柚木麻子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
伊藤くんの見たいものしか見ない、自分のやりたいことしかやらないという性格は他の人にとっては迷惑な話 かもしれないが 伊藤君にとってはそうすることで自分を守っているんだなと感じた
登場人物はいろんなキャラクターがいるが、自分が一番可愛く自分が一番幸せになりたい それにより相手を傷つけても構わないような行動をしている人は結果的に 自分自身が幸せになれない
一方 好きな人のためにのためにいろんなことを尽くす けれど それが逆効果だと分かり 捨てられ最後は自分を大切にする行動をする人達は結果的に自分が幸せになっていくのかなというふうにも思った
この本を通して誰かを大切に思ったり 誰かを好きになった時 追えば追うほど相手は引いていく
一方 自分だけを大切にした生き方をしている人は自分自身を傷つけていく
自分も大切にしながら相手も大切にする これが一番シンプルで人間関係として良い方法だと改めて思う -
Posted by ブクログ
ネタバレピアノ講師の奥手で清楚な咲子が出会ったいなりずしの男性を探す話、主婦ブロガーで料理研究家の由香子が誹謗中傷から立ち直る話、満里子の彼氏の移り気を疑う話、新婚の薫子の生活を三人が心配する話、元旦に四人それぞれがお重を作る計画を立てるも、それぞれに起きたトラブルによってお重が揃わなくなるも、それぞれの場所で自分の人生を進める話の5作。
奥手で清楚な咲子、天然で丁寧な暮らし系で主婦の由香子、美人の美容部員の満里子、バリキャリの薫子といった、四者四様の性格の女四人組の群像劇。
特にギスギスするようなこともなく、シスターフッドを感じる物語だった。 -
Posted by ブクログ
ネタバレダイアナと彩子が小学三年生で出会い、中学入学を期に疎遠になり、再び再会するまでの物語。
ジャンクでキラキラしている家庭で育つダイアナの家庭環境に憧れる彩子と、いいとこ育ちでていねいな暮らしをしている彩子の家庭に憧れるダイアナ。
中高一貫の女子校に進んだ彩子と、地元の公立に進むダイアナ。それぞれのティーンエイジを描いた小説だった。
二人の学生時代の描写について、なんとなくそういうことあるなと感じさせられる場面が多く、学生時代を思い出すような感じがあった。ダイアナが美しくていじめられるのとか、彩子が頼られすぎて女子高で母かつ王子になってしまっているのとか。彩子の大学のサークルの話とか。
それぞれが呪いを解くことができてよかったなと思う。
小学生時代の、男子との距離感と、恋愛よりも女子同士の友情がとても濃い時代の描き方もすごく懐かしい感じがした。わかるな、と思った。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ朝井リョウのいう柚木麻子の猪突猛進小説を読みたくて購入。非日常性の高い日常小説に読む手が止まらない、湊かなえ作品と近しい好きさを感じた!
マリーアントワネットと重ねるシーンがあるの好き。猛烈に憧れる人がいるのも、その人と実は馬が合っちゃうのも共感で、のめり込んでしまった理由のひとつ。
読んでいる間は、中学生のとき、わたしもこんなだったかなあと振り返る時間だった。グループへの固執・敵味方がすぐ代わる感じ。今は「えーフィクション」と思うけど、小中学生の時って意外とそうだったのかも。
あと、王妃のきれいさをすごく良く描いていた。
めっちゃきれいでつい見惚れてしまう王妃を、毎回想像させられる。BUTTERの時も感じたけど、柚木麻子は魅せたい人をきちんと魅せるのが上手すぎる!