柚木麻子のレビュー一覧

  • あいにくあんたのためじゃない

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    日常に潜むちょっともやっとした感情を切り取ったような短編集が詰め込まれていて、それぞれの、もやっとした感情を少しずつ解消してくれるような柚木さんの優しい世界観に少し元気がもらえたり気持ちが救われてたりする物語でした。

    書影や題名から、もう少しパンチが欲しかったかも。と
    個人的には勝手に感じてしまいました。。

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    2026年10月21日
  • BUTTER

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    話題の小説らしく、読んでみましたが、個人的には少し読みづらかったです。
    ただ、バターや食べ物の描写はとても詳しく、美味しそうでした。

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    2026年10月19日
  • 伊藤くんA to E

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    伊藤くんの見たいものしか見ない、自分のやりたいことしかやらないという性格は他の人にとっては迷惑な話 かもしれないが 伊藤君にとってはそうすることで自分を守っているんだなと感じた
    登場人物はいろんなキャラクターがいるが、自分が一番可愛く自分が一番幸せになりたい それにより相手を傷つけても構わないような行動をしている人は結果的に 自分自身が幸せになれない
    一方 好きな人のためにのためにいろんなことを尽くす けれど それが逆効果だと分かり 捨てられ最後は自分を大切にする行動をする人達は結果的に自分が幸せになっていくのかなというふうにも思った
    この本を通して誰かを大切に思ったり 誰かを好きになった時 追えば追うほど相手は引いていく
    一方 自分だけを大切にした生き方をしている人は自分自身を傷つけていく
    自分も大切にしながら相手も大切にする これが一番シンプルで人間関係として良い方法だと改めて思う

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    2026年10月19日
  • 3時のアッコちゃん

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    アッコさんが、そこにいた。

    短編で、前の職場の人、知り合った人
    突如としての人。
    自分で動かねば、というのもありますが
    そこにずっと埋もれて沈んでいくと危険です。
    おかしい、と思ったら考えないといけませんが
    ついそれを無視して進んでしまうものです。

    食べる事、ほっとする事、大事です。

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    2026年10月17日
  • けむたい後輩

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    自分が栞子 だったら最後の結末は辛いなと思う
    真実子が「自由な生き方が栞子さんらしい」という 褒め言葉は自分を肯定してくれる言葉だったので 栞子がそれをみんなと同じでなくても自分らしく生きていいんだと受け止めることで自分の価値を生み出せるのではないかなと思う
    他人が自分をよく評価してくれる時は自分自身に厳しい目を向け、電話 自分に厳しい評価をした時は自分自身に優しい目を向けるという言葉を思い出した

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    2026年10月15日
  • ほろよい読書

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    お酒って、気持ちいい時じゃ無くて呑んで後悔する時もあるよな。と思わせてくれる本。
    物語の世界に入り込める短編が数個あったのが良かった

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    2026年10月15日
  • あまからカルテット

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    ネタバレ

    ピアノ講師の奥手で清楚な咲子が出会ったいなりずしの男性を探す話、主婦ブロガーで料理研究家の由香子が誹謗中傷から立ち直る話、満里子の彼氏の移り気を疑う話、新婚の薫子の生活を三人が心配する話、元旦に四人それぞれがお重を作る計画を立てるも、それぞれに起きたトラブルによってお重が揃わなくなるも、それぞれの場所で自分の人生を進める話の5作。
    奥手で清楚な咲子、天然で丁寧な暮らし系で主婦の由香子、美人の美容部員の満里子、バリキャリの薫子といった、四者四様の性格の女四人組の群像劇。
    特にギスギスするようなこともなく、シスターフッドを感じる物語だった。

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    2026年10月13日
  • 本屋さんのダイアナ

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    ネタバレ

    ダイアナと彩子が小学三年生で出会い、中学入学を期に疎遠になり、再び再会するまでの物語。
    ジャンクでキラキラしている家庭で育つダイアナの家庭環境に憧れる彩子と、いいとこ育ちでていねいな暮らしをしている彩子の家庭に憧れるダイアナ。
    中高一貫の女子校に進んだ彩子と、地元の公立に進むダイアナ。それぞれのティーンエイジを描いた小説だった。
    二人の学生時代の描写について、なんとなくそういうことあるなと感じさせられる場面が多く、学生時代を思い出すような感じがあった。ダイアナが美しくていじめられるのとか、彩子が頼られすぎて女子高で母かつ王子になってしまっているのとか。彩子の大学のサークルの話とか。
    それぞれが呪いを解くことができてよかったなと思う。
    小学生時代の、男子との距離感と、恋愛よりも女子同士の友情がとても濃い時代の描き方もすごく懐かしい感じがした。わかるな、と思った。

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    2026年10月13日
  • 王妃の帰還 新装版

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    アッコちゃんシリーズが好きなので聴きました。
    アッコちゃんの爽快さとは真逆で、中学生女子のダークな面ばかりで、勝手に期待していたものとは違いました。
    それでも最後まで聴けたのは、やっぱり柚木さん作品の人間描写が好きだからですね

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    2026年10月13日
  • 私にふさわしいホテル

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    山の上ホテルや朝井リョウなどリアリティある実在の名前や小説「ばるす」(スバル)やファミレス「さえずり庵」(サイゼリア)などくすりと笑いたくなる架空名を織り交ぜていてとても楽しい。作者柚木麻子さんの新人時代がベースになっていると聞いたが、同じ出版業界や文学賞の裏側を描いた村上由佳さんの「PRIZE」のようなドロドロした感じとは対照的にカラッと楽しく、それでいて冒頭シーンからエピローグまでの締め方もさすがお見事。映画観てないけどのんちゃん好きだから観てみようと思う。

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    2026年10月12日
  • らんたん(新潮文庫)

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    流言飛語だと思いたかったが 有島武郎と波多野秋子が心中したのは今年(1923年)の六月 光でも闇でも無い灰色というものが 混沌とした色合いを帯びた強い怒りだ モンブランとレマン湖を眺め 相阿弥の二つ続きの屏風である 報国の思いに篤い少女でもあった 栄養不足で容色が衰えた事も恥ずかしかった 宮城の正面にある第一生命ビルを総司令部、開戦以来閉鎖中の赤坂のアメリカ大使館を宿舎に定めた。 天皇制こそがこの国の家父長制を強化し、他国への侵略行為や残虐行為を正当化したんじゃないか? 暗闇に負けまいと必死に藻搔いているのが

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    2026年10月19日
  • 伊藤くんA to E

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    ネタバレ

    伊藤くんのことが最後までわかるようで、わからなかった…。
    出てくる女性たちはみんな伊藤くんと似てるところがあるみたい。伊藤くんの存在が彼女らのコンプレックスを刺激してるみたいだった。

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    2026年10月09日
  • 王妃の帰還 新装版

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    ネタバレ

    朝井リョウのいう柚木麻子の猪突猛進小説を読みたくて購入。非日常性の高い日常小説に読む手が止まらない、湊かなえ作品と近しい好きさを感じた!

    マリーアントワネットと重ねるシーンがあるの好き。猛烈に憧れる人がいるのも、その人と実は馬が合っちゃうのも共感で、のめり込んでしまった理由のひとつ。

    読んでいる間は、中学生のとき、わたしもこんなだったかなあと振り返る時間だった。グループへの固執・敵味方がすぐ代わる感じ。今は「えーフィクション」と思うけど、小中学生の時って意外とそうだったのかも。

    あと、王妃のきれいさをすごく良く描いていた。
    めっちゃきれいでつい見惚れてしまう王妃を、毎回想像させられる。BUTTERの時も感じたけど、柚木麻子は魅せたい人をきちんと魅せるのが上手すぎる!

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    2026年10月08日
  • あまからカルテット

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    女子校時代から続いている4人の友情物語。
    いなり寿司で一目惚れしたピアノの先生の咲子、美容部員の満里子、料理の得意な由香子、出版社に勤める薫子が欠点を補いあい長所を伸ばしあって成長していく。小気味のいい物語

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    2026年10月07日
  • 名作なんか、こわくない

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    フランス、日本、イギリス、アメリカの57編の小説の紹介。著者自身の体験などと関係づけて魅力的に語る。どれもこれも、主人公たちの自分の人生を生き抜いてやろうという熱を感じるな。
    フランス文学では、モーリアック「テレーズ・デスケルウ」が強烈。社会の窮屈さを描いた作品は、こればかりでない。主人公たちをからめとろうとする社会の通念や他人との距離の取り方の難しさは、どの国だって同じだということを見せてくれる。それが文学の普遍性なんだろうな。
    既に読んだことのある小説でも、著者によって新しい見方を教えられて新鮮。

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    2026年10月05日
  • ランチのアッコちゃん

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    ネタバレ

    地味な派遣社員の三智子が、アッコさんと呼ばれる敏腕40代女性社員に一週間ランチを取りかえようと提案される。一週間アッコさんのランチで過ごす中で三智子は少しずつ変わっていくという話の表題作。
    二作目はその三智子とアッコさんのその後。キッチンカーでポトフを売っているアッコさんの手伝いをする話。
    三作目は女子高時代の教師と再会し、高校生の頃を思い出す話。
    四作目はどうしようもなく使えなかった新人女性社員が、そのビルの屋上にビアガーデンを開く話。
    どれも明るい感じの話だった。

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    2026年10月05日
  • 奥様はクレイジーフルーツ

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    箸休めのテンションで読み始めたら、意外にも夫婦の問題にザクザクと切り込まれてて、そのリアルさに引き込まれてしまった。
    私が女性だからこそ初美のいじらしさに、夫への怒りが湧き立つけれど、最後には夫もなかなかやるなあと思う。この手の話題って友達とは語り合いにくいからこそ、出会えて良かったなあと思う一冊だった。
    レスに限らず、夫婦であれば互いに色々思うところはある。その度に向き合って、受け止めて、試行錯誤しながら、自分たちの納得いく形を見つける、そういうやり取りが大事なんだろうな。
    とりあえず乳がん検診では思い出したくないな(笑)

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    2026年10月04日
  • ランチのアッコちゃん

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    見ている人は見ている。
    そして、評価をしている人がいる。
    人生って悪くないね。
    そんなことが心にしみるような物語に感じます。

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    2026年10月02日
  • オール・ノット

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    ネタバレ

    第一章では、真央の生活が少しずつ軌道に乗り、幸せになっていくのかと思っていたので、第二章の予想外の展開にはかなり驚いた。章ごとに時代が変わるため少し読みにくさもあったが、ストーリーは面白く、最後まで一気に読み切った。人生の途中で失敗しても、それまで積み重ねてきた努力は無駄にならず、その人の糧になっていくのだと思う。ビーフティーやスコーンなど、美味しそうな食べ物が登場するのも楽しかった。

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    2026年10月02日
  • あいにくあんたのためじゃない

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    人にああだこうだと首を突っ込んでくる人の多さったら…と呆れてしまう。でも首を突っ込まれていようがいまいが、気にせず自分らしく生きていけばいいんだなと再認識できた。

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    2026年09月29日