柚木麻子のレビュー一覧

  • 柚木麻子のドラマななめ読み!

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    柚木麻子さんがan・anの連載で書いていたコラムをまとめたもの。
    題名の通り、ドラマの感想。毎回、1つのドラマについてなのだが、そのドラマの流れを汲む昔のドラマも出してきながら、忖度なく正直な思いを書いているなと思いました。
    織田裕二好きじゃないんだな…長澤まさみ好きなんだなぁ
    マニアック過ぎてよく知らないドラマも多かったです。
    そして、ルッキズムやハラスメントが横行していた時代からの脱却を喜び、行動していこうという強い思いを感じました。

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    2026年05月07日
  • その手をにぎりたい

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    銀座の高級鮨店に人生を捧げる青子。
    ある意味現代の推し活のような。
    この時代の色々な描写を見てると、今じゃ考えられないことがたくさんだなぁと。
    働く女性が当たり前ではない時代、生きづらいだろうけど、好きなものを全力で楽しむために踏ん張る青子の姿を応援したくなる。

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    2026年05月07日
  • 終点のあの子

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    久しぶりに柚木麻子さんの作品を読みたくて。
    書店で本書が平積みされてて手に取りました。
    映画化されるんですね。

    プロテスタント系女子高。
    そこに通える人は大抵恵まれた環境にいる。
    だけど、そのなかでヒエラルキーがあって、
    それぞれにコンプレックスと嫉妬があって。

    私が高校生の時も、
    社会人の彼氏がいる友達とかいたけど、
    今考えるとちょっと…って思います。苦笑
    でも、大人に見えたりすることもあるんですよね。

    本書ではある意味カリスマというか、
    ある意味奔放で自由な朱里が、
    嫉妬と注目を集めるのですが、
    大学になるとみんな似たようなもんになるんですよね。

    むしろ、地味だと思ってた子が活躍してたり
    地に足ついたような生活をしていたり。

    最後にタイトルの意味もわかります。

    完全に爽やかでも完全に良い人でもない、
    だけどなんかザワザワする感じが柚木さん節で、
    久しぶりに読めて良かったです。

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    2026年05月06日
  • 残業バケーション/運命の人はどこですか?

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    ロマンチックなハッピーエンドばかりじゃなくて、恋が叶わなかったり、ダラダラと関係を続けたりとリアルな話なところがよかった。

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    2026年05月06日
  • とりあえずお湯わかせ

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    ネタバレ

    「BUTTER」の版権を引き上げたニュースが記憶に新しいですが、日頃から差別に問題意識を持っておられたんですね。
    柚木さんと言えば私の中では朝井リョウさんとのコンビで、お二人で全力で余興をするイメージが(朝井さんの手により)植え付けられていたので根は真面目な方だと初めて知りました(すみません)

    エッセイでは小さいお子さんを抱えての自粛生活や食の楽しみ方が書かれていますが、偏食のお子さんのために作る具材をたっぷり入れた混ぜご飯に驚いたー!
    私こんな工夫しなかったなあ、面倒くさくて。入れても2品がいいとこ。
    牛乳から蘇を作ったのもすごいです!
    食に丁寧に向き合っているのがよく分かります。
    タイトルが口癖のお母様もすごい人でした。お話してみたいなあ。
    『らんたん』読まなきゃ。

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    2026年05月05日
  • 伊藤くんA to E

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    ネタバレ

    最後、矢崎と伊藤が喧嘩するシーンで伊藤の言い分が少し納得できるようなことを言っている気がしたが普通に気持ち悪いなと思い直した。30にもなって「俺は待ち続ける」宣言するのってヤバすぎる。
    クズケンと実希ちゃん、やり直して欲しいな〜

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    2026年05月03日
  • ほろよい読書

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    お酒が好きなのと読んだことのない作家さんを開拓したくて手に取りました。
    一言にお酒をテーマにと言っても、お酒の失敗や作り手の跡取り、人それぞれの楽しみ方…いろんな視点からのお話が詰まったアンソロジーです。
    初恋ソーダでは仲良くしていた山城という男性を主人公の家にあげて、手作りのお酒を振る舞う場面がありますが、短時間自分のテリトリーの中で過ごす中で価値観の違いにより主人公の女性が示す不快感がまざまざと描かれており面白かったです。自分の大切にしているものを雑に扱われるくらいなら1人の方がいいという気持ちはわかりますね。
    また、原田ひ香さんの定食屋「雑」も面白かったです。丁寧な味の料理をお酒で流し込んで欲しくない。食事は食事、お酒はお酒で楽しみたい主人公。そんな考えを押し付けて夫は週3食堂に、それすら咎めると離婚を言い渡されてしまいます。そんな主人公がきっかけとなる食堂で働き始めるお話です。定食屋の主人であるぞうさんが魅力的です。気になって調べたら、定食屋「雑」の単行本があるんですね。そちらも読んでみたくなりました。

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    2026年05月02日
  • 伊藤くんA to E

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    伊藤くんがサイコパスすぎる
    大学生ってちょっと不思議で危険な匂いがする男がモテるよなー、と思った
    クズケン好きです!!

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    2026年04月30日
  • 嘆きの美女

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    10年ほど前の作品なので、サイトやらブログやらが出てくるけれど、今はInstagramや Xに変わっただけで一緒。ルッキズムという考え方が生まれて、この作品ほどブスとか美人とかいう言葉は聞かなくなったけれど、痩せていて綺麗でいなければいけないという雰囲気はずっと蔓延している。私自身もずっとそこに参加してる。

    耶居子ほど大きく変わることはできないかもしれないけど…自分がどんな服を着て、どんなメイクをして、どんな仕事をして、どこに住んで、誰と一緒に生きていくかは自分で決められる。美人だからとかブスだからとか関係ない。関係ないとはいえ…誰でもモデルになれるかといえばそうじゃないけど…綺麗でいたいという気持ちが周りに好かれるためではなくて、自分の内からの気持ちではありたいとは思った。

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    2026年04月28日
  • あまからカルテット

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    カルテッドとタイトルにあるぐらいなので
    同級生仲良し女子4人組の甘辛話。

    恋愛に仕事にと お悩みは共有され 助け合い
    その合間には 美味しい食品が出現する。

    女子中学からの仲良しアラサー。

    女子同士の安心できる関係性
    日常の悩みまで分かち合う会話
    美味しい食べ物が小説の脇を固める

    ほんとに皆さん良い人達で
    いつまでも仲良くどうぞ。

    申し訳ない、小説に罪はありません。
    もう 女子会会話等に全く興味がなくなってしまって。

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    2026年04月28日
  • 踊る彼女のシルエット

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    前半の環境による友達関係の変化が面白かったし、共感した。後半のアイドル話があまり入ってこなかったが、全体的に女性の心理が描かれていて好きだし、元気が出る。

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    2026年04月25日
  • マジカルグランマ

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    第161回直木三十五賞(2019年上半期)候補作。
    最近、村山由佳『プライズ』を読んだばかりなので、直木賞まわりが気になって調べてしまった。

    柚木麻子さんは これまでに6作品が候補に上がっている。
    数年おきに、きちんと評価される作品を発表し続けているということは確かですね。
    確かな実力の証なのだは思いますが、
    書き手としてやはり苦しいのではと想像してしまいます。
    さて、柚木麻子さん講演参加前リスペクト読書が続きます♪
    5章からなる、エンタメ小説に分類される作品だと思います。
    各章の量的バランスがよいので、何かに連載されていたのかと思ったのだけれど、どうやら書き下ろしらしい。

    などと、どちらでもよいようなことを書いているあたりで察していただきたいのですが どうやらあまり合わないタイプの小説だったんですね。

    パワフルな元女優の高齢女性と、亡くなった夫を頼ってきた若い女の子。この関係性には、柚木麻子らしさがよく出ていると思います。

    ただ、もともとドタバタした展開はあまり得意ではなく、グランマに興味が持てず、
    それに加えて、柚木麻子さんの文章は、ときどき気づかないうちに視点がすり替わるような感覚があり、そこでもう一段つまずいてしまうんですね。

    苦手が重なってしまった、というのが正直なところでやんす。
    私の、単なる好みの問題でやんす。

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    2026年04月19日
  • マジカルグランマ

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    タイトル、表紙のイメージから、想像していたものとは違って、お話の方向性が分からないまま、勢いよく読めました。
    主人公のパワフルさに押され続けられました。

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    2026年04月19日
  • さらさら流る

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    ネタバレ

    自分自身が不安に駆られて、読むのがとても辛かった。あと会社の先輩がひどい、、。
    そして、流出の真相が、そんなことありえないと思ってしまった(仕事中でしょ、お客のスマホでしょ)。
    自分の身体は自分のものと菫が行動して行く姿には勇気をもらった

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    2026年04月15日
  • 3時のアッコちゃん

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    薄いので休日に一気読みできた。
    相変わらず強引なアッコさんだけど、周りに1人くらいはいてもいいと思える不思議な作品。
    でもアッコさん要素1話目と2話目くらいじゃないか?

    個人的には最後の内定の貰えない就活生の話が好きだったなー。ほんとお前らの事業に興味なんかあるわけないだろってな。なんでこちらの生活をお前らの事業に絡ませて志望動機考えなきゃいけないんだよってな。わかるわかる……。

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    2026年04月15日
  • 注文の多い料理小説集

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    キャッチーなタイトルに惹かれて読んでみた。アンソロジーは読んだことのない作家さんに出会えるよい機会なので、ときどき読むようにしている。

    よかった順に、「夏も近づく」、「味のわからない男」、「好好軒の犬」、「どっしりふわふわ」、「エルゴと不倫鮨」。

    「夏も近づく」に出てくる料理はどれもシンプルで美味そう。塩むすびとか、筍ご飯とか。可哀想な生い立ちの葉月くんが、叔父さんの料理で癒されていく姿が清冽でよい。

    「どっしりふわふわ」は年の差20位のパン職人カップルのお話。ラスト2頁で種明かしされるミスリードについては、これがあるのとないのとでは、どれだけ読後感が違ってくるのか、オチを知ってしまった後では何ともよく分からないが、ない方が良かった気がする。

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    2026年04月13日
  • 3時のアッコちゃん

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    久しぶりのアッコさん!相変わらずアッコさんはアッコさんだった!
    メトロのアッコさんと梅田駅のお話が好きかなー!でも段々アッコさん出てこなくなる笑 読み飛ばしたか?と思って読み返したりしたくらいには…笑
    次は幹事!楽しみ!

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    2026年04月13日
  • 終点のあの子

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    学校の中の青春っぽい甘酸っぱい感じというより、痛い苦いところを深掘っているのが面白かったです。
    ふたりでいるのに無言で読書が一番好きです。

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    2026年04月13日
  • マジカルグランマ

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    読む前にタイトルから連想したイメージと中身がだいぶ違った。だれもが持ってるマジカル◯◯について考えさせられる本。作中にでてくる「自分と似たような立場の誰かと助け合うことで、この世界が押し付けてくる規範に抗うことはできるのではないか」というワードが1番印象に残った。転んでもただでは起きない正子おばあちゃんのパワフルさは見習いたい!

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    2026年04月06日
  • けむたい後輩

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    お金持ちの家に生まれ物質的に豊かであっても、絶対的に精神的に豊かになれるというわけではない。与えられた環境で、いかに精神的に成熟できるかが、人生を進めていくうえで大切なことなのだと感じた。

    どの登場人物も承認欲求が強く、信奉してくれる誰か、もしくは信奉できる誰かがいなければ不安定な状態。共感できる人はいなかった。だけど、真実子が最後のほうで「どうしてプロの私が、黒木さんのために企画を考えなきゃいけないんですか?」「煙草消してもらえませんか?」と発言したのは、よくぞ言った!と拍手を送りたくなる瞬間だった。

    お嬢様キャラが出てくる小説は別世界を見ているようで面白い。

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    2026年04月03日