柚木麻子のレビュー一覧

  • ランチのアッコちゃん

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    軽くて明るくてさくさく読める。これがあの絡み取られるような「BUTTER」の作者の柚木麻子さんが書いたとは思えない。

    アッコちゃんこと、上司のアッコさんが、冷たい感じだが面倒見がいい。
    出来る上司の理想みたいな人。ちょっと強引だけど軽妙なドラマにちょうど良さそうだと思った。

    食にまつわる文章もさらっとしてて、やっぱりあの濃厚で執拗な「BUTTER」を書いた人とは思えない。

    でも……どっちも女性に勢いがある。
    そこが魅力なのかもしれない。

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    2026年04月17日
  • さらさら流る

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    ネタバレ

    自分自身が不安に駆られて、読むのがとても辛かった。あと会社の先輩がひどい、、。
    そして、流出の真相が、そんなことありえないと思ってしまった(仕事中でしょ、お客のスマホでしょ)。
    自分の身体は自分のものと菫が行動して行く姿には勇気をもらった

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    2026年04月15日
  • 3時のアッコちゃん

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    薄いので休日に一気読みできた。
    相変わらず強引なアッコさんだけど、周りに1人くらいはいてもいいと思える不思議な作品。
    でもアッコさん要素1話目と2話目くらいじゃないか?

    個人的には最後の内定の貰えない就活生の話が好きだったなー。ほんとお前らの事業に興味なんかあるわけないだろってな。なんでこちらの生活をお前らの事業に絡ませて志望動機考えなきゃいけないんだよってな。わかるわかる……。

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    2026年04月15日
  • 注文の多い料理小説集

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    キャッチーなタイトルに惹かれて読んでみた。アンソロジーは読んだことのない作家さんに出会えるよい機会なので、ときどき読むようにしている。

    よかった順に、「夏も近づく」、「味のわからない男」、「好好軒の犬」、「どっしりふわふわ」、「エルゴと不倫鮨」。

    「夏も近づく」に出てくる料理はどれもシンプルで美味そう。塩むすびとか、筍ご飯とか。可哀想な生い立ちの葉月くんが、叔父さんの料理で癒されていく姿が清冽でよい。

    「どっしりふわふわ」は年の差20位のパン職人カップルのお話。ラスト2頁で種明かしされるミスリードについては、これがあるのとないのとでは、どれだけ読後感が違ってくるのか、オチを知ってしまった

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    2026年04月13日
  • 3時のアッコちゃん

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    久しぶりのアッコさん!相変わらずアッコさんはアッコさんだった!
    メトロのアッコさんと梅田駅のお話が好きかなー!でも段々アッコさん出てこなくなる笑 読み飛ばしたか?と思って読み返したりしたくらいには…笑
    次は幹事!楽しみ!

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    2026年04月13日
  • 終点のあの子

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    学校の中の青春っぽい甘酸っぱい感じというより、痛い苦いところを深掘っているのが面白かったです。
    ふたりでいるのに無言で読書が一番好きです。

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    2026年04月13日
  • マジカルグランマ

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    読む前にタイトルから連想したイメージと中身がだいぶ違った。だれもが持ってるマジカル◯◯について考えさせられる本。作中にでてくる「自分と似たような立場の誰かと助け合うことで、この世界が押し付けてくる規範に抗うことはできるのではないか」というワードが1番印象に残った。転んでもただでは起きない正子おばあちゃんのパワフルさは見習いたい!

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    2026年04月06日
  • けむたい後輩

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    お金持ちの家に生まれ物質的に豊かであっても、絶対的に精神的に豊かになれるというわけではない。与えられた環境で、いかに精神的に成熟できるかが、人生を進めていくうえで大切なことなのだと感じた。

    どの登場人物も承認欲求が強く、信奉してくれる誰か、もしくは信奉できる誰かがいなければ不安定な状態。共感できる人はいなかった。だけど、真実子が最後のほうで「どうしてプロの私が、黒木さんのために企画を考えなきゃいけないんですか?」「煙草消してもらえませんか?」と発言したのは、よくぞ言った!と拍手を送りたくなる瞬間だった。

    お嬢様キャラが出てくる小説は別世界を見ているようで面白い。

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    2026年04月03日
  • あいにくあんたのためじゃない

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    柚木麻子の直木賞候補にもなった短編集。今は昔の出来事となったコロナ禍の雰囲気を伝えつつ、SNSをテーマにした作品も多い。Butter と比べるとかなり拙い印象で、どの作品も完成度は高くない。どこにでもある「なぜか潰れないマダムショップ」に着想を得て想像力を膨らませた「商店街マダムショップは何故潰れないのか?」が佳作。ほかは強いて言えば、場面大転換が楽しい「めんや 評論家おことわり」か。

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    2026年04月02日
  • 王妃の帰還 新装版

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    柚木先生による学園小説です。グループ抗争と個人の思いが交錯しながら話が進んでいきます。大事件が起きたりしませんが、先が気になってついつい引き込まれてしまいました。

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    2026年03月29日
  • 注文の多い料理小説集

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    「夏も近づく」がかなり好きだった。自然の中でできることだけをして暮らしていく姿が素敵。葉月がのびのび過ごせますように。
    「しっとりふわふわ」はパンが食べたくなる。人を思う気持ちの大切さ。

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    2026年03月28日
  • ほろよい読書

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     違う作者の短編集の評価はできるはずないですよ。作品によって出来が違うのですから。それでも全体を通して考えると、まあまあという感じでした。

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    2026年03月26日
  • ランチのアッコちゃん

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    一話と二話が面白かった。
    アッコさんが、いろいろと都合のよい風に
    描かれすぎていたのが気になったが、
    強引で強烈でそれでいて仕事がバリバリできる人がいたら、確かに注目せずにはいられない。

    三話、四話で主人公が変わったのは「??」だった。

    軽い内容でスラスラ読むことができ、
    夜の街で働くレイカさんの言葉
    「女子同士って時々険悪になるものね。そういう時は、皆の話の流れに合わせるんじゃなく、自分から話題を振ればいいのよ。こちらから提供できるネタが多ければ多いほど、人間関係って楽になるわよ。些細なくだらないことでも構わないから」という部分は、自分のなかに取り入れようと思った。

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    2026年03月25日
  • 早稲女、女、男

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    2026.03.22

    柚木さんらしい、痛快で、疾走感のある、女子大生がテーマの連作小説。
    地方に住んでるので正直大学にはピンとこなかったけど、ラブコメと青春小説が苦手な私でもスッと読めて読後は爽やか!
    実に久しぶりに青春!を味わったなあ。
    登場人物たちはみんな頭が良くて美人なのに私には珍しく卑屈にならずに読めた笑
    どの子も見た目の華やかさとは裏腹にズルさや弱さをさらけ出しながら自分の気持ちと人生と戦っている様が描かれていたからかもしれない。
    「私にふさわしいホテル」の有森樹李が出てきたのも楽しかった!私が知らないだけで他の作品にも出ているのかな?

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    2026年03月22日
  • らんたん(新潮文庫)

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    すごい一代記。
    教育はとても大事。特に戦争をしない国にするにはとても大事だと思う。戦争をしてる国の人々はきっと戦争についてきちんと教育を受けなかった人たちなんだろうな、と感じるから。
    世界中を飛び回り、いろいろな国の人と交流して、そのいいところを日本に持ち帰り、押し付けがましくなく少女たちに教えた人、身につけさせた人、それができた人、という印象を受けた。
    あの戦争の時代に学校で英語を教えてた?楽しいイベントをたくさんやってた?そんなことできたなんてすごい。コロナ禍のとき、家の中でもなんだか騒いだり楽しんだりしてはいけないような気になった。あれの何十倍もの見えない圧力がかかっていたはずの時期だよ

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    2026年03月20日
  • ランチのアッコちゃん

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    またまた柚木さん作品。

    アッコさんのキャラクターが好きだったので、アッコさんのエピソードをもっと読めるかと思っていた。東京ポトフが出てきたり少し繋がりはあるものの、短編集でした。
    アッコちゃんシリーズは他にもあるとか聞いたけれど、アッコさんにまた出会えるならそちらも読んでみたい。

    小説のポトフが美味しそうでたまらなく、この本を読んだ日の夕食はポトフになりました。

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    2026年03月19日
  • 早稲女、女、男

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    立石三千子
    立教大学四年。香夏子とは金沢の中高一貫私立女子校からの大親友。たまたま最初に内定したレストランチェーンのマーケティング部に内定。

    早乙女香夏子
    早稲田大学四年。教育学部国語国文学科。演劇サークル「早稲田チャリングクロス」(早稲チャリ)に所属。永和出版に内定。

    長津田啓士
    留年を繰り返す脚本家志望のダメ男。香夏子の腐れ縁の彼氏。早稲チャリの脚本・演出を担当するが、まだ一度たりとも作品を完成させてない。

    早乙女習子
    学習院大学一年。文学部フランス語圏文化学科。香夏子の妹。映画研究部。

    あっちゃん
    三歳上の三千子の元恋人。原宿のヘアサロンで働いている美容師。

    杉野雄二
    早稲田大

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    2026年03月16日
  • 私にふさわしいホテル

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    最初は加代子のキャラに中々
    感情移入し難かったが、読んでいて
    段々加代子に魅了されて行く
    自分がいた。
    ただのサクセスストーリーでは
    なく加代子がむしゃら精神は
    真似したい位だ。
    東十条とのやり取りは漫才みたいで
    面白く、加代子に振り回された人々
    は何故が最後は幸せになっているのが
    またまた興味深い。

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    2026年03月14日
  • 早稲女、女、男

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    早稲女の知人はあまり多くないのでわかるようなわからないようなだったけど、夏菜子の拗らせ具合(?)には身につまされる思いがした。

    人並みもしくは人一倍がんばってきた自負があるのに、なんとなく人生うまく回っている気がしない時って、本当に苦しい。

    周りと比べても仕方ないのだけれど、王道の人生を歩めている友人知人が雲の上の人のような気がしてきたり。

    柚木麻子さんの作品の中だと『あまからカルテット』にも近いような、シスターフッドみを感じる一冊。
    個人的には『あまから〜』の方が好みだったかもしれない。

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    2026年03月13日
  • あいにくあんたのためじゃない

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    世にも奇妙な物語にありそうな短編集。
    締め方は読書に任せる感じの作風なのかもしれないが、いくつかは投げっぱなしに感じた。

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    2026年03月12日