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28歳の井出菫は、かつての恋人に撮られた自分のヌード写真をネットで偶然発見する。親友の百合や家族、弁護士の助けもあり、写真を消去するために動きながら、菫は元恋人・光晴との日々や彼自身を思い起こす。彼と一緒にいたとき、私が私でなくなるような感覚にいつも陥っていた……。ひとりの女性の懊悩と不安をすくいとりながら、一歩ずつ自分の身体を取り戻す姿を描いた会心作。
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Posted by ブクログ
自分が選んだにも関わらず、期待感が薄かったり、序盤の展開に物足りなさを感じるが、中盤から徐々に「やっぱ選んで間違いなかったな」と思わせられる作品ほど心震わされる。 に加え、内容的にもおそらくほとんどの皆スルーする大衆向きでない作品。それこそが我が至高といえる。基本的に明るいのは描かないよな柚木麻子...続きを読む。そこが好き。(個人的には必ずしもハッピーエンドで終わんなくたっていいんじゃないかともちょっと思う、個人的に。) 作品の内容は暗い。ただし、主人公家族の一風変わった吹き回しが救い。真に風通しが良いとはこういった会社、ではなく家庭だろう。また、加害側のもう一人の主人公光晴の名前に「光」の字が入っている当てつけ感。「名は体を表す」とはいうけれど、名前負けしている陰キャといえるというか狙ってるなこれは。 柚木麻子の作品においてカサブタは非常に特別な装置なんだと改めて思う。今まで読んだ作品においても、できたカサブタを無視できずに剥がそうとしてしまう堪え症の無さが人物の人となりを表す描写として意図的に差し込まれている、と思う。これは自分自身もやっちゃいけないこととわかっていてもやめられない癖として、意識的に意識してしまう。
主人公の優しさや真っ直ぐさが意図しない出来事が起きてしまう。 読み終えて主人公の強さには惹かれましたが、主人公を傷つけた人達に対してはなんだかな…でした。 それを甘えやちょっとした出来心と言うにはちょっと許せなくて。 優しい人から優しさを奪わないで欲しい。 反省されても主人公が追い詰められた出来事は...続きを読む消えないんだよな、と。 そう思ってしまうのは私には主人公のような強さが無いからなのかな。
柚月麻子さんは心の中の言葉にした事のない感情をきちんと掬い上げて、表現することが本当に上手な作家さんだと改めて感じさせられました。 暖かく、心理的安全性の高い家庭で育った菫と、真逆の光晴の2人のおはなし。
人の弱さと強さの両面を改めて感じる作品。 自分の裸の写真が出回ってしまった主人公とその周りの人達のその後のストーリーを描く。 周りの支えを受けて、次第に力強く立ち直っていく、変わっていく主人公。 その姿を応援するような気持ちで読み進め、読み終えた時には、雨上がりの晴れ間のような気持ちになった。
前情報なして読み始めて「お散歩ほのぼの恋愛小説かな?」と思ったのも束の間、柚月麻子先生がそのような作品を書くわけもなく…(好き) 過去の恋人に撮られた裸の写真の流出と、周りの協力を得ながらそこから這い上がる主人公菫。リベンジポルノというかなり重い題材ではあるが、登場人物が少しずつ自分や自分の周りの...続きを読む人と重なるのがさすが柚月先生だなと思った。 「今回は写真の流出という形で表に出ただけで、根っこにあるのは「女をモノ扱いする男」という問題です」というのがいろんな人の視点を通じて描かれていて、そうなんだよな〜と。それを小学生の祐の台詞として表面化させたりするのが良かった。 光晴がコテンパンに罰を受けるシンプルな勧善懲悪ではないところが物足りないみたいな感想もあったけど、そもそも社会の問題や、家庭の問題や、いろいろな原因があっての結果なので勧善懲悪しちゃったら途端に薄っぺらくなるからこれでいいと思う。 菫が「自分の中にもともと強い部分があったんだ」っていう結論に辿り着けるのすごくかっこよくて好きだった。百合との信頼関係も、元々あるのにさらに深まっていくのが良かった。
久しぶりに一気読みしてしまった。そもそも暗渠に目をつけたの「おお…!」ってなるし、冒頭暗渠巡りのシーンから「うわぁ…すごい…めっちゃ好き…」ってなってた(語彙力ないな)話の要所に暗渠、川、海で人物とか状況を象徴するのシンプルに天才かと思う…そして各人の人間味がいい、そんでもって情景描写が良すぎた。読...続きを読むんでて何回もため息でた。「ナイルパーチの女子会」は読んだけど、柚木麻子の他の本も読もうと思った。本屋であらすじ読んだだけではおそらく読んでないから、この本を薦めてくれたY氏に感謝。
相変わらず 細やかな情景を空想しながら読み進め次の展開が気になって仕方なくなる大好きな柚木さんの作法。 東京が暗渠だらけということも初めて知って 興味深く色々調べたくなった
取り扱いにくいリベンジポルノの話 だけど、わりと爽やかに読めた。 「暗渠」って言葉をはじめて知った。
散歩する軽い感じの話かと思ったら間違い! 柚月さんの本は、まったく安心して読めない。社会的な題材も、彼との関係も、ずっとはらはらして好き!
過去に恋人と撮った写真が流出した女性が、問題に立ち向かい前に進んでいくお話。 . 被害者がたくさんの時間とお金を犠牲にして削除依頼しなきゃいけないシステム。潔癖で主人公の菫を罵る先輩。自分がばら撒いた犯人なのに犯罪意識のない男どもとネット民。読んでいてモヤモヤ...やるせない気持ちがずーっとありまし...続きを読むた。 . 薫とその家族や友人はものすごくいい人達で、うらやましい。少しずつ薫自身のペースで自分自身を取り戻せているのは家族や友人のおかげだと思う。
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