柚木麻子のレビュー一覧

  • オール・ノット

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    ネタバレ

    ◾️record memo

    四葉さんがどんな場所でも浮かないし、地味だけれど、決して野暮ったくはないのは、着ているものの素材と縫製にあったことを真央はやっと知る。彼女の不思議な力を紐解いていくと、そこには必ず、明確な理由があった。

    「なんか、あの時、自分のことは自分一人でやらないと、大変なことになるんだなって気がついた感じですかね。私が本当に相手が大切でやったことでも、感謝されるだけでは生きてはいけないし、感謝される可能性がゼロってこともあるから」

    ああ、この人もか、と胸が冷えた。同級生でもバイトの仲間でも、ある段階から、自分とは線を引く。真央が余裕がない目をしているから、歯止めが利かなくなるまで甘えられたらどうしよう、と警戒されているのだ。

    宝飾品そのものより、四葉さんのこうした話を聞く方が真央ははるかに好きだ。毎日、あれももっていない、これもできない、と漠たる不安に押しつぶされそうになるけれど、四葉さんと一緒にいると、やるべき具体的道筋をしっかり示してもらえるし、それが押し付けがましくもない。

    「真央さんは自分の人生を自分で支えられると思う。だから、これはあなたの失敗のために使って。失敗は誰だって、していいものなの。祖母も母も、喜ぶと思う。受け継ぐのなんて不眠だけでいいの。だから、もうこれからはそんなに、気を張らなくていいのよ。真央さん」

    手取り十五万五千円。水道光熱費、家賃、スマホ代。さらに奨学金返済となると、学生時代とほぼ変わらない節約生活だ。いや、身なりに構わなくてもよかったあの頃の方がずっと生活は楽かもしれない。さらに、売れ残りのお惣菜ももらえないのが痛手だった。それでも、絶対に身体は壊せない。

    実家から通勤していて給料はすべて自分で使える後輩、卒業した大学の入学金の額などまるで知らない新卒で入社した正社員が隣で働いていて、千五百円のランチに行かないかと声をかけてくる。まれに奨学金返済中の非正規社員を発見して、心を許しかけても、自分よりローンが少なかったり、家族と頻繁に連絡を取り合う様子を目の当たりにすると、どうしても好きになれなくなって、自分から距離をとった。

    真央も四葉さんも頼れるものが自分しかいない。寄り添うことが危険になった以上、倒れないように自分でまっすぐ立つことでしか、彼女と繋がっていられなかった。

    「わかる。うちの学校の子って、みんな優しいよね。のんびりしているっていうか」
    と、実亜子が頷くと、四葉は少し考えてからこう答えた。
    「優しいというより、全員満たされているんじゃないの?生活やお金で苦労してないから。自分とは完全に違う人がいて、わかりあえないとしても、何かが奪われる不安がない。別に心をかき乱されないんじゃないのかな。私もそうだし、ミャーコももちろんね」

    「大丈夫だよ。オール•ノットの真珠にすれば。あんたみたいながさつな子も。これは絶対に切れない、そういうつなぎ方をしているんだよ」

    「それはall notだよ。このつなぎ方はall knotね。あとall notは全部ダメって意味もあるけど、全部ダメってわけでもない、っていう意味もあるんだよ。そうだよ。全部ダメってわけじゃないんだよ。なにごとも」

    なりふり構わず誰かをつなぎとめようとすると、心は寂しいままだよ。相手はあんたじゃないんだからね。あんたは世界に一人のあんたなんだよ。

    自分には自分を見失わない強さがある。一体何を怖がっていたんだろうか。同時に何に対してこんなに申し訳ない、と思っていたのだろうか。

    全身が強張って起き上がれない朝もあったし、何を食べても苦い味がこみ上げる時期も長かった。こんな暮らしは早晩立ちいかなくなるという予感はどんどん強くなる。

    いつか、親も死んで、竹本さんも死んで、一人になるんだよなあ。そもそも私も、いずれ必ず死ぬんだよね。死ぬ時って、きっと全部、後悔しちゃうんだろうな。私、それに耐えられるのかな。

    そう言ったら、四葉は不思議そうな顔をした。この人、本当に恵まれているんだな、と思った。ネットから距離をとって生活できるのは特権の証だ。舞にとって、インターネット黎明期から三十四歳の今日までそこは全世界だった。

    「全部、私にください」
    と、舞は声を振り絞った。十一歳からずっとこの言葉を、この女にぶつけたかったのだ。だから、自殺だけは踏みとどまってきた。
    「あなたの人生、みんな私にくださいよ」

    「ミャーコ、それは違うよ。目に見える傷がなければ、暴力じゃないなんてことない。あれは、暴力だよ」

    「あら、私たち、素敵だと思うけど?」
    ごく当たり前の調子で彼女は言った。言われてみれば、化粧気もなく、着古したカーディガンとブラウス、スカートといういでたちでも、仕立てがいいせいか、それともぴんと伸びた背筋や所作のせいか、四葉はこの空間で様になっている。

    周囲を見渡してみても、カウンターには流行りの服を着た若い男女が一組、ふた回りは歳が離れた女性にカクテルのうんちくを聞かせている高価な時計をした中年男性、そして、隅のテーブル席で商談中らしき声の大きな軽装の男性客たち、いずれも、この空間を意識しすぎていて、芝居でも打っているかのようだった。

    だんだんわかってきたが、四葉には揺るぎない自信がある。一葉さんにも、おそらくみつばさんにもないものなのではないか。彼女の隣にいると、自分まで謎の力に守られている気になる。

    「舞さんの着こなしは、いつも素敵だわ。背丈があって、なんでも似合うんだから、おじいさまの服だけじゃなくて、もっと色々着てみたらいいのに。今度、元町にお買い物にいかない?よければ、オーダーメイドを作らせてちょうだいよ」
    今日の舞は、山戸幸太郎のシャツの襟をぶどう酒色のベストから引っ張り出し、ベルベットのパンツを合わせていた。こういうところがお嬢様だな、と舞は苦笑する。家を売るまでに困窮していることなんて、もう忘れてしまったみたいだ。

    自分に趣味や好みなんていうものはないと思っていたけど、山戸家で暮らすうちに、心惹かれるものや場所の特徴が浮かび上がりつつある。クラシカルで紳士然としていて、硬い様式美で守られた何か。優雅な鎧。あの中に入っていくと、舞は心からほっとする。

    「ほら、宝石でピカピカに飾られた、王子の彫像の話。その王子には心が備わっている。そこにツバメがやってくる。ツバメは王子の指示で、王子を彩っている宝石、サファイアとかルビーとかを一つ一つ剥がし、貧しい人たちの元に届ける。自己犠牲の精神で町のみんなを幸せにしようとする。王子はボロボロになって心臓まで失って死ぬ。最後はツバメも死ぬ。バッドエンドのやつ。アンデルセンの童話だっけ」

    「宝石の価値は普遍じゃない。時代とともに変わるのよ。今は三百万でも来年には三十円になったりするのよ。逆もまたしかり。一生モノなんてどこにもないのよ。真珠だって有機物なんだから。それだけじゃなく、売り文句ひとつで石ころにも資産にもなるのよ。宝石はね、何を売るかじゃない、誰が売るか、なの」

    「幸福な王子のお話って、どうしてツバメも王子も不幸になったかわかる?宝石を人にあげるだけでやりっぱなしだったからよ。ツバメと王子が力をあわせて、宝石を一円でも高く売って、現金化して街にばらまくべきだったの。それをとっかかりに事業化して、自分たちも生きていけるようにするべきだった。世間知らずだったのよ。自己犠牲というより自己満足の物語よ。やり方が悪かったのよ。全員バカ」

    「結局、あの裁判も女同士が代理で戦わされただけで、あの人は無傷だったんだよね。今では、なんだったんだろって思う。三千万だってあいつが私に支払うべきだったんだよ。山戸の家を慌てて売る必要もなかったんだよ。四葉さんや一葉さんを私が恨む必要もなかった」

    なにかと間の悪い人生だったが、初めてこれでよかったと真央は思えた。野崎さんとの結婚をやめたことも、転職のタイミングが見つからず現場を離れても義務感で働き続けたことも、身体を壊した時に会社にしがみ続けたことも、今尚「ブリティッシュ•ベイクオフ」で英語を学び続けていることも。全部、悪くない判断だったと言えるのではないか。

    でも、全部が全部ダメなんてこと、本当にあるのだろうか。

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    2026年08月30日
  • 柚木麻子のドラマななめ読み!

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    同じドラマを観ていても、観る視点がここまで違うのかと驚くばかり。
    そして柚木さんかなりマニアックに観てるなあと。
    この感じ、その手を握りたいとか私にふさわしいホテルなど、作品にも通ずるなあ。

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    2026年08月25日
  • オール・ノット

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    BUTTERが好きでこの著者の別のものも読もうと思い読みました。

    話を読んでいてどこにつながっていくのだろうか、全く先が読めず、4章あたりからこういうことかと分かりだし、なんとか最後まで読み切りました。

    タイトルのオール・ノット

    この小説につけるには、このタイトル以外にはまるものはないと思いました。

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    2026年08月23日
  • その手をにぎりたい

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    ネタバレ

    やっぱり東京って良くも悪くも魔性の街なんだなと思った。読み進めるごとに青子の性格が荒んでいって、面白くもあったが恐ろしくもあった。一ノ瀬と恋愛関係にならないことは薄々気づいていたが、最後までプラトニックで終わったのは意外だった。お寿司が食べたくなった。

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    2026年08月17日
  • らんたん

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    自分の知識の無さを痛感させられる本
    その上読み難くて登場人物が増えて繋がりがこんがらがる。
    でもなんだろう 何かがこの物語にあるような気がする
    人生まだあると思って色々学んでもう一度読めたらいいな

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    2026年08月13日
  • あいにくあんたのためじゃない

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    コロナ禍での生活スタイルや制約を題材にした短編集。
    ラーメン評論家はもっと痛い目に合っても良いと思った。

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    2026年08月06日
  • オール・ノット

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    友人に勧めてもらって読みました。
    おそらくシスターフッドがテーマの作品ははじめて。斜に構えていたものの、全くいやらしくなく確立された女性同士の支え合いといった感じで心地よかったです。
    おもしろかったかはよく分からないけれど、本当に絆の物語であり人と人はあらゆる形で繋がって生きていくんだなと思った。

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    2026年08月03日
  • 終点のあの子

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    プロテスタント系女子校に通う高校生のヒエラルキー
    柚木麻子さんはとにかく女性の心理描写を描くのが上手い
    しかもこれがデビュー作だったとは…
    劣等感や嫉妬心…
    まぁ、これは女子校生に限ったことではないけれど…
    成瀬あかりのようにいきるのはなかなか難しいのだ…(笑)

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    2026年08月01日
  • 注文の多い料理小説集

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    「エルゴと不倫鮨」男たちの欲望を叶えるための超高級鮨屋に突如乱入したエルゴを付けた母親。展開が容赦なさすぎて笑った。「夏も近づく」冷たい水出し緑茶いいなぁ…「好好軒の犬」タイトルはメタファーかしら。誰かに考察してほしい。「色にいでけり」得体がしれない裕福な色男の依頼を、怪しいのひと言で断る賢い女の子、というシチュエーション何回でも読みたい。シリーズものかな?読みたいな。「味のわからない男」コントみたいなお話だった。「福神漬」タイムスリップ。「とっしりふわふわ」読後の多幸感!これもシリーズものかな。

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    2026年08月01日
  • 伊藤くんA to E

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    伊藤くんに翻弄される人の、それぞれの心情が面白かった。最後の章が、一回読んだだけでは理解できなかった。人の気持ちが言語化されていても、難しい。

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    2026年07月25日
  • 3時のアッコちゃん

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    読んで元気の出る本です。
    アッコさんが主人公をしっかりサポートしたり、ほんの背景のように少しだけ顔を出すだけだったり、ですが、どの話でも行き詰まっていた主人公たちが前向きな力を取り戻して歩き出す、そういうところがとても良いと思います。

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    2026年07月25日
  • ついでにジェントルメン

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    題材は女性達の自立かな。短編集1つ1つ読んで気持ちがスカッと晴れやかに。立っているものは舅でもつかえが一番好き。女性達の力強さに惚れ惚れした。

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    2026年07月24日
  • ランチのアッコちゃん

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    初めて読んだときはとても新鮮に感じましたが、2度目の今回もとても面白く元気の出る小説だと思いました。

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    2026年07月19日
  • 注文の多い料理小説集

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    ネタバレ

    読まなかった話もあるが、概ねおもしろかった。特に一話目。女性と男性の視点の違いが面白い。次に最後の話。人生やりたいことがあったのに、気づけば全然違うところに来てしまうというのは、こういう感じだよねと共感できる。希望のある終わりも良かった。願わくば自分の人生もこうてありたい。

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    2026年07月18日
  • オール・ノット

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    体重を掛け合っていると少しバランスが崩れただけで居心地が悪くなることもあるし、時には共倒れになってしまうけど、
    この女性たちは自分で立とうとしていて、自分の事を考えて生きているから、自己犠牲とか生やさしい感じとは違って、良かった。
    引っ付いてるわけじゃなく、個々で硬く繋がっているということなのかな。

    私もこの先の世界のイメージがキラキラには感じられなくて、どうしても暗い方を想像してしまう事がある。でもそういう不安な気持ちを話すと、すごくネガティブな空気になるから心の中で漠然と思うだけにしていて、これが結構地味に気持ちの負担になってたりする。
    だけど多分、みんなもそういうふうに思っちゃうよなと、この本を読んで、自分だけじゃないよなぁって、なんか軽くなった。

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    2026年07月19日
  • ナイルパーチの女子会

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    ネタバレ

    勝手にシスターフッド的な物語を想像していたのですが、とんでもない。
    恐ろしい女たちが続々と出てきて、ひょえー!となりながら駆け抜ける時間でした。笑

    女同士の連帯や友情を渇望し狂っていく栄利子に感情移入は出来ないが、自分にとって眩しくて珍しいものに特別な名前をつけて、特別な意味を持たせてしまうという行為そのものはよく理解できる。自分にとっての初めての彼氏も、多分こういう種類の執着だった気がする。

    それもう傷害事件じゃないの?というくらい大暴れしながら真織が言ってくれた↓の発言こそが人間関係の真髄だよなと身に染みた。
    夫と子どものこと、家族のこと、友人のこと、面倒くさがらず時間も心も割いて向き合いながら生きていかないとな。
    >>そもそも、もろくない人間関係なんてこの世界にあんのかよ。女と女も、男と女も、男と男もみんなおんなじだろうが。どんな関係も形を変えたり、嫌ったり嫌われたり、距離を測ったり、手入れしながら、辛抱強く続けていくしかねえんだよ。たかが関係一つ手に入れただけで腹一杯になれるもんか。なんもしないですべてが満たされて承認されて、問題全部解決するわけないだろうが。

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    2026年07月18日
  • オール・ノット

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    理不尽な生い立ちや言われ物ない出来事、抗うしかないのか?一つの光は、でも糧になるきっかけは、その先にも繋がってほしい、歯痒い思いから光明を!

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    2026年07月14日
  • ほろよい読書

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    ショコラと秘密は彼女に香るがおもしろかった。サラーっと読める
    柚木麻子さんのはコロナ禍懐かしいてなった

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    2026年07月13日
  • とりあえずお湯わかせ

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    初めての育児に奮闘する柚木麻子さんのエッセイ。新潮社から「BUTTER」の版権引上げたりして、少し思想強めな方なのかなぁ…って思ってたのですが、とても面白く読めました。

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    2026年07月10日
  • ほろよい読書

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    個人的には「ショコラと秘密は彼女に香る」/織守きょうや と 「初恋ソーダ」/坂井希久子の2作が好みだった。食べ物の美味しさの表現は原田ひ香に勝るものはいないと思う。
    最近はあまり晩酌をしていないけど、家でゆっくりお酒を味わいたくなる1冊でした!

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    2026年07月09日