柚木麻子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ananのターゲット層向けに描かれているせいか、私の観たことなないドラマが多かった。年代が違い過ぎるから仕方ないか。また私はサスペンスものが好きなのだが、ほぼ取りあげられてなくて残念だ。
もちろん観たドラマもあるのだが著者と感想が全然違う。作家とはこう言う視点で観ているのかと勉強になった。またトレンディドラマにおける女性を「妖精」と表現するあたり大いに納得。あの時代の女性はみんな「妖精」になりたかったんだよ。
近頃は年齢的なこともあり恋愛ものは敬遠していたが、ツッコミを入れながらも観てみようかと言う気になった。
願わくば次回は週刊文春で描いて欲しい。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ人の心に潜む狂気を描く1冊。
商社で働く志村栄利子と、主婦でブロガーの丸尾翔子。
違う世界に住んでいた二人が”友達”となったことから、栄利子の暴走が始まる。
栄利子の人との距離感のバグり具合や、理想の押し付けに辟易するが、本当に自分はそうではないと言えるのだろうか?
誰でも心に狂気を持っていて、心理状態が追い詰められれば表面化する可能性を秘めている。
それは、人間の手によって環境を変えられ、生態系を壊してしまったナイルパーチと同じだ。
ただ、ナイルパーチと違うのは、人間は自分で環境を選べるという事。
栄利子と翔子が自分の環境を変えようと動き出すラストには、ほっとした。
個人的には、狂 -
Posted by ブクログ
物語が交互に変わる
ダブルヒロイン形式で話は進む
一人の主人公、ダイアナ
名前の由来は競馬の大穴から
なんで、そんな名前にした!?
と直ぐに物語に没入できた
中盤までは、すっごく良かったのだけど、
それ以降は、現実と非常を突き付けられて
すっごく可哀想な気分になった
とくに、もう一人の主人公の彩子パートに
序盤から何となく匂わせる感じはしてたんだけどね
いろんな作家の名前や
小説のタイトルがたくさん出てきて
そこはワクワク
赤毛のアンについて、
結構触れられる場面があるけど、
読んだ事がなく、知ってる人が読むと
また違った思いを抱くのかが気になった