ユヴァル・ノア・ハラリの作品一覧
「ユヴァル・ノア・ハラリ」の「NEXUS 情報の人類史 上下合本版」「サピエンス全史 上下合本版」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「ユヴァル・ノア・ハラリ」の「NEXUS 情報の人類史 上下合本版」「サピエンス全史 上下合本版」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
自由意志など存在せず、単なる有機アルゴリズムであり解明可能というスタンスで科学は突き進む。
そうなのかもしれないけど、意識や心や思考(と呼ばれるもの)がどのように生じるか、完璧なメカニズムはまだまだ解明に時間がかかりそうだし、最後の1ピースが見つからずにやっぱり解明できないのかもしれない。
なんだか、ぜひそうあって欲しい。
でもその反面、データ至上主義の観点で世の中を解説されると妙に腑に落ちるところもある。
データは人間には理解しきれないアルゴリズムの境地にいよいよ到達して、我々を押しのけて地球の中心になるのか?
本書では「すべてのモノのインターネット」に接続することでデータ自由化が加速
Posted by ブクログ
前作に引き続き、ホモサピエンス特有の強みである「集団で見えないなにかを信じる力」の解説から始まったので、ああそうだったと思い出しながら楽しくすんなり読めた。
アニミズムから神の存在、ルネサンスと人権主義までどんどん人間の歴史の歩みが解きほぐされていく。そして、現代のすべての秩序を宗教と言い切ってしまう。これは自分にとって新しい視座だった。
たしかに資本主義ですら、信者が圧倒的に多いから現状上手く回っているだけの宗教だ。
科学と宗教のライバル関係?奇妙な均衡?は、これからの時代どうなるのか。とんでもなく力を増していく科学に対して、新たな宗教が対抗してくるのか。
Posted by ブクログ
情報の人類史というだけあり、”情報の歴史”ではなく、人間が”どのように情報を活用してきたのか?”という視点で論じられた書籍です。
会話、記録、メディアとさまざまな形で”情報”が伝達されてきたが、情報伝達のスピード、内容とともに、自己修正メカニズムなどのポイントが複雑に絡み合って社会を構成してきたことを主張していて、読んでいて引き込まれます。特に興味深いのは、著者の徹底的に抽象化できる示唆深さだと思います。
例えば、中央集権的に情報統制を行うシステムの延長に独裁国家があるが、そのシステムはローマ法王を中心としたヒエラルキー階層がしっかりとしたカトリックにも共通している点があります。
一方で