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Posted by ブクログ
本屋で出会った本です。
二人の女の子
ダイアナと彩子の心と身体の成長物語
お互いがお互いを羨み憧れ
大好きなのに
少しのすれ違いで絶交してしまいます。
後になってもお互いに憧れて
羨んでけれど、話しかけることすらお互いできず
遠くから見ている
心のどこかではつながっている
少女二人が別々の道を歩きながら
だんだん大人になっていき
いろいろな経験していきながら
それに伴い
一番近い存在の
親に反発や反感を持って
それをバネに頑張り続ける二人
大人になって初めて
親に対する見方も苦労や大きさも温かさも少しづつ気づいていく
読みながら
本当にこの二人が愛しくて
可愛くて
たまりませんでした。
私の
大好きな赤毛のアンシリーズの話もポイントポイントで出てきて
まさしく私好みの本すぎて
終わったあとも本を握りしめてました。 笑
また大好きな本が増えました。
Posted by ブクログ
ダイアナと彩子の話。
小さい頃はあまりにも世界が狭くて、色んなことを羨ましく思ったり「人と違う」ということが悪いことに見えるが、大人になったら今よりずっとずっと生きやすくなるんだよと、小さい頃の2人に教えてあげたいと思いながら読み進めた。
自分はどちらかと言うと彩子のような幼少期を辿ってきて、どうしてもダイアナのような子に偏見があったときもあったが、高校の時はダイアナのような容姿になった。
今から思えば、なんだかんだ言って憧れみたいなものもあり、その時に出来なかったことを高校になってやったんだと思った。
ティアラさんの「みんなが正しければ正しいほど、毎日が苦しかった」という気持ちもわかった。
小さい頃は「いい子」でいたら良かったのに、成長するにつれてそれだけだと「つまらない子」になってしまうのが理解出来なかったなと自分自身思っていた。
今もよくわかっていないが、大人になれば何かしら出来ることがあれば人と関わらずに働くこともできて、協調性を強いられる部分が少なくなって楽にはなった。
全体的に、色んなことを言ってくる人はいるけど、自分自身に芯があれば、跳ね返せるというメッセージとして読み終えた。
すごいいい本だったな。
またふたりが本の話をするところを見たかったなと思った。
Posted by ブクログ
望んで得たわけじゃない名前、性別、身体の特徴といった属性に振り回されながらも自己のアイデンティティとして受容していく物語。救いだと期待したものが予想と違って救いようのないものだとしたら?大穴は親友の両親、祖父母、理解ある上司、そして実父に救いの形を探すが完璧なものはどこにもない。何度も悔しがりながらそれでも自分の足で立つことを選んだその強さにとても勇気づけられた。
作中でも引用のあった『赤毛のアン』の親友ダイアナは大穴と同じく、故郷を離れるアンとは異なり、地元で暮らしていくことを決めた。名作では脇役だった存在の人生にももしかしたらこんなに複雑な人間ドラマがあったのかもしれない(もちろん名前による葛藤はないだろうが)と想像させる。与えられたものと向き合い受容していく人生の奥深さ、人間力の高さに泣きたくなる。
人生はガチャだと思っている全ての人に読んで欲しい一冊。
Posted by ブクログ
「みんな違ってみんないい」って、本当はそんなに簡単じゃない。
羨望も劣等感も、目を背けたくなる感情もある。
それでも違う世界を持つ人同士が、重なる部分を持ち続けられることを信じさせてくれる、綺麗事ではなく痛みを伴って描いた物語だった。
˖ ⊹ ࣪ ˖ ☽ ⊹ ࣪
ダイアナと彩子が小学校で出会う場面では、子どもの価値観で見る世界のきらきらした感じや、自分とは違う家への憧れを思い出した。
でも今読むと、純真な子どもの世界を“大人の目線”で見てしまう自分にも気づく。
そこには意図せず、それぞれの家庭を「ジャッジ」するというノイズが入り込んでいて、あの頃のように純粋ではいられない自分を感じた。
この子たちも少しずつ、そんな大人に近づいていく。
そして、その過程で関係性も変わっていってしまう。
だからこそ、小学生時代の2人の時間がとても儚く尊いものに思えた。
私立と公立に分かれて以降、2人は幾度もそれぞれの場所で新たな悩みに直面する。
今なら、それぞれに違う世界があることがわかる。
同じ学校にいても見ている世界は全然違うし、逆に違う場所にいても似た孤独や価値観を抱えていることもある。
でも人は、見えるものや聞こえるものに簡単に影響されてしまう。
心で感じていることは、ときにとても小さく頼りなく感じる。
本当は、それが一番大切なはずなのに。
彩子は、自分の悲しい過去を認めたくない気持ちから、それを正当化するために本来の自分を見失ってしまう。
呪いを解くには、過去を無理に正当化して自分に言い聞かせることじゃなく、素直な感情を認めて立ち向かうことなんだと思う。
清濁併せ持つ柔らかさなんて、大人になった今でも難しい。
でも人間ってきっとそういうものなんだろうなと思った。
善悪どちらかだけではなく、矛盾も弱さも抱えて生きている。
変化を止めることはできない。
人も、環境も、関係性も変わっていく。
その中で繋がり続けるのは本当に難しい。
それでも、取り返しがつかないわけじゃない。
たくさんのしがらみやプレッシャー、“呪い”を乗り越えた2人だからこそ築ける、新しい関係があるのだと思えた。
『赤毛のアン』や『若草物語』を少女時代に読んだ大人にも、友人との関係にうまく整理できない気持ちを抱えている若い世代にも、ぜひ読んでほしいと思った1冊。
友と道を違えてしまっても、いろんなことを乗り越えた先でまた交わることができる。
理想の人生から逸れてしまっても、問題から目を背けずに向き合えば、まだ目指していける。
挫けそうな背中をそっと押してくれる物語だった。
Posted by ブクログ
ずっと積読していたのですが、積読していた自分を叱りたいくらい面白かったです。
親友だった二人の成長物語。どちらも親との関係や自分の内面と向き合い、もがき葛藤していく様子が生き生きと描かれています。どちらにも共感できます。
普通にあこがれるダイアナと、普通から脱却したい彩子。正反対な2人だからこそお互いにずっと憧れていて、嫉妬し、信頼している。
喧嘩別れしても心にはいつもお互いが存在している。羨ましい関係だなと思いました。
彩子が被害にあうところは本当にはらわたが煮えくり返りました。
今後ご両親に話すのかな。その時のご両親の気持ちを思うととてもつらいです。
彩子はそれを乗り越えて成長できたのだろうけど、あまりにも代償が大きすぎる。
ティアラさんはサバサバとなんでも芯が通ってゆるぎない決断力があるように見えて、実は娘との関係を試行錯誤している。
あこがれるけど、共感できる部分も多いです。でも名づけ(特に漢字)はいただけないし男の見る目はないなと笑
ダイアナが大きくなるにつれティアラさんとの関係に向き合って成長して、二人の関係が変化していく様は、母娘っていいなと思いました。
最後、久しぶりにダイアナと彩子が対峙する場面は本当に胸が熱くなりました。
これからお互いの10年についてたくさん語り合うのかな。そこも読んでみたかったなと思います。
Posted by ブクログ
この作品を中学・高校生あたりで読めるかたは大変幸せだと思います。50半ばのオッサンでも勇気をいただけます。
ぜひお読みください!
本の概要
私に命令できるのは、この世界で私ひとりだけ……。
私の名は、矢島大穴(ダイアナ)。変な名前も金髪もはしばみ色の瞳も大嫌いだった、あの子に出会うまでは。心ふるえる最強のガール・ミーツ・ガール小説。
私の名は、大穴(ダイアナ)。おかしな名前も、キャバクラ勤めの母が染めた金髪も、はしばみ色の瞳も大嫌い。けれど、小学三年生で出会った彩子がそのすべてを褒めてくれた――。正反対の二人だったが、共通点は本が大好きなこと。地元の公立と名門私立、中学で離れても心はひとつと信じていたのに、思いがけない別れ道が……。少女から大人に変わる十余年を描く、最強のガール・ミーツ・ガール小説。
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