柚木麻子のレビュー一覧

  • ランチのアッコちゃん

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    軽くて明るくてさくさく読める。これがあの絡み取られるような「BUTTER」の作者の柚木麻子さんが書いたとは思えない。

    アッコちゃんこと、上司のアッコさんが、冷たい感じだが面倒見がいい。
    出来る上司の理想みたいな人。ちょっと強引だけど軽妙なドラマにちょうど良さそうだと思った。

    食にまつわる文章もさらっとしてて、やっぱりあの濃厚で執拗な「BUTTER」を書いた人とは思えない。

    でも……どっちも女性に勢いがある。
    そこが魅力なのかもしれない。

    0
    2026年04月17日
  • BUTTER(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    『こうしている今も基準は上がり続け、評価はどんどん尖鋭化する。この不毛なジャッジメントから自由になるためには、どんなに怖くて不安でも、誰かから笑われるのではないかと何度も後ろを振り返ってしまっても、自分で自分を認めるしかないのだ。』

    世界には様々な美的価値観はある。日本では、細身が美しいとされ、現代では過剰なまでに華奢でいることに執着する。
    あの人より細い、可愛いだとか言い出したらキリがないし、ステータスや容姿を気にするくらいなら、
    自分にしかないものを磨いていきたい。

    0
    2026年04月16日
  • BUTTER(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    butterとなのあるように胃もたれする小説
    この小説は、木島早苗をモチーフにした小説ですが、カジマナと言う受刑者に汽車である主人公が面会をしていくことでストーリーが進みます。料理の描写が素晴らしく、中盤からストーリーが一気に進みます。最後は謎が謎のまま終わってしまい消化不良な気がします。
    飯テロ小説としても有名で、私もバターを買い、バターかけご飯を食べました。読後はしばらくはイヤミスはいいかなと言う気持ちになる、胃もたれ感がありました。海外の評価が高い部分は日本的なモテに翻弄されているカジマナ主人公怜子にあるのでしょう。一度読んでみるといいかもしれません。

    0
    2026年04月16日
  • さらさら流る

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    自分自身が不安に駆られて、読むのがとても辛かった。あと会社の先輩がひどい、、。
    そして、流出の真相が、そんなことありえないと思ってしまった(仕事中でしょ、お客のスマホでしょ)。
    自分の身体は自分のものと菫が行動して行く姿には勇気をもらった

    0
    2026年04月15日
  • 3時のアッコちゃん

    Posted by ブクログ

    薄いので休日に一気読みできた。
    相変わらず強引なアッコさんだけど、周りに1人くらいはいてもいいと思える不思議な作品。
    でもアッコさん要素1話目と2話目くらいじゃないか?

    個人的には最後の内定の貰えない就活生の話が好きだったなー。ほんとお前らの事業に興味なんかあるわけないだろってな。なんでこちらの生活をお前らの事業に絡ませて志望動機考えなきゃいけないんだよってな。わかるわかる……。

    0
    2026年04月15日
  • BUTTER(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    保険金目的連続結婚詐欺・殺人の被疑者を取材する雑誌記者が主人公。被疑者は肥満の普通のおばさんのようだが、巧みに相手を洗脳して、結婚を匂わせて高額の生命保険に加入させるのはよくある設定だが、無類のグルメで、特に濃厚な西洋料理に目がないらしく、それで体重が増えている。
    収監後の被疑者への取材を引き受けてもらうため、主人公も被疑者の指示に従いグルメを体験して被疑者に取り入ろうとするが、被疑者にむしろだんだん洗脳されていく。
    主人公の記者やその友人まで洗脳されていく状況が描かれていくが、それなりに説得力はある。ただし、グルメではないので、あまり感情移入できなかったかもしれない。

    0
    2026年04月15日
  • 注文の多い料理小説集

    Posted by ブクログ

    キャッチーなタイトルに惹かれて読んでみた。アンソロジーは読んだことのない作家さんに出会えるよい機会なので、ときどき読むようにしている。

    よかった順に、「夏も近づく」、「味のわからない男」、「好好軒の犬」、「どっしりふわふわ」、「エルゴと不倫鮨」。

    「夏も近づく」に出てくる料理はどれもシンプルで美味そう。塩むすびとか、筍ご飯とか。可哀想な生い立ちの葉月くんが、叔父さんの料理で癒されていく姿が清冽でよい。

    「どっしりふわふわ」は年の差20位のパン職人カップルのお話。ラスト2頁で種明かしされるミスリードについては、これがあるのとないのとでは、どれだけ読後感が違ってくるのか、オチを知ってしまった

    0
    2026年04月13日
  • 3時のアッコちゃん

    Posted by ブクログ

    久しぶりのアッコさん!相変わらずアッコさんはアッコさんだった!
    メトロのアッコさんと梅田駅のお話が好きかなー!でも段々アッコさん出てこなくなる笑 読み飛ばしたか?と思って読み返したりしたくらいには…笑
    次は幹事!楽しみ!

    0
    2026年04月13日
  • 終点のあの子

    Posted by ブクログ

    学校の中の青春っぽい甘酸っぱい感じというより、痛い苦いところを深掘っているのが面白かったです。
    ふたりでいるのに無言で読書が一番好きです。

    0
    2026年04月13日
  • マジカルグランマ

    Posted by ブクログ

    読む前にタイトルから連想したイメージと中身がだいぶ違った。だれもが持ってるマジカル◯◯について考えさせられる本。作中にでてくる「自分と似たような立場の誰かと助け合うことで、この世界が押し付けてくる規範に抗うことはできるのではないか」というワードが1番印象に残った。転んでもただでは起きない正子おばあちゃんのパワフルさは見習いたい!

    0
    2026年04月06日
  • けむたい後輩

    Posted by ブクログ

    お金持ちの家に生まれ物質的に豊かであっても、絶対的に精神的に豊かになれるというわけではない。与えられた環境で、いかに精神的に成熟できるかが、人生を進めていくうえで大切なことなのだと感じた。

    どの登場人物も承認欲求が強く、信奉してくれる誰か、もしくは信奉できる誰かがいなければ不安定な状態。共感できる人はいなかった。だけど、真実子が最後のほうで「どうしてプロの私が、黒木さんのために企画を考えなきゃいけないんですか?」「煙草消してもらえませんか?」と発言したのは、よくぞ言った!と拍手を送りたくなる瞬間だった。

    お嬢様キャラが出てくる小説は別世界を見ているようで面白い。

    0
    2026年04月03日
  • あいにくあんたのためじゃない

    Posted by ブクログ

    柚木麻子の直木賞候補にもなった短編集。今は昔の出来事となったコロナ禍の雰囲気を伝えつつ、SNSをテーマにした作品も多い。Butter と比べるとかなり拙い印象で、どの作品も完成度は高くない。どこにでもある「なぜか潰れないマダムショップ」に着想を得て想像力を膨らませた「商店街マダムショップは何故潰れないのか?」が佳作。ほかは強いて言えば、場面大転換が楽しい「めんや 評論家おことわり」か。

    0
    2026年04月02日
  • オール・ノット

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    苦学生の真央はバイト先で試食販売でなんでも売る四葉に出会い、就職の相談にのってもらったり、四葉の全財産という宝石箱を譲り受けたりして助けてもらう。
    実は四葉は横浜では有名な実業一家の一人娘で、困っている人々に自分の財産を分け与えて助けてきた。

    個人的には他人の財産で夢を叶えるという話が少し心地悪かった。
    最後は自分自身の力で大金持ちになった四葉が一番かっこいいと思う。
    真央を四葉の古アパートに招いた時の部屋と手料理がとても素敵だった。

    0
    2026年03月30日
  • 王妃の帰還 新装版

    Posted by ブクログ

    柚木先生による学園小説です。グループ抗争と個人の思いが交錯しながら話が進んでいきます。大事件が起きたりしませんが、先が気になってついつい引き込まれてしまいました。

    0
    2026年03月29日
  • 注文の多い料理小説集

    Posted by ブクログ

    「夏も近づく」がかなり好きだった。自然の中でできることだけをして暮らしていく姿が素敵。葉月がのびのび過ごせますように。
    「しっとりふわふわ」はパンが食べたくなる。人を思う気持ちの大切さ。

    0
    2026年03月28日
  • ほろよい読書

    Posted by ブクログ

     違う作者の短編集の評価はできるはずないですよ。作品によって出来が違うのですから。それでも全体を通して考えると、まあまあという感じでした。

    0
    2026年03月26日
  • ランチのアッコちゃん

    Posted by ブクログ

    一話と二話が面白かった。
    アッコさんが、いろいろと都合のよい風に
    描かれすぎていたのが気になったが、
    強引で強烈でそれでいて仕事がバリバリできる人がいたら、確かに注目せずにはいられない。

    三話、四話で主人公が変わったのは「??」だった。

    軽い内容でスラスラ読むことができ、
    夜の街で働くレイカさんの言葉
    「女子同士って時々険悪になるものね。そういう時は、皆の話の流れに合わせるんじゃなく、自分から話題を振ればいいのよ。こちらから提供できるネタが多ければ多いほど、人間関係って楽になるわよ。些細なくだらないことでも構わないから」という部分は、自分のなかに取り入れようと思った。

    0
    2026年03月25日
  • 早稲女、女、男

    Posted by ブクログ

    2026.03.22

    柚木さんらしい、痛快で、疾走感のある、女子大生がテーマの連作小説。
    地方に住んでるので正直大学にはピンとこなかったけど、ラブコメと青春小説が苦手な私でもスッと読めて読後は爽やか!
    実に久しぶりに青春!を味わったなあ。
    登場人物たちはみんな頭が良くて美人なのに私には珍しく卑屈にならずに読めた笑
    どの子も見た目の華やかさとは裏腹にズルさや弱さをさらけ出しながら自分の気持ちと人生と戦っている様が描かれていたからかもしれない。
    「私にふさわしいホテル」の有森樹李が出てきたのも楽しかった!私が知らないだけで他の作品にも出ているのかな?

    0
    2026年03月22日
  • らんたん(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    すごい一代記。
    教育はとても大事。特に戦争をしない国にするにはとても大事だと思う。戦争をしてる国の人々はきっと戦争についてきちんと教育を受けなかった人たちなんだろうな、と感じるから。
    世界中を飛び回り、いろいろな国の人と交流して、そのいいところを日本に持ち帰り、押し付けがましくなく少女たちに教えた人、身につけさせた人、それができた人、という印象を受けた。
    あの戦争の時代に学校で英語を教えてた?楽しいイベントをたくさんやってた?そんなことできたなんてすごい。コロナ禍のとき、家の中でもなんだか騒いだり楽しんだりしてはいけないような気になった。あれの何十倍もの見えない圧力がかかっていたはずの時期だよ

    0
    2026年03月20日
  • ランチのアッコちゃん

    Posted by ブクログ

    またまた柚木さん作品。

    アッコさんのキャラクターが好きだったので、アッコさんのエピソードをもっと読めるかと思っていた。東京ポトフが出てきたり少し繋がりはあるものの、短編集でした。
    アッコちゃんシリーズは他にもあるとか聞いたけれど、アッコさんにまた出会えるならそちらも読んでみたい。

    小説のポトフが美味しそうでたまらなく、この本を読んだ日の夕食はポトフになりました。

    0
    2026年03月19日