柚木麻子のレビュー一覧
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体重を掛け合っていると少しバランスが崩れただけで居心地が悪く、時には共倒れになるけど、
この女性たちは自分で立とうとしていて、自分の事を考えて生きているから、自己犠牲とか生やさしい感じとは違って、良かった。
引っ付いてるわけじゃなく、個々で硬く繋がっているということなのかな。
私もこの先の世界のイメージがキラキラには感じられなくて、どうしても暗い方を想像してしまう事がある。でもそういう不安な気持ちを話すと、すごくネガティブな空気になるから心の中で漠然と思うだけにしていて、これが結構地味に気持ちの負担になってたりする。
だけど多分、みんなもそういうふうに思っちゃうよなと、この本を読んで、自分だ -
Posted by ブクログ
ネタバレ勝手にシスターフッド的な物語を想像していたのですが、とんでもない。
恐ろしい女たちが続々と出てきて、ひょえー!となりながら駆け抜ける時間でした。笑
女同士の連帯や友情を渇望し狂っていく栄利子に感情移入は出来ないが、自分にとって眩しくて珍しいものに特別な名前をつけて、特別な意味を持たせてしまうという行為そのものはよく理解できる。自分にとっての初めての彼氏も、多分こういう種類の執着だった気がする。
それもう傷害事件じゃないの?というくらい大暴れしながら真織が言ってくれた↓の発言こそが人間関係の真髄だよなと身に染みた。
夫と子どものこと、家族のこと、友人のこと、面倒くさがらず時間も心も割いて向き -
Posted by ブクログ
【現代女性の苦悩の深堀りと回復】
・4名の男性を殺した疑いで無期懲役刑を言い渡された梶尾真奈子、通称カジマナは、その「太っている容姿」という意外性から世間で話題になっていた
・カジマナはどうやって男性4名を虜にし、死に追いやったのか。雑誌記者の里佳は彼女との面談を通じて真実に迫っていく内に、親友の伶子や恋人、仕事仲間も巻き込んで生活を変化させていく
・カジマナに入れ込む内に彼女は無実ではないかと考える様になる里佳、それに反発する伶子。里佳が自分を取り戻していく一方で、今度は伶子がカジマナに影響されていく
・構造は『ナイルパーチの女子会』に極めて近いのではないかと思う
>優秀で仕事に一 -
Posted by ブクログ
ネタバレ河出文庫から新しく出たということで再読。
食べ物、特にやっぱりバターの描写が美味しそうで、その部分だけがとても印象に残っていた作品です。
内容は今流行り?の女性としての生き方、葛藤というものがありきたりであまり好みではありませんが、美味しそうな食べ物のお話はやはり好きです。
結局カジマナも、お友達が欲しかったという感じですが、女性ってみんながみんな仲良しこよしの女友達がほしいわけじゃないんですよね。面倒くさいと感じる人も結構いらっしゃる。だからカジマナは、あえてそういうタイプで最後までいて欲しかった気もします。
群れたがらない一匹狼的な女性が異端なイメージ、なくならないかな。