柚木麻子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
オール讀物掲載の短編七篇に、著者自身による解説を書き下ろしで収録。
短編に文庫タイトルの作品はなく
ついでにジェントルメンを描く ユーモアと軽妙な皮肉が込められた作品を選んでいるのかな。
「Come Come Kan!!」
Kanが寛で、びっくりかん!
文藝春秋だけに
「渚ホテルで会いましょう」
ホテルで会えるのは、美女だけではない
子育中なだけに
「勇者タケルと魔法の国のプリンス」
勇者の資格は、友との協力
「エルゴと不倫寿司」
これは、全くもってかなり好き。
高収入男子達が、勝負の時の御用達の高級寿司屋。そこに突如現れた食通の断乳が成功した子連れジャージ女子。
2年ぶりのワインと生魚を堪能し始める。
男達の薄っぺらいプライドなど ものともぜず。
この“エルゴ”がエルゴベビーの抱っこ紐はわかったんだけど 元がわからなくて
「立ってるものは 舅でも使え」
私が、亡くなった舅を使ったりしたら、立ち上がれないぐらい、叩き潰されたろうなと思う。
今は離婚率も高いから、シングルマザーも珍しくない。でも、逆に子供を置いて出てきた娘を持つ知人達何人かの 苦しみたるやー。
全く小説のレビューにはなってないわ
「あしみじおじさん」
古典少女翻訳小説の数々を散りばめながら
あしながになりきれないおじさんの奮闘
「アパート一階は カフェー」
文藝春秋だけに?菊池寛のご活躍
解説は 菊池寛に憑依した作者自らの書き下ろし
文藝春秋のロビーに菊池寛の胸像があるんでしょうね。ついでのジェントルメンの一人は寛さんかな -
Posted by ブクログ
柚木さんの作品もお話もドラマも大好きな私にとってもう、これ以上ないときめき!な本著を楽しく読みました。懐かしいドラマの数々に「わかるー!」と叫びたくなったし、ところどころ吹き出してしまうしで、家で読んでよかったです笑
鋭い柚木さんの指摘に頷く一方で、過去の柚木さん同様、宮藤官九郎作品を堪能しその才能に惚れ込んできたひとりとして、そんなに過去に楽しんでいた事実に反省をしなくても..と思いました。
いま現在の宮藤官九郎作品に思うところがあるのは同意できますが、過去もその片鱗は顔を出していた。また、例えば『木更津キャッツアイ』に代表されるような「男らしさを見つめ直す」作品が日本でフェミニズムがより語られるようになった土台形成に宮藤作品が影響をもたらしていることもまた事実だと思うからです。
さらに、本著もそうですが日本のテレビドラマは脚本家で語られがちですが、宮藤作品は特に演出の裁量が大きく作用するのも特徴的だと思っています。
と、そういった議論をつい始めたくなるほど、夢中で最後まで読ませていただきました!