らんたん

らんたん

1,782円 (税込)

8pt

「BUTTER」著者渾身の女子大河小説。

大正最後の年。かの天璋院篤姫が名付け親だという一色乕児は、渡辺ゆりにプロポーズした。
彼女からの受諾の条件は、シスターフッドの契りを結ぶ河井道と3人で暮らす、という前代未聞のものだった――。

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らんたん のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    涙が止まらない うう、しょっぱい。

    幸せでうっとりするような温かい涙と、悔し涙。女が女として生きる人生は、こんなにも戦いに満ちている。

    フィクションなんだけど、これは一つの現実だ、と思うシーンがたくさんあった。
    岩倉使節団のシーンは本当に読んでいて悔しかった。けれど、そういう、行間に、歴史の流れ

    1
    2025年09月07日

    Posted by ブクログ

    今、日本で女性が社会で活躍できているのは、このような方達の努力やがあったからこそだと、感謝できる大河小説。今の自分は、そのような方々のおかげ。
    津田梅子先生を知りたくて読んだが、河合道先生の方が親しみを覚える。
    勉強があまり得意でなくても、明るさと思いの強さ、シェアする思いやりで、成し遂げられる気が

    0
    2025年11月04日

    Posted by ブクログ

    一色乕児が主人公と思いきや、奥さんといつまでも一緒にいると約束し、姉妹の誓いをした、河井道という人が主人公。

    明治、大正、昭和という、まだ女性が軽んじられていた時代に、女性の地位向上に向けて、一生懸命動いていた人。

    そして、色々な有名な人ともちょこちょこと関係があり、読んでいて、えっ、この人は!

    0
    2025年11月01日

    Posted by ブクログ

    河井道の生涯をもとに、女子教育の変遷とその実現を支えたシスターフッドの物語 女性活動家だけでなく、各時代の著名人が大勢登場し、さながら大河ドラマのような重厚な読み応え。 朗らかで実直、時に苦悩しながら信念を曲げずに突き進む道と、彼女を慕いともに理想の学園を築いたゆりの二人三脚の道のりに勇気づけられる

    0
    2025年10月06日

    Posted by ブクログ

     てっきり一色乕児(いっしきとらじ)という珍しい名前の男性が主人公だと思っていたら、彼の奥さまのゆりさんと深い絆で結ばれた河井道さんのお話だった。

    0
    2025年10月04日

    Posted by ブクログ

    大河小説で、この厚さ・・・
    通勤鞄の中で、一番の重量と存在感を占めていて、どうしようかと困惑したのも束の間。

    すごくすごく面白かった!

    たくさんの女性が、女性として生きるために、時に果敢に、時にしなやかに闘った記録。

    そういうと、なんかすごい大河ーー!!って感じがしてしまって重かったり堅かった

    0
    2025年09月15日

    Posted by ブクログ

    大河小説のらんたん
    凄く読み応えがありました。明治時代に渡米した日本人女性の河井道さん この小説を読むまで知りませんでした。奇しくも、キリスト教の学校を2校で学んでたのに…女子教育をグローバルな視点から推し進めた偉大な方がいたのですね。
     是非朝ドラで見てみたいです。

    0
    2025年08月16日

    Posted by ブクログ

    明治〜大正〜昭和 近代史上の著名人たちの生の声が聞こえてきそうな そして女性に産まれてきたことを改めて誇りに思える事ができた本でした。
    特に心に残ったのは「赤ちゃんの声が決してしない、させてはいけない場所というのは、立派に見えても不自然で排他的」という道先生のお言葉です。これから、何かにつけて思い出

    0
    2025年02月21日

    Posted by ブクログ

    愛は溢れる泉。神が人間に与えてくれた最高の贈り物。
    そうなんだと腑に落ちた。
    道先生に教わった生徒たちは、なんて幸せなんでしょう。
    多感な時期に自分もそんな教育を受けていたら人生が違ったかもしれないと思えるほどだった。
    日本の男尊女卑の時代を変えようと尽力した人。
    こんな素敵な人がいたから今の日本が

    0
    2025年01月03日

    Posted by ブクログ

    明治から大正、戦後にかけて女子教育に奔走した河井道の一生をその時代に女子の権利擁護に奔走したり、仕事を持ったりする女性が強い意志を持って生きている姿が描かれている。歴史上の知っている人々がまるで今生きて話しているように感じるその描写に引き込まれて最後まで一気に読み切った。なかなか分量が凄かったが、こ

    0
    2024年12月18日

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