柚木麻子のレビュー一覧
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木嶋佳苗の事件がモチーフのこの作品。
週刊誌記者の里佳と親友伶子は容疑者カジマナに翻弄されていく…
前半はとにかく本タイトルのようにもったり、こってりしていてなかなか読み進められなかった。
まぁぁぁ重たい…カジマナに翻弄されていく里佳にヒヤヒヤしながらもカジマナという掴みきれない容疑者に興味が湧いてくる。
真実はどうなのかはわからないが、カジマナはなんだかかわいそうな女だなぁと思った。
時に女の敵は女ということもあるが、女の強固な友情や絆って特別なものがある気がする。
それを知らなかったカジマナに同情する。
とにかく食べ物がたくさん出てくるこのお話。読む時間によってはこってりし過ぎて辛い -
Posted by ブクログ
ネタバレオーディブルで。一人は一流総合商社に勤め、海外出張もこなす三十歳バリキャリ実家住み女子エリコ。もう一人は、アパレル系で働くも体を壊し、主婦になるも家事が嫌いで、夫の金で生活しながら書いたブログが編集者の目にも留まった主婦ブロガーショウコ。エリコはショウコのブログの熱心な読者で、勝手に友人妄想を抱いて接近、カフェで交流ができたことに、舞い上がって、のち執着する。一方ショウコは、エリコの持つ、東京出身者のきらきらした生活に憧れを抱くものの、家を突き止められ、大量のメール攻撃に恐ろしくなる。ショウコも友達がいない。
同性の友達ができないことがコンプレックスだったエリコの、ターゲットを追い求めるあま -
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『本屋のダイアナ』で柚木さんの作風を知ったのですが、その後BUTTERやナイルパーチを読んで女性の狂気、特に妙齢にある女性の嫉妬や監視の怖さが学生の私には理解しがたいものがありました。文字を読んで理解して想像する作業が億劫になるほど、描写が激しいところが多かったです。なるだけ神経をすり減らさないように読みました。
口が悪く狂暴な真織や部長となんとしてでも寝ようとする栄利子。
誰かと親しくなりたいくせに、本質は隠し続けて心を武装する点で似通っている翔子と栄利子を描写する部分は、私もそういうところがあるので、「あぁ私もこうなんだな。。。」と反省しました。
女性同士で共感しあうことってなんでこん -
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この本を読み見えたものの、感想が書けずにいた。
私は母から大事な事を教わらなかったからだ。
架空の人物と比較するのもおかしいが、ティアラさんや貴子さんが魅力的でならないのだ。
ティアラさんに対して思う事は沢山ある。
もしティアラさんがお母さんだったら嫌だし、かと言って貴子さんがお母さんだったら息が詰まりそう。
ティアラは、「ティアラ」として生きる事が処世術なのかもしれないと思った。
この本を読んで色々な事を思い出した。
周りより少し早く初潮が来た事、私立中学を受験した友人の事、お受験させた友人のお母さんを逆恨みした事、親しい友人と別れて進学した中学で人間関係にとても苦労した事…みかげちゃ -
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オーディブルで。デビュー作『フォーゲットミー、ノットブルー』を含む四篇。私立のエスカレーター式の女子高で、その他大勢の一人だったキヨコは、高校から入ってきた一風変わった女の子、アカリの、ちょっと変わった家庭環境(父は写真家、父の彼女と同居)、言いたいことを言う自由奔放な性格に、ぐいぐい惹かれてゆき、それまで自分の属していたグループをつまらないと敬遠するようになる。アカリと特別な関係を結びたいキヨコ。が、アカリは誰とも特別にならない特別な子で、その本心を知ってしまい、自分の手に入らないことに苛立ち、クラス中で虐めにかかる。続く三編は、その女子校仲間の、それぞれの視点から。全ての話に、他人と比較し
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早稲女的には読みたいような読みたくないような、複雑な気持ちだった本。学生時代には大学内の本屋で見かけても避けてましたが、『BUTTER』以来柚木さんの本に興味があり、手に取ってみました。
柚木さんの一貫したテーマである「女同士の友情」がこの作品でもテーマになっていました。
今どき早乙女香夏子のようにすっぴんでデニムにTシャツの早稲女は天然記念物だと思うけど、酒豪だけど根は真面目で頼れる早稲女は今も昔もたくさんいると思う。
序盤、早稲女の描写がコテコテすぎて胸焼けしそうだったんだけど、その原因は早乙女香夏子にあるのではなくて、早稲田の女子を「早稲女」という枠に押し込めようとする周りの男たちに