柚木麻子のレビュー一覧

  • あいにくあんたのためじゃない

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    描写が細かすぎるのかとっつきにくい文章で、内容がなかなか頭に入ってこないのですが、一旦内容が分かればおもしろい話ばかりでした。

    トリアージ2020が一番好き。よこちんの正体が分かりじわっと泣きそうになりました。

    パティオ6も良かった。私もここに入居してみんなで子育てしたい。一致団結感が羨ましいし、101号室の結末もあらあらという感じで良かった。

    スター誕生のおじさんたちの奮闘ぶりは笑えたし、ベイクショップのみれいの頑張れない気持ちもなんとなく共感できた。みんなのこれからを応援したい。

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    2026年05月17日
  • とりあえずお湯わかせ

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    ネタバレ

    「最初に悲しいと書いたが、この悲しみは、読者さんが面白がってくれることで、昇華されるかなと思っている。私にとって書くことは常に救済だ。こうやってタイトルにしないとすぐに忘れるが、どんな時もとりあえずお湯を沸かせれば、あなたも私も大丈夫。」(P.9)

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    2026年05月16日
  • らんたん

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    とてもとても内容が濃すぎて
    1度じゃ半分も読めた感がない。
    楽しいのに、全然進まないのよ…
    ん?
    誰だっけ??
    あ、あぁ、、、みたいな。
    道とゆりのシスターフッドの関係性も
    女性参画のための基盤のような、
    今のわたしたちのために頑張ってくれた女性達ことや、なんとなく知ってるようで
    そこまで真剣に向き合ったことのなかった日本の辿ってきた歴史。
    3回くらい読んだら、もっと満足感あると思う。
    わたしたちは幸せ。
    今、首相は女性なんだよ、初なんだよ!と、
    道に言ってあげたい。
    わたしたちは大きな声で主張もできる。
    幸せだね、

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    2026年05月14日
  • 幹事のアッコちゃん

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    アッコちゃんシリーズ!多分これが最後かな?
    時間の使い方を考えさせられたお話があって、アッコさんにはいつも考えさせられる話があってとても良い作品だと思ってます。
    人付き合いも仕事も難しいけど、行動したら変わるかもねと思わされるお話達でした。

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    2026年05月13日
  • らんたん(新潮文庫)

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    とても読み応えがあり、読み終えるのに結構時間がかかった。
    日本の女子教育、女性の生き方についてや教育の本質についても深く考えさせられた
    。戦前、戦中、戦後と河井道という女性を主人公に、沢山の登場人物が登場する。

    巻末の参考文献の膨大な数に圧倒。これだけの長い物語を書くのに、相当な時代考証と労力が必要だったと思い、本当に凄い。
    女性たちが生き生きと自由に力強く道を切り開いていく姿がとても輝いていて清々しい。

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    2026年05月12日
  • らんたん(新潮文庫)

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    女性が自立すること、対等に扱われることを頑張った人たちがたくさん出てきた。今だと当たり前に感じるけど、明治時代からそのような運動をしていた人がいたことにびっくりした。道先生の発想の転換に何度も驚かされた。

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    2026年05月09日
  • ほろよい読書

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    GWということで、読書飲み
    直前に本屋に駆け込み、購入してきました笑

    5人の作家さんによるお酒にまつわる短編集。
    お酒が進むという感じではなかったですが、タイトル通りほろよい状態で読み進め、そのまま読み終わってしまいました!

    個人的には原田ひ香さんのお話が1番好みで、『ランチ酒』や『まずはこれを食べて』も気になっていたので、夏休みの読書飲みで登場させようかなと…。
    ⁡
    普段ビールや果実酒しか飲みませんが、日本酒やカクテル、焼酎なんかも飲めるようになると大人に慣れた感じがしますよね!

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    2026年05月06日
  • 終点のあの子

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     舞台はミッション系の中高一貫女子校。

     中学から持ち上がりの希代子は高校から入学してきた奔放で雰囲気の違う朱里に魅了され、それまで仲良しだった奈津子と疎遠になっていく。しかしそのことに希代子自身は気付いていない。
     希代子の朱里に対して憧れ、羨望、渇望、失望、怒りと、心の機微が手に取るように伝わってくる。
     朱里は奔放で人を常に見下しても自分は何も悪く無いと、周りに敵を作りまくる。身近にいたらイヤなタイプだな。女子の敵だ。

     希代子に疎遠にされていた奈津子は、自分の都合よく戻ってきた希代子をパシッと拒絶する。女子の世界では有りがち。よく分かる。

     女王の恭子さんが夏休み、淋しさからオタクで小太りの早智子と心地良く寄り添い続ける。夏休みが終わり、周りの視線が夢から覚めさせる。これも分かる。仲良くしていることを知られたくない子っている。

     最後の章のみ時が進んで大学時代の朱里の話になる。性格は相変わらずだが最後の最後に少しまともになる。

     女子の関係性や心の変化がとても詳らかにされていく。正直、すごくショックと感銘を受けた。
     学生時代、特に中高を生き抜いていくのは大変だ。

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    2026年05月05日
  • とりあえずお湯わかせ

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    普段は練り上げられた精巧な文を綴る小説家が、エッセイだとナチュラルな文章で書き上げるが故、とても読みやすい。
    このエッセイは柚木麻子さんが書いたエッセイに対し、数年後のご自身が各話の最後にコメントを残していて、そこが毎回癖になる面白さである。

    とりあえず湯を沸かす。自分が今やれることをやる。
    色々やってみると、物事は広がりを見せ、
    うまくいかないことも当然あるが、事態が好転する契機となり得る。
    そんなことを、強制感なく教えてくれる優しい作品。

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    2026年05月03日
  • あまからカルテット

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    ネタバレ

    読んでいてお腹が空いた。柚木さん本はこういう女達の色々ゴタゴタを書く話が多いなと思った。
    全員がこの1年で彼氏ができて、結婚して、大出世して、振られて、新たな恋をしてと色々ありすぎだろと思ったけどストーリーはすごく面白かった。
    最後の満里子と警備会社の男が恋に落ちるのは続きが気になった。あんな状況で?と思ったが、あんな状況だからこそ恋に落ちるのか〜とも思った。

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    2026年05月02日
  • 早稲女、女、男

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    自分には縁のない都内私大のあれこれがとても新鮮で面白かった。こんなに大学ごとに特色があるものなのか〜と素直に受け取って読んだ。メキシコ旅行の章が1番好き。恋愛というより終始まっすぐな女の友情を描いた作品であるという印象だった。

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    2026年05月01日
  • 伊藤くんA to E

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    伊藤というヤバ男を通して、5人の女性が自分自身の『イタさ』や『弱さ』を突きつけられていく。読みすすめるごとに読者の自分までグサグサやられた。
    漫画みたいに読めるフワフワのラブコメ小説かと思ったら大間違いで、読後は心がヒリヒリする。

    登場人物が、みな等しくイタい。クズケンの不器用な優しさに救われるけど、その彼もまた悩み傷ついているのが切ないね。

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    2026年05月01日
  • あいにくあんたのためじゃない

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    どの話も、世間のルールを寓話的に教えてくれる。やってしまいがちな言動を規律する反面教師的な道徳本みたい。
    ストーリーは荒唐無稽だけど、人の感情の機微がナチュラルに丁寧に描かれているおかげで素直に面白かったし、自分も気をつけようと思えた。夢ばかり語って実行しないとかな!

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    2026年05月01日
  • 王妃の帰還 新装版

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    暗黒なる中学生の時に読みたかった。

    スクールカーストって今思えば不思議。
    敵かと思えばコロコロと人員が入れ替わるしクラスという閉ざされた世界で今思えばなんであんなに一番下になりたくないが為に必死だったんだろうって。
    ノリスケみたいに強くありたかったな。

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    2026年04月30日
  • 伊藤くんA to E

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    伊藤くんのキモさやウザさがすっっごく伝わった
    けど、ムキになる女の子の気持ちもわかる…!好きになったら好きな人以外見えなくなるもんね…笑

    連続短編ってのもあって、読んでいて楽しかった!

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    2026年04月29日
  • 王妃の帰還 新装版

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    女子校のスクールカーストの様子を描いた作品。狭いコミュニティでの人間関係に悩んだことがある人ならわかるー!を連発すること間違いなしだと思う。柚木作品は女のドロドロした感情をすくいとるのがいつもうまいなあと。学生も社会人も楽しめる読みもの。

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    2026年04月28日
  • 終点のあの子

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    小学生、中学生の頃を思い出しました。あの頃は女子同士の付き合い、確かにめんどくさかったなぁ、私は保田さんタイプだったなぁとか。
    数人の女子視点の物語でしたが、それぞれ心情や描写が細かく書かれていて、共感したり感心したりと面白く読めました。

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    2026年04月26日
  • ついでにジェントルメン

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    『終点のあの子』や『ナイルパーチの女子会』と比較すると、「女性VS女性」の構図から「女性VS男性」への構図に変わってきているというように感じた。女性としての生きにくさは男性側に原因があるとされており(実際に、最低でクズな男たちが本作で描かれている)、それを通じて女性同士で結託して男性優位社会に切り込んでいく様子がかっこいい。今でこそ男女平等という言葉が言われるようになってきたけれど、それでも男性優位の社会は続いている。ずっとずっと続いているこの風潮を小説にして社会の在り方に問いを投げてくれている柚木さんの作品を一人でも多くの人が読んで、未来がより良くなるといいな、と思った。

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    2026年04月26日
  • ほろよい読書

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    「ショコラと秘密は彼女に香る」が特に面白くて、文字を追う目が止まらなかった!
    何度読んでも味がして甘酸っぱく、素敵なお話でした!

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    2026年04月23日
  • 名作なんか、こわくない(PHP文芸文庫)

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    フランス文学12作 日本文学21作
    イギリス文学12作 アメリカ文学12作
    計57作についての読書エッセイ

    柚木さんが何に興味があり、
    何に影響を受けたのかよく分かった
    著者が描く魅力的で強い女性の
    源泉を見た気がした

    また、ご自身の行動や仕事への携わり方も
    垣間見れた気がした

    繋がりを大切にし、
    確固たる信念に正直に生きようという姿勢は
    描く主人公達のそれに近いのかも

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    2026年04月23日