柚木麻子のレビュー一覧
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大学時からの友人、佐和子と実花。佐和子は義母が営む喫茶店を手伝いながら妊活をしていて、実花は芸能事務所でアイドルグループのマネージャーをしている。
いつものように喫茶店で話す2人だが、実花が急に「婚活する、私には時間がない!」と焦ったように言い出した事から、2人の間の時間が動き出す。
焦って婚活をする実花に違和感を抱く佐和子。
なぜ、こんな気持ちになるの?
既婚と独身の友人関係。
既婚同士の子あり、子なし。
ワーママか主婦か。
女性は常に周りからの「見えない常識、ひ非常識」に振り回されて生きている。
本当に大切なものは何?
自分にとっての幸せって何?
2人と一緒に成長出来る一冊です。 -
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コロナ禍で子育て仕事する小説家のエッセイ
私も同じ時期に同じ年頃の子供を育て、仕事をしていたので、共感できる事柄が多かった。
コロナ禍になんか負けずに子供と家の中で思い出を作ろうとアイデアを振り絞って楽しもうとする姿に既視感。
今はどこにでも出かけられるのに、猛暑ってだけで、ユルい日を過ごした日はあの情熱はどこにいったんだろうと思う。
後半、フェミニズムが表現されているのだけれど、気持ちはとてもよくわかる。
私自身結婚前はそんなこと考えもしなかったけど、子供を産んでから特になんでこちらばっかり!と思うことが多く、そういう思考になりやすいと感じる。私も新幹線の中で子供を泣かせまいと必死であやしていた人の一人です。 -
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ネタバレ読み終わって一番に「ホラーじゃん」って思っちゃった。
栞子さんは所謂「サブカルクソ女」なのだと思う。
本が発行されたのが2012年なのでサブカル全盛期だし。キュウソも「サブカル女子」って曲を出してた時代だ。この頃はサブカルチャーが流行ってた。サブとは名ばかりのメインカルチャーだった。
私もサブカルクソ女だった。
「冷たい熱帯魚」とか観たし浅野いにお好きだしベルセルク読んでたしバンド追いかけてた。
楽しかった。楽しいですよ。私は見た目こそサブカル(黒髪ボブヘア伊達メガネ)に寄れなかったけど、でもやっぱサブカルだったと思う。マイナーがかっこいいと思ってた、みたいな。
栞子さんの場合は「詩集を出版したことがある(今は活動していないけど芸術家気取りである)」「実家が極太」「男好き」ってのがあるからしゃらくせーのかな。でも別に嫌いにはなれなかった。いい奴ではないが。こういう人間は死ぬほどいますよ。
異性がいないと生きていけない人っているよね。
女でいないと気が済まない人というか。そういう人はめんどくさいな、と思う。関わるのが。彼氏と別れた時だけ連絡してくる奴いたわ。友達の家に泊まりに行ったときも彼氏を家に返さないとか。ああいうときって男も男なんだよね。お前が自分から家に帰れよ。気を遣えよ。なんでいるんだよ。帰れよって言っても流されるし。
尽くしたい女ってね、見ててしんどいね。
じゃあ真実子が好きかというと別に好きではなかった。かわいいとは思うが。
病弱で、でも病院で男とヤりまくってて、吸収力がすごくて、「私なんて」と言いながらなんでも手に入れてしまって、なのに栞子みたいなタイプにいじらしく尽くしている。
尽くしている。やっぱり尽くすのがよくないんかな。
大人になってからの真実子は怖かった。でも学生時代もあれはあれで怖かった。
人間は「私だけがこの人を」と思ったとき狂うね。狂ってんなーと思いながら読んでた。
でもFRUITS ZIPPERのまつかれを想像しながら読んでたので本当に相当かわいかった。愛しすぎるよ。かわいいわんこ。
美里が一番好き。美里〜〜〜〜〜〜!!!!!!! -
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女性たちが立ち上がったり、寄り添ったり。見ていてエンパワーされるような物語たちだった。
女性たちが言いたいことを言っている描写はただそれだけで気持ちがよく、だからこそ抑圧を感じていることが当たり前になっていることに気付かされたりもした。
柚木さんの本は「ナイルパーチの女子会」だけ読んだことがあり、あまりに強烈な内容だったため(好きな作品ではある)、「ついでにジェントルメン」はまた全く雰囲気の異なる、明るく元気が出る小説集で驚きもあった。
シスターフッド的なお話が好きなのでとても楽しかったし、
勘違いおじさん、みたいな男性もたびたび登場するものの、出てくる男性の全てが女性の敵として描かれているわけでもないところがフェアだと思う。
少女小説の法則を自分なりに読み解き、メソッドを実現すべく行動する女性のお話「あしみじおじさん」と、
旦那に離婚を切り出した後、(元)義父と幼い息子との奇妙な3人暮らしが始まってしまう「立っているものは舅でも使え」
が特に好き。
菊池寛に始まり菊池寛に終わるところも不思議で面白い。もはや何が本当で何が嘘なのかも分からない、煙に巻かれたような菊池寛視点の解説で締めくくられており笑ってしまった。 -
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読むと前向きになれそうなアッコシリーズ
その第三作にしてラストの今巻。
やはり社会人にとっていいこと書いてあるな〜。
特に新卒に近い社会人にとっては特にいい作品なのではないかな。
アッコさんはとても有能で万能なスーパーレディの様なけれども、裏ではやっぱり普通の人間なんだなと。
そして普通人間代表の様な三智子には、彼女なりの強みとなる特徴がある。
どんな人にも強さと弱さが同居しているし、それをどう扱うか。それを理解するのが大事な事。分かってはいてもそれがなかなか難しい。
アッコさんはそれが得意なんだな。三智子はアッコさんの弟子として大きく伸びたようです。
シリーズ通して読んで、面白かったなぁ。