柚木麻子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ久しぶりの柚木先生の作品です。
7つの短編が収録されています。
どの作品も痛快で読み終わったらスッキリしました。
特に今作の中で印象に残ったのが、菊池寛がテーマの作品「Come Come Kan!!」で、文藝春秋社の
1階のカフェスペースにある菊池寛の銅像が喋りだし、行き詰まっている作家の手助けをする作品です。どこか楽観的で、捉えどころのない菊池寛の
ペースに飲まれる主人公なのだが、作家としての
矜持を教えてもらいながら、前に進むストーリーです。
読んでみてスッキリしました。
合理的に物事を考えることも大事だなと改めて実感しました。 -
Posted by ブクログ
四葉さんという中年女性を見て、地味でみすぼらしい普通のおばさんと感じるか、それともシンデレラの魔法使いのような不思議な力を持つ上品な淑女と感じるか。
作中で四葉さんの生き様は、さまざまな人がさまざまな言葉で言い表していた。まるで別人のような表現で四葉さんという人が言い表されるのは、彼女が変わったのではなく、周りの人自身の思いが反映されてそう見えるだけなのだろう。四葉さんをみすぼらしいと感じる人は、その人自身、心身に余裕がない状態なのだろうし、逆に不思議な力を持つ淑女と感じる人は、未知への世界の扉を開く機会を渇望している。
四葉さんは不思議な力を持つ訳でもみすぼらしい訳でもなく、何度も失敗してさ -
Posted by ブクログ
ネタバレ三作目のアッコちゃんシリーズ。今回は全ての
話でアッコさんが登場して面白かった。
アッコさんの原動力や考え方の根拠なんかが
わかるお話でアッコさんがルーティンを
大事にしている事とか、ベストでなくても
ベターな選択をすればいいとか、習い事で
教わる事を大事にしているんではなく
新しいことにチャレンジしてみるって
ところとか自分の日常に置き換えてもどれも
大事だよなぁ~なんて改めて思いました。
アッコちゃんシリーズの最後の作品だと
分かって読んでいたので最後はどうなるのか
と思っていたけど思っていたアッコさんは
想像以上にワールドワイドで型に収まらない
人でした。そして三智子との関係もアッコさん