柚木麻子のドラマななめ読み!

柚木麻子のドラマななめ読み!

1,799円 (税込)

8pt

「私は日本のドラマによって作られてきた」

フェミニズム、シスターフッド、エイジング、LGBTQ……稀代のドラマ好き作家・柚木麻子が『東京ラブストーリー』から『虎に翼』まで、時代を彩ってきた作品のエッセンスを縦横無尽に語り尽くす!

2014年から10年以上にわたって続く『anan』の連載が待望の書籍化! ドラマ好きとして知られる作家・柚木麻子が、国内ドラマの軌跡や女性像の変遷、日本社会の変化(と変わらなさ)を時に真摯に、時にコミカルに、時に私的に描き出します。

主に放送中の国内ドラマについて綴る同連載は、柚木ならでは視点によって、テレビドラマを「ななめ」読み! フェミニズム、シスターフッド、エイジングといった柚木の小説に通底する主題から、自己啓発やスクラップブック、はたまた金田明夫という名バイプレイヤーまで多種多様なテーマのもと過去作にも言及し、ドラマ愛に満ちた評が展開されています。

書籍化にともない2024年現在の視点からふり返る新規追加テキストを収録。自身の文章や、取り上げた作品、その出演俳優について、日本のドラマや俳優の魅力、面白さ、その変化や予兆が綴られています。

『anan』の連載以外にも、ファンとして、元脚本家志望者として、そして原作者として、ドラマや俳優について綴ったエッセイを収録。『逃げるは恥だが役に立つ』『エルピス―希望、あるいは災い―』『虎に翼』といった近年話題となった傑作から、『東京ラブストーリー』『ロングバケーション』『すいか』といった記念碑的作品まで、柚木麻子が縦横無尽に語り尽くします!!

[本書で扱う主な作品]
『失恋ショコラティエ』『東京ラブストーリー』『アラサーちゃん 無修正』『地獄先生ぬ~べ~』『問題のあるレストラン』『すいか』『ハウス・オブ・カード 野望の階段』『恋仲』『ロングバケーション』『トミーとタペンス―2人で探偵を―』『武道館』『ゆとりですがなにか』『営業部長 吉良奈津子』『逃げるは恥だが役に立つ』『カルテット』『やすらぎの郷』『監獄のお姫さま』『眠れぬ真珠~まだ恋してもいいですか?』『獣になれない私たち』『人生が楽しくなる幸せの法則』『きのう何食べた?』『凪のお暇』『少年寅次郎』『愛の不時着』『その女、ジルバ』『大豆田とわ子と三人の元夫』『彼女はキレイだった』『日本沈没―希望のひと―』『真夜中にハロー!』『メンタル強め美女白川さん』『六本木クラス』『エルピス―希望、あるいは災い―』『作りたい女と食べたい女』『今夜すきやきだよ』『日曜の夜ぐらいは…』『真夏のシンデレラ』『コタツがない家』『セクシー田中さん』『婚活1000本ノック』『推しを召し上がれ~広報ガールのまろやかな日々~』『虎に翼』など

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柚木麻子のドラマななめ読み! のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    楽しかった。ナンシー関以来のドラマ評。最近のはわかるけど、昔のはさっぱり。あらすじ書いてくれても、全く観たいとは思わないんだな、昔のドラマ。トレンディとか。何しろ何が何でも恋愛絡めようとしてたし、くっついたり別れたり、つまんねえ。でもこの人が書くとなんかちょっと面白そうと思っちゃったけど。騙されて観

    0
    2025年11月04日

    Posted by ブクログ

    ananに10年以上連載が続くドラマ批評。過去に脚本家を目指し現在は作家。ドラマを観る視点は独特で的確。
    ドラマ批評はブログなどで雨後の筍のようにたくさんあるが、この方の批評はピカイチ。サブスクの普及もあり、未見のドラマも見やすくなっている昨今、本書は何から見るか迷う際の手引にもなるだろう。
    ドラマ

    0
    2025年02月20日

    Posted by ブクログ

    柚木麻子という作家が、基本年4回、気になるテレビドラマを少なくとも第3話まで見た時点でドラマ評を書く。それを2014年から24年までの10年間雑誌『anan』に連載したものをまとめた本である。

    第3話までで、ドラマ評など書けるのか?基本、書けるのである。読み始めて直ぐにわかったのは、彼女は作家であ

    0
    2025年11月12日

    Posted by ブクログ

    筆者のドラマ愛と妄想含む視点や分析は非常に興味深いものだった。
    あのドラマをこんな切り口で見るのかと。
    また、一世風靡したドラマブームの作品にも多く触れているので、ドラマっ子はもちろん今後見返したいドラマ紹介としても楽しめる本だった。

    0
    2025年06月30日

    Posted by ブクログ

    いやもうあきれるほどドラマ観てるわ著者。
    子どもの頃からドラマ好きで、大学時代はドラマの制作会社でバイトもしてたらしい。
    女性誌に掲載される散文ということもあってか、女性が主人公のドラマを中心に批評している。
    NHK大河やジャニーズもの、たとえば目黒蓮(サイレント)とかニノ(いろいろ)はあまり取り上

    0
    2025年04月28日

    Posted by ブクログ

    柚木さんのドラマ知識量に脱帽したのと、昔のドラマが面白いと言われる理由として、ステレオタイプの展開と制約が少ないからなのかなと思った。そう考えると逆に今はコンプラを気にするあまり派手なことができなくなってつまらないと言われてるのかもしれない。でも裏を返せば、その分緻密な作品が増えてるってことだと思う

    0
    2025年03月31日

    Posted by ブクログ

    ananに連載されていた柚木麻子によるドラマ評。

    どうしてこんなに私はドラマ評や書評が好きなんだろうか、と思ったら、あ、そうか、単純に本当に私はドラマと本が好きなんだな、と気づいた。や、好きかなーと思ってたけど、すごい好きなんだな多分。ドラマと本。
    というのも、このエッセー、その時やってる一つのド

    0
    2025年02月16日

    Posted by ブクログ

    日本のドラマ界、というかTV界隈が大揺れの現在色々と考えてしまう。ドラマの内容や出演者にダラダラ文句を言いながらそれでも楽しんでいた時代は遠くなってしまった。
    推しが性加害者になってしまった部分の
    『「彼」自身の言葉で、語るべきではないか』は同意見。
    『原作者が尊重され、守られるように』
    私もそう願

    0
    2025年02月15日

    Posted by ブクログ

    2014年3月から10年に渡り「anan」に連載された「柚木麻子のドラマななめ読み!」を書籍化。
    柚木麻子さんの小説は何冊か読ませていただいているし、私もドラマ大好き。
    お話を作る職業にある柚木麻子さんがどのようにドラマを観ているのかと、興味がありました。
    何気なく観ていた時に私がモヤモヤと感じてい

    0
    2025年02月03日

    Posted by ブクログ

    2014年からananで連載されていたエッセイをまとめた一冊。
    最新のドラマと過去のドラマを比較しながら、女性、マイノリティ、恋愛、家族等のあり方について柚木さんの視点から語っています。
    知っているドラマも知らないドラマもありましたが、10年前のドラマ内の女性の描き方が現在の視点から見ると随分古くて

    0
    2025年01月29日

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