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私たちはどこにいるのか。そして、どう生きるべきか――。『サピエンス全史』『ホモ・デウス』で全世界に衝撃をあたえた新たなる知の巨人による、人類の「現在」を考えるための21の問い。
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Posted by ブクログ
現代のカントかなと思わせる程多岐にわたる論点を取り上げ、主張が展開されており、圧倒される。そこまで技術が発展するかなと感じる点もあるが、圧倒的な知識からの説明にただただ納得させられてしまう。同時に自分で考えないとダメだなあと反省させられる。今年一番の考えさせられた本。
いろんなトピックがあるのだか、 結局、こういうことに集約できるか。 取るに足らないはずの人間が力を持てたのは、 虚構を信じて団結できたから。 何か大きなことをなすには、周りに虚構を信じさせることが大事になる。 虚構を伝えてくるのは、 国であったり、企業であったり。 自分に問いかけたとして、果...続きを読むたしてそこに 本当の自分があるのか。 周りから信じ込まされた虚構なのではないか。 現在さらにバイオテクノロジーとデータによって、 個々人を理解した上で、それぞれに合わせた虚構さえ作りうる。 いったい何を信じたらいいのか。 と。 しっかりと自分で考える力をつけないといけない。
匿名
現在当たり前のように受けている恩恵が、今後急速に発展した結果悲惨なことにつながりかねないことを改めて実感した。無知が本当に危険なので、危機感を持つべきだと思った。
#タメになる
「現代の社会が抱える問題を学ぼう!」などと、肩肘張って読むことは、おすすめしない。この本は、著者のエッセイ的な文体で、21個のトピックに関して、ときに問いを投げ、ときに歴史の事実を紹介し、ときに著者の想いは垣間見える。そういった本である。本全体に散りばめられているエッセンスを、自ら結んでいくことで、...続きを読むより楽しめる本になっているだろう。
会社の読書会のテーマ本として取り上げた本。著書の他の本と異なり、テーマが多岐に渡り、一つ一つの章が基本的には独立して語られるエッセイのような形。なのである程度手に取りやすい。 ただし、他の本と同様、内容は彼の膨大な知識やそこから導き出される深い知恵に溢れており、学ぶことは非常に大きい。何よりも、さ...続きを読むまざまなテーマを人類の歴史と
今の時代に目を向けた作品 改めてこれまでの著者の作品と同じ、一貫性のある姿勢(生化学的アルゴリズムなど)を持ちつつ、「物語」という観点に焦点を当てている これを読んで自分は何をするのか、テーマが広範で難しい。
今の捉え方について、納得感のある理論をもとに語られていた。問いかけの力がすごい。 虚構のおかげで進化したが、今は虚構のせいで狭苦しい世の中だと。自己•感情というものは、確固とした実態があるのではなく生化学アルゴリズムにすぎない。そんな中でどう生きるのか。
村上龍の「半島を出よ」を読んで、政治や経済や国際情勢や歴史に、興味と知識を持たないことは弱点だと気づいた。 とにかくなんでもいいから読みたくて、有名な本書を読んだ。 現代社会が抱える諸問題についてわかりやすく、面白く書いてある。 世界と未来に関して自分も何かしなくてはと思った。 もう一度読み直し...続きを読むたい。
テクノロジー、宗教、戦争などの様々な切り口で、我々が無意識に(だが冷静に考えてみれば根拠なしに)抱いてしまっている思い込みや偏見を明らかにしてくれる。 世の中で起きている事柄について、多少なりとも見方が変わるような気付きをいくつか得られた。
単行本が出版された時に読んだのだが、途中で放り出したままになっていたのだが、サピエンス全史が文庫本化されたのを契機に、サピエンス全史、ホモデウス、21Lessonsと全て文庫で読み直しました。 21Lessonsはあまりにも取り扱う分野が広くてどれだけ理解したのかわからないのですが、サピエンス全史...続きを読むから通読したのでやっと征服した感を得ることができました。この21Lessonsの中で最後のLessonは「瞑想」なのですが、ユヴァル・ノア・ハラリは2000年にヴィパッサナー瞑想のレッスンを受けて、それ以降まいにち2時間の瞑想と毎年1か月から2か月の瞑想修行を続けているそうです。この瞑想の実践が提供してくれる集中力と明晰さがなければ「サピエンス全史」も「ホモ・デウス」も書けなかっただろうと振り返っています。 確かに情報をいくら与えられても、自分が考えていると思っていることの多くが虚構でありそれと現実を区別することがますます困難となっている現在、自分の集中力を研ぎ澄ます訓練なしには何事も明確な発言はできない。ハラリの主張はまさに明確であるのは、ユダヤ人だからではなく、瞑想の訓練をしているからなのだというのは驚きました。 いずれにしてもバイオテクノロジーと情報テクノロジーが進歩するにつれ、私たちの周りに様々なアルゴリズムが私たちをじっと見ているようになり、アルゴリズムが私たち以上に私たちを知るようになるのは時間の問題だと言えます。そのアルゴリズムに支配されずに自分自身を知るためには、努力が必要だということがわかりました。
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21 Lessons 21世紀の人類のための21の思考
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ユヴァル・ノア・ハラリ
柴田裕之
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