地図なき山―日高山脈49日漂泊行―

地図なき山―日高山脈49日漂泊行―

2,310円 (税込)

11pt

グルメサイトや地図アプリの検索結果をなぞるだけの日常で生は満たされるのか。情報に覆われた現代社会に疑問を抱いた著者は、文明の衣を脱ぎ捨て大地と向き合うために、地図を持たずに日高の山に挑む。だが、百戦錬磨の探検家を待ち受けていたのは、想像を超える恐るべき混沌だった。前代未聞の冒険登山ノンフィクション。

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地図なき山―日高山脈49日漂泊行― のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    先日「バリ山行」と言う面白くない小説を読んだが、同じ感じだと嫌だなーと思いながら手に取ると「チベット・ツアンポー」の人と言うことに気付く、これは間違いないなと期待が高まる。

    出会えて、良かった。著者が山行を行い、本書を書いてくれたことに感謝と思うほど良かった。

    GPS等機器の発達により未開の地が

    0
    2025年08月02日

    Posted by ブクログ

    感想


    私は山に行く。

    その時は必ず地図を見れるようにするし、行動中も要所で確認する。

    ただ、なるべく見ないようにするし、ラジオも聞かないし、人とも話さない(一人で行くことがほとんど)。

    私が山へ行くのは、自然の中に身を置いて、日々の細々したことから自分を切り離すためだ。

    ただ山を登って、

    0
    2025年06月07日

    Posted by ブクログ

    予定調和の現代社会から逃れ、目の前にある自然と対峙する。登山が趣味です。といった人とは違う、圧倒的なかっこよさ!(登山が趣味でもいいけど、それとは違ういっちゃってるかっこよさがある。)
    人はなぜ冒険を求めるのか、原始の狩猟最終民への憧れに対する答えを探りながら、地図のない日高山を漂白する。スマホ時代

    0
    2025年05月18日

    Posted by ブクログ

    なぜ地図なし登山なのかの半ば哲学的考察から始まる導入部にいま一歩理解が追いつかないこともあり、うーんと唸りながら読み始めたが、いざ行動開始されるた後に繰り出される哲学的思考がとても自分にピッタリと来て、非常に、本当に楽しみながら読むことができた。

    読んだ本にいちいち順位をつける習慣はないけど、それ

    0
    2025年04月12日

    Posted by ブクログ

    著者は探検家です。

    「極夜行」では太陽が昇らない北極をGPSも使わず、単独で横断している経歴を
    持っています。

    いわゆる文明の利器を使用せず、原始の状態で旅することをモットーとしていま
    す。

    そして今回は「地図」という文明というよりも、人類にとっては衣服のような必
    需品を持たずに山に入る旅の記

    0
    2025年04月09日

    Posted by ブクログ

    素晴らしいノンフィクション。日本にこんな冒険家がいる事を知った。しかも現役で。登山のことは何も知らないが、そんな事は全く心配いらなかった。人間が大自然と向き合う事がどのような事なのか、本当に分かった気がする。登山の専門用語を知らなくても問題なく読めて。非常に面白かった。冒険したい、日常に飽きた人にオ

    0
    2025年03月22日

    Posted by ブクログ

    【メモ】
    脱システム
    移動、食料調達
    地標
    未来予期こそ人間の基本的な存立基盤

    【目次】
    はじめに――よりよく生きるために私は地図を捨てた
    第一章 旅立ちの記
    二〇一七年夏の記録 その一
    第二章 漂泊論〜地図なし登山への道
    第三章 裸の山に震え慄く
    二〇一七年夏の記録 その二
    第四章 新しい道を見

    0
    2025年03月06日

    Posted by ブクログ

    地図なき山:日高山脈49日漂泊行 角幡 唯介


    地図を持たずに山を2週間、魚を釣りながら歩き続ける。
    いまやスマホの電波さえつながっていれば、紙の地図さえいらない世の中、
    なぜ地図を捨てる?

    その理由が素晴らしい。というかショックを受けた。

    山に向き合うため。

    地図を持ち、計画的に山に登る、

    0
    2025年03月03日

    Posted by ブクログ

     タイトルで勘違いしていたが、本書は足掛け4年、4回にわたる山行記録で、1回の山行で49日間日高山脈に入り浸っていたわけではない。日高山脈はそこまで広い山域ではないということか。また、地域を手の内化しようとする試みは、北極圏でも実施している著者の一貫した行動原理の一つと感じる。

     無目的に漂泊する

    0
    2025年04月10日

    Posted by ブクログ

    地図なし登山、本人にとっては楽しそうだけど、これまでのカクハタ君のやってきた、書いてきた探検、冒険の楽しさには及ばなかった。多分、自分にとっての未知の中でも距離感があって、今回のものは近いからなのかな、と思った。

    0
    2025年02月24日

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