歴史・時代ランキング(日間)

  • アメリカ陥落5 ロシアの鳴動
    続巻入荷
    1位
    米大統領選後の混乱で全米が麻痺する中、攻め寄せる中国海軍を翻弄した海上自衛隊。しかしアリューシャン列島に不穏な動きが現れ……混迷のアメリカで日米中露の戦力が激しく交錯するシリーズ第5弾!
  • 合本版 レッドサンブラッククロスⅠ・Ⅱ・Ⅲ・全短篇
    2位
    「よろしい」  ベルンハルトはこたえた。 「ならば、戦争をはじめようじゃないか」 第二次世界大戦で勝利した大ドイツ帝国は、抗戦を続ける英国を追って北米に侵攻。ここに日英同盟対ドイツの第三次世界大戦が勃発した。インド洋では独東方艦隊と伊東洋艦隊、日本遣印艦隊と英ロイアル・ネイヴィーが激突。日英同盟は独伊連合が死守するソコトラ島への侵攻作戦を開始、熾烈な戦車戦が。一方、日本からアメリカへと北太平洋を渡る支援船団に、ドイツ海軍が放つ〝海の狼〟Uボートが襲いかかる。北米陥落の危機に、日英同盟はついにパナマ運河侵攻作戦を発動する!! 架空戦記史上に屹立する未完の大作「レッドサンブラッククロス」――著者最大のシリーズの本篇1~11と、外伝ほかの中短篇27篇、著者インタビュー、高梨俊一による解説を収録した合本版。 収録作品 〈本篇〉 1 合衆国侵攻作戦/2 迫撃の鉄十字/3 反撃の旭日旗/4 作戦グスタフ発動/5 第二戦線崩壊/6 インディアン・ストライク/7 バーニング・アイランド/8 死戦の太平洋1/9 死戦の太平洋2/10 パナマ侵攻1/11 パナマ侵攻2 〈短篇〉 戦艦〈ヒンデンブルグ〉の最期/勇者の如く倒れよ/予備士官/塹壕にて/新戦艦建造に関する往復書簡/少し遠い場所/九九九艦隊計画概論/ある中尉の戦死/戦艦/標的は〈大和〉/飛鳥の征けぬ空はなし/交戦規則/海底戦隊〈隼〉/七二七高地の争奪/市民討論/法務大佐かく語りき/フリードリヒ大王最後の勝利/主力戦闘戦車論・断章/喪失第一号/宇宙英雄ヴァルター・ケーニヒ/ルール・ブリタニア/最後の一人まで/夜桜は散った/乗艦命令/オデュッセウスの霊廟/看過せず/ペリカンはいつも血を流す (インタビュー)佐藤大輔、仮想戦記を語る/(解説)高梨俊一
  • 完本 密命 巻之二十六 晩節 終の一刀
    3位
    上覧剣術大試合のあと、惣三郎は家族に会わぬまま、ふたたび姿を消した。 あれから5年、大目付に任ぜられた清之助は、親子二代にわたる因縁を断つため、吉宗の重大な命を帯びて尾張へ向かう。 驚きの謎が明かされる最終巻。 *この電子書籍は祥伝社文庫から刊行された「完本 密命」を底本としています。
  • 合本 世に棲む日日(一)~(四)【文春e-Books】
    4位
    「思想」の師、「行動」の弟子。維新前夜の青春群像を活写した怒濤の歴史長編、全四巻合本版。 2015年のNHK大河ドラマ『花燃ゆ』の主人公は久坂玄瑞の妻、文(ふみ)。文の兄であり玄瑞の師である吉田松陰こそ、『世に棲む日日』前半の中心人物です。「人間が人間に影響をあたえるということは、人間のどういう部分によるものかを、松陰において考えてみたかった。そして後半は、影響の受け手のひとりである高杉晋作という若者について書いた」(「文庫版あとがき」より) 嘉永六(1853)年、ペリー率いる黒船が浦賀沖に姿を現して以来、攘夷か開国か、勤王か佐幕かをめぐり、国内には激しい政治闘争の嵐が吹き荒れていた。この時期、骨肉の抗争を経て倒幕への主動力となった長州藩には、その思想的原点に立つ松下村塾主宰・吉田松陰と、後継者たる高杉晋作がいた――。
  • お世継姫と達人剣 越後の百合花
    5位
    幸田藩の姫君である初音は、現藩主の彦次郎が財政難に陥り、あろうことか抜け荷に手を染めているという情報を耳にする。 このままでは藩が改易になると危惧した初音は、抜け荷の証拠をつかむため、すご腕の浪人・喜三郎に加勢を求めた。 初音たちは怪しい蔵を見つけ出すが、しかけられた眠り薬によって、不覚にも捕らわれてしまう。 喜三郎の妻となった美緒は、帰りが遅い夫を心配して、初音の住まう藩邸に足を運んだ。 門前で彦次郎に声をかけられ、喜三郎に会わせてやろうと言われた美緒は駕籠に乗せられ彦次郎のあとを追うが、行きついた先で目にしたのは夫と初音のくりひろげる驚愕の光景で……。 痛快無比の時代エンタテインメント。好評シリーズ第四弾!
  • 塞王の楯
    6位
    越前・一乗谷城は織田信長に落とされた。幼き匡介(きょうすけ)はその際に父母と妹を喪い、逃げる途中に石垣職人の源斎(げんさい)に助けられる。匡介は源斎を頭目とする穴太衆(あのうしゅう)(=石垣作りの職人集団)の飛田屋で育てられ、やがて後継者と目されるようになる。匡介は絶対に破られない「最強の楯」である石垣を作れば、戦を無くせると考えていた。両親や妹のような人をこれ以上出したくないと願い、石積みの技を磨き続ける。秀吉が病死し、戦乱の気配が近づく中、匡介は京極高次(きょうごくたかつぐ)より琵琶湖畔にある大津城の石垣の改修を任される。一方、そこを攻めようとしている毛利元康は、国友衆(くにともしゅう)に鉄砲作りを依頼した。「至高の矛」たる鉄砲を作って皆に恐怖を植え付けることこそ、戦の抑止力になると信じる国友衆の次期頭目・彦九郎(げんくろう)は、「飛田屋を叩き潰す」と宣言する。大軍に囲まれ絶体絶命の大津城を舞台に、宿命の対決が幕を開ける――。どんな攻めをも、はね返す石垣。どんな守りをも、打ち破る鉄砲。「最強の楯」と「至高の矛」の対決を描く、究極の戦国小説!
  • 氷輪(下)
    7位
    直木賞作家・永井路子氏の作品が遂に電子化! ひとつひとつ丁寧に完璧な布石を打ってきた藤原仲麻呂はいよいよ権力掌握への集大成の段階に入るが……。 策略家・藤原仲麻呂と孝謙女帝、道鏡との奈良を舞台にした政争の中、「戒」の灯を守り続けた戒和上鑑真とその弟子たちを描く歴史長編。 第21回女流文学賞受賞作。 【下巻 目次】 短  簡 徒  労 偶  然 証  言 入  定 点 塔 神  託 偽  詔 毘盧舎那 戒  月  参考史料・参考文献  付  記  解  説 【著者プロフィール】 大正14年東京生まれ。東京女子大学国文科卒業後小学館に入社し、『女学生の友』『マドモアゼル』の編集者を務める。 小学館時代から歴史小説を執筆し始め、昭和39年『炎環』で直木賞を受賞。その他にも吉川英治文学賞を受賞した『雲と風と』等多くの素晴らしい作品を世に送り出している。 男性的目線になりがちな歴史人物や歴史事件を解きほぐし、その陰になりがちな女性にも焦点をあて、歴史上の人物、出来事を鮮やかに浮かび上がらせる作風は、歴史小説に新風を巻き込んだものと評価されている。 また、直木賞受賞作品である『炎環』、『北条政子』などは、NHK大河ドラマ『草燃ゆる』(1979年)の原作として、また『山霧 毛利元就の妻』『元就、そして女たち』などは、同じくNHK大河ドラマ『毛利元就』(1997年)の原作としても知られている。
  • 日雇い浪人生活録(十五)金の蠢動
    8位
    将軍家重の治下、江戸に流れ込む者が増えた。無宿者たちは、地元の博徒の習わしを無視して町中での横暴や商店への暴挙を働き、治安が悪化。そのため、財十万両とも言われる両替商・分銅屋をこれまで幾度も盗賊から守ってきた用心棒・諫山左馬介は、浅草界隈でちょっとした有名人になっていた。商家は左馬介のような用心棒を求め、町奉行所は無宿者狩りに着手するが──。一方、先代吉宗からの遺命「米から金へ」の改革がなかなか進まぬことに焦れた田沼意次は、権力を欲するようになっていた。大人気シリーズ、第十五作!
  • 流言 武商繚乱記(三)
    続巻入荷
    9位
    吉川英治文庫賞作家・上田秀人がおくる 書下ろし時代小説、最新刊!! 世に怖きは噂の力。 見せよ! 町方同心魂 時は元禄、大坂では莫大な富を得た大商家・淀屋が隆盛をきわめる。 淀屋に借金をする大名が増えて、返済が滞る、さらにカネを借りるという悪循環に陥っていた。 もはや、淀屋は世を動かす重要な歯車になっていることに危惧を覚えた 幕府は、目付の中山出雲守を大坂東町奉行の増し役(ましやく)に任じ、淀屋を探らせることに。 大坂・東町奉行所の同心、山中小鹿(やまなか・ころく)は、 上役の娘だった妻の不貞を許せず、少々手荒に離縁したのを理由に東町奉行所内で孤立していた。 「淀屋を潰す証拠を見つける」という密命を帯びた中山出雲守は、気概あるはぐれ者の小鹿に目をつけて、 淀屋の監視を命じる。いっぽうの淀屋も密かに策を練っていたーー。 カネを駆使して武士を水面下で操ることに長けた豪商との争いに直面する 町方同心・山中小鹿は、持ち前の粘り強さでいかに立ち向かうのか。
  • おれは一万石 : 28 銘茶の行方
    値引きあり
    10位
    正紀の近習植村の嫁取り、待望の世継ぎ誕生と、慶事が続いた高岡藩井上家。そんな中、本家浜松藩の扶持米と、分家下妻藩が仕入れた銘茶緑苑が奪われた。扶持米は藩士の血の一滴だ。銘茶は藩財政を救う鍵となる。さらに荷船に同乗していた植村の切腹を求める声も上がった。一門の混乱の中で、藩主としての正紀の腕が試される。大人気シリーズ第28弾!
  • 熱海湯けむり 鎌倉河岸捕物控<十八の巻>
    続巻入荷
    11位
    湯治旅に出かけた金座裏の宗五郎たちは、箱根から熱海へ。湯治を楽しむ間もなく、宗五郎は百五十両を奪われてしまった湯戸組合から相談をもちかけられ、調べにあたることに。 一方、留守をあずかる金座裏の政次のところには、蝋燭問屋の隠居が家に戻っていないと相談が。探索を進めると隠居が謎の女に金を強請られていたことが判明するも、家族や店のものは非協力的で、調べは難航。政次と亮吉たちは足をつかって解決へと辿りつこうとするが……。 金座裏と鎌倉河岸に、あたらしい時代がくることを予感させる十八巻。
  • 卑怯者の島 戦後70年特別企画
    値引きあり
    12位
    日本人よ、これが戦争だ! 『ゴーマニズム宣言スペシャル戦争論』で戦後日本人の戦争観を覆した小林よしのりが、戦後70周年の節目に、初の戦場ストーリー巨編に挑む。舞台は天皇皇后両陛下も訪問したパラオ・ペリリュー島を想定した南の島。玉砕戦に臨む日本兵を主人公に、壮絶な戦闘シーンと極限の人間ドラマを描ききる。日本の戦争ドラマにありがちな「反戦平和」や「お涙頂戴」などのお約束をすべて排除し、戦争のリアルだけを追及したこの作品は、『プライベートライアン』や『地獄の黙示録』といった戦争映画に比肩するスケールと迫力を持つ。究極の戦争ドラマに、血湧き肉躍り、心震える! フィックス型EPUB337MB(校正データ時の数値)。 【ご注意】※お使いの端末によっては文字が読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立読みファイルをご確認いただくことをお勧めいたします。
  • 秘剣水鏡(みつかかみ)
    13位
    金沢に五代藩主、前田綱利公の初のお国入りが決まり、兵法御覧の差配を担った富田重持は、加賀に古来より伝わる“深甚流”の剣を披露することにした。だが、この流派を継ぐと称する男は邪剣の遣い手であった。重持は深甚流のひそかな伝承者とされる老いた百姓を探し出し、邪剣の士と対決させるが……。(「水鏡」より) 剣豪小説の白眉と讃えられる珠玉の十編収録。
  • 蘭方医・宇津木新吾 : 16 友情
    14位
    江戸を騒がせた盗賊「ねずみ小僧」こと次郎吉の怪我を手当てした関係で知己を得た新吾。二度と盗みはしないと、新吾に誓った次郎吉だったが、小幡藩松平家中屋敷に忍び込み捕縛されたという報せが入る。にわかには信じられない新吾は、裏があるはずだと疑い、同心の津久井半兵衛らと真相を探る。しかし、捕縛の事実は覆らず、次郎吉に市中引き回しの上、打首獄門の沙汰がおりる……。大好評書き下ろし青春時代小説、第16弾!
  • 黄砂の籠城(下)
    15位
    超人気作家、乾坤一擲の歴史エンタテインメント!東えりか(書評家)―日本は世界の先陣を切って漢人キリスト教徒を義和団から救出したが、西太后は宣戦布告を決断し、公使館区域からの24時間以内退去を通告する。沿岸部からの援軍も到着せず、20万人の義和団と清国軍の前に4000人の外国人とキリスト教徒の命は風前の灯火となる。誇り高き日本人必読の歴史エンタテインメント。
  • 浪人若さま 新見左近 決定版 : 14 将軍への道
    16位
    片腕の剣客に襲われた際に受けた矢の毒により、藩邸で養生することになった左近。いっぽう、中屋の百合から京行きを迫られているお琴は、己のもとを訪れぬ左近の真意を測りかねていた。そんな中、尾張藩の附家老が何者かに暗殺され、幕府内にさらなる緊張が走る。天下を揺るがしかねぬ不穏な騒動を前に、左近とお琴、愛し合う二人の運命は──!? 葵一刀流が悪を斬る! 最強の傑作王道シリーズ第一部、堂々の最終巻!
  • いわいごと
    NEW
    17位
    麻之助、ついに後妻をとる――!? 江戸町名主のお気楽者の跡取り息子・高橋麻之助が、幼なじみで町名主を継いでいる色男・八木清十郎、堅物の同心・相馬吉五郎とともに、さまざまな謎ともめ事の解決に挑む、好評連作短篇シリーズ「まんまこと」第8弾。 かつて恋女房を亡くした麻之助。 彼のもとに、縁談が3つもやってきた! しかも、ひとりは江戸一と謳われる美人。そして、どの縁談も妙なところがあるようで……。 麻之助たちは、なぜ不思議な縁談ばかり集まったのか調べることに。 果たして、麻之助の縁談の行方は……。  他にも、相馬家が吟味方与力に昇進したり、高橋家の支配町が増えたりと、今回も麻之助たちは大忙し! 急展開の第8巻。 文庫解説・大矢博子 ※この電子書籍は2021年2月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • 口入屋用心棒 : 51 五重塔の骸
    18位
    南町奉行所同心の樺山富士太郎らは、駒込追分町の鹿右衛門の隠居所で、珠吉の命を狙っていた鉄三を見つけ出す。瀕死の鉄三は今わの際に、珠吉殺しを依頼したと告白するが、その殺し屋の正体を明かさぬまま息を引き取ってしまう。富士太郎と珠吉は、若い男妾を殺して姿を消した鹿右衛門の行方を追い始めるが、その翌朝、湯瀬直之進の愛弟子・源六と鹿右衛門の心中事件が判明する。怒りに燃える直之進と富士太郎は、珠吉に突き付けられた殺し屋の刃を振り払うことができるのか? 書き下ろし大人気シリーズ第五十一弾!
  • 鬼平犯科帳(二十四)
    19位
    風が鳴った。平蔵は愛刀の鯉口を切る。雪か? 闇の中に刃と刃が噛み合って火花が散った──。 著者の逝去によって「鬼平」シリーズ最終作品となった未完の長篇〈誘拐〉。そのほか、おまさ・お熊が活躍し、平蔵の腹違いの妹・お園の婚礼も登場する女づくしの「女密偵女賊」。おまさの亭主と同名の五郎蔵が役宅の髪結いに。緊張感あふれるなかにも、どこかユーモラスな「ふたり五郎蔵」を収録。また一巻目から読み返したくなる、充実の最終巻!
  • ときぐすり
    20位
    NHKドラマ化もされた大人気「まんまこと」シリーズ第4弾! 女房のお寿ずを亡くした麻之助だが、町名主・高橋家の跡取りとして裁定に追われる毎日。 「人が人を、大事だって思う気持ちにつけ込んで、下司なことをするんじゃねぇよ」 ――幼馴染で親友の八木清十郎と相馬吉五郎の助けもあり、魂の抜けたような麻之助も徐々に回復してゆく。 解説・吉田紀子 ※この電子書籍は2013年5月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • 遠謀 奏者番陰記録
    21位
    書き下ろし時代小説の雄・上田秀人、文春文庫初登場! 由井正雪の乱の真相に迫る、スリリングな快作。 三代将軍、家光の治世下。水野備後守元綱は父が陪臣に降格されたものの、その処置に引け目を感じた家光に厚遇され奏者番となった。 そんな折、牢人となっていた林右近は水野家に召し抱えられ、足軽並みの低い身分だったがその働きぶりを上司に認められ、奏者番の重要な補佐役、下調べを行う留役に取り立てられる。 水野備後守は、奏者番として失態を犯すが松平伊豆守信綱に助けられ、以後、伊豆守に服従するようになった。 時代は移り、家光が死去。四代将軍家綱の治世となった折も折、由井正雪の乱が起こる。 備後守は、由井正雪の弟子でありながら、その謀叛の計画を密告したことで旗本に取り立てられた者たちの初お目見えの奏者番を担当することになった。ところがそのうちの一人、奥村八右衛門は謁見の場にも病気を理由に現れなかった。不審に思った備後守は、右近に奥村の身辺調査を命じる。だが、彼の仲間も兄弟も、久しく八右衛門の姿を見ていないという……。 由井正雪の遺書、そこに記されていた紀州大納言頼宣の名、そして姿を見せぬ奥村八右衛門。由井正雪の乱の裏には、“知恵伊豆”松平信綱の驚くべき遠謀があったのだった。
  • 大目付光三郎 殿様召捕り候 騒動
    22位
    人はまったく見かけによらないものである。朽木光三郎は、いつも湯屋の二階で酒を呑んでいて、周囲に無役の旗本だとばかり思われていた。が、実は大名、高家などの、いわゆるお殿さまを監視して、その不正を取り締まる大目付職を将軍から拝命している、おっかない男であった。その光三郎が、将軍が放ったお庭番三人が帰ってこないことを知る。しかも彼らが送り込まれた先は、日本最大の大大名、加賀前田藩であった!事は重大なれど、相手が相手だけに、戦々恐々とする幕閣たち……。だが光三郎は、上様直々の探索命令に忠実に従い、下屋敷や蔵屋敷に潜入、本家も分家も巻き込んだ恐るべき騒動の実態を掴む。ついに、百万石の太守捕縛へ向かうのか!人気シリーズ、波乱の第五弾!!
  • 蜩ノ記
    23位
    命を区切られたとき、人は何を思い、いかに生きるのか―。幽閉中の武士・戸田秋谷の気高く凄絶な覚悟と矜持を、九州豊後の穏やかな山間の風景の中に謳い上げる感涙の時代小説!平成23年度下半期・第146回直木賞受賞作!2014年、待望の映画化!
  • 妖恋
    24位
    男と女が落ちたのは、甘美な恋か、底知れぬ闇か。江戸の恋は、こんなにも妖しく、こんなにも切ない。年下の火消し鳶との祝言をひかえた女が、火事の夜に知ってしまった男の秘密に、自らの暗い深淵を覗き込む「心中薄雪桜」。「血の臭いをかぐと螢は死ぬよ……」。姉の家に男を誘う少女の闇を描く「螢沢」。菊作りに精を出す隠居した男が月夜に出会った、娘姿の人形を操る不思議な少年に魅せられてゆく「十六夜鏡」。変化朝顔に魅入られた男女の虚ろで残酷な恋の末路を、無垢な少女が見つめる「濡れ千鳥」。『開かせていただき光栄です』『少年十字軍』などで話題の著者が、江戸の四季の風物に彩られた七つの恋のかたちを描く。大人のための、そして大人の世界を垣間見たい人のための珠玉の短編集。

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  • 忍法関ヶ原 山田風太郎忍法帖(14)
    値引きあり
    25位
    麻耶藩国家老の娘・お婉は、相手を眠らせる術を使う忍者3兄弟と共に、父の敵討ちに向う。対するは江戸家老が傭う剣客3人。眠りの術に、眠りつつ勝つ剣法を編みだされたが……。"極意"とは何かを見せる「忍法甲州路」他、表題作の「忍法関ヶ原」および「忍法天草灘」「忍法小塚ッ原」「忍法聖千姫」「忍法ガラシヤの棺」「忍法幻羅吊り」「忍法瞳録」「忍法死のうは一定」を収録。
  • 超日米大海戦[3]西海岸最終決戦
    26位
    太平洋戦争における日本の勝利――この不可能な命題に挑むT大学・太平洋戦史研究会の柳沢海人は、仮想実験によって聯合艦隊を根本から改革。大艦巨砲主義を捨て、航空戦力を重視した機動部隊の運用で、ミッドウェーに次いでハワイ・オアフ島攻略を成し遂げた。だが聯合艦隊が激戦で受けた傷は大きく、零戦の後継である新型艦戦・旋風の開発は順調であるものの、艦船の修理には半年もの期間が必要だった。そして、その間に敵も新型戦艦・空母を続々と就役させてくるはずなのだ。昭和19年1月、聯合艦隊はハワイを出撃、西海岸に向かう。だが、ハワイの再奪還を狙った敵の主要軍港はもぬけの殻。隙をついてロサンゼルス上陸を敢行する攻略部隊だが、そこへ出現したのはスプルーアンス大将の大機動部隊だった。ついに始まった日米最後決戦――その勝敗の趨勢は!?異才が贈る超シミュレーション戦記、驚異の完結編。
  • 坂本龍馬 幕末風雲の夢
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    27位
    坂本龍馬――幕末激動の中に多くの夢をのこして、並みはずれた発想と行動力を示しつつ、懸命に、しかも足早に駆けぬけた風雲児。薩長同盟の締結、大政奉還の実現のために活躍した土佐の風雲児・龍馬は、藩という枠を超えて生きた幕末の自由人でもあった。資料をふまえ、龍馬のロマン、心情、人脈、魅力を探る歴史読物。