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ついに待望の文庫版登場! 世界的ベストセラー『サピエンス全史』に続いて著者が放つ「衝撃の未来」。カズオ・イシグロ、ビル・ゲイツ、ダニエル・カーネマンが絶賛する面白さと深い考察。
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Posted by ブクログ
ダイヤモンド博士の「銃・病原菌・鉄」+「情報」にアップデートした作品 人類史における「宗教の物語」から「情報の物語」への変容を描いている
『ホモ・デウス(上)』は、『サピエンス全史』に続いて、人類のこれからを考える壮大なテーマの本です。かつては「飢餓・疫病・戦争」といった脅威に苦しんできた人類が、それらをある程度克服した今、次に目指すのは「不死」「幸福」「神のような力=ホモ・デウス」だと語られます。 印象的だったのは、歴史を通じて人...続きを読む類が「神を信じる存在」から「データを信じる存在」へと変わってきたという視点です。AIやバイオテクノロジーが進歩するなかで、人間が本当に自由意志を持っているのか疑わしくなるという指摘にはゾッとしました。 文章は専門的ながらも例えがうまく、読みやすくて引き込まれます。内容は哲学、宗教、科学、歴史と幅広いですが、どれも「これから自分がどう生きるか」に直結するテーマばかり。読んでいる間、ずっと思考を揺さぶられました。 上巻はまだ導入ですが、それでも十分に刺激的。未来やテクノロジーに関心がある人、あるいは人類の行方を真剣に考えたい人にはぜひ読んでほしい一冊です。
前作に引き続き、ホモサピエンス特有の強みである「集団で見えないなにかを信じる力」の解説から始まったので、ああそうだったと思い出しながら楽しくすんなり読めた。 アニミズムから神の存在、ルネサンスと人権主義までどんどん人間の歴史の歩みが解き明かされていく。そして、現代のすべての秩序を宗教と言い切ってし...続きを読むまう。これは自分にとって新しい視座だった。 たしかに資本主義ですら、信者が圧倒的に多いから現状上手く回っているだけの宗教なのかも。 科学と宗教のライバル関係?奇妙な均衡?は、これからの時代どうなるのか。とんでもなく力を増していく科学に対して、新たな宗教が対抗してくるのか。 下巻が楽しみ。
前作「サピエンス全史」に引き続き世界の見方、視点を新たに与えてくれる。 前作で出てきた認知革命、農業革命、科学革命をベースとしつつ、魂や意識についての議論を展開する そして、その先に主観、客観に続く共同主観について述べ、人々にとっての意味を考え、科学と宗教は実は犬猿の仲ではないとする 人の力とはなん...続きを読むだろうか、何が正しいと言えるのだろうかという考えに対して歴史に基づいて視点を与えてくれる本
AIの進化と今後の社会の予想される展望を、今までの歴史の変遷を今の視点から分析した上で述べている本。色々な新しいメガネで世界を覗くことができた。そしてそのメガネで見た現在から予想される未来や今に必要な考え方をダウンロードできた。 R6年夏の北フェスでの坂本建一郎さんの紹介。読んでよかった。
サピエンス全史は全体的に過去から現在までのホモ・サピエンスの歩み、ホモ・デウスは未来にどうなっていくのかが全体のトピックとなっています。「ホモ・デウス」を直訳すると「神の人」という意味なのですが、古代エジプトやメソポタミア、宗教改革時のヨーロッパの状況等、様々な角度からの深い歴史考察に対し、何か自分...続きを読むも頭が良くなったと錯覚しちゃう良書です。㊦巻も楽しみだな~。
ユヴァル・ノア・ハラリ氏は、1976年イスラエル生まれの歴史学者。オックスフォード大学で博士号を取得(中世史・軍事史を専攻)し、現在はエルサレムのヘブライ大学歴史学部教授。代表作の『サピエンス全史』(2011年ヘブライ語版、2014年英語版、2016年日本語版、それぞれ刊行)は世界的ベストセラーとな...続きを読むり、60以上の言語に翻訳され、累計販売部数は2,500万部を超えている。ダボス会議など国際舞台でも講演を行う。 本書は、人類の誕生から文明発展までの歴史を俯瞰的に描いた『サピエンス全史』に続き、科学技術とAIの進歩を背景に、人類が向かう未来とそれに対する警鐘について書かれたもので、2015年ヘブライ語版、2016年英語版、2018年日本語版(2022年文庫版)が出版された。 私は、暫く前に『サピエンス全史』を読んだ後、本書については文庫化後すぐに入手していたものの積読状態で、今般ようやく通読した。 上巻のポイントは概ね以下である。 ◆人間は、誕生からこれまで、「飢饉」と「疫病」と「戦争」という3つの脅威と戦ってきたが、21世紀に入った今、それらの脅威は完全に解決されたわけではないものの、対処可能な問題に変わった。 ◆人間は次に「不死」と「幸福」と「神性」を目標とする、即ち、ホモ・サピエンスをホモ・デウスにアップグレードすることを目指すだろう。そのために取り得る道は、生物工学、サイボーグ工学、非有機的な生き物を生み出す工学のいずれかである。そうした世界を恐れる人は、だれかにブレーキを踏んで欲しいというが、そもそも誰もブレーキがどこにあるのかを知らないし、仮に踏めたとしても、経済(無限の成長を前提とした資本主義経済)も社会も崩壊するだろう。 ◆人間は、狩猟採集民だったときはアニミズムの信奉者(人間と自然を隔てるような溝はないと考える)だったが、農業革命により、人間は特別であるという信念が生まれ、有神論の宗教もその副産物だった。さらに、近代の科学革命において、人間は神を黙らせ、人間至上主義(という宗教)を誕生させた。 ◆人間は、自らが特別である理由として、魂と心(感覚や情動)を持っていると考えてきたが、現代科学は、人間は他の動物と同じく魂を持たないし、他の動物は人間と同じく心を持つ(感覚や情動とは生化学的なアルゴリズムに過ぎない)ことを明らかにした。 ◆一方で、人間は認知革命により、共同主観的な意味(人間に共通の想像の中にしか存在しないもの)のウェブを作ることができるようになり、それが人間を地球の支配者にした。しかし、想像の中にしか存在しないもの(物語)はあくまでも虚構であり、道具に過ぎないにもかかわらず、現代では虚構が現実を支配しつつあり、その傾向はさらに強まるだろう。 ◆宗教とは、人間の法・規範・価値観に超人間的な正当性を与える網羅的な物語のことである。科学と宗教は対立するものと考えがちだが、実際には、科学において研究・発見されたものを、人間がどう使うかの指針を与えるのは宗教の役割である。つまり、現代においては、人間至上主義という宗教の教義を実行するために科学が利用されている。 (下巻のレビューに続く) (2025年12月了)
飢餓・疫病・戦争。数千年人類を苦しめた課題は、科学技術で“解ける問題”になった。 次に問われるのは「どう生きるか」ではなく「なぜ生きるか」。 宗教も科学も、“意味”を与えるシステムという点で同じ。やがてAIとビッグデータが人間至上主義を超え、「データイズム」という新しい“信仰”が世界を導くかもしれ...続きを読むない。 便利さの先にあるのは楽園か、淘汰か——。 読み終えても考えが止まらない、挑発的な未来予測本。
今までの人類史の間、ずっと苦しめられてきた3大死因である飢餓、感染症、戦争を全て克服した人類は、21世紀以降どこへ向かうのかを考察ている本。 これから自分は何を学び、何を考え、何をしていこうかを俯瞰して考えるのにとても役に立ちました。 SFの世界ががいよいよ現実味を帯びてくるかもしれないと感じさ...続きを読むせられて、読み物としてもとても面白いですよ。
サピエンス全史と内容のかぶる部分も多い。だが本書の主張に即して最適化されており、既視感はありつつも別角度から眺めている感じだ。 未来のことを考えるために過去のことについて入念に分析・考察している。そう、サピエンス全史は「解説」で、これは「分析」や「考察」と表現するのがふさわしい気がする。その分より抽...続きを読む象的で難しい気もするが、著者の他の作品と同様にとてもわかりやすく書かれている。 下巻も楽しみ
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ホモ・デウス テクノロジーとサピエンスの未来
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ユヴァル・ノア・ハラリ
柴田裕之
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