柚木麻子のレビュー一覧
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あらすじから、主人公の奮闘記になるのかと思っていましたが、そこまでではなく自らの画像が消されるまでの心情を描いている物語でした。しかし画像を見つけた時のショックや元カレの男に対する思いの変化、さらにその男側からの視点やそこから現れる男の複雑な過去も描かれていて、面白かったです。特にもこの物語を印象づけたのが、主人公の友人の存在だと思います。あまりにも正論が強く、個人的には少し「うっ」と拒絶反応が出かけてしまう程でもありましたが、これほど強烈な正義感と友達を思うからこその言動が主人公の行動、さらにはこの物語全体の推進力になっているなと感じました。扱う題材としてはややデリケートなことかもしれません
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Posted by ブクログ
料理をテーマにしたアンソロジー。
女性作家ばっかりかなと思ったけど、中村航さんは男性かな?色んなテイストの作品が詰まっていて、美味しくて嬉しいアンソロジーでした。
以下お気に入り作品。
柚木麻子「エルゴと不倫鮨」
不倫を嗜む男たちの隠れ家的鮨屋に、明らかに場違いなくたびれたおばさんが襲来する。そのおばさんはなぜかとても料理に詳しく、次々と美味しそうなオリジナル創作鮨をオーダーしはじめ…まさにタイトル通り注文の多い料理小説。ラストのオチも痛快でよい。
伊吹有喜「夏も近づく」
悠々自適な田舎暮らしをしている主人公が、兄から半ば押し付けられる形で甥っ子を預かることに。田舎の豊かな自然と触れ合うこ -
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購入済み
カッコいい女性たち
柚木さんの描く女性は、みんな何だかカッコいいなぁ。いろいろな生き方の女達が出てくるけど、どの生き方も憧れる。
もちろん、格好良い男性もチラホラ出てくるけど、女性たちはみんな強くて、みんな主人公みたい。 -
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ネタバレ6人の女性作家が書いた短編集。普段読まないタイプの本だけど、先週のZoom飲み会で友人が紹介してくれたので読んでみました。
正直、西加奈子さんの話はイマイチだったけど、それ以外はそれぞれが全然違うテイストですごく面白かった!そこまで恋愛要素強めでも無いし、恋愛モノに興味無い人も楽しめる作品だと思います♪
柚木麻子さんのは、段々相手の事を好きになっていくドキドキ感が伝わってすごく面白かった。この話を一番最後に持っていくところに編集者のセンスも感じました♪1話目の飛鳥井千砂さんの「あれ?こういうテイスト??」もなかなかスパイスが効いてて面白かったし(笑)、一番本のタイトルに近い彩瀬まるさんのは -
Posted by ブクログ
古典文学、教科書で名前を聞く名作。いつか読んでみたいと思いつつ、タイトルしか知らないからどれから手を出せばいいのかわからない。どれも大作なので、中身もよく知らずに手を出すのがためらわれる。
私はそんな風に思うことが多いが、勇気を出して名作を読んでみると面白さに目からウロコ、ということもまた多い。
たまに自分にもあわない本もあるけれど、だからと言って名作に手を出さずにいるのはもったいない。
本書では、小説家の筆者がいきいきとした筆致で、フランス・日本・イギリス・アメリカの古典的名作を紹介するエッセイであり、私のように「どの本を読もうかな?」と悩む方にとっては頼りになる指針になるだろう。
私はこの -
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購入済み
いま、オススメ♫
読んでるうちに、美味しいランチに行きたくなりました。
登場するお店がホントにあったら!
最後のおはなしは、自分にも何か新しいことができるんじゃないかと、元気付けてくれるような…栄養ドリンクのような作品です。 -
ネタバレ
2番目の話がよかったです。「目的地は一つでも、ルートは一つじゃない」という言葉が耳に残りました。明海の会社に乗り込んでいって、ウザい高橋っておっさんに堂々と名乗るアッコさんはカッコいいなと思いました。最後の話はちょっとゴチャゴチャしてて、あまりよく意味が分かりませんでした。