柚木麻子のレビュー一覧

  • オール・ノット

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    話が進むにつれて山戸家を前提として関わった人物(ミャーコ、舞)がメインに据えられ、自分が知りたい情報はこれではない感が強まっていく。
    本来であれば、三葉の今を知りたかったが最後に明かされた姿ではどうしても納得できず…。

    作中で内包している問題の範囲は広く、最終章も突飛として近未来へと…。どうしてもBUTTERからの本作だと印象は弱くなるかもしれないが、シスターフッド物だと「黄色い家」の方が数枚上手でした。

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    2026年06月10日
  • 柚木麻子のドラマななめ読み!

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    柚木さんの作品もお話もドラマも大好きな私にとってもう、これ以上ないときめき!な本著を楽しく読みました。懐かしいドラマの数々に「わかるー!」と叫びたくなったし、ところどころ吹き出してしまうしで、家で読んでよかったです笑

    鋭い柚木さんの指摘に頷く一方で、過去の柚木さん同様、宮藤官九郎作品を堪能しその才能に惚れ込んできたひとりとして、そんなに過去に楽しんでいた事実に反省をしなくても..と思いました。
    いま現在の宮藤官九郎作品に思うところがあるのは同意できますが、過去もその片鱗は顔を出していた。また、例えば『木更津キャッツアイ』に代表されるような「男らしさを見つめ直す」作品が日本でフェミニズムがより

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    2026年06月08日
  • あいにくあんたのためじゃない

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    どの話も、ちょっと人間の闇というか、毒みたいなものがスパイスで効いていて、読みながらドキドキさせられた。
    個人的にはトリアージ2020と、パティオ8が好き。
    その二つは気持ちがほっこりする終わり方だったから(笑)
    商店街マダムショップは何故潰れないのか?は、皆そう思ったことがあるんじゃないかと思う謎だったから、目の付け所がすごい!と思った。
    オチがよくできているから、途中読みにくく感じる人も、頑張って読んでみて!


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    2026年06月07日
  • オール・ノット

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    ネタバレ

    んーーーーーー。。。
    ストーリーとしては面白いし没頭できたけれど、なんだか最後四葉さん無碍にしてる感があって納得ならず。

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    2026年06月02日
  • とりあえずお湯わかせ

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    著者の「butter」を読んだので、このエッセイを手に取った。

    コロナ禍の理不尽や不幸、社会への素直な不満と戦い?の記録みたいな内容だと感じた。

    女性であろうとなかろうと、幸せを振りまこうとすることのどこが悪いんだろうか。

    もう少し隣人に寛容になれないものだろうか。

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    2026年06月01日
  • ナイルパーチの女子会

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    あまりにも苦しくて、途中読むのをやめようかと思いました。

    中学時代の親友との歪んだ友情を思い出したり、自分に同性の友達が少ない理由を考えたりしました。

    BUTTERを読んだあとだったので、2作品の重なる部分を見つけて、柚木さんの"癖"みたいなものが垣間見えた気がしてすごく面白かったです。

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    2026年06月01日
  • マジカルグランマ

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    正子や杏奈、キャラ立ちする人たちばかりが繰り広げるストーリーは純粋に面白かった。ただ、75歳の正子が活躍する姿だったり、冷え切っていた夫婦関係だったり、女性の活躍だったりと、細かい観点を見ていくとそれなりに読者に訴えかけるような一面もあり、なかなか深い内容の本だなと感じました。

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    2026年06月01日
  • その手をにぎりたい

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    2026/5/31

    1983年。退職し、田舎に帰る決意をした青子。
    最後に上司に連れて行かれた高級寿司屋で、寿司の美味しさと、それを握る青年に魅了される。
    高級寿司を食べるために東京で働くことを決意した青子の、およそ10年の物語。

    20代から30代の女性の10年って、今後の人生を決める、すごく重い期間。
    私もその時期は、本当にいろんな葛藤を抱えながら働いていた気がする。
    その期間を、寿司屋に通うために働くって、なかなか見たことのない設定で面白かった。
    バブル期真っ只中の東京でお寿司のためにがむしゃらに働く青子。
    これがあるから頑張れる、っていう気持ちって、働くためのかなりのモチベーションに

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    2026年06月01日
  • 踊る彼女のシルエット

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    アイドルの敏腕マネージャーの実花と、義母と喫茶店を営む佐知子。
    女の子たちの複雑な気持ち、私は何がしたいんだろうという葛藤、面倒くささが描かれたストーリー。

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    2026年06月01日
  • オール・ノット

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    ネタバレ

    途中までは真央と四葉の話だが、そこから四葉過去の話でお金持ちがなぜ試食販売の人になったのかや、親友?のみゃーこの話やらどんどん飽きてきて、缶のモデルになった舞のターンあたりで完全に読むスピードが落ちた。被害者なのは分かるが、四葉たちの家で入り浸りになるのは不信感だったし四葉がことごとく騙されたり、搾取されていって、、。ただ最後めっちゃやり手の鑑定士になっててまきかえしすごいなってなって終わった

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    2026年06月01日
  • その手をにぎりたい

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    ネタバレ

    タイトルから恋愛小説を想像していたが、「握る手」とは鮨職人の手のことだった。その意外性が、逆に引き込まれるきっかけになった。

    舞台は1980年代。実家へ帰る予定だった青子が、送別会で足を踏み入れた銀座の高級鮨屋。職人の手から直接渡される握りたての鮨、その一瞬が彼女の10年を変えた。

    また通いたい。あの鮨を食べたい。それだけを原動力に、青子は東京に残ることを決める。バブル全盛から崩壊へ、時代の波に翻弄されながらも、芯のピュアさを失わずにたくましく生きていく姿が、胸に刺さった。

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    2026年05月30日
  • ナイルパーチの女子会

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    ネタバレ

    正直途中でギクリと思うことがたくさんあった。
    この本を読もうと思ったきっかけは自分の人間関係について思うことがあったからだ。
    栄利子と翔子は真逆のように描かれていたが、どちらにも共感できた。1番苦しかったのは、栄利子の母が友達と家族は違うのよ、と言ったところだった。深いつながりを求めて、必死に完璧な関係に仕上げようとする。相手を思ってといいつつ自分のエゴを相手に押し付けてしまう栄利子が本当に辛かった....
    相手の気持ちが分からないと正そうとするところも辛いシーンだった

    あと翔子が栄利子にされて嫌だったことをそっくりそのまま相手にしていたところ。私もよくこの現象が起きる。

    人間の不完全、矛

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    2026年05月24日
  • あまからカルテット

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    薫子は編集者、満里子は美容部員、咲子はピアノ教師、由香子は専業主婦。女子校時代からの仲良し4人組が30歳を目前にして、恋に迷い仕事に悩みながらも友情の絆で乗り越えていく連作集。
    咲子が花火大会で一目惚れした時、由香子がネット・バッシングでへこんだ時、満里子に恋敵が現れた時、薫子が仕事をなげそうになった時、いつも美味しい食べ物が解決の鍵になる――
    女友達っていいよなぁと思わせてくれる物語でした。

    いなり寿司、甘食、ハイボール、ラー油に最後はおせち。美味しいものを手がかりに4人が協力していく。楽しかった(^^)

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    2026年05月24日
  • オール・ノット

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    真央と四葉の関係や真央のこれまでや置かれた状況は読み応えもあり、なんともいえない気分になったが、過去の物語にはまれず読むのに時間がかかった。四葉にしてもらったことを真央がさらに下の世代へして、真央はこれからの人生を自分で切り拓いていく良いラストでした。

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    2026年05月24日
  • ついでにジェントルメン

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    「Come Come Kan!!」
    「渚ホテルで会いましょう」
    「勇者タケルと魔法の国のプリンセス」
    「エルゴと不倫鮨」
    「立っている者は舅でも使え」
    「あしみじおじさん」
    「アパート一階はカフェー」

    「Come Come Kan!!」と「エルゴと不倫鮨」が面白かった!
    菊池寛、こんな人だったのかなあ。
    文藝春秋の創業者ですが私が持ってるのは新潮文庫の『藤十郎の恋・恩讐の彼方に』でした。この短編集も好き。

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    2026年05月23日
  • あいにくあんたのためじゃない

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    柚木麻子のあいにくあんたのためじゃないを読んだ
    話は6話で6はなしよあいにくあんたのためじゃないあいにくあんたのためあいにくあんたのあいにく
    めんや評論家おことわり
    BAKESHOP MIREYS
    トリアージ2020
    パティオ8
    商店街マダムショップは何故潰れないのか?
    スター誕生
    で構成されている。
    三話までのトリアージ2020まで読んだが、今まで読んだ柚木麻子の小説とは違って、私には面白いと感じられず挫折。

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    2026年05月23日
  • 終点のあの子

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    ネタバレ

    4つの短編。読んでてずっと痛かった。
    どれもなんか、わちゃ~っていう感じになってしまう。
    複雑すぎるわ、この子たち。怪物みたいなんばっかり。

    映画化される(された)と聞いて読んでみようと思って、ようやく読めた。
    でも、映画見るかなあ、しんどそうやなあ、どうしようかなあってなってる。

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    2026年05月23日
  • 終点のあの子

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    学生の時をどう過ごしていたかは十人十色、ほんとに人それぞれなはずなのに、きっと多くの人がこの本の誰かに反応したり、空気感を思い出したりするんだろうなと思った。
    私も読みながら、あぁ、と思った。こういう感じあったな。嫉妬、優越感、劣等感。何がきっかけで矛先が向き、爆発するか分からないから、同調し、労り、空気を読む。いつもじゃない、たまにそういう時がやってくる。
    友達も契約なんてないから、ある日突然切られることもあるよなぁ、と大人になると客観的に見られるけど、子供の頃はそれが全てで、訳もわからず風向きが変わる事に不安になる。
    まぁでも、歳をとった今だからそう思っただけで、子どもの頃にこんな風に考え

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    2026年05月22日
  • 終点のあの子

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    女子校ってこういう人間関係ほんとある
    朱里と希代子みたいに顕在化することはなくても、大なり小なりあるのよ〜!!

    森ちゃんみたいに、男の子と接点なさそうな子が実は彼氏がいたり(森ちゃんはちょっと違うけど)、美人な子が「さん」付けで呼ばれる感じ、懐かしい…
    恭子さんと保田の関係ももどかしいね…ふとしたときに交わって「この子と話すの面白いな」となる瞬間があっても、結局普段一緒に過ごしてるグループの子と過ごす方に流れてしまう。意図的なこともあるし、意図的ではないこともある。
    でもそういうちょっと意外な関わりで楽しかったこと、面白かったことが、大人になっても小さなきらめきの粒として、自分の心に残ってい

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    2026年05月18日
  • ナイルパーチの女子会

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    ナイルパーチに例えて現環境、自分自身を壊してしまう女性の「友達」という関係を描いた物語。現在もSNSでのキラキラな他人の投稿を見ては自分は劣っているのかも?とメンタルをすり減らす若者が増えつつあるし、定年後の孤独に弱い男もいるしで、女性に限らず全ての人に当てはまるんじゃないか?と感想を抱いた。物語の内容としては、現実ではありえないだろ!?という内容。
    こういう周りを巻き込んで破壊をしてしまう人は自分を客観視する視点が足りないとつくづく思う。
    もしかしたら自分も気付かぬうちに他人にも自分にも噛み付いてるのかもしれない。

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    2026年05月15日