柚木麻子のレビュー一覧

  • ランチのアッコちゃん

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    ネタバレ

    表題作のアッコさんのぶっきらぼうに見えても、根は優しいところが好きです。元気づけようとランチの取り替えっこを提案するも、それを悟られるとそんな暇じゃないと突っぱねる不器用な優しさがじんわり沁みます。「夜の大捜査先生」のかつて夜遊びを注意された因縁の先生と再会する話も、キラキラしていた当時と比べて今は輝けていないと思っているのは自分だけで、きちんとした大人になれていると先生に肯定された主人公と自分が重なって励まされました。軽く読めるのに、どの話も確実に疲れた心に栄養を与えてくれるような短編集でした。

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    2026年01月21日
  • けむたい後輩

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    見た目は重要だけど、長く付き合う上で一番重要なのは中身

    外見は内面の一番外側
    しょせん人間なんて離せばわかるんだよ

    いつ気がついてもいいけど、気がつくまでの過程が大事

    無駄なプライドを抱えず、目を閉じた方が物事が良く見える事があるし、自分がどう生きるかは人の意見に流されず自分自身で考えよう。

    「けむたい」人にならないように

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    2026年01月20日
  • ほろよい読書

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    御神籤ブック5冊目。

    5人の作家さんがお酒と女性をテーマに書いた5つの短編集。

    自分自身も酒好きな女性である。
    大抵の呑兵衛は、お酒にまつわる話と言われても失敗談しかこないだろうと勝手に思っていた私たけれど…。
    お酒にまつわる話は失敗談だけじゃない!
    と言わんばかりに、どのお話もほっこり温かくて、心がほぐれた。

    『定食屋「雑」』のお話が一番好き。
    食事もお酒も人生の活力。自分の好きなお作法でいただくのが一番美味い、ということには激しく同意。家を出て行った夫には共感しかなかった。

    『BAR きりんぐみ』で紹介されてたお酒は、いつか試したい!!

    私の中にも、お酒にまつわるいいおエピソード

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    2026年01月19日
  • 伊藤くんA to E

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    女性陣よりクズケンが1番好きだった。
    全力でぶつかって走り続けるクズケン、カッコいいぜ!伊藤くんは普通にクズすぎて嫌いだけど、意外とちゃんと信念を持って冷笑して逃げ続けてるんだって思うと、なんか善悪とか良い悪いとかって本当に人によって違うし絶対はないんだなあと思った。生きるための防御のはずが、傷つかないことが生きる目的になってる、みたいな表現が印象的。
    あと、女子も、SATCが好きな女子と好きじゃない女子で二分しててリアルでよかった。わたしは好きじゃない派。笑

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    2026年01月15日
  • あいにくあんたのためじゃない

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    他人から見えてる自分と
    自分で思ってる自分と
    本当の自分は 違うよねー
    逆も然り

    帯からスカッと爽快!を想像していたけど
    ちょっともやっとしたかな

    トリアージュが面白かった

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    2026年01月14日
  • ほろよい読書

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    お酒と人というテーマで描かれる物語。お酒が話の軸であるようでなくても成立する話もあって、少し残念でした。

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    2026年01月11日
  • オール・ノット

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    苦学生の主人公と山戸四葉との出会いを軸に、彼らと周囲の女性たちが力強く生きる姿を描いた物語。非正規雇用やジェンダー、親ガチャ、性被害告発、人口減少など、90年代から近未来までの社会問題を織り込みつつも、エンタメ性とのバランスが良く、重すぎなくて読みやすかった。四葉さんの生き方は、一見すると自己犠牲的。だけど本人はそんなこと考えずに飄々として前だけを見ている。その姿は格好良くて、他人が気にするほど周囲は気にしていないものなのかもしれない、とも気づかされた。

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    2026年01月11日
  • あいにくあんたのためじゃない

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    どの話も過度にドラマチックではあるが、タイトルに反して良い意味で毒がない。
    シニカル好きな私としては
    『BAKESHOP MIREY’S』が一番しっくりきた。
    「助けてあげたい」という特権階級側の独りよがりな万能感。それを、未怜がするりとかわし、心の中で嘲笑っているような強かさ。歩み寄っているようでいて、決定的に断絶している二人の温度差が、かえって滑稽で可笑しい。
    感動するのではなく、その「噛み合わなさ」を眺めながら、少しだけ口角を上げて楽しむのがこの短編集の正しい作法な気がする。

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    2026年01月09日
  • 奥様はクレイジーフルーツ

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    私自身パートナーとレス状態にある。
    他人事ではないと感じ、ぐんぐんと読み進めた。

    どちらかというと私は夫側の人間なので、初美の夫に対する行動や言われた言葉の受け取り方、言い返した言葉などに聞き覚えがありドキりとさせられた。

    正直どうしようもできないという気持ちが一番にある。
    だが、初美のような精神は幼いが、強くタフで夫を愛している人間に惹かれた。
    それだけで、私は自分自身の問題を避けるのはやめようと思った。

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    2026年01月09日
  • 柚木麻子のドラマななめ読み!

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    柚木さんのドラマエッセイ。最近のは私も見てるのが多いから分かる〜って楽しめるし、そこに合わさって出てくる昔のドラマが気になる。配信してくれやんかな。私は今も全ドラマ見るくらいドラマに明け暮れてるけど、世間はそうじゃないの寂しいなみんな見よ

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    2026年01月07日
  • 3時のアッコちゃん

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    ネタバレ

    「アッコちゃん」シリーズ第二弾。
    最近、ほんわかして良くも悪くもエネルギーを要しない作品を多く読んでいる気がする。
    「アッコちゃん」も良い意味でその印象があったけれど、なんだろう…登場人物のアッコちゃんへの反発がけっこう長めに続くので、意外と疲れてしまう。
    アッコちゃんも(愛はあるんだけど)割とぶっきらぼうな感じだし。
    自分にエネルギーがある時であれば、もう少し楽しめたのかなぁ。

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    2026年01月03日
  • 幹事のアッコちゃん

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    ネタバレ

    「アッコちゃん」シリーズ第三弾。
    最近、ほんわかして良くも悪くもエネルギーを要しない作品を多く読んでいる気がする。
    「アッコちゃん」も良い意味でその印象があったけれど、なんだろう…登場人物のアッコちゃんへの反発がけっこう長めに続くので、意外と疲れてしまう。
    アッコちゃんも(愛はあるんだけど)割とぶっきらぼうな感じだし。
    自分にエネルギーがある時であれば、もう少し楽しめたのかなぁ。
    …と「アンチ・アッコちゃん」を読んだあたりで思っていたが、第一弾からの黄金コンビであるアッコちゃん×三智子の話になったら、途端に心が温かくなった。

    【密かに気になった組み合わせ】
    チーズ×日本酒
    粗塩×テキーラ

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    2026年01月03日
  • 伊藤くんA to E

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    くずけんが出て来たあたりから面白くスイスイ読めました
    それまでは女性の見た目について詳細に書きすぎだな〜という感想が先行してしまった

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    2026年01月02日
  • 残業バケーション/運命の人はどこですか?

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    女性作家たちが描く「たったひとりを求める」恋愛アンソロジーでした。
    1番好きな物語は、瀬尾まいこさんでした!

    飛鳥井千砂さん 「神様たちのいるところ」
    元彼、10年前の約束を覚えてくれているか?
    約束の地、ギリシアで待つ。
    大人の青春か?と思ったらビターな大人フレーバーでした。
    ビターよりもほっとする環境が似合う主人公でした。

    彩瀬まるさん 「かなしい食べもの」
    同棲しはじめた彼女が食べたいパンを作ってという。
    パンの謂れを知ったら、作りたくないだろうなと思った。
    けど作った彼をカッコいいと感じた。
    そして哀しさを乗り越えていく2人に幸せになって願う読後感でした。

    瀬尾まいこさん 「運命

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    2025年12月30日
  • 注文の多い料理小説集

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    料理に関する短編小説集。

    どの話も美味しそうで、ストーリーにも一癖あったり味がある。

    その中でも一番のお気に入りは
    伊吹有喜の「夏も近づく」。

    複雑な家庭の事情で、家を追い出された葉月という少年と、主人公の拓実。
    ぎこちなかった彼らの関係が、
    拓実の作った美味しい料理を二人で食べることで新しい人間関係が作られていく。

    夏の風景の清涼感もあり、大のお気に入りとなった。
    この作者の他の本も読んで見たくなった。
    こういう新しい世界が広がるのも、小説集の醍醐味ですね。

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    2025年12月30日
  • あいにくあんたのためじゃない

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    何となくモヤモヤ感のする短編集。
    面白く読んだものもあったが、人の温かさや良いところ、見方を変えると怖いと思うところが対照的だった。

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    2025年12月28日
  • らんたん(新潮文庫)

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    河井道。

    伊勢神宮神職の父が明治維新で失職。家族で北海道に移住することに。父はキリスト教に改宗し、道もキリスト教系の学校へ進む。
    新渡戸稲造と知り合い、上京後、津田梅子の教えを受け、アメリカへ留学。
    帰国後、津田梅子が創設した女子英学塾の教師となり、生涯の友・シスターフッド・渡辺ゆりと出会う。
    アメリカでの学びをもとに、『光はシェア』することを目指し、女性教育に力を入れ、恵泉女学園を創設。
    戦時中は、その思想が危険視されることに…

    天璋院篤姫、大山巌,津田梅子、大山捨松、新渡戸稲造、野口英世、広岡浅子、平岡らいてう、村岡花子、柳原白蓮、有島武郎、ロックフェラー、マッカーサー、市川房枝、吉田

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    2025年12月24日
  • マジカルグランマ

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    何を読んでいるのだろう?
    となった。
    映画にまつわる様々なハラスメントへの提言なのかな。。。
    と思いながら、著者は映画が好きな人なのかな?
    と思った。
    正子さんが
    スカーレットオハラ過ぎた。

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    2025年12月21日
  • 伊藤くんA to E

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    「ニート・童貞・イケメン(フェミニン系)・自分勝手・地主の息子」である伊藤くんと関わった、5人の女性視点で展開されるストーリー。

    伊藤はもちろん、5人の女含め全員嫌いで「おもしろイライラ」という初めての感情を抱いた。

    伊藤の、実家が太いからか世の中、周りの人に甘え続けてるくせにプライドが高い感じが受け付けなさすぎるし、そんな伊藤に惚れてる女たちもおかしいだろという感想。(読者はみんな同じ感想だと思う)

    最後の解説で、
    伊藤くんは小説の中では鏡として扱われていて、伊藤くんを通した女たちが内省し、成長していくのがこの本の本筋だというようなニュアンスのことが書かれていて、たしかになーと思った。

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    2025年12月17日
  • あいにくあんたのためじゃない

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    面白かったけれど、どこがどうとは言えないがなんだか気持ちがモヤモヤっとする話もあったり…
    『トリアージ2020』『パティオ8』はとても好き
    協力して悩みを解決してスッキリ終わりがくるからかな
    『スター誕生』は知り合うきっかけ(動機)にはダメおじさんたちじゃない…と思うものの、最後はかっこ悪いのもとても素敵に見えた

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    2025年12月12日