柚木麻子のレビュー一覧

  • さらさら流る

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    あらすじから、主人公の奮闘記になるのかと思っていましたが、そこまでではなく自らの画像が消されるまでの心情を描いている物語でした。しかし画像を見つけた時のショックや元カレの男に対する思いの変化、さらにその男側からの視点やそこから現れる男の複雑な過去も描かれていて、面白かったです。特にもこの物語を印象づけたのが、主人公の友人の存在だと思います。あまりにも正論が強く、個人的には少し「うっ」と拒絶反応が出かけてしまう程でもありましたが、これほど強烈な正義感と友達を思うからこその言動が主人公の行動、さらにはこの物語全体の推進力になっているなと感じました。扱う題材としてはややデリケートなことかもしれません

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    2021年11月28日
  • 名作なんか、こわくない

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     どちらかというと、名作の中でも皆がこぞって読むメジャーどころは少なめだった印象(特にフランス文学)。未読のものが多かったが、私のバイブル『若草物語』や今年1の『一九八四年』など既読本の感想に共感できたため、本書を取っ掛かりに読みたい本が増えた。いつか読みたい『風と共に去りぬ』『嵐が丘』『大いなる遺産』はもちろん、『居酒屋』『ナナ』『危険な関係』『赤と黒』『花物語』を読んでみたい。

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    2021年09月05日
  • 注文の多い料理小説集

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    料理をテーマにしたアンソロジー。
    女性作家ばっかりかなと思ったけど、中村航さんは男性かな?色んなテイストの作品が詰まっていて、美味しくて嬉しいアンソロジーでした。

    以下お気に入り作品。
    柚木麻子「エルゴと不倫鮨」
    不倫を嗜む男たちの隠れ家的鮨屋に、明らかに場違いなくたびれたおばさんが襲来する。そのおばさんはなぜかとても料理に詳しく、次々と美味しそうなオリジナル創作鮨をオーダーしはじめ…まさにタイトル通り注文の多い料理小説。ラストのオチも痛快でよい。

    伊吹有喜「夏も近づく」
    悠々自適な田舎暮らしをしている主人公が、兄から半ば押し付けられる形で甥っ子を預かることに。田舎の豊かな自然と触れ合うこ

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    2025年05月20日
  • 私にふさわしいホテル

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    主人公の中島加代子の演技力や行動力、
    発想力などがおもしろすぎて、たまらんかったー笑
    ちょっとアッコちゃんに通じるものがあるかもー。

    売れない小説家の加代子がどうやったら、
    売れるか!!と試行錯誤しまくる。
    発想力がヤバすぎて、一気に読めてしまったよー。

    所々で、本物の作家さんの話も出てきたりして、
    「本当にこの作家さんはこんな感じなの?」と
    面白おかしく読めちゃったー。
    アッコちゃんと同じで、元気の出る本だなぁー。

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    2021年07月01日
  • コロナ後の世界を語る 現代の知性たちの視線

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    コロナ後の未来のお話が1年経った今も現在進行形の状況でもフィットする内容でした。専門分野の方達がそれぞれの違った視点で社会とパンデミックの関わり合いがとても参考になりました。今後さらに深掘りしたいですね。

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    2021年06月15日
  • 本屋さんのダイアナ

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    カッコいい女性たち

    柚木さんの描く女性は、みんな何だかカッコいいなぁ。いろいろな生き方の女達が出てくるけど、どの生き方も憧れる。
    もちろん、格好良い男性もチラホラ出てくるけど、女性たちはみんな強くて、みんな主人公みたい。

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    2021年05月12日
  • 残業バケーション/運命の人はどこですか?

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    ネタバレ

    6人の女性作家が書いた短編集。普段読まないタイプの本だけど、先週のZoom飲み会で友人が紹介してくれたので読んでみました。

    正直、西加奈子さんの話はイマイチだったけど、それ以外はそれぞれが全然違うテイストですごく面白かった!そこまで恋愛要素強めでも無いし、恋愛モノに興味無い人も楽しめる作品だと思います♪

    柚木麻子さんのは、段々相手の事を好きになっていくドキドキ感が伝わってすごく面白かった。この話を一番最後に持っていくところに編集者のセンスも感じました♪1話目の飛鳥井千砂さんの「あれ?こういうテイスト??」もなかなかスパイスが効いてて面白かったし(笑)、一番本のタイトルに近い彩瀬まるさんのは

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    2021年03月11日
  • 名作なんか、こわくない

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    あなたに寄り添い力を与える名作の主人公たち.柚木さんの体験も挟みながらの巧みなストーリー紹介とここぞという描写や決め台詞の抜粋.読んだ本はもちろん読んでない本も友達になれるような本案内,お見事です.また柚木さんのエッセーとしてもとても面白かった.

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    2021年02月23日
  • 名作なんか、こわくない

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    古典文学、教科書で名前を聞く名作。いつか読んでみたいと思いつつ、タイトルしか知らないからどれから手を出せばいいのかわからない。どれも大作なので、中身もよく知らずに手を出すのがためらわれる。
    私はそんな風に思うことが多いが、勇気を出して名作を読んでみると面白さに目からウロコ、ということもまた多い。
    たまに自分にもあわない本もあるけれど、だからと言って名作に手を出さずにいるのはもったいない。
    本書では、小説家の筆者がいきいきとした筆致で、フランス・日本・イギリス・アメリカの古典的名作を紹介するエッセイであり、私のように「どの本を読もうかな?」と悩む方にとっては頼りになる指針になるだろう。
    私はこの

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    2021年02月02日
  • ねじまき片想い

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    さらっと読める
    いろんな片思いがある
    宝子ちゃんの水上バス通勤すげ!と思ったけど、直後に重たっ!!と思った

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    2020年12月14日
  • コロナ後の世界を語る 現代の知性たちの視線

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    誰もが気になっているだろうし、自分も気になっているコロナ後の社会。それを考えるヒントになりそうだと思って読んでみた。

    読んでみて、やはりコロナ後の世界は誰にもわからないのだという、当たり前だけれどちょっとホッとする自分なりの結論。でも、少なくともコロナ以前に戻ることはないし、新しい社会を作り上げる(あるいは、遠い未来に実現するはずだった社会を、少し近い未来に実現する)ことになるのだろうという予測はたった。

    その時に、どんな未来が待っているのか、自分はその未来でどのように立ち振る舞うのかを、いま考えなければならないという感覚を持った。

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    2020年11月14日
  • コロナ後の世界を語る 現代の知性たちの視線

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    某所読書会課題図書.養老さんとブレイディみかこさんに出てきたブルシット・ジョブとキーワーカーの対比、世界レベルのアイデンティティの創造(p71)、政府とIT企業の連携で見えてくる世界(p77)、国家を超える連帯の必要性(p87)、リベラル層が強権発動を言い募る危うさ(p99)、ケア階級の再認識(p133)、人と会うことの暴力性(p142)、指定感染症への指定とその後の対応(p173)などなど、考えさせられる視点が多かった.

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    2020年10月24日
  • ランチのアッコちゃん

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    いま、オススメ♫

    読んでるうちに、美味しいランチに行きたくなりました。
    登場するお店がホントにあったら!
    最後のおはなしは、自分にも何か新しいことができるんじゃないかと、元気付けてくれるような…栄養ドリンクのような作品です。

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    2020年03月27日
  • 3時のアッコちゃん

    ネタバレ

    2番目の話がよかったです。「目的地は一つでも、ルートは一つじゃない」という言葉が耳に残りました。明海の会社に乗り込んでいって、ウザい高橋っておっさんに堂々と名乗るアッコさんはカッコいいなと思いました。最後の話はちょっとゴチャゴチャしてて、あまりよく意味が分かりませんでした。

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    2019年11月20日
  • ランチのアッコちゃん

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    ランチのアッコちゃん

    元気が出る!仕事やる気になれる!
    和田アキ子さんを思い浮かべながら(笑)読みました。楽しくて一気に読みました!

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    2019年04月03日
  • 名作なんか、こわくない

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    この作家さん、朝井リョウさんのエッセイの中で名前を知っていて初読。名作と言っても、女性とくに文学少女向けです。

    紹介文に挿しこまれる日記めいた部分がかなり笑えたり、同意できなかったり、頷けたりもします。基本、女性作家はファムファタルや悪女大好きなんだよなあ。女性作家の小説が苦手な理由がなんとなくわかりました。

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    2018年11月08日
  • 名作なんか、こわくない

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    ​​​日常に忙しいといいつつも、暇を見つけては読書してしまうのが本好きのサガ
    5~6月と荷物を片付けつつ9冊・・・

    「信兵衛」さんの「読書手帖」に「面白いなあ、おもしろいなあ」との感想から
    「そうなんだ~~」と興味を持って柚木麻子作品を3冊ほど、そのひとっ

    『名作なんかこわくない』
    本好きは名作といわれている本たちがずらりと並ぶと、とても喜ぶのは間違いない
    「あ、これ読んだ」「名作かな?これ!」「うむうむ、まだ読んでないのがあったぞ」
    なんてね、チェック入れたりして楽しむ

    「キラキラもギラギラも、すべて名作に詰まっている。」
    なるほどね、しかつめらしく名作を解説していない、文章が若いし

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    2018年10月13日
  • 名作なんか、こわくない

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    柚木麻子さんといえば、「ランチのアッコちゃん」で見事「みそ屋大賞」の第1回大賞受賞だし、そのあとも「本屋さんのダイアナ」でも受賞。ってことで、米五とは切っても切れない作家さんですが、昨年期待した「Buttrer」はちょっと苦手でした。

    今回は古今東西の名作を紹介したエッセイです。これが結構面白いって言うには、そこに書いての日常があるから。名作の紹介なんだけど、日常の生活の中でこの作品の立ち位置をとらえているような。このエッセイを読むと名作を読みたくなるのは、現代の社会に照らし合わせた世界があってのことって気分になります。

    この57冊の紹介の中で読んだ本は2冊くらいですけど(笑)、「女の勲章

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    2018年08月14日
  • 名作なんか、こわくない

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    面白かった。語り口が軽いのでサクサク読める。
    紹介された本、全部読みたくなってしまった。

    柚木さんは女の生き様や女の関係に強い興味のある人。
    本のチョイスから、彼女が女性に対して思うままにのびのびと生きて欲しいという考えが感じられて良いです。

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    2018年06月14日
  • 名作なんか、こわくない

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    ネタバレ

    柚木さんの読書エッセイ。
    オススメ本と共に柚木さんの人となりが分かって面白かった。
    柚木さんは中学・高校が女子高出身と聴き、どうりで…と納得していたら、後で、周囲の人からよく納得されるとありまたまた大納得。

    そんな柚木さんのオススメ本は女性が主人公の作品が多い。
    しかも世間の常識に囚われない個性的な女性が多いように思った。
    妙に自信満々で世間に対して果敢に挑む「強い」女性達。
    「意地悪、怖いと言われる女性のどこかに私はいつもユーモアや人間味を感じてしまう」と書いておられるように、一般的には避ける人も多い女性同士のドロドロした関係も柚木さんは楽しんでおられる。
    王子様から魔法をかけて貰うのでは

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    2018年06月11日