柚木麻子のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
映画を観た後に、原作が気になり読みました。
なんでこんなに強くて脆いあの時期の女の子の気持ちを繊細に描けるのだろうと感心するし、涙が出ました。今まで読んだ本では描かれていなかったような、奥の奥の誰にも見透かされたくない女の子の気持ちを読みました。
映画で感じた朱里のいやらしさを言語化してくれる第4章が特に好きでした。そんな彼女も抱えるものがあったのだよなあ、人はみんなどこかにコンプレックスを抱いていて、きっとそんな自分に嫌気を感じながら、それでも他人と生きていくしかないんだよなあ、と思うなどしました。
とにかく柚木さんの若い女の子の解像度の高さに驚き、まだまだこのクラスの別の子の話を読みたいと -
Posted by ブクログ
明治期の歴史的に有名な人々が数多く出てきて、みんな知人だったんだぁ〜なんて思った。
キリスト教に元づいた思想、理念なのだろうが、河井道は、シェアの精神、明るく前向きで強く、生涯、教育者として生きる姿勢が素敵。
そして、戦後の新しい日本を創ることにも寄与された。
古い日本は男性社会で、女性の立場が弱いのに、明治期に進歩的で自立した考えを持っている方たちがいることに驚いた。
河井道の場合は、父親が働かなくなって、母親が強い人の家庭だったのも女性の自立の一因になったのだろう。
シスターフッド、女性同士の強い絆、家族…分け隔てなくシェアする、明るく前向きな心の持ち主の道。
そのシスターフッドに -
Posted by ブクログ
2026/01/20 読み終わった
昨年末にロンドンに旅行に行った際、現地の書店で「Hooked」Published in March 2026の広告を見て知った。Asako Yuzukiという作者さん、てっきり日系の英国で活躍されている作家さんなのかな?と思っていたのだが、めちゃくちゃ有名な日本の作家さんだった…。
そこで知ったのだけど、いま日本文学が英語圏で有名なんですね。特に柚木麻子さんのBUTTERが2025年に英国の文学賞を取ったとかなんだとか。全然知らなかった。
最初から最後まで歪んだ話だと思った。割れた鏡越しに世界をのぞいているような、全員が狂っているという感想を持った話。最 -
Posted by ブクログ
NOが言えないっていうより、YESしか言えないんじゃねえの?
認めたくないけれど、力強く肯定されることにずっと飢えていたのかもしれない。
全力で頑張れ。結果はちゃんと付いてくるはずだ。
面白いと思ったらすぐ行動きうつす、だから色んな発想が形になる。
あなたって、結局、怖がりなのよ。自分にとって居心地の良い生き方を追求するのが怖いのよ。それは逃げじゃないのに。
優れたアイデアっていうのは、豊かな人生から生まれる。
あきらめだけは早いんです。ダメって思ったら、ぱっと離れて、次の手考える。いちいち、落ち込まない。身をすくませているうちに、何かは出来るかもしれないじゃないですか。
認めたくはない。でも