柚木麻子のレビュー一覧

  • 私にふさわしいホテル

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    私にふさわしいホテル
    背表紙だけで選んだ本だけどとても面白く読めた。

    ホテルの話ではない、女流作家の成長記だ。
    本人の成長というより周りから認められていく過程の話。

    ドロドロとしたありえないストーリーなのに納得させられていくような丁寧な描写がよかった。

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    2023年02月18日
  • らんたん

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    明治から大正にかけて、女性の自由と社会進出に尽力した河井道と渡辺ゆりの物語。

    道とゆりは自由な教育を目標に恵泉女学園を設立する。

    河井道が戦時中も女子教育に力を入れ、戦後の女子教育の礎を作ったことがよくわかった。

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    2024年08月12日
  • 名作なんか、こわくない

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    柚木さんの初のエッセイ集
    と言っても名作案内になっているのでエッセイ@レビュー本の風情です。

    紹介されている本は57冊
    数冊は読んだ事があったけれど、海外物に手を出した事がないので(カタカタの名前が覚えられない人_| ̄|○)
    フランス文学篇、イギリス文学篇、アメリカ文学篇は未知の世界でした。

    しかしそこは柚木さん、ご自身のエピソードを絡めながら非常に解りやすく解説されています。
    レビュー部分より導入部の柚木さん自身の生活部分、そして〆の言葉がとても印象的。

    本レビューも参考になりましたが、完全なるエッセイも読んでみたいものだ。

    赤ずきんちゃんをモチーフにした装丁やタイトル(石野真子さん

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    2023年02月11日
  • さらさら流る

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    昔の恋人に撮られた裸の写真をネットで晒され、闘う女性の話。
    ひどすぎる。あり得ない。
    菫に、何でも話せる親友と、全てを受け入れて守ってくれる家族がいてくれて、よかった。
    少しずつ自分の生活や気持ちを取り戻そうとする菫が素敵。

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    2023年02月05日
  • 注文の多い料理小説集

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    料理にまつわる小説短編集。どれも美味しそうな描写があり食欲がそそられた。時代小説に分類されるのか『色にいでにけり』はなかなか読み進められず時間がかかってしまった。やはり時代小説は苦手なんだと再認識できた。

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    2022年12月31日
  • 奥様はクレイジーフルーツ

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    わーお、クレイジー!
    外から見れば滑稽に思えることが、本人には悲しい。お互いを大切に思える仲の良い夫婦なのに、タイミングとか、仕事とか、なんかうまくいかない気持ちわかるな。性の問題を、何の問題もなく満たし合える、しかも持続できるって、そんなことあんのかなー。

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    2022年12月26日
  • 名作なんか、こわくない(PHP文芸文庫)

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    インスタで見かけて本屋さんで探した!
    風と共に去りぬと若草物語が同時代の作品ということを知ってびっくり。

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    2022年12月14日
  • コロナ後の世界を語る 現代の知性たちの視線

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    様々な分断が派生したコロナ禍において、民の声が政治の力へと昇華されているのか、疑問が浮かぶ。為政者の判断はもちろん過ちも含まれよう。しかしそのまま看過するのではなく、修正していく判断力が現在も問われ続けている。さらに大切なのは私たち有権者の関心であり、声あげる人を中傷するのではなく、その選択肢に取り組んでみる姿勢が大切ではないか。誰も未来の結果なんてわからない。ならば、否定は現状の惰性でしかない。そこに救われる道程があるのだろうか。過ちよりもタチが悪い。

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    2022年12月01日
  • 踊る彼女のシルエット

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    女特有の感情が見え隠れしながら、女同士わちゃわちゃして、明るく爽やかに幕を閉じる。この話もまさにそんな柚木麻子っぽい傾向が表れていた。
    推しに対する想いは共感できたり、「結婚することで社会の一員になれる」といった耳が痛くなるようなワードもあったり。感情が忙しくなった。

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    2022年11月20日
  • 奥様はクレイジーフルーツ

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    ネタバレ

    セックスレスの夫婦の奥様のお話。
    世の中にはレスの男女は多いのかな?
    私はそれが8割ぐらいの原因で5年付き合った人と別れたので、共感できる事も多かった。
    性の不一致は悲しく重い問題だと私は思う。浮気せずに自分の欲求と戦いながら、相手の事も思いやり妥協する部分も多いこの主人公は凄いと思う。私だったら別れを考えていると思った。
    読み終わり、この本の題名がぴったりだなぁと感じた。

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    2022年11月08日
  • 踊る彼女のシルエット

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    いつもの様に、文章が、秀逸で、読みやすい上に、今回は、2度涙ぐんで、しまった!心の奥の底の、琴線に触れたんだろーな! 
    普段悩むほど、悩みがないのに、こんな事あるよね!って思う事、そしてあまりにも温かいご主人と、ご義母さんの、言葉には、読んでいるこちらに、響きました。そしてやっぱり、人は、家族によってある部分、自由が奪われる事もあり、選択して生きて行くものなんだ!なと!

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    2022年11月05日
  • 奥様はクレイジーフルーツ

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    セックスレス。
    この響きはどこか秘めた熟れた匂いがする果実のようで、
    実際には冷たく乾いた人と人の戦争だ。
    最後まで読みきってしまったのは、
    セックスレスに終わりはあるのかこの眼で確かめたかったからだ。
    わたしも実際に乗り越えてきたから、
    人の解消法が気になる野次馬根性です、すいません。
    今でも自分自身がなぜセックスレスを解消できたのか、
    答えが出ていないなと読みながら、ふと思う。
    わたしのクレイジーフルーツは、夫にとってどう写っているのだろう。
    夫と改めてセックスについて話してみたいという気になった。

    言うて、さらっと映画を見るように読めた。
    女性からしてみれば、どこかの夫婦の中を覗いてい

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    2022年09月18日
  • コロナ後の世界を語る 現代の知性たちの視線

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    色んな分野の様々な人がそれぞれの意見を述べていて面白い。

    在宅勤務が可能な仕事は「弱者」の低賃金労働に支えられることによってしか成立しない。

    「会う」ということの暴力性。会って圧力をかけた方が、会わないより物事が進む。リモートは物足りない。

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    2022年08月16日
  • 残業バケーション/運命の人はどこですか?

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    運命の人、にまつわるアンソロジー。

    彩瀬まる「かなしい食べもの」がよかった。
    古い傷をこねて安堵する。

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    2022年08月13日
  • 奥様はクレイジーフルーツ

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    主人公が開けっ広げな性格なのもあり、セックスレスという身近な題材ながら、さくさく気軽に読めた。

    主人公が同級生に「周りがみんなレスだから自分もそれでいいのかよ」って言われるシーンは確かになぁとは思った。
    プライベートなことも、もっと気軽に専門家に相談できる世の中になるのがいいよなぁと、ドラマ「30までにとうるさくて」を思い出しながら感じた。

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    2022年08月08日
  • BUTTER(新潮文庫)

    購入済み

    面白かった

    一気に読んでしまった。
    とても面白かったけど、同時になんかすごく気持ち悪かった(笑)
    このネトネトした感じを描けるのも技量なんだと思う。

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    2022年07月25日
  • 奥様はクレイジーフルーツ

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    各章のフルーツを交えたタイトルが曲名のようで素敵

    官能小説は読んだことがないけれど、こんな感じ?ドキドキした、、、、

    身体の関係のない世界で何十年生きて死んでいくの、私は寂しいなと思ってしまう。家庭で難しいから外へ、という考えが良い悪いでなく、ひとつの手段だと思う。それにしてもマスターのつくる季節のフルーツカクテルは美味しそう…飲んでみたい

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    2022年07月03日
  • 奥様はクレイジーフルーツ

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    まだ子供もいない若い夫婦のサックスレス。
    旦那さんは仕事が忙しくてそんなきになれないと相手にしてくれず
    奥さんは悶々とする毎日。

    そんな2人は段々と「家族」になっていく…。

    電車で読むのにちょっとハラハラしたけど
    サラッとした描写なので大事には至らずw

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    2022年06月23日
  • 名作なんか、こわくない(PHP文芸文庫)

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    柚木麻子さんによる名作の解説

    つくずく私は名作と呼ばれるものを、ほとんど読んでないのだなぁと思い知らされる
    現代の小説も、無理やりにでも系譜を辿れば昔の名作の影響を受けているのだろうし
    そんな知識があって読む方が楽しめるのはわかるんだけど、なかなか手が出ないんですよねー

    これを機会に気になる作品を読んでみようかとも思うけど、結局読まない気もする


    柚木麻子さんのエッセイとしての側面

    気になったのは、「女同士はドロドロしていて怖い」という価値観と戦うために小説を書いているらしい

    確かにそんな価値観に立ち向かった作品もあるけど、すっげーどろどろした女同士の関係を描いている作品もあるけどね

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    2022年06月10日
  • 残業バケーション/運命の人はどこですか?

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    鳥居千紗さん、南綾子さん、綾瀬まるさん、瀬尾まいこさん、西加奈子さん、柚木麻子さんの6名の女性作家による、"運命"にまつわる物語を収録した短編小説集。

    初見の作家さんもいたけれど、最も記憶に残ったのは、柚木麻子さんによる「残業バケーション」。
    少しずつ関係性が変化していくのに伴って、仕草や言葉遣いも変わっていく描写が良かった。

    職場では多少なりとも人の入れ替わりはあるものの、コロナのこともありお互いのプライベートに踏み込まなくなり、久しくこういうの経験してないなー、と懐かしくて甘酸っぱい気持ちになれました。

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    2022年06月05日