あらすじ
過去のブログ記事が炎上中のラーメン評論家、夢を語るだけで行動には移せないフリーター、もどり悪阻とコロナ禍で孤独に苦しむ妊婦、番組の降板がささやかれている落ち目の元アイドル……いまは手詰まりに思えても、自分を取り戻した先につながる道はきっとある。この世を生き抜く勇気がむくむくと湧いてくる、全6篇。
...続きを読む感情タグBEST3
Posted by ブクログ
おもしろかった!
最近立て続けにこういう雰囲気の本を読んでるな…笑
復讐?するスカッと本…と、思いきや、悪人的に描かれる人がどいつもこいつも小物で、なんちゅうか、懲らしめられるほうのキャラも
お前にも色々あるんやろな…
と、なってしまうという(とはいえ同情はしない)なんとも言えない本
パティオの話も相当おもしろかったし、作中で金妻について取り上げられてたけど、それを見て
あ、それやわ
と、膝をうったわ
特にパティオの話は、令和版金妻
これぞ令和の金妻。あんまりにもしっくりきたので2回言う。笑
悪人が小物なあたりも金妻ぽいのかもね
ちゅうことで、さくさく読めるうえに、普段、怒りの感情を反射で出せないタイプには、手間と時間をかけてスッキリできるノウハウの(笑)教科書のような内容なので、スカッとする。かもしれない。笑
すくなくともわたしは(スカッと)した
そして、あーおもしろかった、と、思ってタイトル見て笑っちゃったわ
あいにくあんたのためじゃない。そういうことね。笑
Posted by ブクログ
著者・柚木麻子さんの作品は初めて読みました。どの作品も先が読めないエンターテイメント感溢れるものばかり!寓話として良くできているなと感じた感じた「BAKFRSHOP MIREY'S」「スター誕生」はNHKの単発ドラマの原作として使ってもらいたいと思わせる心に刺さる作品でした。奥田英朗作品、伊坂幸太郎作品が好きなかたは、特に刺さるのではないでしょうか
過去のブログ記事が炎上中のラーメン評論家、夢を語るだけで行動には移せないフリーター、もどり悪阻とコロナ禍で孤独に苦しむ妊婦、番組の降板がささやかれている落ち目の元アイドル……いまは手詰まりに思えても、自分を取り戻した先につながる道はきっとある。この世を生き抜く勇気がむくむくと湧いてくる、全6篇。
Posted by ブクログ
コロナが題材になっているものも多いけど、身近なところで起こっていそうな短編集。トリアージ2020は孤独な妊婦さんが生垣越しのやり取りから前を向いて進んでいけるようになるところに少しほっこりした。1話目のラーメン評論家の話。こういう奴いるよね、しかも周囲に配慮せずに動画を回して自分は正しいみたいな顔して反論してくるような人。でも、この評論家の上げた画像で人生を狂わされた人たちに反撃を受けていく過程が、暴力での反撃ではなくその人が一番精神的に衝撃を受けるであろう方法を選んでいるところに、この人を懲らしめてやろうという気持ちがよく表れており、読んでいて面白かった。
どの話も他社とのやり取りの中で自分を取り戻していく話で、読んでいて気持ちの良いものが多い。
Posted by ブクログ
全部サックサク読める!
あまり思考が必要ないので、
ただ元気になりたい時に読みたいかな。
どの人物もリアルに想像できて
映像化容易い感じがほんとに好き。
Posted by ブクログ
6話どれもおもしろかった!
「バター」から柚木さんに大注目して、ポッドキャストで(柚木さんは喋りもめちゃくちゃ面白い)、柚木さんがラーメン作りにハマって、店主の気持ち(体育会系のオラオラした気持ち)にだんだんなってくる!と言っていた。
そんなことを思い出しつつ
【めんや 評論家おことわり】
ガツンとやられるオヤジ。おじさん世代にセクハラパワハラ色々やられた身としてはすっきりする!!わかったか!おじさん!
【BAKESHOP MIREY'S】
これもあるある。
焼き菓子屋やりたいと憧れる若者みれいちゃんと、応援する中年。お金をあげれば、何かをあげれば応援できるのかと思いきや…。たいてい何かをやりたいって言ってるでずーっと実現しない人って、こんなものである。苦笑
【トリアージ2020】
コロナ禍で、ふいに繋がるご近所の温かい関係。実は…。予想に反して、ポンと翻す最後の局面が私の心を揺さぶりました。そして温かい気持ちになりました。この話も好きだなぁ。
【パティオ8】
これもコロナ禍。中庭で子供を遊ばせていた仲良し居住者たち。それに文句を言ってきた人に復讐する。ハイレベルな復讐劇がまず面白いのと、実は主人公は居住者たちと思わせつつ、どんでん返しが起こり、主人公役は別の人に持ち去られます。こういう最後の場面展開、柚木さんうまいなぁ!
【商店街マダムショップは何故潰れないのか?】
あるある!思う思う!の連続。
この話好きー!
現実の街のパパママショップやマダムショップには謎のネットワークがあり、実は街の安全を守り、住人を警護しているのかもしれない。
【スター誕生】
やっぱり人間がんばらないとあかんのや!頑張りが見えた人は認めてくれるんだね。〈脱、いままでの自分!〉それができた登場人物に乾杯!
柚木さんの話には現実にモデルがいると思うんだけど、この人たちは誰なんだろうなぁ、、、と思いながら読んだ。国分太一?井ノ原快彦?
推しが妻になるっていうのも面白い。この本ではファンじゃなくて「推し」なのです。結婚しても推し活を緩めない!!!
Posted by ブクログ
オーディブルにて。コロナ禍での少し変わった人間関係が面白かった。ラーメン評論家への復讐の話が特に印象的だった。影響力がある人のSNSへの投稿は本当に怖いと思った。
Posted by ブクログ
(2026/01/16 2h)
ネット社会、コロナ禍などの時勢に焦点を当てて、いずれも楽しい短編だった。
現代を生きるみんなにとって、どれか刺さる作品が必ずある。
「めんや評論家おことわり」は新潮掲載時に読んだことがあり、当時衝撃だった。
こうやって、ネットに感想を載せている自分にとって、耳の痛い自戒になる話でもあった。
登場人物が多い割にごちゃごちゃせず、掘り下げもほどよい塩梅でそれぞれのキャラクターに感情移入できる著者の筆致がすごい。
自分は特に「BAKESHOP MIREY'S」が刺さりすぎて、頭がグラグラ、胸から血が出るかと思った。
未怜の姿が自分と重なり(環境因子など含むとわたしの怠惰さはよりひどい)、何もできない、けどどうしたら良いのか分からない、努力しないことでどんどん周りが離れていくどうしようもなさにめまいがした。
年齢もほとんど同じだから、より共振度強く響いた。(これが歳下なら読んでいてもっと傷ついたし、歳上なら自分の将来を重ねていた)
これ、秀実さんにも安西さんにも、その他にも、読者がいずれかの登場人物には気持ちが重ねられるようにできていてすごい。
三人称(神の視点)だし、年齢層も気持ちもバランスよく配置されている印象。
短編によって、現実にも起こりうるようなことと、ファンタジー色の強いことと、ばらつきがあって、その勢いも読み進めやすかった。
めんや 評論家おことわり
「小説新潮」2023年3月号
★★★★★
BAKESHOP MIREY'S
「小説新潮」2019年7月号
★★★★★
トリアージ2020
「小説新潮」2020年11月号
★★★☆☆
パティオ8
「文藝」2020年秋季号
★★★☆☆
商店街マダムショップはなぜ潰れないのか?
★★★☆☆
スター誕生
★★★☆☆
Posted by ブクログ
長編かと思ったら短編集だった!どれも良かったけど最初のラーメンが美味しそうすぎてずっとちょっとラーメンが頭の片隅にいた笑
その場に居合わせた人が協力して何かをする感じ楽しそうで羨ましい。前半3話の方が後半より好き
・めんや 評論家おことわり
透き通った栄養満点スープが美味しそうすぎて…(涎) 客の写真とか勝手に載せて好き勝手描いちゃう系ラーメン評論家の被害にあった7人が協力して素晴らしいラーメン屋を作り、すべての元凶を懲らしめる話
・Bakeshop mirey's
夢を語っている時間に満足して結局何もしない感覚、誰しもちょっと共感できそう。いつかイギリス系のカフェを開くと意気込む(が実際は視察と称して食べ歩くくらいしかしてない)居酒屋バイトのスナックの一人娘に、客のお姉さんがオーブンを買い与える話。置物になったオーブンから、いい匂いがしてくる最後いいよね
・トリアージ2020
コロナで自粛中の妊婦が、ネットで好きな番組を通じて知り合った友人と現実でも交流し、幸せになる話。友人(母)が持ってくる妊婦でも食べれる/簡単に作れる食べ物シリーズが超素敵
・パティオ8
中庭で子どもを遊ばせていた団地のメンバーに、101号室のおじさんが文句を言ったのをきっかけに、皆で協力しておじさんの取引相手を奪い、中庭を取り返す話。こんな風に近所と和気あいあいと暮らしたい
・商店街マダムショップは何故潰れないのか?
何故潰れないのかは謎だけど、実はマダムのおかげでまちの秩序が守られていたのかも?的な話。あるよね、何故か潰れない高い骨董品の店
・スター誕生
店で配信していた、しがないユーチューバーが、無断で撮ってるのではと文句を言ってきたワンオペママに文句を言われたのをネットにあげたら彼女のラップ調が大バズリ。主人公の任期低迷俳優やユーチューバーは、なんとかこのバズリの恩恵を受けられないかと彼女を探すも、結局自分の力でダサくても必死にやるしかないよねって話
Posted by ブクログ
タイトルにインパクトがあるので、まったく前知識なしで読みました。長編かと思ったら短編集でどれも面白かった。また面白い作家さんを知ってよかった。溜飲を下げる、感動、一歩踏み出したくなる話たちだった。
Posted by ブクログ
一番好きだったのは三篇目。人と人のつながりの美しさをこれでもかと表現されている。新たな命を世に産み出す未来に孤独で立ち向かおうとする語り手。そんな語り手を心配に思ったネットの友人が、近所に住む母を語り手の元へ送り届ける。語り手と同じく一人で娘を育てた彼女からの差し入れやそれと共に添えられたメモも相まって、語り手は感じてた孤独感が、幾つも年上の友人の手によって取り払われる。
そんな二人の会話や、ネットの友人と新しく出来た友人の親子関係にも確かな繋がりがあり、心が浄化された気分になった。終わり方も好みで、実際の距離が離れていくことで、心の距離の近さがより強調されていたように思えた。
初めと終わりがあまり刺さらなかったが、他の短篇(特に三篇目と四篇目! )はどれも好みで面白かった。作品紹介にある通り、未来への希望がふつふつと湧いてくる作品集だった。
柚木麻子さんの小説は初めて読んだ。表の舞台で色々な作家さんの口から柚木さんの人柄の良さを聞いていたし、インスタもフォローしていてとても面白い方だと思っていたため、ハードルは上がっていたが予想よりも面白く、他の作品も読んでみたいと思った。
Posted by ブクログ
全部面白かった!
いい話も不気味な話ももっとやってやれー!って話も色々あった。
最初のめんや 評論家おことわり は、もっとラー油を法に反しない範囲でコテンパンにやってやれー!って思いました。ラー油が自死してしまうほどに追い詰めて欲しかった。それくらいラー油は性格ねじ曲がってるし社会にいても害悪すぎ。とにかくもっと復習して欲しかった。なんでみんなあんなに酷いことされたのに優しいの??泣
未怜さんの話は…自分が即行動人間なのでこういう子いるいると他人事で読みました。言い訳ばかりで行動しない人の気持ちは本当にやりたいことではないんだなー、夢を語るのが好きなだけだと思ってたんだけど…さらに自分の消費活動を肯定する理由になっていたとは!
そのベーカリーのオーブンください!私が代わりにめっちゃ使いますから!笑
あのあと未怜さんはパンの匂いにつられてどうしたんだろう??
商店街マダムショップは一体なんだったの??
ちょっと怖い。
カエルの置物はマダムの手先の証??
スター誕生の妻の舞衣さんの話もっと見たかった〜!!推しと結婚てすごすぎる!
Posted by ブクログ
「強炭酸エナドリ短編集」のコピーは言い得て妙!考えた人は天才だと思う!
日々、我々は悪意のないレッテルに少しずつ傷ついていたり、違和感を感じたりしているんですね。そのことにあらためて気づかされた。
たとえば「女性・子どもにおすすめ」とか「お嫁さんにしたいNo.1女優」とか。なんなら褒め言葉とも取れたり、分かりやすくする工夫なのかもとも取れる、そんな無自覚な言葉たちが人を傷つけている可能性をコミカルに毒々しく書いている。たしかにこれは劇薬。だって自分も無意識のうちにレッテル貼りしてる可能性が高いから...。この小説に登場するおじさんたちを他人事だと笑えないブラックさは、自分にもブーメランのように返ってくる恐ろしさがあるからだろう。とはいえ清涼感のある小説だった
Posted by ブクログ
読みやすくてサクサク読めた。柚木さんの食べ物の描写が大好き。「BAKESHOP MIREY'S」は切なくなる話。足踏みしてしまう気持ちも、やるだけじゃん!と背中を押したくなる気持ちも、どっちの気持ちわかるな〜と。「商店街マダムショップは何故潰れないのか?」、ヒヤッとする話だった。
Posted by ブクログ
コロナ前後に書かれたものだか
コロナにかかわるものも多い
短編集で特にお互いが混じることはないが
大変面白かった
初っ端から、あるある を感じながら
自分が考えている以上に周りは自分を気にしていない
そのくせ、意外とみてる ということも感じた
Posted by ブクログ
世の中にはいろんな人がいるんだねぇ…と、当たり前のことを改めて思い知らされました。子どもが手を離れてからは新しい人間関係が広がることもなく、常識が揺らぐような価値観に晒されることはありませんでしたから、いろんな登場人物にザワザワさせられっぱなしでした。日常で感じるモヤモヤを、代わりに吹っ飛ばしてもらえるのかしら──と思って読んでみましたが、そうでもなくて、逆に荷物が増えちゃった気がします。ただひたすらに自分の人生に集中するのが、健全なのかもしれませんね。
Posted by ブクログ
人のためにと思ってやってることが、実は自分のためだったりする。そのあたりの人と人とのすれ違いを描く。どちら側にもしっかりと感情移入させてくれるところがすごい。
Posted by ブクログ
タイトルや表紙の感じから、もう少しパンチの効いた刺激強めを想像していたけれど、そういう作風ではなかった。ちょっと残念。
あえて選ぶなら『商店街マダムショップは何故潰れないのか?』はおもしろかったかな。
日頃から私も気になっていたから 笑
まぁ結局なんで潰れないのかはわからなかったけれど、今度から見る目が変わりそう。
Posted by ブクログ
めんや 評論家おことわり
ネットに勝手に上げられて生活を壊された人たちの復讐劇
今の時代色々なところで発生してそうだし、こういう傲慢な考え方のおじさんたくさんいそう。
BAKESHOP MIREY'S
口だけは達者だけど努力をしない家庭環境の悪い子と、恵まれて結果を出して来たOLとの話
んー同じ言葉でも言う人の立場によって解釈も異なるし、善意は時に迷惑にもなるし、難しい。
トリアージ2020
一人での出産を決めた孤独な中年女性と、共通の趣味で出会ったネットでの友達との繋がり。誰かがいるって大切だなぁ。
パティオ8
協力しながら子育て世帯が暮らす住宅地に、文句をつけてきた男性にみんなで協力して復讐する話。
みんなのそれぞれの能力を掛け合わせていく感じが面白かった。
商店街マダムショップは何故潰れないのか?
年の離れた幼なじみと地元でも生活の話。確かにこの店やっていけてるのかな?ってお店ってたくさんある。最後までミステリアス。
スター誕生
落ち目のアイドルと発信で炎上した中年男性が、再浮上するために力を合わせる話。
恥を捨てたところから、人気って出てくるのかも?
全体を通して、人間関係もSNSも難しいなーと思った。私も安易な発言で誰かを不快にさせたりしちゃってるのかもなーと。考えさせられるけど、読みやすくて面白かった。
Posted by ブクログ
SNSの問題をあげながら独特の感性で 柚木麻子さんの本はストーリーがすごく面白いとかではないけれど、なんだかスイスイ読めてしまって、心にポトンとインクのシミを落とされたような不思議な読後感がいつもあり、これもそんな印象だった。
Posted by ブクログ
柚木麻子の直木賞候補にもなった短編集。今は昔の出来事となったコロナ禍の雰囲気を伝えつつ、SNSをテーマにした作品も多い。Butter と比べるとかなり拙い印象で、どの作品も完成度は高くない。どこにでもある「なぜか潰れないマダムショップ」に着想を得て想像力を膨らませた「商店街マダムショップは何故潰れないのか?」が佳作。ほかは強いて言えば、場面大転換が楽しい「めんや 評論家おことわり」か。
Posted by ブクログ
装丁が好きじゃない
めんや、評論家おことわりは、最低な主人公なのに、何故か同情してしまった。
どの作品も、ひりりとする毒を含みつつも、どこか可笑しさがあって、ラストも明るいのが良かった。
そんなバカな…と突飛な設定にくすくす笑いつつ、楽しめた。
Posted by ブクログ
日常にありそうでない、じっとり、でもヒリヒリ(たまにスカッと)する短編集。臨場感の高さが、具体的な人物を写生しているかのよう。
ラーメン屋の話、繰り返し読んじゃった。
Posted by ブクログ
「アッコちゃん」シリーズの印象が強くて、
柚木麻子さんは気楽に読める作家さん、
という認識だったけど、何故かずいぶん手こずった。
「パティオ8」はどこかで読んだことがある。
「覚醒するシスターフッド」が底本だと記載されていたので、そっちで読んだのかな?
「トリアージ2020」が好き。
Posted by ブクログ
テーマとタイトルには笑ってしまうけど、物語としてエンパワメントされるだけの結束を自分にとっては感じられなくて、そこがちぐはぐだったなと感じた。
Posted by ブクログ
他人から見えてる自分と
自分で思ってる自分と
本当の自分は 違うよねー
逆も然り
帯からスカッと爽快!を想像していたけど
ちょっともやっとしたかな
トリアージュが面白かった
Posted by ブクログ
どの話も過度にドラマチックではあるが、タイトルに反して良い意味で毒がない。
シニカル好きな私としては
『BAKESHOP MIREY’S』が一番しっくりきた。
「助けてあげたい」という特権階級側の独りよがりな万能感。それを、未怜がするりとかわし、心の中で嘲笑っているような強かさ。歩み寄っているようでいて、決定的に断絶している二人の温度差が、かえって滑稽で可笑しい。
感動するのではなく、その「噛み合わなさ」を眺めながら、少しだけ口角を上げて楽しむのがこの短編集の正しい作法な気がする。