雪男は向こうからやって来た

雪男は向こうからやって来た

小説・文芸
638円 (税込)

3pt

ヒマラヤ山中に棲むという謎の雪男、その捜索に情熱を燃やす人たちがいる。新聞記者の著者は、退社を機に雪男捜索隊への参加を誘われ、2008年夏に現地へと向かった。謎の二足歩行動物を遠望したという隊員の話や、かつて撮影された雪男の足跡は何を意味するのか。初めは半信半疑だった著者も次第にその存在に魅了されていく。果たして本当に雪男はいるのか。第31回新田次郎文学賞受賞作。

詳しい情報を見る

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

雪男は向こうからやって来た のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    素晴らしいノンフィクション。単に雪男捜索の話ではなく、なぜそれに情熱を燃やし、中には命を落とすほどの危険を犯すのかを考察している。実際に冒険家であり、捜索隊に加わった筆者にしか書けない内容。伝説の探検家鈴木が雪男捜索にハマっていたとは知らなかったので感慨深い。エピローグにある鈴木の最期に関する考察は非常に説得力がある。見たことがあるというだけでなく、一番最初に達成したいという冒険家の性があるのだろう。

    0
    2026年02月13日

    Posted by ブクログ

    角幡唯介のような論理的な思考を持ち合わせた作家が雪男とそれに取り憑かれた人間たちを徹底的に取材、捜査、考察するという訳の分からないエンタメ。
    『極夜行』においても角幡は極夜の冒険を通して自分と真正面から向き合ったように、雪男を通して何かに取り憑かれた人間の内面性を描き出している。
    ゾクゾクする目撃談、冒険の面白さに触れてしまい、私もUMA文学に取り憑かれてしまった。

    0
    2025年05月09日

    Posted by ブクログ

    ムー的な話ではなく、きちんと事実に基づいて
    書かれた雪男調査隊の真面目なお話。

    子供の頃頭に植え付けられた、身長3mもある恐怖の雪男、
    という要素がまったくないので、そういうのを期待した人は
    この本ではなく、黙ってムーを読んで下さい。

    にしても、田部井淳子さんも動く何かを見ていたとは
    これにはビックリ。
    読んでると、ホントにいそうな気がするが...。

    0
    2022年11月02日

    Posted by ブクログ

    雪男のことを真面目に書いたのは、この本が初めてじゃないだろうか。
    日本の雪男探索史を整理した良書。おもしろかった。

    0
    2022年05月24日

    購入済み

    2019年にこの本を読みました。なぜこの時期に読んだのか…

    実は2019年GWに山口敏太郎さんのインタビューに答えました。
    概略を言えば1991年にネパールの比較的初心者でも行きやすいランタン渓谷をトレッキングしている時
    標高2,800m程度の原生林で身の丈155cm程度の全身黄褐色の毛で覆われた類人猿と10mほどの距離で遭遇しました。

    詳細は山口敏太郎さんのYouTube「アトラスラジオ」で語っています。
    「アトラスラジオ イエティ」検索で出てくると思います。
    Yahooニュースにも東スポの記事として出ていました(現在削除されています)

    概略は知ってましたがこの機に読んでみました。
    僕の体験に通じる部分もあり、そういうことだったのかと納得するところもあり
    楽しく読ませていただきました。

    おそらく2005年くらいだと思いますが
    2003年のイエティ捜索隊のHPを見つけて事務局に僕の体験をメールしています。
    すると本文中にも出てくる事務局の古山さんから返信があり
    「現地の方の目撃談に酷似してて非常に興味深いです。隊長に知らせておきます。」とのことでしたが
    その後、連絡はありませんでした…

    この本を読んで解ったのが高橋隊長は鈴木さんの強い弔いの思いがありコーナボン谷に狙いを定めていた、
    また僕が目撃したのが原生林だということもありなかなか発見しにくいだろうということもあり
    コンタクトがなかったのだろうと知ることができました。(眉唾の証言だと思われたのかもしれません(笑))

    この本を読み進めている時、現在極地旅行家として活躍していらっしゃる
    著者の角幡さんのツィッターを見つけてインタビューURL、YahooニュースURL送ったところ
    読んでいただいたらしく「ぼくらが2008年に探していたやつとまったく同じタイプですね、これは。やっぱりいるのかな。」
    との返事をいただきました。

    雪男・イエティと考えると眉唾と思われるかもしれませんが
    学術的に未確認の類人猿が人知れず存在してるのかも?と考えると
    あり得る話なのではと思っていただけるのではと感じます。

    賛否両論というとこであるとは思いますが
    アトラスラジオのコメント欄に「証言した本人です」とコメントしてあります。
    何かあればコメントどうぞ。

    0
    2020年01月15日

    Posted by ブクログ

    三浦しおんさんの解説が本書の性格を端的に表している。実は「雪男」的なものは世の中には結構あって、いつ自分がそれに絡め取られていくかは分からない。

    それ故に、高学歴のエリートと評していいような人でもオウムにはまったりしてしまう。そこまでいかなくても、ちょっとしたオタク的な趣味にハマるのもそれに近い事なのかもしれない。
    作者は一貫して冷静であろうと努めるが、それでも時折、それに絡め取られそうになる。それがまたなんとも人間的でいい。題名に込められた思いを考えると深いものを感じる。

    0
    2018年02月02日

    Posted by ブクログ

    早大探検部の先輩である高野秀行とは違い、未確認生物に懐疑的だった著者。ツアンポー峡谷を探検する前に、新聞記者の職を投げ打った不安定な立場で偶然にであった雪男捜索隊への誘いという切っ掛け。それが適当に距離を置いてリポートでする視座を得たのかもしれない。しかし、それによって雪男を目撃する幸運に恵まれなかった……それが本書のタイトルとなった深い意味に繋がる。映像に収めようと意図しても、露出オーバーだったり、濃霧に阻まれたり。さて、雪男は実在するのか? 21世紀の現代でも謎なのだ!

    0
    2017年11月30日

    Posted by ブクログ

     UMAのなかでも実在する可能性の高いもののひとつが雪男らしい。とはいっても、体長3メートルもあるような巨大な生物で、牛や鹿を襲って食うような怪物ではなく、人間の成人より身長は低い150センチくらいの猿(猿人?)の一種。なんらかの理由で高地の雪山で生活するようになったんじゃなかろうか、と専門家?は見ている。

     はじめにお答えしましょう。雪男はやってきません。


     しかしながら、なんだ、つまんねえ、やっぱりいないんじゃねえか、期待させやがって、けっ! とはなりません。
     雪男に魅了された人々の体験記として読むと、それはそれは面白い。


     著者は半信半疑のまま雪男捜索隊に参加する。しかし雪男をみたという証言が多いことに加え、著名な登山家の中にも雪男を見たという人が多いことで、次第に雪男の存在を信じ始める。


     鹿や熊の見間違いじゃないのか。白銀の世界で目がやられ、岩が動いて見えただけじゃないか。
    ヒマラヤに足を踏み入れてことのない素人は様々な要因を挙げては雪男の存在を否定する。


     確かにそのようなこともある。そして初期の探検家が雪男の足跡などを偽造したりもしたので、どうせまた嘘だろうと思われるのは無理もない。


     例えば、類人猿の専門家に雪山でチンパンジーのような猿が二足歩行するように進化したとは考えられないですか?と著者は質問する。
     専門家は一刀両断。最初の人類が二足歩行するようになったのは平地であったためで、雪山のような斜面での生活で四足歩行を放棄するとは到底あり得ない。
     
     ふむふむ。常識的にはそうなんだろう。


     しかし、いるとしか言えない(徳川埋蔵金かっ!)


     面白かったのは、現地の人々は雪男を探しに来たというと、金づるがきたとした思っていなくて、明らかにそんなものはいるわけない、と考えていること。金にならないとわかると、鼻で笑って否定する。
     著者はこの状況を日本人にもわかりやすいようにこう説明する。
     フランスの探検家が霞ヶ浦に河童を探しにきたら、地元の人はどう思うだろう。


     一笑に付すのは簡単だが、なぜそう思うのか、それを想起させる何かがあったのか、よくよく聞いてみるのは面白いし、新事実に突き当たるかもしれない。


     そんな感じで読むといい。
     

    0
    2017年08月15日

    Posted by ブクログ

    雪男を探しに行ってどうなった!?
    というより雪男という存在に魅せられた人々のはなし。
    著者の雪男に対しての一歩引いた視点がまたいい。

    0
    2014年12月15日

    Posted by ブクログ

    雪男は本当にいるのか、いないのか、ということよりも雪男に魅せられた人たちの話が面白かったり悲しかったり。

    0
    2014年05月03日

雪男は向こうからやって来た の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

集英社文庫 の最新刊

無料で読める ノンフィクション

ノンフィクション ランキング

角幡唯介 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す