柚木麻子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
なるほど、こういう感じか。
帯に「サスペンススリラー」と記載されていたので、手が止まらなくなるようなドキドキ・ハラハラした展開が待ち受けているものだと勘違いしていた。
内容そのものは興味深かったが、物語の進行はかなりゆっくりで、展開に停滞を感じる場面も多く、読み終えるまでに思った以上に時間がかかった。
作品の大きなテーマとしては、フェミニズムやルッキズム、女性に対して社会が求める「こうあるべき」という価値観などが挙げられると思う。
主人公には最後まで完全には共感できない部分もあったが、それぞれの登場人物が自分なりの知見や価値観を持ち、それを読者に問いかけるように語っていくところは印象に -
Posted by ブクログ
途中までは引き込まれるように読んだのだが,意外な人物が暴走し始めたあたりからついて行けなくなった。食べ物の描写が特徴のひとつで,そこが海外でも評価されたのかもしれないが,個人的にはその良さがよく分からない。グルメじゃないからかもしれない。
結局のところ一貫したテーマというのが見えず(ないのかもしれないけど),何の話なのかひとことで言えない感じがする。
これが海外で評価されるまで8年くらいかかってるみたいだから,そんなこともあるんだなと驚く。日本人女性作家というジャンルが海外で定着しつつあるのを感じる。女性のおかれた抑圧的な社会的地位というのは,どの国でも共通の要素があるのかもしれない。村上春樹 -
Posted by ブクログ
ネタバレ◾️record memo
四葉さんがどんな場所でも浮かないし、地味だけれど、決して野暮ったくはないのは、着ているものの素材と縫製にあったことを真央はやっと知る。彼女の不思議な力を紐解いていくと、そこには必ず、明確な理由があった。
「なんか、あの時、自分のことは自分一人でやらないと、大変なことになるんだなって気がついた感じですかね。私が本当に相手が大切でやったことでも、感謝されるだけでは生きてはいけないし、感謝される可能性がゼロってこともあるから」
ああ、この人もか、と胸が冷えた。同級生でもバイトの仲間でも、ある段階から、自分とは線を引く。真央が余裕がない目をしているから、歯止めが利かな