クリーンミート 培養肉が世界を変える

クリーンミート 培養肉が世界を変える

クリーンミートとは――動物の細胞から人工培養でつくる食肉のこと。
成長ホルモン、農薬、大腸菌、食品添加物に汚染されておらず、一般の肉よりはるかに純粋な肉。培養技術で肉をつくれば、動物を飼育して殺すよりも、はるかに多くの資源を節減できるうえ、気候変動に与える影響もずっと少なくてすむ。そして、安全性も高い。2013年に世界初の培養ハンバーグがつくられ、その後もスタートアップが技術開発を進めている。
これはもはやSFではない。
シリコンバレー、ニューヨーク、オランダ、日本など世界の起業家たちがこのクレイジーな事業に大真面目に取り組み、先を見据えた投資家たちが資金を投入している。
フードテックの最前線に迫る!

ユヴァル・ノア・ハラリ(『サピエンス全史』著者)序文で推薦!
「希望にあふれる魅力的な本書で、著者は『細胞農業』と呼ばれる食品・衣料品の新たな生産方法の可能性を生き生きと描き出している」

エリック・シュミット(グーグル元CEO)絶賛!
「クリーンミートの革命をリードする科学者、起業家、活動家について学ぶには、説得力があり、前向きな本書を読むといい」

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クリーンミート 培養肉が世界を変える のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2022年08月28日

    畜産が環境に多大な負荷をかけていること、畜産が動物に苦痛を与えていること、畜産肉はどうしても不衛生であること等、もう少し社会に広く認知されたら良いのにと思う。コストの問題を早く解決して、社会に培養肉が広まってほしい。そのための研究にお金が集まってほしい。

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    Posted by ブクログ 2021年08月31日

    SDGsが叫ばれている中で、工業的畜産の現状による環境破壊等は今に響く内容で面白かった。
    今後は、培養肉等がこれまでの牛肉や牛乳、卵、鶏肉にとって変わる世界になることを期待したいと思う。

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    Posted by ブクログ 2021年02月16日

    この本を読んで衝撃を受けたこと:
    肉牛を育てるためには大量の水と牧草が必要なため、環境負荷が高い。

    この本を読んで実行すること:
    牛肉を食べるのは2週間に1回程度にする。

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    Posted by ブクログ 2021年02月06日

    自分の世界を広げてくれたという意味では、ここ1〜2年でもトップクラスに面白かった。

    動物の肉を食べるためには、
    ・家畜が機械のように、量産され虐待とも取れる扱いを受けなければならない
    ・そのために広大な土地が必要で、森林が伐採されている
    ・その家畜の排泄物などによる土壌、水質汚染や、温室効果ガスの...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年08月09日

    細胞を培養して畜産品を作るベンチャー企業たちのお話し、医療の世界ではすでに皮膚移植等に使われている技術を、食品や装飾用レザーに使うらしい。

    細胞を培養する際に使用する酵素は、遺伝子を操作する必要があるらしいのだが、実は今でもチーズの発酵に不可欠なレンネットという物質は、遺伝子操作により作られている...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年05月17日

    試験管で作られるクリーンミートに関して、それに関わるベンチャー起業家を何人もとりあげ、その産業の立ち上がりを描いた本。著者アメリカの動物愛護団体の代表を務める。

    感想としてはクリーンミートのメリットも分かり、近未来的なものとして食べてみたくなった。正直、平凡な日本人としてはこの本に出てくる起業家の...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年05月10日

    米国における細胞農業のノンフィクション。人口爆発と肉食する人類増加に向けた対策をフードテックで取り組む人たちの紹介。
    試験管で作られる「肉」を非現実的と思うことなかれ。まだ普通の畜産よりは高いけど、いずれ解決されると思った。
    市場に受け入れられるイメージを作るには、畜産品には肉1kg作るのに、9倍の...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年04月11日


    何かを変えたいなら、新しいモデルを築いて、既存のモデルを時代遅れにするしかない。
    バックミンスターフラー


    誰を巻き込むか、
    そのために、何を大義にするか

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    Posted by ブクログ 2020年02月06日

    食肉、乳製品、皮革など、本来は動物由来で作られる畜産物を、特定の細胞を人工的に培養することにより、科学的に全く同じものを作り出す「細胞農業」の最前線と、商用化に向けた課題をまとめた一冊。

    今日の多くの工業的畜産は、大量の飼料を消費する非効率性、それら飼料作物の栽培に伴う資源の浪費、「牛のげっぷ」な...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年12月19日

    将来、所得が上がってきている中国等で肉食が進むと日本産の肉が輸出され国内で消費が出来ない未来は想像できる。
    肉の取り合いだよ、困ったね。
    早いところ培養肉の生産頼みます。
    大豆ミートなどもあるけどね。

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