作品一覧 2024/04/12更新 文藝春秋 NEW 試し読み フォロー 地図のない場所で眠りたい 試し読み フォロー アグルーカの行方 129人全員死亡、フランクリン隊が見た北極 試し読み フォロー A&F COUNTRY総合カタログ 続巻入荷 試し読み フォロー エベレストには登らない 試し読み フォロー エロスの記憶 文藝春秋「オール讀物」官能的コレクション2014 試し読み フォロー 書くことの不純 試し読み フォロー 角幡唯介トークス 試し読み フォロー カムチャツカからアメリカへの旅 試し読み フォロー 極夜行 試し読み フォロー 極夜行前 試し読み フォロー 空白の五マイル チベット、世界最大のツアンポー峡谷に挑む 試し読み フォロー 孤独のレッスン(インターナショナル新書) 試し読み フォロー コロナ後の世界を語る 現代の知性たちの視線 試し読み フォロー 新・冒険論(インターナショナル新書) 試し読み フォロー そこにある山 人が一線を越えるとき 試し読み フォロー 探検家とペネロペちゃん 試し読み フォロー 探検家の事情 試し読み フォロー 探検家の日々本本 試し読み フォロー 探検家の憂鬱 試し読み フォロー 裸の大地 試し読み フォロー 漂流(新潮文庫) 試し読み フォロー 雪男は向こうからやって来た 試し読み フォロー 1~23件目 / 23件<<<1・・・・・・・・・>>> 角幡唯介の作品をすべて見る
ユーザーレビュー そこにある山 人が一線を越えるとき 角幡唯介 内容は”冒険の現象学”。この人の冒険ノンフィクションからの流れで読むと面食らうかも。ハイデガーをちゃんと踏まえて、この人の今まで経験してきた"冒険"を考察している。ちゃんとした哲学書にもなっているので、著者のファンだけでなく、哲学クラスタにもいいと思います。ハイデガーが『存在と時間』で提示した日常の...続きを読む事物から展開する"現象学"のやり方は、好悪はともあれ、これだけ射程/応用範囲の広いものなのだと改めて興味深い。 Posted by ブクログ そこにある山 人が一線を越えるとき 角幡唯介 人はなぜ冒険をするのか、山に出かけるのかの答えは人はなぜ結婚をするのかの答えと同じということを哲学的に論考している。思いつきと隆起した事態がその答えであるとハイデガーや中動態等を持ち出して論理を展開していく過程は迫力がある。「探検家とペネロペちゃん」も衝撃的だったが本書も別の意味で衝撃的ある。これら...続きを読むの衝撃源である角幡夫人の書いたものを読みたい。 Posted by ブクログ 極夜行 角幡唯介 現代に、これだけ素晴らしい日本語を書ける人がいるのかと、衝撃を受けた。 情景描写はリアルで美しく、適度にユーモアがおり混ざる。想像を絶する過酷な旅のストーリーなのに、何度も笑ってしまった。 脱システムを目的に探検をする、という思想も、最高です。文明社会で何を失ってしまったか、自分でも省みる機会になっ...続きを読むた。 真似したくはないし、決してできないけれど、でも羨ましすぎる極夜行。 Posted by ブクログ そこにある山 人が一線を越えるとき 角幡唯介 序章の「結婚の理由を問うのはなぜ愚問なのか」だけを読むだけでも、この本を買った価値はある。これまで見たり聴いたり読んだりしてきた、どんな結婚観よりも説得力がある。著者は結婚は選択ではなくこれまでの過去の経験や選択が積み重なり、それが事態として隆起したものなのだと言う。なるほど、本質をついた鋭い考察だ...続きを読むと思う。第2章以降も、ハイデガーの存在と時間や國分功一郎の中動態の世界などを引用しながら関与や事態についての、哲学的な考察が続くのだけど、ちょっと油断すると理解できないような小難しい話のわりに、具体的な例が面白おかしく書いてあるので、ちゃんと最後まで楽しく読ませてしまうところが、著者の文章力とウィットに富んだ人格ならではなのだろう。 Posted by ブクログ 極夜行前 角幡唯介 長い時間をかけて読んだ。 そうするとこの冒険を追体験しているような感じがしてすごく面白かった。本を開けばそこには、何もかもを凍らせる極寒の大地が広がっていて、不思議と児童書を読むようなワクワクがあった。 「極夜行」が面白くて手に取った本だったが、準備期間でもトラブル続きでヒヤヒヤする。もう、極夜が...続きを読む来るなと警告してるような、運命めいたものも感じる。それを跳ね除けて極夜行を遂行、達成した著者の行動力や知識力はもちろん、運命力にも人並み外れたものを感じた。 セイウチに襲われたり、(ズボンのチャックが開いてたせいで危うく死にかけた場面は思わずニヤッとした)ウヤミリックを厳しくしつけたらスレた中学生みたいになったり、たくさん面白くて好きな場面がある。でもなぜか第1章の天測がうまくいかなくてあくせくする場面が印象に残っている。大きなドラマも他の章に比べたら少ないのに不思議だ。専門的な用語だらけで、上手くいってるのかいってないのかも体感的に分かりづらいのになぜか印象的だった。不思議。 この極夜行シリーズは自分の中の大事なところに確実に食い込んできた。 Posted by ブクログ 角幡唯介のレビューをもっと見る