ついでにジェントルメン

ついでにジェントルメン

770円 (税込)

3pt

なぜ、私たちは社会と噛み合わないの?
分かるし、刺さるし、救われる――自由になれる7つの物語。

編集者にダメ出しをされ続ける新人作家、女性専用車両に乗り込んでしまったびっくりするほど老けた四十五歳男性、男たちの意地悪にさらされないために美容整形をしようとする十九歳女性……などなど、なぜか微妙に社会と歯車の噛み合わない人々のもどかしさを、しなやかな筆致とユーモアで軽やかに飛び越えていく短編集。

目次
Come Come Kan!!
渚ホテルで会いましょう
勇者タケルと魔法の国のプリンセス
エルゴと不倫鮨
立っている者は舅でも使え
あしみじおじさん
アパート一階はカフェー

単行本 2022年4月 文藝春秋刊
文庫版 2025年1月 文春文庫刊
この電子書籍は文春文庫版を底本としています。

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ついでにジェントルメン のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    こんな…こんなお話を書く人だったっけか?
    基い、こんな面白い話を書く人だったっけか?
    もちろん、作者の作品を全作読破していないのにこの言いっぷりは大変失礼なのですが。
    「エルゴと不倫鮨」がとにかく最高で、めちゃくちゃ共感でしか無い。パリッとした格好ができるのは家で洗濯やクリーニング対応してくれる妻が

    0
    2025年08月17日

    Posted by ブクログ

    痛快!いつだって女の子の味方の柚木麻子が好き!
    読んでてここまで「楽しい」本は久しぶり。
    不倫鮨、舅、あしみじおじさん、渚ホテルが特に良かった!!(他の3篇もいいけどね!)
    不倫鮨に関してはめっちゃ美味しそう。
    おすすめ!

    0
    2025年06月18日

    Posted by ブクログ

    これはおもしろい!
    他の方の感想読んでると、けっこう好き嫌い分かれそうな感じだが、自分には合っていた。
    7作品載っている短編集。
    1作目から、なかなか突飛な発想ながらもスラスラ読めた。そうめんの話も普通に気になる。
    ちょっとファンタジーな要素もあり、クスッと出来て、でもそこまでスカッとはしないかも。

    0
    2025年04月24日

    Posted by ブクログ

    お、おもしろい…!!
    短編に、それぞれの時間と時代があって、はっきりと分かれているのかなと思ったけれど、最後に繋がりが見えてきて読み応えがあった。
    登場人物たちの価値観、正義、苦悩…
    わかる部分もあるし、この人はこんな考えなんだって人の思いの広さを感じた。
    短編は長すぎず、短すぎず、楽しんで読めた。

    0
    2025年03月27日

    Posted by ブクログ

    文庫化されたので早速購入。
    おもしろくてイッキ読み!

    7つの物語からなる短編集。
    ファンタジックな展開のものや
    スッキリ爽快な読後感があるもの
    短編集はいろんな物語が
    1度に読めるからいい。

    解説はまさかの文藝春秋社を創設した菊池寛。
    亡くなってる人が解説って初めて見た。
    それもワクワクポイント

    0
    2025年01月09日

    Posted by ブクログ

    柚木麻子さんの本は3冊目、前の2冊は面白かったので間違いない!と思って、手に取ったが、間違いなかった。楽しめました。
    短編7つ。「勇者タケル…」はイマイチ、わからなかったが、あとの6つは、どれも楽しめた。「立っている者は舅でも使え」は結局、最後はどうなるんだ?なんて、後に心地よい余韻が残る。「エルゴ

    0
    2025年11月06日

    Posted by ブクログ

    女性たちが立ち上がったり、寄り添ったり。見ていてエンパワーされるような物語たちだった。
    女性たちが言いたいことを言っている描写はただそれだけで気持ちがよく、だからこそ抑圧を感じていることが当たり前になっていることに気付かされたりもした。

    柚木さんの本は「ナイルパーチの女子会」だけ読んだことがあり、

    0
    2025年08月10日

    Posted by ブクログ

    不思議な読み応えの短編集。

    物事の解釈には色々あるけれど、特に「あしみじおじさん」は新しい気付きをもらえた笑

    0
    2025年07月26日

    Posted by ブクログ

    ずっと積読としてあったが、ようやく手にとりました。
    どの短編もスピード感があり、解説にあったとおりに、はっきりとしていて、元気な感じを受けた。
    読んだ感想としては、読者によっては好き気嫌いが別れやすいのかなと感じた。
    私は「あしみじおじさん」の話が好きだった。

    0
    2025年07月09日

    Posted by ブクログ

    7つの短編集。ジェントルメンと言えるかどうかという登場人物をめぐって起こる、さまざまな物語。
    それぞれ面白いお話でしたが、それぞれの中に「女性が男性に頼らず自立して生きていく」というテーマがあるように思いました。登場する男性が、軒並みジェントルメンではないところも、女性がしっかり生きていくことを際立

    0
    2025年05月19日

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