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「博打好き」の中国資本によるラオスの都市開発から、格差最小富裕国ルクセンブルクの歴史的叡智まで――
世界105カ国をわたり歩いてきた著者が描き出す、各国の地政学的ダイナミズム!
・高架上の遊歩道「ハイライン」にみるNYの都市再生
・平和の配当に潜む毒饅頭、東ティモール
・テロの爪痕の残る国際リゾート地ニースを脅かす排外気分
・高級モールとスラム以下の生活が混在する南米アスンシオン
・バルカンの火薬庫、歴史に見る戦争と平和の分かれ道とは? …etc
大好評『世界まちかど地政学』の第2弾。
日本の未来を照射する世界経済のリアルがここに。
目次
第1章 成長目指す貧困国 平和の配当に潜む毒饅頭
第2章 ニューヨーク・再生と格差拡大の現場
第3章 バルカンの火薬庫はいま:旧ユーゴとアルバニア
第4章 極小の公国から見える欧州の本質
第5章 レバノンとヨルダン・戦地真横でのかりそめの安寧
Posted by ブクログ 2021年12月11日
おもしろ…
世界のいろんな地域を、まちかどを、そこに暮らす人々のいまを、歴史を絡めながらおしゃべりしてもらっているよう。
著者の知識が膨大すぎるので難しい箇所もたくさんあるが、それもまた「おしゃべり」の一興、みたいな。
『デフレの正体』の頃から、世間の空気に惑わされず自分の目で見て考えたことから自分...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年02月22日
本書は経済評論家の藻谷浩介氏が各国の”首都”を切り口にその国の状況を伝える「藻谷浩介の世界『来た・見た・考えた』」(毎日新聞WEB版に掲載)の連載を単行本化した第2弾です。
ビジネスで海外に行く事がない限り、私たちが外国を訪れるのは観光目的に限定されることがほとんどです。観光地を訪れたからと言って、...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年04月30日
著者の藻谷浩介(1964年~)は、日本政策投資銀行勤務を経て、日本総合研究所主席研究員を務める、地域エコノミスト。2010年発表の『デフレの正体』は2011年新書大賞第2位となり、販売部数は50万部を超えている。
本書は、著者がこれまでに訪れた世界105ヶ国での見聞・考察を、2017年4月から毎日新...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年12月25日
「地域エコノミスト」という肩書きを持つ著者による、目の付け所がフツーとは違う旅行記の第2弾。
旅に出るのも難しい昨今、こういった本でイメージを膨らませるのも楽しい時間でした。
本著は旅行記ながら、5章のそれぞれにテーマがあり、例えば第1章は「途上国問題」で、ラオス、東ティモール、パラグアイの3か国...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年07月08日
なかなか行けない国に弾丸旅行で訪れ、首都を歩いてその国の経済、社会について考えるという著者。たしかに数時間ほど首都を歩いたくらいではその国のことをわかるはずもないが、そこは著者も認識したうえで、自身のエコノミストとしての知見を活かしながら、さらにネットやガイドブックでその国の概況を調べているので、本...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年08月12日
デフレの正体や里山資本主義と言った国内に目を向けた一冊ではなく、世界に焦点を合わせた一冊。著者の世界旅行からその国で感じたこと宗教や歴史と言ったものを語る。
総じて感じたのは発展途上国ほど、外国資本の流入もあり貧富の差が激しくなったり、ひとが入らないショッピングモールを作り、国としての見かけの大き...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年04月17日
旅をしているような気分で読める、好奇心を満たしてくれる本。
ただ、一カ所に長く留まるような旅ではなく、次々と移動するので、深く味わうというよりも、テーマをもって確認してそれを満たすという「社会人旅」という感じ。象徴的なのは、空港ラウンジで一息。ビジネスクラスでの移動など、バックパッカーというよりも取...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年07月31日
羨ましい生活かも~ヴィエンチャン・東チモール・アスンシオン・ニューヨーク・ザグレブ・サラエヴォ・ポドゴリツァ・スコピエ・プリシュティナ・ティラナ・ルクセンブルク・アンドラ・モナコ・ニース・ベイルート・アンマン~東大卒でコロンビア大学院修了し、日本政策投資銀行の参事役を経て、日本総合研究所調査部主席研...続きを読む
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