柚木麻子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
体重を掛け合っていると少しバランスが崩れただけで居心地が悪くなることもあるし、時には共倒れになってしまうけど、
この女性たちは自分で立とうとしていて、自分の事を考えて生きているから、自己犠牲とか生やさしい感じとは違って、良かった。
引っ付いてるわけじゃなく、個々で硬く繋がっているということなのかな。
私もこの先の世界のイメージがキラキラには感じられなくて、どうしても暗い方を想像してしまう事がある。でもそういう不安な気持ちを話すと、すごくネガティブな空気になるから心の中で漠然と思うだけにしていて、これが結構地味に気持ちの負担になってたりする。
だけど多分、みんなもそういうふうに思っちゃうよなと、この本を読んで、自分だけじゃないよなぁって、なんか軽くなった。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ勝手にシスターフッド的な物語を想像していたのですが、とんでもない。
恐ろしい女たちが続々と出てきて、ひょえー!となりながら駆け抜ける時間でした。笑
女同士の連帯や友情を渇望し狂っていく栄利子に感情移入は出来ないが、自分にとって眩しくて珍しいものに特別な名前をつけて、特別な意味を持たせてしまうという行為そのものはよく理解できる。自分にとっての初めての彼氏も、多分こういう種類の執着だった気がする。
それもう傷害事件じゃないの?というくらい大暴れしながら真織が言ってくれた↓の発言こそが人間関係の真髄だよなと身に染みた。
夫と子どものこと、家族のこと、友人のこと、面倒くさがらず時間も心も割いて向き合いながら生きていかないとな。
>>そもそも、もろくない人間関係なんてこの世界にあんのかよ。女と女も、男と女も、男と男もみんなおんなじだろうが。どんな関係も形を変えたり、嫌ったり嫌われたり、距離を測ったり、手入れしながら、辛抱強く続けていくしかねえんだよ。たかが関係一つ手に入れただけで腹一杯になれるもんか。なんもしないですべてが満たされて承認されて、問題全部解決するわけないだろうが。