柚木麻子のレビュー一覧

  • マジカルグランマ

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    ネタバレ

    読み始めはあまり好きになれなかった正子さん。

    「正子、またセクハラされる」の章で「マジカルニグロ」という言葉に出逢い、意味を知り、自分を省みて、新しい価値観と共存できる正子さんの姿は、とてもエネルギーに溢れていてかっこよかったです。

    でも、最後はまた「あぁ、やっぱり正子さん苦手だわ」に戻るのが何とも味があって、楽しかったです。

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    2024年02月15日
  • 私にふさわしいホテル

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    正月休み初日はダラダラとw

    ってな事で柚木麻子の『私にふさわしいホテル』

    売れない小説家の相田大樹こと中島加代子は、有名小説家達が執筆の為に贔屓に利用している老舗の山の上ホテルで自腹で3日間の執筆するのが、ここ3年の楽しみの一つ。

    しかし何年経っても一向に本の掲載や出版に至らずモヤモヤしている所へ……w

    引込み思案だった加代子は実は恐ろしい程の強い信念があり、誰に頼るでも無く自分の信念と行動で出版、著名人への道を切り開いて行くw

    やり方は非常に汚い所も有るけど、その行動力には美しさと言うか清々しささえ感じられる♪

    こんなに強い人に成りたいもんだw

    2016年56冊目

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    2024年02月12日
  • とりあえずお湯わかせ

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    コロナ禍の時期を中心に、柚木さんの子育てについて主に書かれているエッセイ。
    「お母さん」になりきることに大きな恐怖を覚えている私にとって、多様な私を持つことが子供にとっても良い影響を及ぼす、という趣旨の言葉はとても勇気づけられた。

    ◾️引用
    お母さんがお母さんとしてだけではない自分の人生を楽しむ姿を子どもに見せること」だった。さらに一人の方は「いろんな女性と連帯している様子を見せてあげるといい。この世には、独身の女性もいれば、仕事をする人、しない人、異性愛者だけではないということを学ぶのは大事」

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    2024年02月09日
  • 幹事のアッコちゃん

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    他に読みたい本があったので、途中で辞めてしまった。
    辞めてしまえるって言うのはそう言う事で、、。でも全部読んでいないので、評価をつけるのもって思って3にしました。
    あっこちゃんみたいな人になりたいけど、中々無理そうです

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    2024年02月09日
  • 踊る彼女のシルエット

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    アイドル追っかけてました。⁡
    ⁡⁡
    ⁡ってな事で、柚木麻子の『踊る彼女のシルエット』⁡
    ⁡⁡
    ⁡アイドル追っかけるよね。⁡
    ⁡⁡
    ⁡そんな事は絶対にしないと思っていたのに、気付いてたら追っかけとったよな。⁡
    ⁡⁡
    ⁡あれは忘れもしない2008年12月、出張先の金沢のタワーレコードで出会ってしまった。⁡
    ⁡⁡
    ⁡視聴ブースで何となく聴いたその旋律⁡
    ⁡⁡
    ⁡身体にイナズマが走る瞬間ってホンマにあるんじゃなって⁡
    ⁡⁡
    ⁡足の甲にぶっ太い杭で打ち付けられた様にその場から1mmも動けない程、延々とそのアルバムを聴いていた⁡
    ⁡⁡
    勿論、そのCDを即買いし、その日からそれしか聴かない程聴き込んだ
    ⁡⁡

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    2024年02月03日
  • 王妃の帰還

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    学生時代の空気感を少し思い出した。
    主人公のお母さん、スペック高すぎて、今は地味な少女でも絶対この子も勝ち組なるやん、って震えながら読んだ。
    娘の友達5人以上に、ピザをとってあげたり、高めのファミレスで出会っておなかすいてそうだったら全員まとめて奢ってあげたりできる人種っているのかな・・・

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    2024年01月31日
  • ねじまき片想い

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    正確に書くと星3.7。
    主人公が次々と事件等を解決していくのが、テンポが良く面白い。
    そしてご飯の描写がすごく美味しそうだった。あまからカルテットを思い出した。
    最後だけは結局そうなってしまうのかと感じた。

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    2024年01月15日
  • 残業バケーション/運命の人はどこですか?

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    全部ラブラブした感じかと思いきや、ハッピーエンドだけじゃないところや人との運命的な繋がりが題材となってるのもあって、恋愛だけじゃないのが良かった。
    最後の話が好き。

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    2023年12月31日
  • とりあえずお湯わかせ

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    コロナ禍での自粛生活を綴ったエッセイ。今思いだすと子供の為に家でも楽しめることいろいろ考えてたなぁ‥
    でも自粛生活が長すぎてだんだん疲れて、どんどん増えてく感染者数にもげんなりしてた。あれこれ考えるより、柚木さんの母の言葉、とりあえずお湯を沸かしていれば、次の段階に進めるし一旦落ち着ついて結局どうにでもなるんだなぁと思った。

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    2023年12月08日
  • けむたい後輩

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    ネタバレ

    お嬢様大学が舞台の物語
    自分も女子大出身なので手に取ってみました


    いろんなタイプの女性たちが描かれていて
    誰かには共感できそうです


    ・真実子
    昔から病弱で世間知らずのお嬢様
    好きな人には一直線で周りが見えなくなる
    一貫して一途な姿は
    痛々しくもあり、羨ましくもある

    どんなことにも良さを見つけるのって
    素晴らしい才能だと思います


    ・栞子
    誰とも違う自分でいたいという気持ちは
    若い頃の自分を思い出した
    自分が何者でもないことに気づいていく様子は
    私も見ないようにしてきたことを
    改めて突きつけられるようで読んでいて辛い


    ・里美
    容姿端麗、成績優秀、面倒見のいい性格で
    誰からも羨まし

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    2023年12月07日
  • マジカルグランマ

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    なんてパワーを持った本なんだろう。
    すごいエネルギーを感じた。
    おばあちゃんなのに。
    いや、おばあちゃんだから?
    思い立ったが吉日ってやつ?
    とにかく圧倒的なパワー。
    私は今年資格をひとつ取ったら疲れてしまって。
    取った資格を活かして新たな仕事を増やしてはみたけれど、でもさらに新しいことを始めようというエネルギーは残ってなくて。
    でも勇気をもらったなぁ。
    まだできる。幾つになってもできる。
    エネルギーが溜まったら、また新しい何かにチャレンジしよう。

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    2023年12月05日
  • Yuming Tribute Stories(新潮文庫)

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    ユーミンの曲をモチーフにした短編集。

    どれもほろ苦い、大人の作品集かな。
    綿矢りささんのは、ちょっと怖かった。多くは読んでいないのだけど、ちょっと危うい女性を描くのが得意な作家さんなのかなと感じた。
    川上弘美さんの作品は、辛い描写もありつつ、それでも希望を持たせる終わり方でよかった。女の子がしあわせであるようにと、私も願った。

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    2023年12月05日
  • 伊藤くんA to E

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    いろんな伊藤くんの話かと思いきや、1人の伊藤くんを周りの色んな女性の視点で描いたお話でした。どの話からもクズで無気力でどうしようもない人物だと分かるのが面白い。柚木先生の小説はゆるく読めて好きです。

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    2023年11月26日
  • 私にふさわしいホテル

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    痛快!と思いながら読んでいたけど、それだけじゃなかった。
    主人公が自分の人生を取り戻すまでのお話。
    そこに大御所東十条さんと担当編集者の遠藤先輩の視点と3つの視点で物語が進んでいく。
    絡み合ってもつれ合って良いコンビになって解散して…いやいや面白い!としか言いようがない。

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    2023年10月26日
  • 奥様はクレイジーフルーツ

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    妻や夫をもう家族としてしか見れない。
    だからセックスをするという考えにはならない。
    “セックスをする関係“ってなんだろう。
    恋人、夫婦、セフレ、友人
    どれもシチュエーションは違えどもありえるけど、
    家族としてしかみれないってどういう意味なんだろう。
    恋人、夫婦→家族この壁にはなにがあるんだろう。
    家族だし夫婦だし、セックスできる仲
    そういうものではないのかな・・・・
    と理論上言ってみるけど、家族になると
    セックスをするに至らないのは分かる気がする。
    でもそれって悲しい事だよね。

    人間の三大欲求の一つでもあるから
    まったくしたくなくなるというのは
    違うと思うんだけど
    他の人だったらしてしまうん

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    2023年10月25日
  • 奥様はクレイジーフルーツ

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    初めは官能小説かと思って少し戸惑いましたが、少しずつ主人公の気持ちに感情移入してしまいました笑
    卑猥なことを考えてしまう主人公を憎めず、なんだか可愛いなと思いながら読み進めました。
    最後まで、旦那さんとどう言う関係になって終わるんだろうと気になりながら読み進めることができました

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    2023年10月23日
  • コロナ後の世界を語る 現代の知性たちの視線

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    コロナ後の世界というのはわたし自身にとっても明確にいろいろな意味でそれまでと変わりました。
    わたし自身は50代半ばですがワクチン接種は拒否しています。
    コロナウイルス自体に関しましては、日本人にとってはもともと大騒ぎをするほど大して問題ではなかったのですが、健康な人達までもがコロナワクチン注射を受けてしまうことによって、ワクチン注射を打った人たちの体内で悪いウイルス・菌が増殖をしてしまい、その悪いウイルス・菌を周り・周囲や日本中にばらまいてしまうことになるという説を信じています。

    そしてコロナ以前にはわたし自身では、「何とかコツコツと学び続けてさえいけば、生きていく道はあるのではないのかな」

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    2023年10月23日
  • 踊る彼女のシルエット

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    婚活、妊活、惜し活。
    かつて婚活中に半婚活派の友達と噛み合わなくなり疎遠になってしまった経験を苦く思い出した。
    女である以上、実花が感じたプレッシャーとは無縁でいられる方が少ないと思う。

    異性しか推したことがないけど同性を推すってこんな感じか…

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    2023年10月21日
  • 奥様はクレイジーフルーツ

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    2019年刊。結婚して互いに幸せだが、性欲の強さ・タイミングも合わず、様々な方向に悶々とし試行錯誤。錯乱したり平穏に悟った気持ちになったり、はたまた熱く激したり。世間に幾らでも有りそうなパターンの一つを小説という形にしたような。
    有りそうで、実は希少じゃないか?と思われる設定の中、展開されるアレヤコレ。読んでいる此方がムズムズして切なくなって来る。う~ん、何だろう……
    結局、読んだ時間だけ無駄をしたような、そうでもないような… つまらなかった訳でも無いのだが。

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    2023年10月11日
  • 伊藤くんA to E

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    もうちょいコメディよりかと思ってたら…なんだかずっと重くて嫌な面突き付けられて気持ちが沈みがちな本だった笑

    A・Bぐらいまでは明るく読み終えられたかな。

    そして唯一圧倒的な良い人、クズケン。え、え、絶対クズケンと付き合いたいんだが。イチャイチャパート最高だったのにな。

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    2023年09月27日