柚木麻子のレビュー一覧

  • 名作なんか、こわくない

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    あなたに寄り添い力を与える名作の主人公たち.柚木さんの体験も挟みながらの巧みなストーリー紹介とここぞという描写や決め台詞の抜粋.読んだ本はもちろん読んでない本も友達になれるような本案内,お見事です.また柚木さんのエッセーとしてもとても面白かった.

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    2021年02月23日
  • 名作なんか、こわくない

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    古典文学、教科書で名前を聞く名作。いつか読んでみたいと思いつつ、タイトルしか知らないからどれから手を出せばいいのかわからない。どれも大作なので、中身もよく知らずに手を出すのがためらわれる。
    私はそんな風に思うことが多いが、勇気を出して名作を読んでみると面白さに目からウロコ、ということもまた多い。
    たまに自分にもあわない本もあるけれど、だからと言って名作に手を出さずにいるのはもったいない。
    本書では、小説家の筆者がいきいきとした筆致で、フランス・日本・イギリス・アメリカの古典的名作を紹介するエッセイであり、私のように「どの本を読もうかな?」と悩む方にとっては頼りになる指針になるだろう。
    私はこの

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    2021年02月02日
  • ねじまき片想い

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    さらっと読める
    いろんな片思いがある
    宝子ちゃんの水上バス通勤すげ!と思ったけど、直後に重たっ!!と思った

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    2020年12月14日
  • コロナ後の世界を語る 現代の知性たちの視線

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    誰もが気になっているだろうし、自分も気になっているコロナ後の社会。それを考えるヒントになりそうだと思って読んでみた。

    読んでみて、やはりコロナ後の世界は誰にもわからないのだという、当たり前だけれどちょっとホッとする自分なりの結論。でも、少なくともコロナ以前に戻ることはないし、新しい社会を作り上げる(あるいは、遠い未来に実現するはずだった社会を、少し近い未来に実現する)ことになるのだろうという予測はたった。

    その時に、どんな未来が待っているのか、自分はその未来でどのように立ち振る舞うのかを、いま考えなければならないという感覚を持った。

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    2020年11月14日
  • コロナ後の世界を語る 現代の知性たちの視線

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    某所読書会課題図書.養老さんとブレイディみかこさんに出てきたブルシット・ジョブとキーワーカーの対比、世界レベルのアイデンティティの創造(p71)、政府とIT企業の連携で見えてくる世界(p77)、国家を超える連帯の必要性(p87)、リベラル層が強権発動を言い募る危うさ(p99)、ケア階級の再認識(p133)、人と会うことの暴力性(p142)、指定感染症への指定とその後の対応(p173)などなど、考えさせられる視点が多かった.

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    2020年10月24日
  • 早稲女、女、男

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    早稲田の女子学生=早稲女の早乙女香夏子は、身を飾ることに興味がないけど美人でサッパリした性格。留年を続ける生活力のない彼氏長津田とはうまくいっていない。出版社から内定が出ると先輩から交際を申し込まれた。香夏子の高校からの友達や彼氏を取られた人など彼女を巡る連作短編集。

    早稲田の女はこうこうと決めつける事に若干の違和感を覚えなくもないけれと、話はかなり面白かった。ストレートなラブストーリーとして。

    裏表がなく本音に生きる香夏子がとても魅力的。彼女に対する女性の嫉妬やコンプレックスが沢山詰め込まれてる。連作としても上手。

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    2020年08月30日
  • ランチのアッコちゃん

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    いま、オススメ♫

    読んでるうちに、美味しいランチに行きたくなりました。
    登場するお店がホントにあったら!
    最後のおはなしは、自分にも何か新しいことができるんじゃないかと、元気付けてくれるような…栄養ドリンクのような作品です。

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    2020年03月27日
  • 3時のアッコちゃん

    ネタバレ

    2番目の話がよかったです。「目的地は一つでも、ルートは一つじゃない」という言葉が耳に残りました。明海の会社に乗り込んでいって、ウザい高橋っておっさんに堂々と名乗るアッコさんはカッコいいなと思いました。最後の話はちょっとゴチャゴチャしてて、あまりよく意味が分かりませんでした。

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    2019年11月20日
  • ランチのアッコちゃん

    購入済み

    ランチのアッコちゃん

    元気が出る!仕事やる気になれる!
    和田アキ子さんを思い浮かべながら(笑)読みました。楽しくて一気に読みました!

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    2019年04月03日
  • 名作なんか、こわくない

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    この作家さん、朝井リョウさんのエッセイの中で名前を知っていて初読。名作と言っても、女性とくに文学少女向けです。

    紹介文に挿しこまれる日記めいた部分がかなり笑えたり、同意できなかったり、頷けたりもします。基本、女性作家はファムファタルや悪女大好きなんだよなあ。女性作家の小説が苦手な理由がなんとなくわかりました。

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    2018年11月08日
  • 名作なんか、こわくない

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    ​​​日常に忙しいといいつつも、暇を見つけては読書してしまうのが本好きのサガ
    5~6月と荷物を片付けつつ9冊・・・

    「信兵衛」さんの「読書手帖」に「面白いなあ、おもしろいなあ」との感想から
    「そうなんだ~~」と興味を持って柚木麻子作品を3冊ほど、そのひとっ

    『名作なんかこわくない』
    本好きは名作といわれている本たちがずらりと並ぶと、とても喜ぶのは間違いない
    「あ、これ読んだ」「名作かな?これ!」「うむうむ、まだ読んでないのがあったぞ」
    なんてね、チェック入れたりして楽しむ

    「キラキラもギラギラも、すべて名作に詰まっている。」
    なるほどね、しかつめらしく名作を解説していない、文章が若いし

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    2018年10月13日
  • 名作なんか、こわくない

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    柚木麻子さんといえば、「ランチのアッコちゃん」で見事「みそ屋大賞」の第1回大賞受賞だし、そのあとも「本屋さんのダイアナ」でも受賞。ってことで、米五とは切っても切れない作家さんですが、昨年期待した「Buttrer」はちょっと苦手でした。

    今回は古今東西の名作を紹介したエッセイです。これが結構面白いって言うには、そこに書いての日常があるから。名作の紹介なんだけど、日常の生活の中でこの作品の立ち位置をとらえているような。このエッセイを読むと名作を読みたくなるのは、現代の社会に照らし合わせた世界があってのことって気分になります。

    この57冊の紹介の中で読んだ本は2冊くらいですけど(笑)、「女の勲章

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    2018年08月14日
  • 名作なんか、こわくない

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    面白かった。語り口が軽いのでサクサク読める。
    紹介された本、全部読みたくなってしまった。

    柚木さんは女の生き様や女の関係に強い興味のある人。
    本のチョイスから、彼女が女性に対して思うままにのびのびと生きて欲しいという考えが感じられて良いです。

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    2018年06月14日
  • 名作なんか、こわくない

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    ネタバレ

    柚木さんの読書エッセイ。
    オススメ本と共に柚木さんの人となりが分かって面白かった。
    柚木さんは中学・高校が女子高出身と聴き、どうりで…と納得していたら、後で、周囲の人からよく納得されるとありまたまた大納得。

    そんな柚木さんのオススメ本は女性が主人公の作品が多い。
    しかも世間の常識に囚われない個性的な女性が多いように思った。
    妙に自信満々で世間に対して果敢に挑む「強い」女性達。
    「意地悪、怖いと言われる女性のどこかに私はいつもユーモアや人間味を感じてしまう」と書いておられるように、一般的には避ける人も多い女性同士のドロドロした関係も柚木さんは楽しんでおられる。
    王子様から魔法をかけて貰うのでは

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    2018年06月11日
  • 名作なんか、こわくない

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    ネタバレ

    柚木麻子さんの世界の名作紹介とエッセイ。

    読んだことがない本ばかりだけれど、そして外国の小説は苦手なんだけど
    (人の名前や地名が覚えられなくて)
    読んでみたくなる本がたくさんありました。

    柚木さんの小説に出てくる主人公は結構キャラが強いんだけれど…
    その中に柚木さんの一部が入っているのかなと勝手に思っていたけれど…
    豊富は読書量や読み方捉え方から成り立ってるのかなと思いました

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    2018年04月04日
  • 魔法使いの心友 2

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    【あらすじ】
    魔美坂リサの魔界のプリンセス探しを手伝うことになった楠そよ。何でもできて美しいリサに憧れや、複雑な気持ちを抱きながらも仲良くなっていく。憧れだった涼平先輩と急接近したそよ。しかしリサが目的だったと知り落ち込む。リサへの黒い感情から、そよは抜けだし友情を復活させられるの…? 一方、リサは変化した涼平に惹かれていく。魔女が人間に恋することは禁じられて…。そして魔界のプリンセス候補は意外なところに…!?

    【感想】

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    2018年04月03日
  • 魔法使いの心友 1

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    【あらすじ】
    楠そよは、目立たないが自他共にみとめる「いい子」としてすごす中学2年生。生徒会長で人気者の涼平先輩に憧れを抱いている。しかし、万能だけど空気が読めない美少女・魔美坂リサが転校してきてから、そよの生活は一変する。実はリサは魔界から、ある目的のためにやってきた魔女だった! リサの手助けをすることになったそよは、初めて知る自分の感情に直面していく。そして、そよは魔女の親友になれるの…?

    【感想】

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    2018年04月03日
  • 名作なんか、こわくない

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    世界名作全集に載るような本にはどうしても苦手意識があってつい避けてしまいがちだったけれど、このエッセイを読んでとても興味が湧いた。今更だけど読んでみようかな。

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    2018年03月10日
  • 名作なんか、こわくない

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    これまでおよそ読んでこなかったフランス文学をはじめとする、名作揃いの世界文学。時代ごとに女性の描き方は違えども、女性は女性。その辺りを柚木さんは見事に捉えていらっしゃる。上流階級の女性、貧しさと差別の中で生きる女性、女同士の確執などなど。正直取り上げられたフランス文学やイギリス文学にはあまり惹かれなかったけれど(翻訳の文体に馴染めなかった覚えがあります。)大人になったローラ・インガルス・ワイルダーについては、私も愛読したので面白かった。これは翻訳でも読めたんだよね。

    ここにある日本の小説はまあまあ読んでいたのですが。
    感性が光ることばにもハッとさせられます。
    「人間の本質をえぐるのではなくサ

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    2018年03月08日
  • 名作なんか、こわくない

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    あ~面白かった!
    20代の頃は岩波文庫を読み漁っていたなと懐かしむ。
    そっかフランス文学が私は好きだったのか、と。
    本棚に静かに眠っているその子たちを、また取り出してみようかと思う。

    読んでない日本文学もチェックしつつ、新訳版の「風と共に去りぬ」も読みたいかも。

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    2018年02月26日