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戦争賛美が、保守なのか? ――戦中派・保守論客たちの真意と体験。評論家・保阪正康氏推薦! 歴史の継承は、本質を浮かび上がらせる。そう痛感させる、刺激的な書である。【おもな内容】戦前の日本の立場に積極的な意義を見出そうとし、第二次世界大戦を東アジア解放のための「聖戦」だったとみなす「保守」派。しかし、戦争を賛美することが、いつから「保守」になったのか? じつは、戦前日本において保守論客は、軍国主義に抵抗し、批判の論陣を張っていた。あるいは、兵として軍の欺瞞を目の当たりにし、壮絶な暴力を経験したことで、軍国主義・超国家主義に強い嫌悪感を示していた。すでに鬼籍に入った、戦中派保守たちが残した言葉に向き合いながら、いま、最も注目を浴びる政治学者・中島岳志が、現代において真に闘うべきものはなにかを炙り出す。 【目次】まえがき/序章 保守こそ大東亜戦争に反対だった/第一章 戦争に導いたのは革新勢力である/第二章 戦争への抵抗/第三章 軍隊での経験/第四章 戦中派保守 最後の闘い/終章 保守の世代交代の果てに/あとがき
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Posted by ブクログ
116ページ
田中美知太郎と反時代精神のところ。
民主政治は、「劣悪者」を指導者に選ぶと、途端に「最悪の独裁政治に転化」してしまいます。そして、独裁政治は「組織の末端において愚劣さは倍加される」ため、国民はさらに劣悪な状況に置かれることになります。
戦争中に声高に「国体」を叫んだ人間と、戦後に「平和」を叫ぶ人間が同根の存在であると認識し。その両者からの距離をとることを言論の核と据えました。118ページ。
林健太郎1968年全共闘と対峙した東大文学部長
歴史修正論争歴史認識論争は1993年頃から始まっており、様々に力強く日本の侵略戦争であることから目を逸らすなと論争を冷静に繰り広げた。
自己の誤りを認めることを自虐などと言って拒否するのは自卑、すなわち自己を卑しめかえって自己を傷つけるものであることを忘れてはならない。というまさにまさに、正論である言葉を投げかけている。
あまりものを考えたり読んだり検証したりしないでぼんやりTwitterやすっかり三流の新聞雑誌テレビマスメディアをみているとうっかり、ネトウヨ的な人ら、自民党政権の者も含めてを、保守と勘違いしてしまう人もいるだろうが、
改めて、昨今のレベルが低い人間として浅はかなネトウヨ的保守自称の存在が、保守とは無関係保守の本流ではないことがよくわかり、
頭がおかしな保守気取りのネトウヨも何かといけてない左翼オールドスクールも、なぜ駄目か、どこがダメか、どうしてこうなったかという戦後史がよくわかる一冊。ためになった。
空気とはまことに大きな絶対権をもった妖怪である。山本七平。今もなお同じ妖怪に絡め取られそうな日本。
保守的な人間観。
それは人間に対する懐疑的な見方。人間は過ち間違い誤謬誤認から解放されることはない永遠に不完全な誤謬を抱えた存在である。そんな懐疑主義的人間観を保守は共有する。
さて今の日本では、保守ではないものが保守を自称しておられるような。
為になった。
Posted by ブクログ
180808 保守と大東亜戦争 中島岳志 ☆☆☆ 最も考えさせられる
日本の精神は大きくブレる 戦前の超国家主義から戦後の左翼運動へ 思想がファッションになってしまっている
「真の保守」が弱い 明治以降の股裂きのつけ 和魂洋才 何でもありへ
⇒本来の保守は「リベラル」という価値観を共有 「寛容」と「自由」
180810山本七平(P188)☆☆☆「リンチによる絶対服従」「言葉を奪った」
(1)リンチー恐怖の支配ー正常な判断や倫理観を喪失させるー反射的に命令に服従させる
「言葉を奪った」人は絶対服従を余儀なくされ、意志を持つことを放棄する
過剰なゴマすり競争 思考は徐々に停止
(2)リアリティの欠如 員数主義 実際は「欠」「欠」「欠」
(3)「空気」の支配 合理性の喪失
客観的根拠や論理性は存在せず、精神主義の鼓舞ばかりが横行する
はったりだけの大言壮語 不安に基づく誇大表現
2018/08/08保守と大東亜戦争 中島岳志☆☆☆
生身の人間不在 国家主義も共産主義も同じ 己の権力闘争があるのみだから権力を奪ったら独裁者
「保守」とは何か? ここはもう一つ
人間理性の限界を踏まえ「漸進的改良主義」というが、ビジョン・理念はもう一つではないか
「人間主義」尊厳を大事にすることだと思う
人類の歴史は「人間に対する尊厳の価値の向上」に従っている
青年の狂気 青年将校と全共闘
将来への絶望なのか 自分たちの不幸なのか
いらだちが巨大な「破壊エネルギー」となって社会へ
「絶対権威への服従」ハイルヒトラーと天皇陛下同じだ
→リベラルは喪失
2018/08/09保守主義面白かった
急進主義の問題点は分かる 右も左も同じ
狂信的で自分で論理を考えない
保守主義も漸進的方法論として評価
ビジョンや目的はないので別途必要
「リベラル」ではどうか?(264)
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