柚木麻子のレビュー一覧

  • ねじまき片想い

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    読みやすくてハッピーな恋愛小説が読みたい気分で、この本を手に取りました。
    タイトルから、王道の恋愛小説をイメージしていたんですが、いい意味で裏切られました。
    もちろん恋愛小説ではあるんですが、ちょっと推理要素もありつつ、一筋縄ではいかずにテンポよく進んでいきます。
    また、登場人物が個性的なのでわいわいしている中をサクサクと読み進めていけるかなと思います。
    柚木先生の書く登場人物は個人的に楽しくて素敵な人が多いように思います。

    宝子さんに共感する部分もあるのですが、個人的にはそれよりも芯の強さを感じました。なので、こんな人が近くにいたら癒されるなぁ、陰ながら成長を応援する目線で楽しんでいました

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    2019年08月21日
  • ねじまき片想い

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    自分の心にねじを巻けるのは自分だけ。老舗おもちゃ会社の敏腕プランナー・宝子の焦れったすぎる片想いを描く、日常の謎&恋愛小説。
    柚木麻子さんが創元推理文庫って違和感ありありだが、意外にすんなりと受け入れることができた。おもちゃ業界の裏も覗くことができるのもお得感あるが、宝子の片想いの相手である西島が鈍感すぎるのに辟易する。

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    2019年06月02日
  • 名作なんか、こわくない

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    読んだことのある本もあるけど、読んでない本が多いな。
    海外作品をあんまり読んでないということだな。
    機会があれば読んでみたい。

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    2018年12月02日
  • ねじまき片想い

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    ネタバレ

    月並みな表現だが

    おもちゃ箱をひっくり返したような
    多彩でごちゃごちゃの物語。

    ファンタジーのように非現実的なのにどっぷり日常。
    恋愛。ミステリー。自分探し…まあよくもこんなに
    きらきらと盛りだくさんに。

    なのにしっかり物語にのめりこめてしまったから
    本当に読書というやつは面白いのだね。

    ラストにまだ含みが残っているので
    次に続くかな。出たら読もうと思います。



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    2018年11月10日
  • ねじまき片想い

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    久しぶりの恋愛小説、今の自分(トキメキのない、日々に忙殺されている)には共感できないかも......。
    と思ったら、裏切られた!
    確かに片想いの恋愛小説だが、なんと謎解きではないか!
    下町っ子なら馴染みのある、きっとモデルはあそことわかる老舗のおもちゃ屋<ローレライ>。
    そこに勤める富田宝子が本作の主人公。

    スカイツリーを眺めながら、隅田川を水上バスで、三社祭の喧騒に花やしき、日本一の花火大会に陽気なカーニバル。
    そんな愛しの場所を舞台に、謎解きと恋の物語。
    面白くなかったらおかしいじゃないか。

    作中、何度もこんな言葉が登場する。
    「自分の心にねじを巻いてくれるのは、自分だけだもの」(19

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    2018年10月21日
  • 名作なんか、こわくない

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    面白そうだな、とは思えたものの、文体が読みにくいんじゃないかな??とやっぱり少し躊躇してしまいそう。でもメモった何冊かは挑戦してみたい。

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    2018年08月29日
  • 名作なんか、こわくない

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    柚木さんの名作案内エッセイ。女子校育ちの作者だからなのか、女性作家の本が多いですね。一時、海外古典を読みまくっていた時期があったけど、読んでない本がまだまだたくさんあるなぁ、と思った。

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    2018年08月19日
  • ねじまき片想い

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     好きな人のためにそこまでやるの,というところもあったが,それがまさに「片想い」ゆえなのかもしれない。主人公の健気さの中にブレない芯の強さがあり,実は一人でも生きていける完結した人にも見えてしまった。
     本人は片想いを隠しているつもりなのにバレバレで,周りの人たちが主人公をとても暖かく見守っている感じがほのぼのして良かった。

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    2018年07月26日
  • 残業バケーション/運命の人はどこですか?

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    瀬尾まいこさんの本かと思いきや、色んな作家の短編集だった。
    読んだお話
    *飛鳥井千砂さん→神様たちのいるところ

    昔の約束を信じて遠い地までやって行く、という話。先が気になってワクワクして読めたけど、よくある話かなぁと。

    *瀬尾まいこ→運命の湯
    ジュリエットという名前の人がロミオという名前の人を探す物語。
    まさかよく行く風呂屋の番台さんとは…
    これも先が読めた。

    やっぱり本のタイトルが運命の人はどこですか?だから短編集だといきなり先が読めるのかもな、、

    他の作家さんは時間無くて読まず。

    短編集じゃなく、その作家だけの本なら読めたかも。

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    2018年06月09日
  • 名作なんか、こわくない

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    なんというか感じ方が女性だなぁ、としみじみ思う。
    強い女性が主人公かサブキャラの作品が多いと感じていた。しかし、作者自身は日々悩み、映画の俳優に黄色い声を上げる普通の女性であったことに新鮮さを覚えた。

    作者が紹介した「高慢と偏見」は「本を守ろうとする猫」でも出てきた。そして「白鯨」の紹介中に登場したクィークェグは「書店主フィクリーのものがたり」でカクテルとして登場。
    本と本が繋がるのは楽しい。

    何となく日頃Twitterやニュースを見てモヤモヤしていたことが、彼女の言葉ですっきりした。

    「どうして今、こんなに野心や情熱が疎まれるかといえば、それは、誰しも感情を殺すことになれっこだからだと

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    2018年04月01日
  • 名作なんか、こわくない

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    一言でいうと「大人女子のための恋愛名作感想まとめ本」といった感じです。著者とまるで女子トークをしているかのような心地で、世界の名作についての大まかなあらすじを知れます。私が気になった名作は「放浪記」です。映画や舞台で有名な作品だということは知っていましたが、読んだことはなく。。。「悩みやうだうだをスパッと切り捨て、明るい方向へ向かって力強く踏み出したいあなたに、ぴったりな1冊である」とのこと。ぜひ、読んでみようと思います。
    フランス、日本、イギリス、アメリカの名作文学が合計57冊紹介されています。恋愛もの小説が好きな方は、きっと気になる名作に出会えると思います。

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    2018年02月09日
  • 名作なんか、こわくない

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    柚木麻子さんが名作文学を紹介するという連載をまとめた一冊です。
    ブックガイドでありながらエッセイとしての良さもある、一粒で二度美味しい仕上がり。
    たしかに名作文学って敷居高く敬遠しがちだったり、逆にタイトルだけで知った気になってたりで、どっしり腰を据え改まって「さぁ読むぞ!」とならないと読めなかったんですよね。
    ただこの本では、柚木麻子さんによる生き生きとした文体であらすじがまとめられているので、とても親しみやすいものに感じました。肩肘張らない等身大の感想も素敵!
    おかげで、こちらも「読んでみよ〜」ぐらいの軽い気持ちで名作にふれることができそうです。

    お恥ずかしながらフランス文学ってほとんど

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    2020年03月07日
  • 残業バケーション/運命の人はどこですか?

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    瀬尾まいこさんが好きで話しが入っていたから購入。ロミオを探すジュリエット、銭湯好きのジュリエット、かわいいなーとほっこり。ロミオには笑っちゃったけどやっぱり運命なんだ!灯ちゃんのはなしもすき。パンを食べると地に足がつく感じがなんとなくわかる。主人公の女性が大学生〜30代までと幅広いのでいろんな女性が自分はこの話が好きっていうのがあるんじゃないかな。

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    2017年09月08日
  • 残業バケーション/運命の人はどこですか?

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    本のタイトルからちょっと手に取るのが恥ずかしかった。
    作中に出てくる女性が皆独身30歳前後、という設定。

    ・「神様たちのいるところ」飛鳥井千砂
    アテネの街の描写が綺麗。
    アクロポリス遺跡、フィロパポスの丘、早速ググって調べました。壮大なところ。
    10年後に約束の地で再会しようという設定はベタですが、元カレへの心残りから揺れ動く心境に少し苦しくなりながらもラストどうなるのかが気になって仕方がなかった。
    ★★★★

    ・「かなしい食べもの」彩瀬まる
    『かなしい食べもの』というタイトルから、途中でだれか死んでしまうのか、とか発想力の乏しい頭で考えていたのですが、なんともいえない昔の思い出のキーアイテ

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    2017年05月18日
  • 残業バケーション/運命の人はどこですか?

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    神様たちのいるところ/飛鳥井千砂
    かなしい食べもの/彩瀬まる
    運命の湯/瀬尾まいこ
    宇田川のマリア/西加奈子
    インドはむりめ/南綾子
    残業バケーション/柚木麻子

    読後一番の感想は、「恋愛アンソロジーじゃないやん!」です。運命は恋愛だけじゃない。

    好きなのは【運命の湯】
    おもしろかったのは【神様たちのいるところ】
    意表をついたのは【宇田川のマリア】

    彩瀬まるは、もっといろんな話を読んでみたい。

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    2016年10月14日
  • 残業バケーション/運命の人はどこですか?

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    ネタバレ

    ★かなしい食べもの
    つらいとき、底に沈んでいってしまわないように、自分の手を掴んでくれた人。
    その人が作ってくれた料理を、今も定期的に食べなければ落ち着かない女。
    もうつらいことは過ぎているのに、落ち込むといつまでも同じ方法に縋る。
    そうすることで、自分を安心させているのだ。
    でも、そうやっていつまでも一人で膝を抱えているなんて、悲しすぎる。
    今ある周囲との関わりを、自ら断ってしまっていることに、気づいているだろうか。
    すぐに止めろとは言わないけれど、少しずつ減らしていこうよ。

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    2016年01月24日
  • 残業バケーション/運命の人はどこですか?

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    西さんより前の短編で、そういう感じかーって読んでたら。西さん! 飛ばしてんなあ。運命の人はどこですか⁈って感じ。他のも悪くないのに、この本の1番を西さんがかっさらっていった。

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    2016年01月24日
  • 残業バケーション/運命の人はどこですか?

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    キュンとするのかな?と思いながら読んでしまったため、ちょっと物足りない気分です。
    短編で作者がそれぞれ違うので、色んな雰囲気を楽しめて良かったです。

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    2016年01月10日
  • 残業バケーション/運命の人はどこですか?

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    それぞれの作家さんの作品が面白くない訳じゃないですが、このタイトルと表紙から想像するお話とは違う方向の話が多かった。
    綾瀬さんと、南さんの文章は好みですけどね。
    タイトルや表紙とフィットするのは、最後の柚木さんの作品くらいしかなかったなあ……。
    同期ふたりのやり取りに、にやにやできました。

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    2015年09月09日
  • 早稲女、女、男

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    耳が痛い。胸が痛い。あーそうか、こんな風に思われてたんだな。こんな風に思ってたんだなぁ。10年前の西早稲田に思いを馳せる一方で、香夏子さながらワセジョの鎧を着たまま30歳になった自分自身と友人たちを思い浮かべホロリとした初秋の夜。

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    2023年05月23日