竹田円の作品一覧
「竹田円」の「ジャカルタ・メソッド 反共産主義十字軍と世界をつくりかえた虐殺作戦」「偽情報と独裁者 SNS時代の危機に立ち向かう」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「竹田円」の「ジャカルタ・メソッド 反共産主義十字軍と世界をつくりかえた虐殺作戦」「偽情報と独裁者 SNS時代の危機に立ち向かう」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
ドゥテルテ前大統領がInternational Criminal Courtの発付した逮捕状により逮捕されたニュースを受けて、長らく読みたい本リストに入っていた本書を読んでみることにした。
序文を書いているアマル・クルーニーは、本文中にも登場するが、ジョージ・クルーニーの妻であり、弁護士をしているらしい。ジョージ・クルーニーがアメリカ民主党のパトロンであるのは有名な話だが、迫害されているジャーナリストの支援をしていることは知らなかった。
本文は著者の生い立ちから始まる。やや退屈にも思える記述が続くが、著者の人生経験により形成された価値観やパーソナリティがドゥテルテ側の者たちとの闘いにも影響し
Posted by ブクログ
【周囲の世界に対するアメリカの無関心ぶりには、長く、立派な前科があるのです】(文中より引用)
冷戦期のインドネシアやブラジルで起きた「反共産主義」に対する大規模な弾圧事件を指弾するとともに、丹念に証言と資料を集めることにより、当時の人々の経験を読者に呼び起こす作品。著者は、「ワシントン・ポスト」等で勤務をした経験を持つヴィンセント・ベヴィンス。訳者は、スラブ文学を専攻する竹田円。原題は、『The Jakarta Method: Washington's Anticommunist Crusade and the Mass Murder Program That Shaped Our
Posted by ブクログ
本書の第1章「あらたなアメリカの時代」でアメリカが介入したイタリアの選挙について、1度だけ参考文献として挙げられているウィリアム・ブルム著『アメリカ侵略全史』(作品社、2018)は、世界各地でのアメリカの蛮行の数々を、いわば時系列上の点として描き出した画期的な書だった。
本書は、『アメリカ侵略全史』でも取り上げられていたグアテマラで、多くの民衆の支持を集めていた比較的穏健な政権を、アメリカがCIAや、クオリティ・ペーパーとして有名なタイム、ニューズウィークなどを使って大々的なキャンペーンを行い、失脚させていった様子を記述している。
グアテマラの政権の行く末を、インドネシア共産党(PKI)の機関