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戦争賛美が、保守なのか? ――戦中派・保守論客たちの真意と体験。評論家・保阪正康氏推薦! 歴史の継承は、本質を浮かび上がらせる。そう痛感させる、刺激的な書である。【おもな内容】戦前の日本の立場に積極的な意義を見出そうとし、第二次世界大戦を東アジア解放のための「聖戦」だったとみなす「保守」派。しかし、戦争を賛美することが、いつから「保守」になったのか? じつは、戦前日本において保守論客は、軍国主義に抵抗し、批判の論陣を張っていた。あるいは、兵として軍の欺瞞を目の当たりにし、壮絶な暴力を経験したことで、軍国主義・超国家主義に強い嫌悪感を示していた。すでに鬼籍に入った、戦中派保守たちが残した言葉に向き合いながら、いま、最も注目を浴びる政治学者・中島岳志が、現代において真に闘うべきものはなにかを炙り出す。 【目次】まえがき/序章 保守こそ大東亜戦争に反対だった/第一章 戦争に導いたのは革新勢力である/第二章 戦争への抵抗/第三章 軍隊での経験/第四章 戦中派保守 最後の闘い/終章 保守の世代交代の果てに/あとがき
...続きを読むPosted by ブクログ 2023年10月11日
116ページ
田中美知太郎と反時代精神のところ。
民主政治は、「劣悪者」を指導者に選ぶと、途端に「最悪の独裁政治に転化」してしまいます。そして、独裁政治は「組織の末端において愚劣さは倍加される」ため、国民はさらに劣悪な状況に置かれることになります。
戦争中に声高に「国体」を叫んだ人間と、戦後に「...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年10月06日
右=保守のイメージがあるけど、そうではない。
もともと戦前の「保守」は今の自民党のような思想とは全く異なるものだった、ということ。
人間を不完全な存在とみなし、人間の意思決定を全て理論的で正しいとする見方に懐疑的であることから保守思想はスタートする。
“本来の保守はリベラルと価値観を共有する。この...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年11月10日
180808 保守と大東亜戦争 中島岳志 ☆☆☆ 最も考えさせられる
日本の精神は大きくブレる 戦前の超国家主義から戦後の左翼運動へ 思想がファッションになってしまっている
「真の保守」が弱い 明治以降の股裂きのつけ 和魂洋才 何でもありへ
⇒本来の保守は「リベラル」という価値観を共有 「寛容」と「...続きを読む
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