると小さい頃の私みたい!とよく言っていました。
    ただ、姉と私は読む本が全く違うので今までは読む気に慣れず。
    そんな時、旅先で出会った女性に柚木麻子さんの児童文学をオススメされ、読みました。思えばBUTTERも面白く、そして姉の1番好きな本へと繋がっていたのです。
    私と姉は同じ父母から生まれた姉妹ですが、どこか彩子のような姉とダイアナのような私。同じ家庭なのに、生まれる順番や性格で全く違う人間で、色々な時代があったけれど、きっとお互いが友達のような大切な存在です。
    姉はきっと、この本で自分を彩子に重ねて読み進めているのだと思いました。
    傷ついたり、諦めたり、勇気を出したり、そんな彩子を見て共感していた姉を愛おしく思います。
    私はダイアナの、自分に清濁併せ呑む柔らかさがあれば結果は違っていたのだろうか?と落ち込むシーンが心に残りました。心当たりがあるのですね。
    この本を姉と語るのは少し恥ずかしい気がします。
    私たちに刺さった部分が、自分たちの隠したかった女性が赤裸々に書かれているからだと思います。
    こんなにも弱い部分があるのか、かっこ悪いと思って恥ずかしいような。
    でも、成長して強くたくましくなっていっているんだろうな、と本を読んでも自分達姉妹を見ていても思うのです。
    あの時の失敗や経験も、今では笑い話!みたいな。諦めないで生きるって大事だなと思います。
    あと、やっぱり読書ってスバラシイ!体験だと思います。

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    2026年05月31日
  • 私にふさわしいホテル

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    新人作家の成り上がり物語。目的のためには手段を選ばない主人公。ここぞという時の度胸と相手を陥れる演技力、恐ろしいまでの執念深さ。コミカルに描かれていたので、楽しく読めました。大御所作家との掛け合いのシーンが良かったです。映画化もされているようなので、そちらも気になります。

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    2026年05月29日
  • 終点のあの子

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    ネタバレ

    いろんな人の評価にもあった通り、表現が繊細で解像度の高い女子高生の心情を描いていて素晴らしいと思いました。登場人物の心情の描写が直接的すぎる感じも多少はありましたが、それにしても非常にリアルな女子高生を見たという感じです。それぞれの話の終わり方が好きで、特に「ふたりでいるのに黙って読書」での、保田さんと恭子が分かり合えずにそれぞれの世界に戻りつつも、やはり一夏の思い出を忘れられないという、いい意味で微妙な終わり方が好きでした。

    最終章は朱理の大学生のエピソードでしたが、自分が持つ才能に酔い、無意識に人を見下し、自分が追い越されそうになると傲慢になってしまい、周りから人が消えていくという若さがリアルで刺さりました。杉ちゃんも遠のきそうになるけどやっぱり一緒にいるっていう終わり方も良かったです。

    当然朱理っていうキャラクターはあまり好きにはなれないのですが、とはいえ「人間味のない天才肌の子」の解像度が高くて、現実の人間を見ているような感覚に陥りました。こういう、人と違うタイプの人っているなあって思ってしまいます。

    最初の章で段々と女子をまとめた朱理を陥れていく希代子と便乗するクラスメイトの感じとかも女子高生ならではの過ちを表現していてよかったです。

    ついでに言うと、サブカル女子がiPodで相対性理論を聴いているっていうのが解像度高すぎて面白かったです。

    好きな表現は、最終章で朱理がおしゃれすぎる瑠璃子の家に行った時、瑠璃子が絵を諦めた自分と朱理が似ていると言い失望した朱理の「さっきまで心からくつろいでいたこの部屋が、急にモデルルームみたいによそよそしく思えてくる。」という表現です。イメージつきやすすぎてその場の空気感を肌で感じたようでした。

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    2026年05月27日
  • 柚木麻子のドラマななめ読み!

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    柚木麻子…やはり信頼できる…

    私は彼女より少し上の世代だと思うので
    登場するドラマも懐かしく思い出すが
    無邪気に楽しく見ていた世代でもある

    こんなオシャレな部屋に
    どうやって住んでんだよ!
    とか
    一人だけモテすぎだろ!とか
    んなわけないと突っ込みながらは見てたけど
    とはいえなんだかんだと面白く見ていた

    今思うとあれは無知な子どもだったから
    というのと
    社会も成熟していなかったのかものかもしれない

    楽しいこと素敵なこと
    美男美女に憧れ
    オシャレで購買意欲をかきたてられるような
    ドラマってそういう世界だった

    その裏にあるドロドロも知らなかったし
    そのせいで被害を受ける人
    影響を受ける人に想像も及ばなかった

    時代が変わってよかったし
    流行りにはついていけなくなったけど
    心のアップデート
    そこにはついていこうという気持ちを捨てないようにしたい

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    2026年05月27日
  • 終点のあの子

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    人間とは群れるものなのだろうか
    女子校に限らず、学校っていくつかのグループができていって、毎日会うからこそそこから外れることが恐怖となり抜け出せない足枷になってしまうのか
    自分にもそんな経験あったなぁ
    その中で1ヶ月以上も学校から離れる夏休みという特別な期間に変わっていく関係
    でもやっぱ結局あんま変われないんだなぁ
    各話通して自分と違う他人(ひと)を興味や憧れや蔑みを持って知る話だと思う

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    2026年05月22日
  • オール・ノット

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    自分の価値観を変えてくれる人、育ててくれる人
    そういう人に出会える事は本当に素晴らしい事だと思う。
    そう思わせてくれる本でした。

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    2026年05月22日
  • オール・ノット

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    ネタバレ

    BUTTERもそうだったが、洒落た料理や飲み物がたくさん出てきてお腹が空く。屋敷や四葉さんの部屋にあるインテリアが鮮明に描写されているので、なんかカラフルな小説!という印象。

    繰り返し出てくる、寝れない夜に通販番組を見るというシーンがなぜかすごい好きだった。

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    2026年05月21日
  • 伊藤くんA to E

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    この小説の前に「早稲女、女、男』と言う小説を読んだ。脚本家志望のダメ男と腐れ縁の女子大生が傷つきながらも成長する青春小説だ。私達が若い頃は、男らしさと上手に付き合えない男子も結構居た。そんな男子は草食男子と呼ばれていてそれはそれで魅力的だったと思う。恋愛やセックスにガツガツしていなくてマッチョな生き方に馴染めないそんな男子の方が好きだった。

    伊藤くんA〜D は人生の決定的な場面から逃げ続ける。こんな男の何処が良いのかわからなかった。早く別れればいいのにと思いながら読んだ。そして結局彼女達は自分で立ち上がりその姿は素敵だった。

    しかし伊藤くんは侮れないのだ。
    伊藤くんEは自分自身ととことん向き合って居た。ヒーローじゃ無いヒロインだったのだ。そんな伊藤くんを鏡にして彼女達は嫌いな人を排除するだけで無く自分をゆっくり変えていく事が必要があると思った。

    最初に感じた残酷な感じが最後には無くなっていた。女性特有の抑圧された自分自身から本来の自分を認める事で変化する5人の女性の物語なのですね
    柚木麻子凄いですね

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    2026年05月21日
  • 早稲女、女、男

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    それぞれの大学の典型的な人物が絡んでいくストーリーだけど、最終章で数年後を描いたのがとても良かった。

    若さや大学生という枠組みから外れた価値観で向き合っていくのがリアリティがあった。

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    2026年05月20日
  • あいにくあんたのためじゃない

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    描写が細かすぎるのかとっつきにくい文章で、内容がなかなか頭に入ってこないのですが、一旦内容が分かればおもしろい話ばかりでした。

    トリアージ2020が一番好き。よこちんの正体が分かりじわっと泣きそうになりました。

    パティオ6も良かった。私もここに入居してみんなで子育てしたい。一致団結感が羨ましいし、101号室の結末もあらあらという感じで良かった。

    スター誕生のおじさんたちの奮闘ぶりは笑えたし、ベイクショップのみれいの頑張れない気持ちもなんとなく共感できた。みんなのこれからを応援したい。

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    2026年05月17日
  • とりあえずお湯わかせ

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    ネタバレ

    「最初に悲しいと書いたが、この悲しみは、読者さんが面白がってくれることで、昇華されるかなと思っている。私にとって書くことは常に救済だ。こうやってタイトルにしないとすぐに忘れるが、どんな時もとりあえずお湯を沸かせれば、あなたも私も大丈夫。」(P.9)

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    2026年05月16日
  • らんたん

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    とてもとても内容が濃すぎて
    1度じゃ半分も読めた感がない。
    楽しいのに、全然進まないのよ…
    ん?
    誰だっけ??
    あ、あぁ、、、みたいな。
    道とゆりのシスターフッドの関係性も
    女性参画のための基盤のような、
    今のわたしたちのために頑張ってくれた女性達ことや、なんとなく知ってるようで
    そこまで真剣に向き合ったことのなかった日本の辿ってきた歴史。
    3回くらい読んだら、もっと満足感あると思う。
    わたしたちは幸せ。
    今、首相は女性なんだよ、初なんだよ!と、
    道に言ってあげたい。
    わたしたちは大きな声で主張もできる。
    幸せだね、

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    2026年05月14日
  • 幹事のアッコちゃん

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    アッコちゃんシリーズ!多分これが最後かな?
    時間の使い方を考えさせられたお話があって、アッコさんにはいつも考えさせられる話があってとても良い作品だと思ってます。
    人付き合いも仕事も難しいけど、行動したら変わるかもねと思わされるお話達でした。

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    2026年05月13日
  • らんたん(新潮文庫)

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    とても読み応えがあり、読み終えるのに結構時間がかかった。
    日本の女子教育、女性の生き方についてや教育の本質についても深く考えさせられた
    。戦前、戦中、戦後と河井道という女性を主人公に、沢山の登場人物が登場する。

    巻末の参考文献の膨大な数に圧倒。これだけの長い物語を書くのに、相当な時代考証と労力が必要だったと思い、本当に凄い。
    女性たちが生き生きと自由に力強く道を切り開いていく姿がとても輝いていて清々しい。

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    2026年05月12日
  • らんたん(新潮文庫)

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    女性が自立すること、対等に扱われることを頑張った人たちがたくさん出てきた。今だと当たり前に感じるけど、明治時代からそのような運動をしていた人がいたことにびっくりした。道先生の発想の転換に何度も驚かされた。

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    2026年05月09日