中島岳志の作品一覧
「中島岳志」の「パール判決を問い直す 「日本無罪論」の真相」「アジア主義」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「中島岳志」の「パール判決を問い直す 「日本無罪論」の真相」「アジア主義」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
ガンディー、誰もが知るインド独立のリーダーであるが、彼は政治家、宗教家、活動家等既存の枠組みでは表現できない独特な魅力を持つ。そんなガンディーについて、政治学者である中島岳志氏が迫る。
ガンディーの代名詞と言えば、「塩の行進」、「断食」、「チャルカ―(糸車)を回す」ことである。中島氏は、ガンディーの凄さを「喚起する力」に見出す。こうしたガンディーの行動は、非常にシンプルでわかりやすい「行」であるが、なぜ彼がこのような活動をしているのかと言えば、そこに宗教対立を超えたメタ的な信仰心を揺さぶるインド人の力を喚起するためであった。
ガンディー以前では、インド独立はヒンドゥー教とイスラム教の宗教対立や
Posted by ブクログ
宗教とは何かを考えるうえで参考になる名著を、4人の有識者がそれぞれ1冊ずつ紹介している本です。
どの章も非常にわかりやすく、宗教(的な考え方)の大事さも恐ろしさも感じさせてくれる作りになっています。
別の本で半分ファンみたいになっている釈徹宗氏の著作だったため購入。認知的不協和や自我防衛機制、成熟した宗教的人格について述べている同氏の章は、読んでいるだけで何だか安心感を覚える内容です。
―宗教はどうしても信じている人と信じていない人との境界を生み出します。その境界ができないようであれば、生きる力にもならないことでしょう。しかし、その境界を超える回路がどれだけ多様にあるか、そこが大切です。(
Posted by ブクログ
保守という用語に対する誤解(復古主義、反動、封建的、家父長的)がこれほどまで定着してしまっているのはなぜだろうか、と考えてみる。
それは、実はそのまま保守の理念の光で明るみになる。どういうことか。理性への過信である。いや、過信どころか、理性以外に人間のよってたつ判断基準などないという妄信である。
この妄信は、宇宙は一つの真実のもと、決まった法則で規定されているはずである、という思い込み(この妄信を突いた傑作SFが『三体』)を端に、人間が作る社会も一つの真実(正解)があるという演繹?がもたらしたものではないか。
自分の一日の生活ひとつでさえままならないのに、人間世界を一つの秩序(理念)でまとめる