裸の大地 第二部 犬橇事始
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裸の大地 第二部 犬橇事始

2,530円 (税込)

12pt

3.8

一頭の犬と過酷な徒歩狩猟漂泊行にのぞんだとき、探検家の人生は一変し、新たな<事態>が立ち上がった(『裸の大地 第一部 狩りと漂泊』)。百年前の狩人のように土地を信頼し、犬橇を操り、獲物をとりながらどこまでも自在に旅すること。そのための悪戦苦闘が始まる。橇がふっ飛んで来た初操縦の瞬間。あり得ない場所での雪崩。犬たちの暴走と政治闘争。そんな中、コロナ禍は極北の地も例外ではなく、意外な形で著者の前に立ちはだかるのだった。裸の大地を深く知り、人間性の始原に迫る旅は、さまざまな自然と世界の出来事にもまれ、それまでとは大きく異なる様相を見せていく……。

<目次>
泥沼のような日々
橇作り
犬たちの三国志
暴走をくりかえす犬、それを止められない私
海豹狩り
新先導犬ウヤガン
ヌッホア探検記
「チーム・ウヤミリック」の崩壊
*巻末付録 私の地図[更新版]

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裸の大地 のシリーズ作品

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  • 裸の大地 第一部 狩りと漂泊
    1,980円 (税込)
    『極夜行』後、再び旅する一人と一匹に、いったい何が起こったか。 GPSのない暗黒世界の探検で、日本のノンフィクション界に衝撃を与えた著者の新たなる挑戦! 探検家はなぜ過酷な漂泊行にのぞんだのか。未来予測のない世界を通じ、人間性の始原に迫る新シリーズの第一作です。 「この旅で、私は本当に変わってしまった。覚醒し、物の見方が一変し、私の人格は焼き焦がれるように変状した」 ―――本文より
  • 裸の大地 第二部 犬橇事始
    2,530円 (税込)
    一頭の犬と過酷な徒歩狩猟漂泊行にのぞんだとき、探検家の人生は一変し、新たな<事態>が立ち上がった(『裸の大地 第一部 狩りと漂泊』)。百年前の狩人のように土地を信頼し、犬橇を操り、獲物をとりながらどこまでも自在に旅すること。そのための悪戦苦闘が始まる。橇がふっ飛んで来た初操縦の瞬間。あり得ない場所での雪崩。犬たちの暴走と政治闘争。そんな中、コロナ禍は極北の地も例外ではなく、意外な形で著者の前に立ちはだかるのだった。裸の大地を深く知り、人間性の始原に迫る旅は、さまざまな自然と世界の出来事にもまれ、それまでとは大きく異なる様相を見せていく……。 <目次> 泥沼のような日々 橇作り 犬たちの三国志 暴走をくりかえす犬、それを止められない私 海豹狩り 新先導犬ウヤガン ヌッホア探検記 「チーム・ウヤミリック」の崩壊 *巻末付録 私の地図[更新版]

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裸の大地 第二部 犬橇事始 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2023年08月24日

    カクハタ君の話はこれまでも共感する話が多かったんだけど、そこに犬との話が加わったことで話にも広がりが更にできて、更に面白くなった印象。

    0

    Posted by ブクログ 2024年04月09日

    極夜行、極夜行前夜、裸の大地と犬ぞり関連の本を書いてくれましたが、これは完全に犬ぞりの犬について書いた力作です。
    巻頭の犬たちの写真を見ながら読むと次第に感情が入って来てしまいます。使役犬なのでいたしかた無いのですが、役に立たないと生きている資格が無いのがやはりとても悲しい・・・。ウヤミリックー!(...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年11月03日

    植村直己を角幡唯介が明確に上回っているのはやはり文章力だと思う。旅のスケールは植村より小さくても文章の素晴らしさで惹き込まれる。
    相変わらず退屈な思想の部分は読み飛ばせば良い。今回はそれが少なかったのもよかった。次巻からもこの調子でお願いします!

    0

    Posted by ブクログ 2023年09月28日

    どこの世界でも、昔からの伝統が継承されにくくなっていると実感しました。また、犬の生態についても、認識を改にしました。

    0

    Posted by ブクログ 2023年12月27日

     大冒険譚が書かれているわけではない。

     言わば冒険に出掛けるための準備譚で、犬ぞりチームを仕立てていく工程が書かれている。

    面白い。

     漂泊シリーズの第2弾で、クライマックスがあるわけではないけれど、ワクワクしながら読み進めていく。たぶんこんな風に著者の漂泊旅をず~っと読ませてもらうことにな...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2023年12月26日

    裸の大地 第二部
    犬橇事始

    著者:角幡唯介
    発行:2023年7月10日
    集英社
    初出:「すばる」2021年9月号~2022年11月号

    昨年(2022)に出版された「裸の大地 第一部 狩りと漂泊」で、探検家の角幡唯介がそれまでとは違う漂泊という旅を始めた。目的地や期間を決めず、一定量の食料のみを橇...続きを読む

    0

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