プロフィール

  • 作者名:藻谷浩介(モタニコウスケ)
  • 性別:男性
  • 生年月日:1964年06月18日
  • 出身地:日本 / 山口県
  • 職業:研究員

東京大学法学部卒。コロンビア大学経営大学院修了(経営学修士=MBA)。『里山資本主義日本経済は「安心の原理」で動く』はNHK広島取材班と共同著書。『デフレの正体』、『実測!ニッポンの地域力』などの著書もある。

作品一覧

  • 日本の進む道 成長とは何だったのか
    3.9
    考え方を変えなければ、停滞は続く──。 人気解剖学者と『里山資本主義』の地域エコノミストが、ウクライナ戦争、コロナ禍が私たちにもたらすもの、必定といわれる南海トラフ後の日本の在り方を語る。 時代を生き抜くための異色対談。
  • 経済成長なき幸福国家論 下り坂ニッポンの生き方
    4.5
    1巻950円 (税込)
    低成長の「下り坂」の時代も、見方を変えれば「成熟した国家の高原状態」。潜在力をうまく活用すれば、活力のある社会は実現可能である。「競争社会」で埋没する「個」の能力こそ、ニッポンの潜在力に他ならない。「個」をベースにした「成熟国家」に向けて、ではまだこの国になにが足りないのだろうか? 人口減少に歯止めをかけた自治体の秘策とは?「東京だけは勝ち組」がウソである理由とは?低成長ニッポンの「国家論」と、下山の時代を生きるための「幸福論」を、平田オリザ、藻谷浩介両氏が徹底的に語り尽くした「幸福国家論」新登場! ※こちらの作品は過去に他出版社より配信していた内容と同様となります。重複購入にはお気を付けください
  • 世界まちかど地政学 90カ国弾丸旅行記
    4.3
    1巻999円 (税込)
    世界の面白い街の経済を地理と歴史で読み解く! 経済の現実から、日本の未来のヒントを探す旅。世界90カ国を踏破した「行動するエコノミスト」である著者がライフワークとする「世界ぶっつけ本番の旅行記」。行ってみて初めて分かる現実とは、テレビやネットに載らない世界経済の意外な姿だった。 ・低賃金のイメージが強いアイルランドは、実はイギリスの1.5倍も豊かである!・カリーニングラードなど第二次大戦後からロシアが占拠する軍事拠点があるため、北方領土の返還交渉は望みなし?!・軍隊を持たないパナマが独立を維持できる理由とはなにか?・空気の薄いラパスでは、富裕層ほど空気の濃い低い土地に住む?!土地の魅力あふれる「街」の成り立ち(歴史)と条件(地理)、そして日本との比較を通して、世界経済の今と未来を読み解く! ※こちらの作品は過去に他出版社より配信していた内容と同様となります。重複購入にはお気を付けください
  • 東京脱出論
    4.0
    「デフレの正体」「里山資本主義」の著者、 地域エコノミストの藻谷浩介と 島根県邑南町のスーパー公務員、 寺本英仁が語る アフターコロナを幸福に暮らすための「場所」「仕事」「生き方」論 高い家賃、狭い家、通勤ラッシュ、南海トラフ地震、 コロナのリスク、リストラ、孤独、無駄なマウンティング …それでも都市に住み続ける意味とは何か。 今、 田舎のほうが、暮らしに誇りが持てる世の中だ。僕は「地方の誇り=ビレッジプライド」だと考えている。これからは、消費に以前ほどの幸せは感じない時代が来るという。それよりも、働くことによって、自分の存在価値を示し、「ビレッジプライド」を自分の心の中に醸成していく時代に変化していっている。そして今こそ、人と人との交流や物流を支えるための「社会資本力」が必要な時期だと思う。地方には、都市部にはない繋がりが従来から残されている。この繋がりこそ、尊い地方の財産だ。―――寺本英仁 「コロナで日本が変わる」というが、本当だろうか。そうではないだろう。新型コロナウイルスが改めて教えてくれるのは、日本がどうにもこうにも「変わろうとしない社会」であるということだ。「日本が変わる」と他人ごとのように言っていないで、この機会に「自分を変える」というところに踏み出さないと、結局何も変わらないし、変えられない。日本が変わるのを待っているのではなく、先に「自分を変える」人が、日本人の中に1%だけでも出てくれば、その1%が、変われない日本を変えていく。―――藻谷浩介
  • コロナ後の世界を語る 現代の知性たちの視線
    3.4
    1巻850円 (税込)
    日本の未来はどうなるか――? 養老孟司 ユヴァル・ノア・ハラリ ジャレド・ダイアモンド 福岡伸一 ブレイディみかこ 角幡唯介 東畑開人etc. 22人の論客が示すアフターコロナの針路!朝日新聞大反響連載を書籍化新型コロナウイルスは瞬く間に地球上に広まり多くの命と日常を奪った。すべての人に平等に降りかかるこの感染症によって、社会は様変わりしてしまった。第2波の懸念も高まり、感染への恐怖が消えない中、私たちは大きく変容する世界をどう捉え、どのように考えればよいのか。現代の知性たちのパースペクティブを通し「コロナ後」を思考する糧を届ける。
  • 世界まちかど地政学NEXT
    4.2
    1巻1,018円 (税込)
    「博打好き」の中国資本によるラオスの都市開発から、格差最小富裕国ルクセンブルクの歴史的叡智まで―― 世界105カ国をわたり歩いてきた著者が描き出す、各国の地政学的ダイナミズム! ・高架上の遊歩道「ハイライン」にみるNYの都市再生 ・平和の配当に潜む毒饅頭、東ティモール ・テロの爪痕の残る国際リゾート地ニースを脅かす排外気分 ・高級モールとスラム以下の生活が混在する南米アスンシオン ・バルカンの火薬庫、歴史に見る戦争と平和の分かれ道とは? …etc 大好評『世界まちかど地政学』の第2弾。 日本の未来を照射する世界経済のリアルがここに。 目次 第1章 成長目指す貧困国 平和の配当に潜む毒饅頭 第2章 ニューヨーク・再生と格差拡大の現場 第3章 バルカンの火薬庫はいま:旧ユーゴとアルバニア 第4章 極小の公国から見える欧州の本質 第5章 レバノンとヨルダン・戦地真横でのかりそめの安寧
  • 子どもが増えた!~明石市 人口増・税収増の自治体経営(まちづくり)~
    3.0
    1巻1,078円 (税込)
    兵庫県明石市は、近年、子育て支援による子ども増・人口増・税収増で注目されている。市が掲げる「子どもを核としたまちづくり」「やさしいまちを明石から」が、聞こえのいいスローガンで終わらないのはなぜか? その要因は? 市民・市議会の理解は得られているのか? 理屈ではなく実践を積み重ねてきた市長と社会活動家が、自治体関係者、元官僚、研究者等の論客を迎え多面的に分析。住民が市長に本音をぶつける座談会も収録。
  • 「空き家」が東京を蝕む
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 人口は急減し、空き家は増え続けているというのに、都市部ではタワーマンションの建設ラッシュが止まらない。大都市の「空き家」問題は解決どころか拡大の一途だ。 やめられない、止まらない。産官民が共に作り出した「住宅過剰社会」の恐怖をひもとけば……。
  • 観光立国の正体
    4.2
    1巻902円 (税込)
    爆買い、インバウンド、東京オリンピック……。訪日外国人の急増とデフレの慢性化で、国策としての「観光立国」への期待が急速に高まってきた。しかし、日本のリゾート・観光地の現場には、いまだに「団体・格安・一泊二日」の旧来型モデルに安住している「地域のボスゾンビ」たちが跋扈している。日本を真の「観光立国」たらしめるには何が必要なのか。地域振興のエキスパートと観光のカリスマが徹底討論。
  • 和の国富論
    4.2
    1巻1,056円 (税込)
    なぜ競争しているのに生産性が落ちるのか。なぜ学力を上げてもリーダーが育たないのか。なぜ十分な富があるのに、貧困と格差が広がるのか。どうすれば市場原理と多様性・持続可能性が両立するのか。地域再生の現場で繰り返される対話から、「和力」という鍵概念が浮上する。「脱・競争」のまったく新しい成長戦略。
  • 戦後70年 歴史と未来
    1.0
    1巻220円 (税込)
    戦後70年間の日本経済を振り返れば、敗戦で焼け野原になった国土の復興に始まり、高度成長を経てバブルの発生と崩壊を経験、現在に至る。GDPは世界第2位まで大きくなり、1ドル=360円で始まった為替レートは70円台まで上昇、日本の経済力を世界に示した。しかしバブル崩壊以降は長引くデフレや人口減少などに苦しみ、かつての勢いはない。70年間の歴史を検証するとともに、今後30年の展望も示し、日本経済のあり方を考える。  本書は週刊エコノミスト2015年8月11・18日合併号で掲載された特集「戦後70年 歴史と未来」の記事を電子書籍にしたものです。
  • 藻谷浩介対話集 しなやかな日本列島のつくりかた
    4.3
    1巻1,056円 (税込)
    農業、医療、商店街、限界集落、観光、鉄道、まちづくり……地元から奇跡が始まっている! 地域再生の現場を知り尽くす著者を驚かせた7つの意外な“現場の智恵”とは? 「ゆるキャラ」「B級グルメ」路線とは正反対の発想法で、地元の誇りを大切にしながら、より永続的にコミュニティーの活力を生み出す「地元の経営学」。
  • 金融緩和の罠
    3.8
    1巻748円 (税込)
    アベノミクスでにわかに注目をあびる金融緩和政策。しかし、「日銀が大量にマネーを供給すれば、景気が回復する」というのは机上の空論だ。「失われた20年」をもたらした本当の理由を覆い隠し、かりそめのバブルを引き起こすだけではないか。しかも副作用の大きさは計り知れない。国債の信用喪失に始まる金融危機、制御困難なインフレなど、さまざまなリスクを第一線のエコノミスト・経済学者らが、哲学者と徹底的に討論。金融緩和の落とし穴を見極め、真の日本経済再生への道筋を描き出す!【目次】はじめに 萱野稔人/第一章 ミクロの現場を無視したリフレ政策 藻谷浩介×萱野稔人/第二章 積極緩和の長期化がもたらす副作用 河野龍太郎×萱野稔人/第三章 お金への欲望に金融緩和は勝てない 小野善康×萱野稔人/おわりに 萱野稔人
  • 里山資本主義 日本経済は「安心の原理」で動く
    4.1
    1巻858円 (税込)
    「社会が高齢化するから日本は衰える」は誤っている! 原価0円からの経済再生、コミュニティ復活を果たし、安全保障と地域経済の自立をもたらす究極のバックアップシステムを、日本経済の新しい原理として示す!!
  • 数字で読む「アベノミクスの空騒ぎ」
    -
    1巻110円 (税込)
    「安倍政権の金融緩和政策のおかげで、株価が上昇している」「アベノミクスで円安が進むと、輸出が増える」「株価が上昇し輸出が増えれば、景気もやがてよくなる」「景気がよくなれば、雇用も拡大する」「近年、日本企業は成長著しいアジア諸国との競争に負けつつある」――。巷でよく聞くこれらの言説は、どれも数字によって完全に否定されている。誰にでも手に入るデータから「事実」だけを鮮やかにきりとる、目から鱗の紙上講義!
  • デフレの正体 ──経済は「人口の波」で動く
    4.1
    1巻792円 (税込)
    「生産性の上昇で成長維持」というマクロ論者の掛け声ほど愚かに聞こえるものはない。現実は内需にマイナスに働いているからだ。「現役世代人口の減少」、日本の問題はここにある! 誤った常識を事実で徹底的に排す!!
  • 藻谷浩介さん、経済成長がなければ僕たちは幸せになれないのでしょうか?
    4.1
    1巻1,540円 (税込)
    私たちが充実した暮らしを送るには“右肩上がりの経済成長率”という物差しが本当に必要なのだろうか。むしろ個人の幸せを実感できる社会へと舵を切れないか? 日本全国の実状を知る地域エコノミスト藻谷浩介(『デフレの正体』)とコミュニティデザイナー山崎亮(『コミュニティデザイン』)の歯に衣着せぬ対談からヒントを得る!

    試し読み

    フォロー
  • 里山資本主義 日本経済は「安心の原理」で動く

    Posted by ブクログ

    里山資本主義 日本経済は「安心の原理」で動く
    著:藻谷 浩介
    著:NHK広島取材班
    角川新書 D-67

    ところとびとびになっているが、分かりやすかったです

    本旨は、20世紀を象徴する、「マネー資本主義」に対して、過疎地から、あたらしいスマートな、「里山資本主義」を立ち上げようです

    ふんだんに手にする木材がなぜ地域の豊さとつながっていないのか という問いから始まった

    気になったのは、以下です

    ■里山資本主義の原資

    1.木質バイオマス発電

    中国地方の山間部から、里山資本主義は誕生した
     ①製材所でもてあましていた、木くずをつかって、「木質バイオマス発電」を行うこと
     ②製材所の電力を

    0
    2024年06月01日
  • デフレの正体 ──経済は「人口の波」で動く

    Posted by ブクログ

    人口動態は経済成長に直結する。
    歴史と経済からこれからの世界が見えてくる。
    これからの世界の動きが楽しみだ。

    0
    2024年05月19日
  • 里山資本主義 日本経済は「安心の原理」で動く

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    「里山資本主義」の言葉を初めて聞いたが、とても魅力的な考えだと思った。今の社会はお金が最優先になっているけど、能登半島や東日本の震災のように、いざという時お金はただの紙切れとなってなんの役にも立たない。しかし、里山暮らしでは食べ物やエネルギーを自分達で自給した暮らしが可能なので、災害があってもあまり影響を受けない。もちろんお金は大事だからある程度稼ぐ必要はあるけど、里山の恩恵も利用する。出来ないことはお金に頼り、自給できるものは自給する。この二刀流の生活が1番基盤が強くて良い生き方だと思いました。自分も今ベランダ菜園をしておりゆくゆく田舎暮らしをする予定なので、とても参考になりました。お金だけ

    0
    2024年05月11日
  • 観光立国の正体

    Posted by ブクログ

    第一部は山田桂一郎が、地方・地域を活性化していくためにその魅力をどのように発信していくか、についてツェルマットの事例を出して説明している。観光だけ、イベントだけに頼るやり方ではなく、地域全体で取組む姿勢の重要性を説いている。これはこれでとても面白く、単なる地方創生の成功事例紹介というものではない。
    第二部は藻谷浩介との対談。こちらは日本でうまくいかなかった事例の原因のうち、特に日本特有と思われるものについて、会社員の愚痴っぽく語るのがすごくわかり易く入ってくる。観光事業について日本には資源はあるのにまだまだ活用できていないことがよく分かる。これを心配しながらも将来の伸びしろとして期待し、引き続

    0
    2024年04月25日
  • 日本の進む道 成長とは何だったのか

    Posted by ブクログ

    説明して分かってもらいたい藻谷浩介と、聞かれれば自分の考えを話すことはできるけど自分からはあまり能動的に発信しない養老孟司の対談本。2038年の南海トラフ巨大地震の話、循環再生で自足する話、教育の話。どれも単独で完結する話ではなくて、互いに関連している。その根っこには日本人の特性みたいなものがあって、理論と実践、中枢と現場の間にはいつまで経ってもチグハグさが残っている。日本は一度ご破産にしないと変われない国だから、南海トラフ地震に来てもらって、ご破産にするしかない、という養老孟司がたどり着いた説は少し逆説的だけど、きっとそうなのだろう。自分で対応するしかないと考えよ、ということなんだろうな。と

    0
    2024年04月18日

新規会員限定 70%OFFクーポンプレゼント!