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植村直己、長谷川恒男、星野道夫――名だたる冒険家やクライマーが、なぜか同じ年齢で命を落とす。背後にあるのは、歳とともに落ちる体力と上がっていく経験値とのギャップ、すなわち「魔の領域」だ。二十代の頃、「体力の衰えは経験でカバーできる」と語る先達を「心中ひそかにバカにしていた」著者が、五十代を前に「その言葉は衰退の言い訳ではなく真理」だと思い至るまで、極地探検家ならではの圧倒的人間論!
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Posted by ブクログ
エゴがすごい。そして探検という民間から離れた世界を論拠するので尚更分かりにくい、、と思ったら本質的には生と死の話から派生しているから不易性があるし、更には現代社会へのアプローチもあり普遍性もある。ものすごく共感したし、勇気をもらった感覚もある。現代の全中年が読むべき、くらいに面白かった。 個人的には...続きを読む自分には遅れてきたリビドー、権力意志より強い想いもあると再確認した。 そして何者にもなっていない感覚と、なりかけている可能性も感じた。それも本書に出てくる幾つかのグラフが分かりやすく説得力があったから。 あと、内容を遠ざけない文章の読みやすさも秀逸。
冒険家とは縁遠いと思っていたが、抽象的には誰しも共通項がある加齢論を具体的な経験を通じて理解できた。 私はまだ32歳だが、40-50代になるとそういう感じなのかと先取り感とともになんか楽しみな気持ちになれた。とにかくポジティブに年齢を重ねていきたいと思う。
43歳と言う運命の歳。 “その年になったら、いったん休んで次の年から再開する。と考えても、結局その時を迎えると焦りがあり、逃げては駄目だという気持ちになって挑んでしまう。” ・・植村直己も、そして平出和也氏も。 登山家の限界論から、三島由紀夫・開高健にも話が展開して行き、それらの書籍も読破しなくて...続きを読むはと思わされる。 登山関連本として手にしたが、これはキャリア論として内省しながら読み終えたのでした。
2026年初めの読書として最適だった。 自分は冒険家ではなく、体力などの点からいって、43歳が頂点かどうかは分からないが、20代、30代、40代、そしてそれ以降と、積み重ねた経験とフィジカルが合致しなくなることは、今年45歳になる自分にはすごく共感。 そして、自分自身がここ数年、なんかつまんないなぁ...続きを読むと思ってた理由も見えてきた気がする。 今年、大きな挑戦をする自分にとって、とても勇気を与えてくれる一冊だった。
オトラジシリーズ。そして初の角幡さん。 タイトルから激刺さる。 経験がもたらす一番の負の側面は刺激を感じなくなることというワードが胸に響いた。 膨張期(20~30代)は、自分が何者か証明したいという気持ち。自分も抱いていたなと頷くことばかりだった。 自分もどこかのタイミングで「ガクッ」とくる日が訪れ...続きを読むる。 その時の支えにしたいと思った一冊。
おもしろかった。冒険家はぶっ飛んでる! ズレの集積の話はしっくり。 50以降も楽しみになるというところに、ポジティブな影響を受けた。 畢竟
50代を迎えるのが至極楽しみになりました。(35歳男性) 本書では偶然を「世界でその人のみに固有の出来事」と定義してますが、偶然の積み重ねによる「ズレ」の集積が人生の固有度を形成するということに深く共感しました。
2026年1冊目、43歳の現在読むことができた事は幸か不幸か分からないが、共感できる事は非常に多かった、もやもや考えていた事が明文化された事も良かった。 40代に突入し、人生に対する考え方は変わるし、それを肯定か諦めか、よく分からないが後ろ向きに捉える事は無くなってきた。 加齢に対する、恐怖・嫌...続きを読む悪感みたいなものは昔ほど無くなってきた。
自分は新型コロナワクチンで後遺症になったのが42歳の頃だから、本書でいうところの43歳が頂点というのとは少し趣旨が違うのだが、結果的にそれに近い状況であることに間違いはない。 またそのような後遺症があるかないかに関わらず、何かに思い悩んだり迷ったり後悔したりすることがほぼなくなった。もともと自分の...続きを読む思うがままに生きてきたのでそれは以前からそうだったといえばそうだったのだが、やはり10代、20代前半くらいまでは何かにならなくてはいけない、という思いに駆られていたのは間違いない。あのヒリヒリした生に真正面から向き合う姿勢はなぜあの頃にはあって今はなくなってしまったというか平たいものになってしまったのだろうか。それはある程度何かを成し遂げたという気持ち、安心感からくるものなのかもしれない。
同級生のカクハタくんだから、なんとなく同じ感覚で読める。 そして、同じように自分のこれからについて考えるきっかけとなる本。
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43歳頂点論(新潮新書)
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角幡唯介
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