【感想・ネタバレ】サピエンス全史 下 文明の構造と人類の幸福のレビュー

あらすじ

文明はなぜ爆発的な進歩を遂げ、近代ヨーロッパは世界の覇権を握ったのか? 帝国・科学・資本を中心に未来への幻想が生まれる歴史を解く。文明は人類を幸福にしたのか? ついに文庫化!

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Posted by ブクログ

人間としての価値基準が変わるぞ。

世の中を見る目が変わる。
人生について考え直す機会をくれる。

本当に難しい本だった。

けど、今はAIがある。

わからない話や背景、表現はAIに投げて答えをもらいしっかりと自分に落とし込む。

長い時間をかけてじっくり味わってモノにしてほしい。

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2026年07月15日

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上下巻を通読。こんないかにも難しそうな本を読む人はどんな人なのだろうね、と思っていたけど...これは面白い。
まさに人類のハイライトですね。

長い本だけど、泣く泣く削った部分とかあったんだろうなぁ...もっと色々書きたかったんだろうなぁ...と勝手に想像できる。全然違うかもしれないけど。

世界中の見方は正直変わらないのだろうけど、本質のようなモノを抽出して言語化できる著者は見えてる世界が違うのはよく分かった。
難易度みたいなものは特に高くない、普段使いしない漢字をめっちゃ繋げて使用してくるくらい。

ある程度、本を読む人には文句無しに勧められる。
翻訳本は読むの疲れる。

ホモデウスは読むか分からない。

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2026年07月06日

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ネタバレ

すごく面白かった。
一見するととても難しそうなテーマだけれど、読み進めるのにそこまで苦にならないのは、内容を論理的に噛み砕いて説明してあるからかなと。
変に強い思想が入りすぎることなく、自然科学も宗教も全てフラットに評価し解説している点がとても好きでした。
これまでの歴史で判明している事柄や予測される事象、これからの人類に考えられる可能性まで、本当に一貫してひたすらフラットに話しているような印象でした。私が理解しきれていないだけかもしれませんが。
特に宗教や神話について、一般的にそれに対して求められる事を踏まえつつも、ひとつの文化やあくまで物事を捉えるひとつのアプローチとして説明してあるのが個人的には好きでした。私は特定の宗教に傾倒はしませんが、文化として宗教を学ぶことに非常に興味があるので、人類という大きな共同体において宗教の位置づけがとても俯瞰的に解説されていて面白かったです。

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2026年06月26日

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ネタバレ

幸福について「期待とそれに対する満足」「快感という生理的な反応」「内外の感情を追求しないこと」など様々書かれていましたが、私は物事に対する前向きな解釈が幸福であると思っていますし、その解釈を固めるために外部を変える必要もあると思っています。仏教はちょっと実用的ではないかな…特に快感を知った今となって

絶対的な共同体がなく、個人主義の加速する今、自由を手にした私たちはどう幸福を考えるべきか…日々考えることの整理に良い作品でした。

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2026年05月31日

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上巻の半分まではスラっと読めたが、以降は根性だった。農業革命がサピエンスをマイナスに導いたと上巻にはあらわしたが、下巻では成長しなければ衰退するし、これからの科学革命の行き先はみとおせないがサピエンスは前進すると楽観視してるのではないか。

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2026年03月19日

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肯定するでも否定するでもなく何を望むか問いかける

初めは生物学的な話だったが途中から何とも言えなくなり、最後はまた生物学らしい話でまとまっていて良かった

ふとした時に恐れ多い気持ちになるが、そういうことなのだろう

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2026年02月27日

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サピエンス全史上下巻読み終えた。
感想をまとめるには内容が壮大かつ濃厚すぎた。

「ヒトして」「サピエンスとして」「動物として」の私の感情が終始入り乱れ、過去現在未来を概観した上での私の在り方を見つめ直す必要があると感じた。

この流れでNexusにも手をつけよう。
著者のアップデートされた未来予測がどうなっているか、今から楽しみだ。

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2026年01月26日

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ネタバレ

読み始めて下巻の初めで挫折してまた再開して読み終えるまでに一年かかった!!
・世界を席巻するのがホモサピエンスじゃなくなる日も近いのかもと思った。
・幸せとはなんなのか?わたしは仏教的な考えが好きなので少しは悟りに近づけるようにいろいろインプットしていきたいと思った。
・直訳感?があって読みにくいと正直思った。。けど原作をリスペクトした訳し方なのかな?とも思った。

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2025年12月14日

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達成感...
下まで読んだ今、最高の読書体験だったと言える。

今までにないほど先が気になるのに、新たな興味をわかせてくるから寄り道(他の本の知識が欲しくなる)したくなった。

今まで世界史や日本史はそれほど得意ではなく、ただの暗記科目としてとらえていた。
でも「視点」をかえて「ストーリー」として読み解くことがこんなに面白いことだとは思わなかった。

中学生で読んでいたら世界史専攻したかもしれない。
でも中学生の自分はこんなの読めるレベルになかった。

いま出会うべくして出会った本。
本当に感謝です。

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2025年12月12日

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上巻が、認知革命から農業革命と来て科学革命に至る貨幣・帝国・宗教のうち、どうして宗教だけを下巻にしたのか?と疑問に思っていましたが、下巻は科学と言うよりも宗教に似たイデオロギーと言うテーマが多く占める事から納得しました。

ヨーロッパ人やキリスト教徒が野蛮だから、つまり悪い事を悪いと思わなかったから、帝国主義や資本主義が拡がり、科学革命が起きたんですね。そしてもう引き返せないって言われても迷惑なんですが、と言う感想もありますが、19章の幸福の定義の部分が特に印象的でした。

今の日本は多くの人が日々の仕事はつまらない、通勤は苦痛、家族も負担、と感じるような世の中になってしまっているように思えますが、それもこれも自由主義的な個人の幸せの追求と言う、もしかしたら間違っている幸せの追求をしているからでは?と思いました。

キリスト教徒やイスラム教徒のように何でも神様の基準に従います。と言えたり、仏教の教えをもう少し踏み込んで学んでいたりしたら、幸せは自分の中から沸き起こるんだ。なんて妄想のような事を思わないのかな?と思いつつ、社会に貢献できるような仕事とか、家族を大事にとか、と言う本来は幸福の追求にプラスになるような事すら、間違った幸せの追求の中で本心からそれを望んでいないから実現しても幸せになれないのでは?と、堂々巡りのような想いに囚われてしまいました。

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2025年12月07日

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サピエンスは技術と文化を手に入れて幸せになったのだろうか…
同じ歴史をなぞるのでと、見方を変えればこれだけ意味が変わる。
進歩によって私たちの生活は向上したかもしれないけど、実は何も変わってないのかもしれない。
そして後半、未来を考えると私たちサピエンスはどこに行き着くのかひたすら怖くなった。
筆者が言うように、持て余すような技術を手に入れた私たちはこの先「どうなりたいのか」を考えて力を行使しないと、どうなってしまうのかもわからない。そしてそれはすぐこの先に起きてしまうこと、今もう起きているのかもしれない。

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2025年12月02日

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◾️サピエンス全史は大きく4部構成。認知革命、農業革命、人類の統一の前半分が上巻。人類の統一の後ろ半分と科学革命が下巻。
◾️科学革命は人類が意図せず始めたものであり、現代では科学を意図的に活用して何かを成し遂げようとしている。でも、誰も答えを持っていないということだった。
◾️科学革命が起き始めた1500年頃から、現代までの歴史を巨視的に見る本書は、内容が濃密過ぎて消化しきれない。何度も読み返してみたい1冊だ。

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2025年11月24日

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非常に大きな視野で歴史を解説している。
資本主義について考えさせられる。
幸福とは何か、哲学的な問いについても記述されている。
人とは何か、クローンをどう考えるか、など根源的な問いを考える機会を本書は与える。
単なる歴史を振り返るだけでなく、深く人について、考えさせる一冊。

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2025年11月08日

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なぜ歴史を学ぶのか?それは、固定観念や先入観を覆し、新しい視点で物事を眺める力を養うため。歴史を学べば未来を知れるというのは違う。多くの、未来があり、多くの可能性があることを理解することが歴史を学ぶということ。学校の授業では、なぜ学ぶのか?を教えてくれない。ここに、問題があるのではないか?

取るに足らない存在であったホモサピエンスが、認知革命、農業革命、科学革命、産業革命を経て、現代に至る。集団生活が可能になったのは、ホモサピエンスだけが、遺伝子に頼らない虚構、集団的主観を持てるようになったからであり、故にどの種よりも、繁栄し、危険な存在となった。農業革命により、狩猟採集社会から決別した。帝国主義、資本主義と結びついた科学革命を経て、歴史のスピードは早まり、産業革命を経て、マルサス主義からの脱却を成し遂げた。次に、遺伝工学やサイボーグ工学が、DNA改変を成し遂げ、これまでの自然選択による進化すら、超越しようとしている。特異点に到達するのは時間の問題である。

そんな中で、幸福度という尺度で考えた時、これらの革命は人類を幸福にしたのか?生化学は、ホルモンこそが幸福度を決定するという。仏教は、内なる自分を知り、絶えず波のようにくる感情との戦いから脱却することが幸福という。ニーチェ等の哲学は、意義ある人生こそが幸福度という。外部刺激と内部理解。現代人は、過去の人々と比較して本当に幸福なのだろうか?歴史学は、歴史の変遷、事実、仮説を示すが、幸福度については、何も回答してくれない。

今後50年のうちに何が起こるのか?おそらく、ほぼ全てのことは達成できるようになると筆者は述べる。故に、何になりたいか?ではなく、我々は何を望むか?が至上命題となる。歴史の選択は、人類の利益追求による結果ではない。歴史が進むことで人類の境遇が改善させるという根拠はどこにもない。だとすると、今の我々が考えるべきことは何か?

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2026年01月18日

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ちょっと忙しい時期が続いて読み終わるまでに時間がかかってしまったが、なんとか読み終えた。 人類の誕生から現代までをずっと読んでみて、我々の生きている時代も歴史の中の一部でしか無いことを感じた。 本書では歴史を研究する意味を、視野を広げ我々の目の前には想像しているより多くの可能性がある事を理解するためとかかれており、その通り、我々の子や孫の時代には世界やホモサピエンスがどうなっているのか、考えてみるのもおもしろい。

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2026年07月01日

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「無知の知」が人類に与えた影響や、科学革命の与えるこれからの未来、そして幸福とはなんたるか、など、上巻に続き自分にはない観点から描かれていた。
歴史学的知見から人類を考えた文章なので、知識としてそのまま吸収するのではなく、これをどう解釈するのかも読者にとって必要なプロセスだと思う。

3:7くらいで人類の進化に憂いているような印象。
未来より過去を対象にしている学者ならではの筆致かなと感じた。
でもこのこの感受性は呑気に生きているだけではなくとても必要な知見だと感じた。

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2026年06月30日

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第19章 文明は人間を幸福にしたのか 第20章 超ホモ・サピエンスの時代へ がとても面白かった。

上下巻通して読み、人間の時代による出来事(革命)の縦軸からなる説明を噛み砕いていたマクロ視点が、19章20章で人間そのものの未来に焦点をあてる横軸のミクロ視点まで経ていて、本書全体が人間について、人間とはなにかと根底から考えようとする試みの連続で感嘆と、頭を抱えるような作者の警鐘の音を余韻として聴く心地だ。

わたしたちはなにになりたいのか、わたしたちはなにをのぞむのか。
未知の海を泳ぐ不完全な頼りないいっそうの船であるわたしたちは、作者のその言葉を羅針盤のようにして大切に持ちこたえつつある限りは、船は沈まないと信じたいが、どうだろう?

間をあけて、何度か読みたくなるような本書。
ホモ・サピエンスの栄光に色濃く遺る陰影にきちんと向き合うハラリさんの視点は警鐘もあるが、優しさも個人的に感じた。

訳者 柴田裕之さんの訳もわかりやすかった。

今を生きる全てのひとに、おすすめな本。

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2026年06月16日

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上巻を読み終えたのが今年の1月中旬頃、それから約4ヶ月余りを経てようやく下巻を読破。

読み終えるのに1週間以上かかってしまい詳細の内容は正直もう覚えていない。

が、読み終えた今この瞬間は高い視座を身につけたような感覚に包まれている。

改めて、歴史上現代に生きる我々が特異点とされる時代に生きているのか、「私たちは何を望みたいのか」が問われる。

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2026年06月05日

Posted by ブクログ

上下巻を読み通して、頭の中がいろんな方向に持っていかれました。評価を付けるような本では有りませんが「こういった考えを持っている人もいるんだー」のレベルで読み切れたのでokかなぁと。
自分の中で納得していた常識に疑問を抱いたり、偶然だと思っていたものが、長い年月をかけて必然のように積み上がってきたことに妙に納得したり。
地球上に生命体が誕生し、ホモ・サピエンスへと進化する過程から始まり、どう生きるのか、どう暮らしていくのかを、その日その日で考えていたものが、月単位、年単位へと変わっていき、知恵を持ち、個人から家族、集団、村、国へと広がっていく。暮らしが豊かになり、発展して、宗教が生まれ、統治者が生まれる。その先で戦争や侵略が起きる。今生きている我々の世紀はこのループの中に存在している。
核については特に考えさせられましたね。人類は、自分たちの営みを終わらせるレベルのものを作ってしまったんです。そして、戦後何十年経った今もなお、「国を守るため」という理由で持ち続けている。もちろん簡単な話じゃないのはわかるけれど、結局、今この時代に生きている自分たちも、すごく危ういバランスの上に立っているだけなんだなと思いました。今の時代も宇宙年数で言ってしまえば、ほんの刹那。
ざっくりですが、面白い著書でした。ただ、読後に残ったのは「知識が増えた」という感覚ではなく、自分の中で静かに消化しながら、この世界とどう向き合って、自分の人生をどう生きていくのかを考え続ける感覚でした。時間をかけて読んでいただきたい、深みのある本です。

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2026年05月26日

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ネタバレ

「一動物」から「神になった動物」になるまでの過程が農業革命・法制度・科学と資本主義との結びつきなどから描かれる。我々は何を求めているのか?で結ばれる本作は、さまざまな領域で人の能力を凌駕するAIの台頭により、人類が物語を語り続ける時間は僅かしか残されていないと警鐘する。末尾の訳者あとがきに本作の特徴と全体像が端的にわかりやすくまとめられていて、サピエンス全史のまとめにふさわしい内容だった。

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2026年05月15日

Posted by ブクログ

上巻ほどの感動はなかったものの、世の中の事象について、点と点が繋がっていく感覚がとにかく気持ちいい本。特に、ホモ・サピエンスだからこそ貨幣の価値を「信じる」ことができたこと、その貨幣がホモ・サピエンスにもたらした力が凄まじいことが印象に残った。AIの登場は、農業革命や貨幣の登場に匹敵する出来事なんじゃないかと、新版の補足を読んで感じさせられた。

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2026年05月10日

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読書メモには一通り書いたが、あまりにも乱雑で、ここでそれを見せるのは適切ではないと判断したため、本当に感じたことだけを書くことにする。

上では歴史のお勉強という感じで、自分の知らなかったことが沢山記されており、胸が高鳴ると同時に大変勉強になった。
下は今ある社会の仕組みやそうなった理由などが連ねられていて、正直、上で感じた高揚感はなかった。
しかし、なるほど、と納得する場面は減ることなく読み進められた。特に、幸福の定義やそれを測るといった章が以前にも同じようなことを考えた自分にとって印象深かった。

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2026年03月26日

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人類史を概観できるとともに、我々サピエンスがいかにして他の動物種を圧倒し生態系の頂点に君臨したのか、そして地球を征服するに至ったのかが理解できます。最初から最後まで知的好奇心かき立てられっぱなし。壮大なタイムスケールの中にダイブして、我々サピエンスの来し方行く末に想いを馳せる、そんな読書体験ができます。ロマンティックで刺激的な本。人類必読書!

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2025年12月19日

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普段本を読まない人たちが本書だけを読み、感銘された!とか言って随所に『サピエンス全史では〜』の枕詞と共に講釈を垂れる感じが嫌いで、この本を読まず嫌いしていた。何のきっかけか分からないけど、読んでみた所、なるほど!?の連続で未知を色々開拓してくれた。

内容では、ゴーギャンの「我々はどこから来たのか 我々は何者か 我々はどこへ行くのか」の絵を思い出す。この作画の意味する所、というかタイトルは抽象的かつキャッチーなため、様々な文脈で自由に引用される。サピエンス全史についても、様々な文脈で自由に引用されている。それも、この本が包括的でキャッチーだからだと思う。ただ違うのは、サピエンス全史はとにかく具体的である点。

宗教、帝国、貨幣の観点から歴史を顧みて、我々を我々たらしめている不変則を解き明かしている。それぞれのパワーに対して歴史の観点から注意深く検証し、更に不確かな事(未来や幸せ)な事については断言しない慎重な立場を取っている。丁寧な本だと感じた。

扱っている内容が人間とは、に対してあまりにも包括的なので、引用できる部分が多いし、読み終えたらなんかひとつの真理に辿り着いたような気持ちにもなる。

読み応えもあり、中身も納得させるような本でした。読まず嫌いは良くないね!

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2025年12月02日

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人間の知能が発展することで世界がどう変わってきたのかと、その進化のストーリーが壮大!

宗教や通貨などの共通認識がどうやって生まれて、人間社会を形作ってきたのかがこの二冊で描かれていて、歴史を一気に俯瞰できる感覚!

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2025年11月27日

Posted by ブクログ

宗教観的な話の時には、文化の違いなのか理解しきれない時もありましたが、人類の歴史をダイジェストで見る、といった感じで興味深いことがたくさんありました。

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2025年11月20日

Posted by ブクログ

ネタバレ

上巻は世界史寄りの話だったが、下巻の、特に後半は、現代やこれからの未来に対しての問題提起。
フランケンシュタインを例に、当然ながら人間は決して自らの上位互換の存在を認めないこと、もし現れたらどうなるか、という考え方が平和ボケした自分には印象的だった。

子供の養育にまつわる労働を例に取ろう。カーネマンの研究から、喜びを感じるときと単調な苦役だと感じるときを数え上げてみると、子育ては相当に不快な仕事であることが判明した。労働の大半は、おむつを替えたり、食器を洗ったり、癇癪を宥めたりすることが占めており、そのようなことを好んでやる人などいない。だが大多数の親は、子供こそ自分の幸福の一番の源泉であると断言する。これはつまり、人間には自分にとって何が良いのかがよくわかっていないことを意味するのだろうか?
そういう見方もできるだろう。だがこの発見は、幸福とは不快な時間を使い時間が上回ることではないのを立証しているとも考えられる。幸せかどうかはむしろ、ある人の人生全体が有意義で価値あるものと見なせるかどうかにかかっているというのだ。
幸福には、重要な認知的・倫理的側面がある。p307

スプートニクとアポロー一号が世界中の想像力を掻き立てたときには、世紀末までには火星や冥王星の宇宙植民地に人々が暮らしているだろうと、誰もが予想し始めた。こうした予測のうち、実現したものはほとんどない。その一方、インターネット時代の到来を予見した人は誰もいなかった。p346

もし本当にサピエンスの歴史に幕が下りようとしているのだとしたら、その終末期の一世代に属する私たちは、最後にもう一つだけ疑問に答えるために時間を割くべきだろう。その疑問とは、私たちは何になりたいのか、だ。「人間強化問題」p347

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2026年07月14日

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上巻では、「人類がいかにして地球の覇者になったか」をテーマにサピエンスの歴史に迫っている。
下巻では、「ヨーロッパ人(白人・アリーア人)がいかにして世界を征服するに至ったか」をテーマにしている。

前提として、歴史というのは決定論では説明できないし、混沌としているから予想できるものではない。
歴史はいわゆる二次カオスである。一次カオスは、たとえば天気である。天気は無数の要因に左右はされるものの、その構造は複雑ではなく予想することは可能。
それに対して二次のカオスとは、複雑であり過ぎるため予想することは決してできない(バタフライ効果ともいう)。歴史に加え株式市場も二次カオスである。

それでは、私たちはなぜ歴史を学び研究するのか。
歴史を知ることは正確な未来を予想をするための手段ではない。歴史を研究するのは、未来を知るためではなく、視野を広げ、現在の私たちの状況は自然でも必然なものでもなく、私たちの前には想像しているよりずっと多くの可能性があることを理解するためである。

歴史の中で輝かしい成功を収めた文明がどれも人類にとって最善のものだったと考える根拠はない。進化と同じく歴史は個々の生き物の幸福度には無関係である。

本書のテーマである「ヨーロッパ人(白人・アリーア人)はいかにして世界を征服するに至ったか」についての答えは、西洋では何世紀もかけて近代科学と近代資本主義に合致する価値観で考えたり行動していたため、社会構造、司法制度がそれに適合する仕組みになっていた。
そのため、科学やテクノロジーが大きく飛躍したとき、ヨーロッパ人は、いち早くそれを活用することができたのである。

具体的には、ヨーロッパ以外の地域では、まだ君主制が主だったころ、ヨーロッパではコロンブスをはじめとする大航海時代の始まり、それによりオランダで株式会社制度が始まるなど、近代科学と近代資本主義に合致する土台が着々と築かれていった。

そして、1776年イギリスでアダム・スミスによる『国富論』が発表された。
自分の利益を増やしたいと願う人間の利己的な衝動が全体の豊かさの基本になるという主張は、人類史上画期的な発想である。経済的な視点よりも道徳と政治的に見て従来の思想を根本的に覆すものであった。

なぜなら、富と道徳は矛盾するというのが従来の価値観であったからだ。人類史上初めて金持ちに対して天国の門を開いたのが本書であった。
スミスの描いた物語の中では、人は隣人の財産を奪い取るのではなくパイ全体を大きくすることによって豊かになる。パイが大きくなれば誰もがその恩恵を享受できる。したがって社会の中で最も慈悲深い人間は金持ちだということになる。

本書の最後に著者は、ホモ・サピエンスは新たな生き物に生まれ変わろうとしていると予言する。
それは、ネアンデルタール人がホモ・サピエンスに進化し、やがてネアンデルタール人が絶滅したような変化が起こると予想するから驚愕する。
では、ホモ・サピエンスはどんな生き物に進化するのかというと、テクノロジーとの融合によりアンドロイドに近いものになるのではないかと予想する。
もはや現段階で私たちはスマホとほぼ融合しているような切っても切れない存在に誰もが成り果てている。
医療の発達により病気の根絶、不老不死、永遠の若さなど、人類の長年の夢が叶うのはもうすぐそこまできている。しかし、これらが技術的に可能になったとしたら、それはもはや人類ホモ・サピエンスといえないのではないか、というのが著者の主張である。

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2026年05月08日

Posted by ブクログ

下巻は時代が現代の政治や経済に追いついてきた。
アメリカでは、農業人口が2%で人口分の農作物が賄えているほどの、農業の工業化に驚いた。
幸せとはなどの哲学的な内容にも広がり、幅広い思考分野を網羅した感があった。逆に印象が薄くなってしまい、心に残る一節は少なかった。
Audibleで聴読。

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2026年01月26日

Posted by ブクログ

後半は世界史をなぞった感があって読んでいて印象に残る一説が感覚としてなかった。もう少し熟読したら視点も変わっているのかもしれない。また読み直す機会があれば読みたい程度。

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2026年01月18日

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