柚木麻子のレビュー一覧

  • マジカルグランマ

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    なんて元気が貰える作品なのだろう!残業が多いだとかミスしただとか、あるいは好きな人ができないだとか。今現在の仕事や人間関係における悩みなんて本当にちっぽけ。もっと広く長い視点で自分の人生を見つめるべきだ!という、20代前半の私に対するメッセージのように感じた。
    正子おばあちゃんの自由さ、貪欲さ、プライドの高さ、発想力の高さ、頑固だけど流行り廃りには柔軟…。読み進めていけばいくほど、段々と愛おしく格好良く思えてくる。杏奈とのやり取り(特に序盤)も強烈で面白い〜。杏奈は大成して欲しい。なぜなら「東京ホラーハウス」の構成しかり、杏奈のアイデアはどれも演者やその地域に寄り添っていて素敵だなぁと感じたか

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    2024年03月03日
  • 幹事のアッコちゃん

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    とても良かった。柚木麻子は打ちのめされた人たちを描くのが本当にうまい。そしてそこに救いの手を上手に差し出して毎回泣かせてくれる。アッコちゃんシリーズは元気になりたい時に読んでほしい。疲弊した人を描く上手さや観察力がナイルバーチの女子会みたいな作品にも活かされてるのが面白いな。今作では今まで謎だったアッコさんの人物像も垣間見られて面白かった。それにしても1行に10文字くらいの文字組みでスカスカ過ぎだろ。

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    2024年02月28日
  • 3時のアッコちゃん

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    アッコちゃんシリーズ面白いな。一応連作中篇ぽいけどアッコちゃんシリーズ2話とそのほか2話。町田康のカオスな文章の後だとベタでどストレートで清々しいくらい。あー俺もアッコさんみたいな人にこんなこと言ってほしい。2話目と3話目は泣いた。くそー柚木麻子やるな。こんな直球でに泣かせてくるとは。なんか疲弊しきった人たちが少し救われる話で泣かされちゃうのは、俺も疲れてんのかなあ?

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    2024年02月19日
  • 伊藤くんA to E

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    ネタバレ

    5人の女性から見た伊藤くんの話。
    伊藤くんがひたすらクズに見えていたが、最後の方にヒーローではなく白馬の王子様を待ち続けるヒロインだという文言で、なるほどなと腑に落ちた。伊藤くんがクズには変わりないんだけど、メンタルだけで言えば心当たりがある人は男女問わず少なからず居そう。ただクズを笑うだけじゃない、最後は読者にもちょっぴり苦さを残すところがおもしろい作品だった。
    あとクズケンにはどうにか幸せになって欲しい。

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    2024年02月18日
  • マジカルグランマ

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    マジカルグランマ。世間の求めるような、いつでも優しくおおらかで、可愛らしいおばあちゃん。

    私もこんな考えに囚われて、マジカル〇〇になっている気がする。

    人がどう思っているのかということは大切だけど、自分の気持ち、やりたいことをもっと全面的に押し出してやってみるのもいいかもしれない。

    杏奈をはじめ、間島さん、野口さん、陽子ちゃん、紀子姉ちゃんなど、登場人物一人一人が生きるヒントをくれる。

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    2024年02月14日
  • Yuming Tribute Stories(新潮文庫)

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    ユーミンの曲を題材にして描かれた短編集です。
    ユーミンの曲は、「春よこい」しか知らなかったので、他の曲も聴きたくなってすぐ調べて曲を聴きながら読んでいました!笑


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    2024年02月05日
  • 本屋さんのダイアナ

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    ネタバレ

    外見も境遇も正反対のふたりの少女が親友になる。進学する学校も名門私立と地元の公立で離れ離れになって仲良しでいようと約束するけど、すれ違いで喧嘩して疎遠になる。それぞれ別の道へ進んだけど、ふたりとも成長し強くなっていく姿が素敵だなと思った。登場人物も温かい人ばかりだし、最後ふたりがまた再会して仲良しに戻れて安心だった。

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    2025年08月29日
  • Yuming Tribute Stories(新潮文庫)

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    江國香織さんの「夕涼み」と綿谷りささんの「青春リグレット」が読みたくて手に取った。夕涼みは、夫の行動にゾッとしたし、私だったらそんなズレた夫とは一緒にいられないと思った。「逃げたかったわけではない、が、逃げられないと思わされることは恐怖だった。竦むような、恐怖だった。」という言葉に共感。誰かに自分の選択肢を奪われたり、縛られたり、自分で自分を決められないことを、人は恐怖と感じるんだなと思った。そして誰にもその出来事は話せないことも、夫を含む周りにはいつまでも愛し合っている夫婦だと思われていることも、自分だけがこのザワザワした気持ちに気づかないふりをしていればいいんだと感じるのもわかる。老女たち

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    2024年01月21日
  • さらさら流る

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    過去に恋人と撮った写真が流出した女性が、問題に立ち向かい前に進んでいくお話。
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    被害者がたくさんの時間とお金を犠牲にして削除依頼しなきゃいけないシステム。潔癖で主人公の菫を罵る先輩。自分がばら撒いた犯人なのに犯罪意識のない男どもとネット民。読んでいてモヤモヤ...やるせない気持ちがずーっとありました。
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    薫とその家族や友人はものすごくいい人達で、うらやましい。少しずつ薫自身のペースで自分自身を取り戻せているのは家族や友人のおかげだと思う。

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    2024年01月11日
  • 私にふさわしいホテル

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    異性愛者の男女の関係性は、肉体関係または恋愛関係だけではない。色々な可能性がある。心からつながることができるそう思えた。ドタバタコメディーでサクッと読めた。

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    2024年01月03日
  • とりあえずお湯わかせ

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    子育て中、共働きの自分をグイグイ引き込むエッセイでした。
    コロナの前、子育てに追われながらも誰かと過ごす時間を楽しもうと動かれていて、うちもやりたい!と思い長は読んでいました。
    そして迎えたコロナ禍。終わりの見えない自粛生活の中で、少し浮上しては落ち、自分の中で折り合いをつけていく一方で、「なんかおかしくない?」のパワーを溜めていった柚木さん。確かにコロナは人との繋がりの大切さと同時に、いろんな「これっておかしいな」に向き合ったときでした。
    コロナが一応明けたと言われている今、パワーを溜めた柚木さんが、もう我慢しない!と動かれている姿を見たいので続編に期待です。

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    2023年12月29日
  • 3時のアッコちゃん

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    前作があるのを知らず購入。アッコさんは2話であとのお話にはちょい顔出し。
    うざいぐらいにパワフルなアッコさん。うちにも来てアドバイスがほしいです。
    前作も探して読もう。

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    2023年12月13日
  • Yuming Tribute Stories(新潮文庫)

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    ネタバレ

    ユーミンの曲からイメージした短編集
    一流の女流作家ばかりなのでどの作品も興味深く面白かったし、贅沢だと思う。
    最後の「春よ来い」が1番印象に残った
    願いごとひとつ叶えられるとしたら、
    自分だったら何にするだろ?
    自分や身内、知り合い以外について願わないといけないという条件がつくと案外難しい。
    でも思いついたらきっとわくわくしそうで楽しい思考だなと思った

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    2023年12月11日
  • 踊る彼女のシルエット

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    あんなに意気投合した
    のに、

    結婚や子供ができた事
    を機に疎遠になった人。

    いや、なってしまった
    人と言うべきでしょう
    か。

    私の場合、小学校から
    の親友がそうでした。

    既婚と未婚、子のある
    なし。

    ライフステージの違い
    が増せば互いに気遣い
    も増す。

    ギクシャクしてしまう
    のは避け難いようです。

    でも、私は私のままで
    なにも変わっていない。

    相手だってきっと同じ。

    喧嘩別れしたわけでも
    なければ、

    一緒にいて誰かに迷惑
    がかかるわけでもない。

    またあの懐かしい笑顔
    にまみえたいなと、

    読み終えてそんな思い
    に耽りました。

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    2023年12月09日
  • オール・ノット

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     決して順調でない人生。そんな辛苦のなかを生きる女性たちのゆるやかにつながった縁(えにし)を描くヒューマンドラマ。
              ◇
     宮元真央は奨学金とアルバイトの掛け持ちで学費と生活費を賄う苦学生だ。

     真央が下宿先から通うのは東京でも名の通った私大だが、実家には仕送りしてくれるようなゆとりはなく、頼りにできる親類縁者もいない。おまけに時間に追われ容姿も平凡な真央には、恋人や友人もいない、まさに孤立無援の状態だ。
     経済的にも体力的にもギリギリの毎日は真央から希望を奪っていったが、そのことに気づく余裕さえ真央はなくしていた。

     ある夏のバイト先でのこと。スーパーのバックヤードか

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    2023年11月13日
  • マジカルグランマ

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    元女優のおばあちゃんの奮闘記

    以下、公式のあらすじ
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    いつも優しくて、穏やかな「理想のおばあちゃん」(マジカルグランマ)は、もう、うんざり。夫の死をきっかけに、心も体も身軽になっていく、75歳・正子の波乱万丈。
    若い頃に女優になったが結婚してすぐに引退し、主婦となった正子。
    映画監督である夫とは同じ敷地内の別々の場所で暮らし、もう五年ほど口を利いていない。
    ところが、75歳を目前に先輩女優の勧めでシニア俳優として再デビューを果たすことに!
    大手携帯電話会社のCM出演も決まり、「日本のおばあちゃんの顔」となるのだった。
    しかし、夫の突然の死によって

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    2023年11月07日
  • けむたい後輩

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    栞子のナルシストさに痛々しいと思いながらも、どこか自分と重ねながら読んでいたから、最後真美子が放った言葉や態度に息が詰まりそうになった。

    見下される者と見下す者、見下す者の方がその存在を求めてるって言う感じの言葉がしっくりきた。

    お嬢様女子大生の女同士の人間関係って感じがして出てくる人みんなリッチで清潔感溢れててレベルが高いなぁーって感じたから、栞子みたいな1人もがいてる女の子を見てると、何だかホッとして好きだった。

    この本では自分の居場所をみんな求めてる
    そのために彷徨うとあった
    真美子が栞子に憧れたのは、女子大生の真美子にとっての居場所を作ろうとしていたから。
    社会人になって美里並み

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    2023年11月02日
  • けむたい後輩

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    姉から。
    自分は真実子にも栞子にもなり得るなぁと思いながら読んでいたが、美里のように自分の求めるものに真っ直ぐに進む人にはなかなかなれないなとも思った。各章題が良い。

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    2023年10月28日
  • ナイルパーチの女子会

    匿名

    購入済み

    同性の友達って難しいです。
    自分勝手でストーカー気質を気づかない凄く怖い女性を見てしまった気がします。
    何処か自分とも似てる所もあってハラハラしました。

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    2023年10月22日
  • 名作なんか、こわくない(PHP文芸文庫)

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    好きな作家さんから、読書案内をしてもらえるなんて本当に幸せ。
    読みたい本リストがさらに分厚くなった。

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    2023年10月16日