爆買い、インバウンド、東京オリンピック……。訪日外国人の急増とデフレの慢性化で、国策としての「観光立国」への期待が急速に高まってきた。しかし、日本のリゾート・観光地の現場には、いまだに「団体・格安・一泊二日」の旧来型モデルに安住している「地域のボスゾンビ」たちが跋扈している。日本を真の「観光立国」たらしめるには何が必要なのか。地域振興のエキスパートと観光のカリスマが徹底討論。
Posted by ブクログ 2019年10月03日
最近、大阪と熊野を行き来して地方創生にも興味が出てきて、そこで著者の山田桂一郎さんの講演を聞いたことがきっかけで読むことにした。
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「地方創生のキーは観光だ」
海外旅行客が増加してきている今、インバウンドを利用した外貨獲得戦略として各自治体が観光に力を入れている。
し...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年08月11日
内容ですが、
1 観光立国のあるべき姿 山田桂一郎
第1章 ロールモデルとしての観光立国スイス
第2章 地域全体の価値向上を目指せ
第3章 観光地を再生する――弟子屈町、飛騨市古川、
富山県の実例から
第4章 観光地再生の処方箋
Ⅱ 「観光立国」の裏側 藻谷浩介×山田桂一...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年01月04日
この『観光立国の正体』で語られている内容の多くは、正しく「実は“判らない”ことを誰かが声を大にして言っていて、“仰せのとおり”とそれを進めようとしている人達も大勢居るが、考えれば考える程に“見当違い”で、一体どういう“程度”なのか?」というように要約してしまって差し支えが無い話題だと思う。
こういう...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年10月13日
地元のボスキャラに支配された有名観光地・旅行代理店と一緒に格安パッケージツアーで客をさばく、から、リピーターが長期滞在できる、住人が真の豊かさを感じられる魅力ある地域づくりへ。
定期的に届く情報誌には山のようにツアーが載っていて、パンフレットもたくさんついてくるのですが、行ってみたいと思えるのが殆...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年04月09日
氷見の寒ブリ、越前ガニ、秋田へしょっつる鍋とか、旬のもの食べに行くぞ!
というのがこの冬の旅のテーマだった。
なぜ、わざわざ遠くまで行って、それを食べに行こうと思うのか。
地元食材がブランディングされているからだ。
その努力を地元がしているからだ。
一方、廃れる観光地というのは、人が...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年12月29日
僕はかつては「観光立国なんて胡散臭い」と思っていた。しかし、藻谷氏の『デフレの正体』を読み、「人口減少で内需が縮小する日本においては、訪日外国人をいかに増やすかが重要」ということを知った。
そのうえで、『観光立国の正体』。
この本では、観光産業は単なるサービス業でなく、地域全体の「総合力」が問われる...続きを読む