柚木麻子のレビュー一覧

  • 王妃の帰還 新装版

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    柚木麻子さんは、ガールズ小説の中でも「シスターフッド」の系統を代表する作家だと思っています。とはいえ、私自身がガールズ系の作品をそれほど積極的に読んできたわけではないので、これまで読んだのは代表作くらい。少々反省しております。
    今年は、シスターフッド文学の日本に源流(かな?)とも言える吉屋信子の生誕130年。横浜では企画展も予定されており、その関連講演を柚木麻子さんが行うと知って、まだ時間はあるので 少し読み積もうと思います。

    本作『王妃の帰還』は、
    雑誌「紡」連載を経て
    2013年に実業之日本社から単行本化、
    2015年に文庫化、
    そして2026年に新装版文庫が刊行です。

    『BUTTER

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    2026年03月09日
  • あいにくあんたのためじゃない

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    装丁が好きじゃない

    めんや、評論家おことわりは、最低な主人公なのに、何故か同情してしまった。

    どの作品も、ひりりとする毒を含みつつも、どこか可笑しさがあって、ラストも明るいのが良かった。

    そんなバカな…と突飛な設定にくすくす笑いつつ、楽しめた。

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    2026年03月08日
  • 伊藤くんA to E

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    読み進めるたびに、この本嫌かもと思うようになってきて、でもその理由は最終章にあった。
    でもやっぱり、性的描写は妙にリアルすぎて苦手だったな笑

    伊藤くんの言葉で強く頷いた場面を抜粋。
    「テレビも映画も小説も『傷つくことを恐れるな』と言い続けているけど、それは強者主導のルールですよ。傷ついても平気な顔で生きていけるのは、恥をかいても起き上がれるのは、ごく限られた特殊な人種だけなんですよ。そのことに誰も気付かないから、不幸が起きるんです。大抵の人間が夢を叶えないまま死ぬのは、夢と引き換えにしてでも、自分を守りたいからですよ。楽しいより、充実感を得るより、金を稼ぐより、傷つけられない方が本当は重要な

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    2026年03月03日
  • 王妃の帰還 新装版

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    ネタバレ

    表紙がめちゃくちゃ可愛くて、思わず表紙買いしてしまいました。
    女子中の中で起こるグループや派閥の争い。地味な女の子の視点で書かれていますが、クラス1可愛い女の子がトップグループから外され、主人公のグループに入って…とゆう感じで始まります。
    最初はこのクラス1可愛いと言われている女の子の性格が嫌で嫌で(笑)中学生とは思えない!あたしは無理だぁってなったけど、最後にはこの子が1番成長してたし、良い方向に変わっていったなぁと思います。思春期の女の子特有の、どこかのグループに属さなきゃいけないあの環境、大人になっても窮屈に感じることもあるけど、学生の頃ほどではないな、と思います。一人でいるのと、大勢の

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    2026年03月02日
  • 注文の多い料理小説集

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    ネタバレ

     タイトルで買ってしまった。
     北信の湯田中の古本屋併設のフレンチのお店「やまブイブイ」。読書好きの女将さんの、おそらく読んだ本だろう。
     折しも、宮沢賢治の『注文の多い料理店』という短編集を読んだところだったので、目について、思わず手に取ってしまった。きれいな古本。200円はお買い得♪

     さて、誰から、どの作品から読むか?
     折しも、短編集を編むなら、作品の掲載順はどうあるべきかを読み友たちと語る機会があったので、果たして順番は大切か、それとも……、という思いを確かめる意味でも、この短編集は、今、読むべきだとも思ったのだった。

     結果、最初に読んだのは柚木麻子から。「エルゴと不倫鮨」
     

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    2026年03月03日
  • あまからカルテット

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    ⭐︎3.4
    仕事や恋愛、色んなことに忙しい女4人の友情。誰かが辛いときは他の3人が助ける。大人になってこんな風に深く関わり合える関係性は現実ではなかなか難しいと思いつつ、女性の人生ならではの葛藤など共感できる部分もあった。
    平和なものが読みたいときにはいいかも。

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    2026年02月27日
  • ナイルパーチの女子会

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    結構悍ましい話で、まったくもって共感を得られないけれども、友情は永遠じゃなくても、その一瞬一瞬を笑い合えるならいいんじゃん?って思える。しかし狂ってるなぁ。。。、

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    2026年02月24日
  • マジカルグランマ

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    思ってたのと違う、でも『らしいな〜』って
    笑えるようなラストでした。

    『人生、諦めるにはまだ早い』
    だってマジカルグランマはいつになっても諦めない。私も負けてられない!!

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    2026年02月23日
  • あいにくあんたのためじゃない

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    日常にありそうでない、じっとり、でもヒリヒリ(たまにスカッと)する短編集。臨場感の高さが、具体的な人物を写生しているかのよう。
    ラーメン屋の話、繰り返し読んじゃった。

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    2026年02月22日
  • ランチのアッコちゃん

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    サクサク解決していく。軽い。安心感はある。
    ポトフが食べたくなる。

    社員vs派遣社員ってよくある構図みたいになってるけど、いつも違和感。
    むかし、派遣社員は数年やってたことあるけど、社員と派閥なんてなかった。それぞれ溶け込んでたけどね。
    むしろ、社員同士にやや派閥あるんだなというのは見たことあるけど、派遣社員はしょせん外部の人間で、契約満了したら会社から出ていくんだし、気楽に仕事してました。

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    2026年02月18日
  • 名作なんか、こわくない(PHP文芸文庫)

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    女性主人公作品が多いです。女性目線での捉え方、解説がわかりやすく、これから作品を読んでいこうという人には、参考になると思います。

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    2026年02月15日
  • 伊藤くんA to E

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    男や友達の存在ではなく、あたたかいほうじ茶を持ち歩くような習慣が自分を守ると言うフレーズとても好きだった。いつでも、自分を大切にする習慣を持てる余裕があるような大人になりたい。

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    2026年02月10日
  • ランチのアッコちゃん

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    このシリーズはとても読みやすい。メトロのアッコちゃんが好きだったかな。地下鉄に青い照明をつけてから自殺率が低下したというお話で、人の一生を伸ばすのも縮むのも、こんななくても誰も困らないような取るに足らないものなのだ、というフレーズが印象的だった。柚木麻子の作品は、日常において、ほっと自分を大切にする時間の重要性を伝える描写が多い気がする。atozでは、女上司が毎日温かいほうじ茶を持ち歩いて体を冷やさないようにしていることや、メトロの話では、栄養バランスの取れた朝食を取ることの重要性など。

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    2026年02月10日
  • 奥様はクレイジーフルーツ

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    ネタバレ

    夫婦仲は良いのにセックスレス。
    この若さで早くもセックスレスは気の毒だけど、大抵は出産育児を経て減っていくのが一般的と私は思っている。

    この二人は仲が良い分、外で対策することもできない。
    最後には、環境を変えて道具を使ってやることに、未来を見出す。なんとなく、希望が出てくる終わり方だった。

    女性は出産のタイムリミットもあるので、男性よりもとても深刻な悩みとなる。

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    2026年02月08日
  • あいにくあんたのためじゃない

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    「アッコちゃん」シリーズの印象が強くて、
    柚木麻子さんは気楽に読める作家さん、
    という認識だったけど、何故かずいぶん手こずった。

    「パティオ8」はどこかで読んだことがある。
    「覚醒するシスターフッド」が底本だと記載されていたので、そっちで読んだのかな?
    「トリアージ2020」が好き。

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    2026年02月06日
  • あいにくあんたのためじゃない

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    ラーメン評論家は、こういう奴いるいる!となって、マダムのお店は確かにそういうお店あるなぁと、不思議な気持ち

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    2026年02月06日
  • らんたん(新潮文庫)

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    津田梅の一生。新渡戸稲造、野口英世からマッカーサーまで、偉人達がたくさん。とてもエネルギッシュな人でした。

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    2026年02月04日
  • 本屋さんのダイアナ

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    この本を読み見えたものの、感想が書けずにいた。
    私は母から大事な事を教わらなかったからだ。
    架空の人物と比較するのもおかしいが、ティアラさんや貴子さんが魅力的でならないのだ。

    ティアラさんに対して思う事は沢山ある。
    もしティアラさんがお母さんだったら嫌だし、かと言って貴子さんがお母さんだったら息が詰まりそう。

    ティアラは、「ティアラ」として生きる事が処世術なのかもしれないと思った。

    この本を読んで色々な事を思い出した。
    周りより少し早く初潮が来た事、私立中学を受験した友人の事、お受験させた友人のお母さんを逆恨みした事、親しい友人と別れて進学した中学で人間関係にとても苦労した事…みかげちゃ

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    2026年01月31日
  • 終点のあの子

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    オーディブルで。デビュー作『フォーゲットミー、ノットブルー』を含む四篇。私立のエスカレーター式の女子高で、その他大勢の一人だったキヨコは、高校から入ってきた一風変わった女の子、アカリの、ちょっと変わった家庭環境(父は写真家、父の彼女と同居)、言いたいことを言う自由奔放な性格に、ぐいぐい惹かれてゆき、それまで自分の属していたグループをつまらないと敬遠するようになる。アカリと特別な関係を結びたいキヨコ。が、アカリは誰とも特別にならない特別な子で、その本心を知ってしまい、自分の手に入らないことに苛立ち、クラス中で虐めにかかる。続く三編は、その女子校仲間の、それぞれの視点から。全ての話に、他人と比較し

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    2026年01月27日
  • 早稲女、女、男

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    早稲女的には読みたいような読みたくないような、複雑な気持ちだった本。学生時代には大学内の本屋で見かけても避けてましたが、『BUTTER』以来柚木さんの本に興味があり、手に取ってみました。

    柚木さんの一貫したテーマである「女同士の友情」がこの作品でもテーマになっていました。
    今どき早乙女香夏子のようにすっぴんでデニムにTシャツの早稲女は天然記念物だと思うけど、酒豪だけど根は真面目で頼れる早稲女は今も昔もたくさんいると思う。

    序盤、早稲女の描写がコテコテすぎて胸焼けしそうだったんだけど、その原因は早乙女香夏子にあるのではなくて、早稲田の女子を「早稲女」という枠に押し込めようとする周りの男たちに

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    2026年01月25日