柚木麻子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
自分の求める「たったひとり」を探す主人公たち。
個人的によかったのは、飛鳥井千砂さんの『神様たちのいるところ』と柚木麻子さんの『残業バケーション』かな。
昔の何気ない約束を忘れられない気持ち、わかります。
相手が覚えているかもわからないのに、忘れているだろうなと思いつつも、じっとしてられない感覚。
何かを変えたくて、何かしなきゃともがいて。
約束って、お互い覚えていたら美談ですけど、片方だけ覚えてるのは切ないですよね。
同僚なのに存在感がなくて、趣味が同じとわかってから急接近!というのが、とてもときめく感覚が伝わってきて好きでした。
親近感わいて、急激に距離が縮まっていくのが自分でもわか -
購入済み
じっくり時間をかけて
最初から最後まで何一つ共感できなかったけど、主人公をとりまく環境(家族や友人)はとても素敵だなと感じた。
とくに起伏なくたんたんとすすんでいく物語なので、退屈と感じる人もいるかもしれないけど、私はわりと好きな部類。
でも、一気読みできるほどの面白みにはかけてるかも。
時間がある時にゆっくり読みすすめる本かな。 -
Posted by ブクログ
きっとどこかにいる、わたしだけの運命の人。
「運命の人」に感じる響きは、ロマンティックだけど、少し滑稽。それが「運命の人」だとどうしてわかるのだろう。本当にそんなことがあるのだろうか。信じて探し求めているなんて、ちょっと夢見すぎでは。けれど、やはり、「運命の人」ということばの響きは美しく、夢に酔ってもいいのではないか、と思わせる。そんな優しくて、あたたかくて、哀しい話が揃っている。
瀬尾まいこ「運命の湯」ジュリエットが探すロミオはどこにいるのか。思わぬところにいたロミオと、信じ続けてきた「運命」をジュリエットがどう解釈するかがポイント。 -
Posted by ブクログ
読みやすくてハッピーな恋愛小説が読みたい気分で、この本を手に取りました。
タイトルから、王道の恋愛小説をイメージしていたんですが、いい意味で裏切られました。
もちろん恋愛小説ではあるんですが、ちょっと推理要素もありつつ、一筋縄ではいかずにテンポよく進んでいきます。
また、登場人物が個性的なのでわいわいしている中をサクサクと読み進めていけるかなと思います。
柚木先生の書く登場人物は個人的に楽しくて素敵な人が多いように思います。
宝子さんに共感する部分もあるのですが、個人的にはそれよりも芯の強さを感じました。なので、こんな人が近くにいたら癒されるなぁ、陰ながら成長を応援する目線で楽しんでいました -
Posted by ブクログ
久しぶりの恋愛小説、今の自分(トキメキのない、日々に忙殺されている)には共感できないかも......。
と思ったら、裏切られた!
確かに片想いの恋愛小説だが、なんと謎解きではないか!
下町っ子なら馴染みのある、きっとモデルはあそことわかる老舗のおもちゃ屋<ローレライ>。
そこに勤める富田宝子が本作の主人公。
スカイツリーを眺めながら、隅田川を水上バスで、三社祭の喧騒に花やしき、日本一の花火大会に陽気なカーニバル。
そんな愛しの場所を舞台に、謎解きと恋の物語。
面白くなかったらおかしいじゃないか。
作中、何度もこんな言葉が登場する。
「自分の心にねじを巻いてくれるのは、自分だけだもの」(19