なぜ悪人が上に立つのか―人間社会の不都合な権力構造

なぜ悪人が上に立つのか―人間社会の不都合な権力構造

ビジネス・実用
2,420円 (税込)

12pt

私たちは「背の高い自信過剰な男性」をトップに据えがち?
政治家が堕落し、職場にサイコパスがはびこる理由を、進化論や人類学、心理学によって読み解き、権力を腐敗させない方策を示す。

誰が権力を握るのか、権力は人をどのように変えてしまうのか?

「権力が現代世界をどのように形作ってきたのかを示す」
――ピーター・フランコパン(『シルクロード全史』著者)

「ある種の人々やシステムがなぜ腐敗しやすいのかを明らかにする」
――アダム・グラント(『THINK AGAIN 発想を変える、思い込みを手放す』著者)

「厳密な科学をわかりやすく説明し、衝撃的な物語を語っている」
――ロバート・M・サポルスキー(『善と悪の生物学』著者)

悪人は権力を求めるのか?
出世は人を変えてしまうのか?
どうしてひどい人間をリーダーに選んでしまうのか?

気鋭の国際政治学者が明らかにする、権力が腐敗する理由とその対策。

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なぜ悪人が上に立つのか―人間社会の不都合な権力構造 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    めちゃくちゃ面白い!しかも読みやすい!いわゆる学者の論文みたいな堅い話ではなく、非常に身近で分かりやすい文章&訳で書かれているのでサクサクよめる。
    今の日本の社会、政治、警察、検事、企業、学校など多くの人を取り締まる側にいる人達に不満を感じている人には、どのような人をどのように選任し、クリアな社会を継続していけるのか等の答えがあると思う。日本人全員が読んで欲しい1冊。

    0
    2026年09月08日

    Posted by ブクログ

    文章量も多くとっつきづらいと思っていたけれど、興味深いエピソードを交えつつウィットに富んだ語り口で意外と読みやすかった。

    権力を持つ人たちに「いつどこで誰に見られているか分からない」という恐れを持たせることは確かに大切だと思った。

    0
    2026年04月14日

    Posted by ブクログ

    【感想】
    トランプやプーチンのような人間がリーダーになってしまう理由を進化論や人類学、心理学などを使って検証し、エピソードも豊富で面白く読める。納得感はあるが、そもそも権力者が「ダークトライアド(マキャベリズム、ナルシシズム、サイコパシー)なので対策を実行するのは難しい(著者も十分認識していると思うが)。

    【目次】
    第1章 序--権力はなぜ腐敗するのか?
    第2章 権力の進化史
    第3章 権力に引き寄せられる人たち
    第4章 権力を与えられがちな人たち
    第5章 なぜサイコパスが権力を握るのか?
    第6章 悪いのは制度か、それとも人か?
    第7章 権力が腐敗するように見える理由
    第8章 権力は現に腐敗す、
    第9章 権力や地位は健康や寿命に影響を与える
    第10章 腐敗しない人を権力者にする
    第11章 権力に伴う責任の重みを自覚させる
    第12章 権力者に監視の目を意識させる
    第13章 模範的な指導者を権力の座に就けるために

    【内容】
    権力に関する4つの仮説
    1.権力を握ると人は悪質になる(権力は腐敗する)
    2.権力は腐敗しやすい人を引き付ける
    3.不適当な理由から不適切なリーダーに権力を与える
    4.制度の問題であり適切な状況を生み出せば権力は腐敗しない
    →すべて
    腐敗しやすい人が権力を追い求め、権力を手に入れるのが得意で、善人のうちには権力をふるうことで腐敗する人もいる
    →
    腐敗しない人を権力者にする
    1.腐敗しない人を積極的に勧誘し、腐敗しやすい人を篩い落とす
    2.籤引き制と影の統治を利用して監督する
    3.人事異動をして権力の濫用を減らす
    4.結果だけでなく、意思決定のプロセスも監査する
    権力に伴う責任の重みを自覚させる
    5.責任を頻繁にしっかりと思い出させる仕組みを作る
    6.権力を握っている人に、人々を抽象的なもののように考えさせない
    権力者に監視の目を意識させる
    7.人は監視されると善良になる
    8.支配される側ではなく支配する側に焦点を合わせて監視する
    9.ランダム性を利用して抑止力を最大化しつつ、プライバシーの侵害を最小化する
    模範的な指導者を権力の座に就けるために
    10.高潔な救済者の出現を待つのをやめる。代わりに、彼らを生み出す

    0
    2025年01月16日

    Posted by ブクログ

    結論はありきたりだが、提起された問題が興味深く、論理展開もよく考えられていて楽しみながら読むことができた。こなれた翻訳も良い。
    途中読み進めて行くなかで、特定の顔が思い浮かんできて参った。奴らは生まれつき悪党なのか、それとも権力の魔物に心を操られたのだろうか?
    どっちにしても迷惑なことには変わらないが。

    0
    2026年07月08日

    Posted by ブクログ

    民主主義とは権力者の監視システムであることがよくわかった。日本のように神の力が民の生活に及ばない国では、なおさらだ。DNA的に人間は利己的なので、宗教も法律も無くなれば、秩序が維持できない。悪人に権力を握らせないように、途中で幾重にもスクリーニングを掛け、選定しなければならない。選挙に無関心な国民が国を滅ぼす張本人、悪人がトップになってからでは遅い。良いシステムを構築し、良い政治家を選ぶ不断の努力が必要だ。

    0
    2026年03月27日

    Posted by ブクログ

    悪い人だから上に立つのか、上に立つと悪くなるのか、立場が悪い人を惹きつけるのかなど、示唆に富んだ内容で面白かった。

    0
    2026年03月25日

    Posted by ブクログ

    悪人が上に立つのではなく、善人や気の弱い人たちが遠慮しているだけのように思える。
    悪人はすなおに生きているだけてますね。

    0
    2024年11月20日

    Posted by ブクログ

    生物的、制度的、心理的などの側面からなぜ権力を持つ人が腐敗しやすいのかを明らかにしていく。
    「神の目」が腐敗を防ぐ。しかし「神の目」を設定するのは権力者であり、それを設定させることができるのだろうか?トランプさんは悪人だと私は思う。けど彼を制する「神の目」を誰がどうやってせっていするのだろうか?
    一般社会への監視の目は強くなる一方で、上位層にいる人たちへの監視は果たしてどうなんだろうか。
    会社を考えた時もそうだ。

    隣近視との付き合いの大切さや宗教が役立つ意味などまで考えが広がっていく。
    隣近所や村が共同体として生きていた時代の日本は、相互監視が成立していたと思うが、それが腐敗の抑制に役に立っていたのだろうか。無神論社会と言われる今の日本で、隣近所も村社会も崩壊している中で、「神の目」はどこにあるのだろうか?

    日本の古の他者との関係性が腐敗抑止にどれくらいの役に立っていたのか、そして、完全な個人社会となり始めている今の日本と比較した時にどう違うのか、そういう事を調べたくなる。

    事例の羅列は読んでいてだるくなる箇所もあるが、全体を通して、示唆に富む、非常に面白い本。

    タイトルが良いよね!

    0
    2026年04月27日

    Posted by ブクログ

    悪人になるというより、自分本位、利己的な人のほうが権力に近づきやすくなって、必然的に悪人がうえに立つ構図なのかなと読んで思った。、

    0
    2026年03月15日

    Posted by ブクログ

    より悪質な人が権力を掌握するのか?、権力が人をより悪質にするのか?、私たちはなぜ自らを、明らかに支配権を握らせるべきではない人に支配させるのか?といった問いを命題として権力の腐敗について述べた本。各章の結論めいた部分にたどり着くまでのエピソードが冗長に感じられ、なかなか要点のわかりづらい構成だった。
    腐敗しやすい人は権力に引きつけられ、権力を手にするのが得意であることが多い。汚れた手(目的のために清濁併せ呑む覚悟)、学習(人間心理の急所を突く学習)機会(善人が躊躇する一瞬の隙)、精査(他者を監視し、自分の化けの皮を剥がされないように計算する能力)
    という4つの要因のせいで、人は権力を持つと実際以上に悪質になるように見える。

    0
    2026年02月28日

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