柚木麻子のレビュー一覧

  • 魔法使いの心友 1

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    香魚子さんの新作は、原作付きの魔女っ娘もの。いちおう小中学生の女子向けの漫画を装いつつ、大きなお友達が喜びそうな倒錯した世界観が素晴らしい。美形の魔女が「よくぞご無事でプリンセス!」と跪くシーンは、もはや百合にしか見えない(BLでいうところの「主従」だね)。名門中学でのいじめ(親が元モデル)という時事的なテーマが描かれていたりして、第1巻から見どころがいろいろあって良かった。(K木瞳の娘@A山学院中等部 が週刊誌に出てきたのは、この漫画が掲載された後だと思うが…)

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    2012年10月07日
  • 魔法使いの心友 1

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    柚木麻子さん×香魚子さんとの事で、やはり女の子の内面描写が非常にリアルでぐさりと刺さる物がありました。
    どうしても人と比べてしまってその優劣に嫉妬心や劣等感を抱いてしまうもので、秤にかけずに人と付き合っていく事は中々に難しい。だから、完璧に近い魔法少女と平凡な女の子が対等に付き合っていくのはつらいものだと思う。
    それに加えて恋愛関係の縺れという王道ながらに厳しい展開も織り交ぜて、今後二人の関係がどう変化していくのかを見守っていきたい次第です。

    絵は昔よりは大分少女漫画向けになっていますが、安定して綺麗です。

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    2012年10月03日
  • BUTTER(新潮文庫)

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    性と食は密接に結びつき、欲望と背徳感を感じさせる描写が生々しかった。女同士で信頼を育み、逞しく生きていく希望の物語にも感じた。
    カジマナが教えるバターの料理の数々は、いつか口にしてみたいと思う。

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    2026年02月08日
  • 奥様はクレイジーフルーツ

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    ネタバレ

    夫婦仲は良いのにセックスレス。
    この若さで早くもセックスレスは気の毒だけど、大抵は出産育児を経て減っていくのが一般的と私は思っている。

    この二人は仲が良い分、外で対策することもできない。
    最後には、環境を変えて道具を使ってやることに、未来を見出す。なんとなく、希望が出てくる終わり方だった。

    女性は出産のタイムリミットもあるので、男性よりもとても深刻な悩みとなる。

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    2026年02月08日
  • BUTTER(新潮文庫)

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    バターが食べたくなる小説。
    読書のおともに、醤油とバターをお餅にかけて食べた。

    実際に起きた事件と木嶋佳苗という人物が衝撃的過ぎたのもあり、同じようなインパクトを期待して手に取ったのだが、ちょっと期待しすぎてしまった感じだった。

    序盤は面白かったが、中盤から後半にかけてはあまり楽しめなかった。男性を虜にする梶井真奈子の魅力が最後までよく分からなかった。

    ラストも無理やりハッピーエンドっぽく終わらせた感が否めなくて、いまいち納得できなかった。

    生きづらい世の中を強く生きていく女性、というテーマは柚木麻子さんらしい。読み手に読ませる文章表現も素晴らしいと思った。

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    2026年02月07日
  • あいにくあんたのためじゃない

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    「アッコちゃん」シリーズの印象が強くて、
    柚木麻子さんは気楽に読める作家さん、
    という認識だったけど、何故かずいぶん手こずった。

    「パティオ8」はどこかで読んだことがある。
    「覚醒するシスターフッド」が底本だと記載されていたので、そっちで読んだのかな?
    「トリアージ2020」が好き。

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    2026年02月06日
  • あいにくあんたのためじゃない

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    ラーメン評論家は、こういう奴いるいる!となって、マダムのお店は確かにそういうお店あるなぁと、不思議な気持ち

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    2026年02月06日
  • BUTTER(新潮文庫)

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    ネタバレ

    文章のところどころ、文学的な表現が多くてどういう意図なのか考えさせられる。考え始めると読み進められないので読むのに時間がかかりました。こういう文章をスラスラ読めるようになりたいなぁ。。
    料理の味は食欲をそそられるような表現が多く、バター使いのラーメン、七面鳥が食べたくなりました。

    前半〜中盤は、自分の軸を持っていて傲慢なカジマナに惹かれていく主人公。しかし後半になるにつれてそれは寂しさの裏返しだと分かっていく。親友や理解のある仲間を持つ主人公に対して、同性の友達を作りたくても作れないカジマナ。両極端にいる2人がお互いに惹かれ合うが、最後はカジマナの嫉妬?により、どん底まで突き落とされてしまう

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    2026年02月05日
  • BUTTER(新潮文庫)

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    面白かった。男は決して凌駕しないこと。これが男が女に惚れるメカニズムだとカジマナは言っていた。SNSでもそう言った意見は目立つし私自身も、簡単に人間関係を築きたいならその方法が1番いいと思う。でも、その方法だとお互いのこと全く知ることが出来ない。お互いに自分の汚いところを見せていかないと信頼関係は作れないんじゃないと思う。カジマナは今まで友達を作れなかった、誰も話を聞いてくれなかったからそこに気づくことが出来なかったんだな。最後まで改心しないところがリアルでいいと思った。

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    2026年02月05日
  • BUTTER(新潮文庫)

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    婚活サイトを通じて出会った男性3人に対する殺人の嫌疑がかけられている女性の生い立ちや殺人に至るまでの動機をバリキャリの女性記者が追う話。

    2010年ごろ実際に起きた事件をベースにしていて、事件を起こした女性は若くもなければ太っていて美しくもないわけなんですけが、その女性がどうやって男性を魅了したのだろうという点で当時結構注目を浴びていました。

    そういった観点からルッキズムの問題を中心に女性として働くことの難しさなどシリアスな社会問題を取り上げている。

    まぁそんなシリアスな面もありつつ、とにかく食の描写が素晴らしく、読んでいてひたすらお腹がすく小説だった。

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    2026年02月05日
  • BUTTER(新潮文庫)

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    ネタバレ

    読んでる間は結構しんどいなって思うことが多かったです。

    誰かと比較したり、体型のこと言われたり、根も葉もないことを言われたり。一度は心当たりがあるようなことが多く出てきて、心理描写が妙にリアルで、それがとてもしんどかった。

    でも主人公やその周りの登場人物達が、どんどん自分の道を見つけて、問題を抱えながらも自分の決めた道を生きていく姿に救われた気がします。
    悩みは尽きることがないけど、人と人が支え合うことの大切さ、大切にしてくれる人がいる素晴らしさを改めて教えられた気がします。

    読みながら、結構気持ち的には主人公に引っ張られてたなと思います。
    序盤は梶井って女にすごく引かれたというか、やば

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    2026年02月05日
  • BUTTER(新潮文庫)

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    勝手にどんでん返し系だと思っていたので、ちょっと拍子抜け。続きも気になり、スラスラ進められたが、最終的にダイバーシティ全開なのがあまり好みではなかった。ただ、面白くはあった印象。

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    2026年02月04日
  • BUTTER(新潮文庫)

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    話題作。
    読みながら料理の温度感、様々な匂いを感じるほどの表現力が素晴らしい。
    ストーリーよりも感情の変化や描写、表現を楽しめる小説でした。

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    2026年02月04日
  • らんたん(新潮文庫)

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    津田梅の一生。新渡戸稲造、野口英世からマッカーサーまで、偉人達がたくさん。とてもエネルギッシュな人でした。

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    2026年02月04日
  • 本屋さんのダイアナ

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    この本を読見終えたものの、感想が書けずにいた。
    私は母から大事な事を教わらなかったからだ。
    架空の人物と比較するのもおかしいが、ティアラさんや貴子さんが魅力的でならないのだ。

    正直、ティアラさんに対して思う事は沢山ある。
    (理由があるとはいえ)小さいうちから娘に髪を染めさせたり彼氏がコロコロ変わったり。
    なにより「大穴」という名前もありえない。 

    でも、彼女からしたら「ティアラ」で生きる事が処世術で、自分を偽りなく守れる姿なのかもなぁと思った。

    この本を読んで色々な事を思い出した。
    周りより少しだけ早く初潮が来た事、私立中学を受験した友人の事、お受験させた友人のお母さんを逆恨みした事、親

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    2026年01月31日
  • 終点のあの子

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    オーディブルで。デビュー作『フォーゲットミー、ノットブルー』を含む四篇。私立のエスカレーター式の女子高で、その他大勢の一人だったキヨコは、高校から入ってきた一風変わった女の子、アカリの、ちょっと変わった家庭環境(父は写真家、父の彼女と同居)、言いたいことを言う自由奔放な性格に、ぐいぐい惹かれてゆき、それまで自分の属していたグループをつまらないと敬遠するようになる。アカリと特別な関係を結びたいキヨコ。が、アカリは誰とも特別にならない特別な子で、その本心を知ってしまい、自分の手に入らないことに苛立ち、クラス中で虐めにかかる。続く三編は、その女子校仲間の、それぞれの視点から。全ての話に、他人と比較し

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    2026年01月27日
  • 早稲女、女、男

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    早稲女的には読みたいような読みたくないような、複雑な気持ちだった本。学生時代には大学内の本屋で見かけても避けてましたが、『BUTTER』以来柚木さんの本に興味があり、手に取ってみました。

    柚木さんの一貫したテーマである「女同士の友情」がこの作品でもテーマになっていました。
    今どき早乙女香夏子のようにすっぴんでデニムにTシャツの早稲女は天然記念物だと思うけど、酒豪だけど根は真面目で頼れる早稲女は今も昔もたくさんいると思う。

    序盤、早稲女の描写がコテコテすぎて胸焼けしそうだったんだけど、その原因は早乙女香夏子にあるのではなくて、早稲田の女子を「早稲女」という枠に押し込めようとする周りの男たちに

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    2026年01月25日
  • あいにくあんたのためじゃない

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    テーマとタイトルには笑ってしまうけど、物語としてエンパワメントされるだけの結束を自分にとっては感じられなくて、そこがちぐはぐだったなと感じた。

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    2026年01月25日
  • 早稲女、女、男

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    ワセジョの生態がその通りと納得できる部分が多くて面白い。初版平成27年、令和のワセジョはまた違うんだろうな。

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    2026年01月24日
  • コロナ後の世界を語る 現代の知性たちの視線

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    コロナ後になって、あの日々を折に触れて思い返す。ほんとに大変だった。その最中に発信するのは、かなり勇気や覚悟がいる部分もあっただろうと思う。よく読んでいる著者たちの、その時の考えを読めたのは、貴重だなと思う。

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    2026年01月21日