柚木麻子のレビュー一覧

  • BUTTER(新潮文庫)

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    ネタバレ

    料理が、生きるための延命措置と揶揄する流れ作業から、レシピにひと工夫凝らすクリエイティブな創作行為へ昇華していく様が印象的だった。

    型通りにしか料理が作れずに
    レシピ内の"適量"に頭を悩ませる人がいる一方、
    和食だの洋食だのの枠さえも突き破って
    アレンジして楽しむお料理の先生がいるなど
    そんな対比も面白い。

    実際、毎日手抜き料理をしている身ですが、
    検索をかけるなどして出てきたレシピを
    きっちりそのまま再現することなんて、
    ほぼないことに気づく。

    ベースは参考にしつつ、
    自分ないし振る舞う相手の
    健康状態や好みに合わせて
    足し算引き算している。

    それを口にする夫や子

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    2026年04月14日
  • 早稲女、女、男

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    ネタバレ

    立石三千子
    立教大学四年。香夏子とは金沢の中高一貫私立女子校からの大親友。たまたま最初に内定したレストランチェーンのマーケティング部に内定。

    早乙女香夏子
    早稲田大学四年。教育学部国語国文学科。演劇サークル「早稲田チャリングクロス」(早稲チャリ)に所属。永和出版に内定。

    長津田啓士
    留年を繰り返す脚本家志望のダメ男。香夏子の腐れ縁の彼氏。早稲チャリの脚本・演出を担当するが、まだ一度たりとも作品を完成させてない。

    早乙女習子
    学習院大学一年。文学部フランス語圏文化学科。香夏子の妹。映画研究部。

    あっちゃん
    三歳上の三千子の元恋人。原宿のヘアサロンで働いている美容師。

    杉野雄二
    早稲田大

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    2026年03月16日
  • オール・ノット

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    貧困とヤングケアラーでもある女性と四葉さんは、バイト先で出会う。
    四葉さんの生き方はとても軽やかに見えて、可愛らしくて素敵だなと思っていたが、深く関わっていき、周りの人たちとの関わりを見ていくと、それだけでもないなと思いながら、徐々に私が感じたきらきらは薄れていく感じがした。

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    2026年03月15日
  • 私にふさわしいホテル

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    最初は加代子のキャラに中々
    感情移入し難かったが、読んでいて
    段々加代子に魅了されて行く
    自分がいた。
    ただのサクセスストーリーでは
    なく加代子がむしゃら精神は
    真似したい位だ。
    東十条とのやり取りは漫才みたいで
    面白く、加代子に振り回された人々
    は何故が最後は幸せになっているのが
    またまた興味深い。

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    2026年03月14日
  • 早稲女、女、男

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    早稲女の知人はあまり多くないのでわかるようなわからないようなだったけど、夏菜子の拗らせ具合(?)には身につまされる思いがした。

    人並みもしくは人一倍がんばってきた自負があるのに、なんとなく人生うまく回っている気がしない時って、本当に苦しい。

    周りと比べても仕方ないのだけれど、王道の人生を歩めている友人知人が雲の上の人のような気がしてきたり。

    柚木麻子さんの作品の中だと『あまからカルテット』にも近いような、シスターフッドみを感じる一冊。
    個人的には『あまから〜』の方が好みだったかもしれない。

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    2026年03月13日
  • あいにくあんたのためじゃない

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    世にも奇妙な物語にありそうな短編集。
    締め方は読書に任せる感じの作風なのかもしれないが、いくつかは投げっぱなしに感じた。

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    2026年03月12日
  • オール・ノット

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    苦学女子大生がバイト先で不思議な雰囲気を持つ中年女性と出会う。単純に幸せになっていくのかなと思っていたら違った。

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    2026年03月11日
  • 王妃の帰還 新装版

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    柚木麻子さんは、ガールズ小説の中でも「シスターフッド」の系統を代表する作家だと思っています。とはいえ、私自身がガールズ系の作品をそれほど積極的に読んできたわけではないので、これまで読んだのは代表作くらい。少々反省しております。
    今年は、シスターフッド文学の日本に源流(かな?)とも言える吉屋信子の生誕130年。横浜では企画展も予定されており、その関連講演を柚木麻子さんが行うと知って、まだ時間はあるので 少し読み積もうと思います。

    本作『王妃の帰還』は、
    雑誌「紡」連載を経て
    2013年に実業之日本社から単行本化、
    2015年に文庫化、
    そして2026年に新装版文庫が刊行です。

    『BUTTER

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    2026年03月09日
  • あいにくあんたのためじゃない

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    装丁が好きじゃない

    めんや、評論家おことわりは、最低な主人公なのに、何故か同情してしまった。

    どの作品も、ひりりとする毒を含みつつも、どこか可笑しさがあって、ラストも明るいのが良かった。

    そんなバカな…と突飛な設定にくすくす笑いつつ、楽しめた。



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    2026年03月08日
  • 伊藤くんA to E

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    読み進めるたびに、この本嫌かもと思うようになってきて、でもその理由は最終章にあった。
    でもやっぱり、性的描写は妙にリアルすぎて苦手だったな笑

    伊藤くんの言葉で強く頷いた場面を抜粋。
    「テレビも映画も小説も『傷つくことを恐れるな』と言い続けているけど、それは強者主導のルールですよ。傷ついても平気な顔で生きていけるのは、恥をかいても起き上がれるのは、ごく限られた特殊な人種だけなんですよ。そのことに誰も気付かないから、不幸が起きるんです。大抵の人間が夢を叶えないまま死ぬのは、夢と引き換えにしてでも、自分を守りたいからですよ。楽しいより、充実感を得るより、金を稼ぐより、傷つけられない方が本当は重要な

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    2026年03月03日
  • 王妃の帰還 新装版

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    ネタバレ

    表紙がめちゃくちゃ可愛くて、思わず表紙買いしてしまいました。
    女子中の中で起こるグループや派閥の争い。地味な女の子の視点で書かれていますが、クラス1可愛い女の子がトップグループから外され、主人公のグループに入って…とゆう感じで始まります。
    最初はこのクラス1可愛いと言われている女の子の性格が嫌で嫌で(笑)中学生とは思えない!あたしは無理だぁってなったけど、最後にはこの子が1番成長してたし、良い方向に変わっていったなぁと思います。思春期の女の子特有の、どこかのグループに属さなきゃいけないあの環境、大人になっても窮屈に感じることもあるけど、学生の頃ほどではないな、と思います。一人でいるのと、大勢の

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    2026年03月02日
  • 注文の多い料理小説集

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    ネタバレ

     タイトルで買ってしまった。
     北信の湯田中の古本屋併設のフレンチのお店「やまブイブイ」。読書好きの女将さんの、おそらく読んだ本だろう。
     折しも、宮沢賢治の『注文の多い料理店』という短編集を読んだところだったので、目について、思わず手に取ってしまった。きれいな古本。200円はお買い得♪

     さて、誰から、どの作品から読むか?
     折しも、短編集を編むなら、作品の掲載順はどうあるべきかを読み友たちと語る機会があったので、果たして順番は大切か、それとも……、という思いを確かめる意味でも、この短編集は、今、読むべきだとも思ったのだった。

     結果、最初に読んだのは柚木麻子から。「エルゴと不倫鮨」
     

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    2026年03月03日
  • あまからカルテット

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    ⭐︎3.4
    仕事や恋愛、色んなことに忙しい女4人の友情。誰かが辛いときは他の3人が助ける。大人になってこんな風に深く関わり合える関係性は現実ではなかなか難しいと思いつつ、女性の人生ならではの葛藤など共感できる部分もあった。
    平和なものが読みたいときにはいいかも。

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    2026年02月27日
  • ナイルパーチの女子会

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    結構悍ましい話で、まったくもって共感を得られないけれども、友情は永遠じゃなくても、その一瞬一瞬を笑い合えるならいいんじゃん?って思える。しかし狂ってるなぁ。。。、

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    2026年02月24日
  • マジカルグランマ

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    思ってたのと違う、でも『らしいな〜』って
    笑えるようなラストでした。

    『人生、諦めるにはまだ早い』
    だってマジカルグランマはいつになっても諦めない。私も負けてられない!!

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    2026年02月23日
  • あいにくあんたのためじゃない

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    日常にありそうでない、じっとり、でもヒリヒリ(たまにスカッと)する短編集。臨場感の高さが、具体的な人物を写生しているかのよう。
    ラーメン屋の話、繰り返し読んじゃった。

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    2026年02月22日
  • ナイルパーチの女子会

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    ネタバレ

    オーディブルで。一人は一流総合商社に勤め、海外出張もこなす三十歳バリキャリ実家住み女子エリコ。もう一人は、アパレル系で働くも体を壊し、主婦になるも家事が嫌いで、夫の金で生活しながら書いたブログが編集者の目にも留まった主婦ブロガーショウコ。エリコはショウコのブログの熱心な読者で、勝手に友人妄想を抱いて接近、カフェで交流ができたことに、舞い上がって、のち執着する。一方ショウコは、エリコの持つ、東京出身者のきらきらした生活に憧れを抱くものの、家を突き止められ、大量のメール攻撃に恐ろしくなる。ショウコも友達がいない。

    同性の友達ができないことがコンプレックスだったエリコの、ターゲットを追い求めるあま

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    2026年02月21日
  • ランチのアッコちゃん

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    サクサク解決していく。軽い。安心感はある。
    ポトフが食べたくなる。

    社員vs派遣社員ってよくある構図みたいになってるけど、いつも違和感。
    むかし、派遣社員は数年やってたことあるけど、社員と派閥なんてなかった。それぞれ溶け込んでたけどね。
    むしろ、社員同士にやや派閥あるんだなというのは見たことあるけど、派遣社員はしょせん外部の人間で、契約満了したら会社から出ていくんだし、気楽に仕事してました。

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    2026年02月18日
  • 名作なんか、こわくない(PHP文芸文庫)

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    女性主人公作品が多いです。女性目線での捉え方、解説がわかりやすく、これから作品を読んでいこうという人には、参考になると思います。

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    2026年02月15日
  • ナイルパーチの女子会

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    『本屋のダイアナ』で柚木さんの作風を知ったのですが、その後BUTTERやナイルパーチを読んで女性の狂気、特に妙齢にある女性の嫉妬や監視の怖さが学生の私には理解しがたいものがありました。文字を読んで理解して想像する作業が億劫になるほど、描写が激しいところが多かったです。なるだけ神経をすり減らさないように読みました。

    口が悪く狂暴な真織や部長となんとしてでも寝ようとする栄利子。
    誰かと親しくなりたいくせに、本質は隠し続けて心を武装する点で似通っている翔子と栄利子を描写する部分は、私もそういうところがあるので、「あぁ私もこうなんだな。。。」と反省しました。

    女性同士で共感しあうことってなんでこん

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    2026年02月11日