歴史・時代ランキング(日間)
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2位ずいぶん『三国志』について書いてきた。だが、そこに登場するひとりを選んで、大きな構想に移植するのは、これが最初であり、最後となろう。そのひとりとは、諸葛亮以外に考えられなかった――(日本経済新聞連載開始にあたっての「作者の言葉」より) 大河小説『三国志』全12巻完結からはや10年。この「作者の言葉」に、宮城谷作品ファンのみならず、日本中の歴史小説愛好家が期待をふくらませているに違いない。 「三国志」にはあまたの個性的な名将、名臣が登場するが、日本で最も名を知られるのが諸葛亮(孔明)であろう。冒頭の「作者の言葉」はこう続いている。 ――かれの人気は、おそらく劉備や関羽などをしのいでおり、たぶんどれほど時代がかわっても、最高でありつづけるにちがいない。通俗小説である『三国志演義』が、諸葛亮を万能人間、いわば超人にまつりあげてしまったせいでもあるが、そういう虚の部分ををいでも、多くの人々の憧憬になりうる人物である―― 「三顧の礼」「水魚の交わり」「出師表」「泣いて馬謖を斬る」「死せる諸葛、生ける仲達を走らす」といった名言・名句はそのままに、諸葛亮の実像に迫ろうとするこの作品の冒頭はこのように始まる。 ――春を迎えて八歳になった。かれは景観から音楽を感じるという感性を備えている―― 乱世に生きながら清新さ、誠実さを失わない、今まで見たことのない諸葛亮がここにいる。"
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3位江戸時代、さまざまな身の上を生きる武家の女性たちを、山本周五郎賞作家があざやかな筆致で描く、傑作時代小説集。 馬廻りを務める高梨家の娘・織江は、縁談の話が来てもおかしくない年齢になっている。あるとき彼女は、城下のはずれで行われる荒神さまの祭礼に出かけるのだが、思わぬ事態になり・・・・・・(「ぬばたま」)。 茅乃の夫・保科定八は勘定方の下役頭を務めているが、このところ顔色が冴えない。ある日彼女は夫から、藩政に関わる一大事を知らされて・・・・・・(「背中合わせ」)。 中老を務める小野寺家に嫁いだ雪絵は、兄から若い長身の男を小者として抱えるよう頼まれる。この男の出現が、彼女に思いがけぬ影響を与えていく(「嵐」)ほか全七話。 収録作品:ぬばたま/背中合わせ/嵐/緑雲の陰/深雪花/縄綯い/あねおとうと 【著者略歴】 砂原浩太朗(すなはら・こうたろう) 1969年生まれ。兵庫県神戸市出身。早稲田大学第一文学部卒業。2016年「いのちがけ」で第2回決戦!小説大賞を受賞。21年『高瀬庄左衛門御留書』で第9回野村胡堂文学賞、第15回舟橋聖一文学賞、第11回本屋が選ぶ時代小説大賞を受賞。22年『黛家の兄弟』で第35回山本周五郎賞を受賞。他の著書に『藩邸差配役日日控』『霜月記』『夜露がたり』『浅草寺子屋よろず暦』『雫峠』『烈風を斬れ』『冬と瓦礫』など。
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5位思いが通じ合った相手の元へ嫁ぐ娘と、 両親に溺愛された美しい娘。 失踪する理由もない二人が忽然と姿を消した。 --その発端は、すべての女性が持つ「迷い」。 嫉妬と憧れ。美しさと醜さ。すべて表裏一体だ。 真っ赤な朝焼けの中、娘が一陣の風とともに忽然と消えた。居合わせた父親が自信番に捕らえられるが、自ら命を絶ってしまう。不自然な失踪に「神隠し」を疑うお初と右京之介。探索を始めた二人は、娘の嫁ぎ先に不審な点があることを突き止める。だがその時、第二の事件が起こった。 悲しみも苦しみも、恨みも嫉妬も全部吸い取ってくれる。 だから、宮部みゆきはすごい。 霊験お初シリーズ、第二弾!
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7位盗賊「般若の千吉」現る。 尾張の悪VSのどか屋! 二人の千吉の勝敗は? 和気あふれる「のどか屋」に、剣呑な知らせが届いた。 たちの悪い盗賊が江戸に! お国訛りを手がかりに、見事、お縄にできるか!? のどか屋の万吉とおひなはそろって寺子屋に通うまでになり、母猫のこゆきは出産を待っている。穏やかな新年、なじみとなった越中富山の薬売り衆もやってきた。そんなのどか屋に万年同心・万年平之助が知らせてきたのは盗賊が江戸に流れ込んだという話。しかも、その名は「般若の千吉」。「親子の十手」にかけても捕縛の役に立ちたい千吉とのどか屋の面々に緊張が走る。 ※本書登場の小料理※ 《鰤の照り焼き》 鰤の切り身を平たい鍋で照り焼きにする。 しみでた脂はていねいに拭き取り、濃口醤油二、味醂二、酒二の割りに砂糖を足したたれを投入。 汁気がだんだん少なくなってきたら鰤を裏返し、煮汁をからめながらつややかに焼きあげる。
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9位人はなぜ、身に余る位や物を望むのか。 「この者は、〈またうど〉の者なりーー」 徳川家重の言葉を生涯大切にし続けた老中・田沼意次。 彼は本当に、賄賂にまみれた悪徳政治家だったのか? 【またうど】愚直なまでに正直なまことの者 全てを奪われても、志を奪うことは誰にもできない。 いつか必ず、次の一里を行く者がある。 財源としての年貢が限界を迎え、江戸税制の改革者として商人にも課税。 身分の低い者も実力さえあれば抜擢し、交易に役立つ俵物のため蝦夷地開発を決定。 前例や格式にとらわれず、卓見と奮迅の働きで日の本を支えた田沼意次は、 なぜ突如老中を罷免され領地を失ったのかーー。
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10位忠義と仇討を胸に、若武者は疾走する 【2冊連続刊行! いよいよ天下分け目の決戦へ――】 慶長五年九月。主君・真田信幸の密命を受けて信州・戸石城を発ったのは、真田家の若き家臣・鈴木右近、数え十七。巨大な野太刀を背負い、家来の榛名大吉と従僕の権蔵を伴った右近は、「柳生宗矩の書状」を胸に納め、一路、岐阜へと急ぐ。 出立は九月八日午後。甲冑は櫃に回し、夜通し小走りで峠を越える――若さゆえの無鉄砲さと、任を果たす覚悟が右近らをひたすら走らせる。 八ヶ岳を仰ぐ大門峠へ、昼は日差し、夜は闇。息が上がるたびに歩調と荷を見直し、六十七里を刻む呼吸が揃っていく。右近は折にふれて懐の書状を確かめる――油紙に二重包みされたそれを、右近の剣の師・柳生宗章に何としてでも九月十四日までに届けねばならない。右近の胸の内には、愛する主君からの命令を絶対に果たすという固い決意と、仇敵・中山九兵衛への復讐心のみが宿っている――。この困難な任務の結果はどうなる!? 天下分け目の戦いを前に、真田信幸から鈴木右近に密命が下った。右近の剣の師・柳生宗章の元に、柳生宗矩からの密書を届けよ、と。信濃から岐阜へ、わずか七日の長駆。数々の峻険を越え、地侍の襲撃を退け、主君への忠義と両親の仇討二つの想いを胸に、若武者は家来とただひたすらに駆ける。困難を極める任務の結末はいかに? 右近よ、走れ。 宿命の関ケ原へ!
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12位天変地異によって近海に現れた次元の門を通じ、歴史改変を目的として自衛隊を太平洋戦争に送り込んだ日本。 レイテ決戦に大勝し、マリアナ奪回を目指して再出撃するが、そこに待ち受けていたのは、米軍21世紀の兵器だった。敵側にも次元の門が開いたのか!? B‐29の大編隊と暗躍するステルス戦闘機F‐117に、苦戦を強いられていく空自のF‐2、F‐15部隊。 そこで『大和』『武蔵』ら連合艦隊も最終決戦を見越し、新たな作戦に向けて行動を開始、米本土シアトルを攻撃目標として進撃する。 そしてついに、海戦史上最大の艦砲決戦の火蓋が切って落とされるのだった! 幾多の戦闘の果てに訪れる、奇跡と感動の日本再生。時空を超えた壮大な傑作戦記ドラマ、完結編──!! この作品は2010年6月に小社より刊行された『超次元自衛隊』を再編集し、改訂・改題したものです。
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13位〈憑き物落とし〉中禪寺洲齋。 〈化け物遣い〉御行の又市。 〈洞観屋〉稲荷藤兵衛。 彼らが対峙し絡み合う、過去最大の大仕掛けの結末は――? 文学賞3冠を果たした〈巷説百物語〉シリーズ堂々完結! 下総国に暮らす狐狩りの名人・稲荷藤兵衛には、裏の渡世がある。 凡ての嘘を見破り旧悪醜聞を暴き出すことから〈洞観屋〉と呼ばれていた。 ある日、藤兵衛に依頼が持ち込まれる。老中首座・水野忠邦による大改革を妨害する者ども炙り出してくれというのだ。 敵は、妖物を操り衆生を惑わし、人心を恣にする者たち――。 依頼を引き受け江戸に出た藤兵衛は、化け物遣い一味と遭遇する。 やがて武蔵晴明神社の陰陽師・中禪寺洲齋と出会い、とある商家の憑き物落としに立ち会うこととなるが――。
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16位地獄から生き延びよ! 脱出不可能な孤島 足抜け厳禁の遊廓 追手だらけの深山 絶体絶命の窮地を 罪人は逃げきることができるのか! 歴史小説の第一人者が描く江戸の闇 唯一無二の逃亡短編集 勘定奉行の不正の証である帳簿と書付を時機が来るまで隠すように主・依田政恒から頼まれた杢之助。だが捕らえられてしまう。罪人となり送られた先は、生きては出られぬ地獄の島・佐渡金銀山だった――島脱け 江戸吉原から大見世の花魁・春日野が足抜けした。誰一人抜け出せない吉原からどのようにして春日野は逃げたのか。追捕を任された力蔵は行方と足抜けの方法を探るが、夢を売る町は一筋縄ではいかず――夢でありんす 領内で重罪を犯した召人を放逐し、手下に討ち取らせる放召人討ち。放召人となった罪人の鷹匠を、マタギが追うこととなったが、山深くには腹を空かした熊もいて……。それぞれの逃亡が始まる――放召人討ち
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19位魏・呉・蜀、三国が並ぶ中華動乱の時代。天才軍師・諸葛孔明に見いだされ、その才能を受け継ぐといわれた武将、姜維(きょうい)。強大な敵軍が迫る中で、師への思いと祖国を守るために、姜維は戦い続ける。三国志の最後を飾る名将の物語。
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22位若様はなぜ狙われたのか? 大人気シリーズ第7弾 武州へ旅立った若様。 待ち構えているのは、妖婦の甘く黒い罠……。 かつての兄弟弟子・玄妙を追うべく若様が姿を消した。 飛び込んで行ったのは、富を巡る醜き争いの渦中。 江戸の仲間は間に合うか!? 南町奉行所の番外同心仲間に何も明かさず、師父の玄真に言伝と置手紙のみを残し、若様が姿を消した。向かった先は武州。 兄弟弟子の玄妙が住職として預かる寺が悪事に利用されると危ぶんでのことだ。しかし、そこには若様を捕えようと悪しき旗本と玄妙の姉である妖婦が待ち構える。若様の出自を知る江戸の仲間は救出に向かうが……。若様は本懐を遂げることができるか?
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24位江戸に類希なる才を持つ若き剣客が現れた。その名は松平蘭之介。 紀州の山里で捨て子として育てられた蘭之介は、養父の遺言に従い深川にある内村道場の門を叩く。師範代の志穂と剣の腕を磨き合う一方、町方や火盗改が手を焼いていた盗賊・鬼火や拐かし集団を討ちとり、女たちとの情交と共に、息つく間もない日々を送る。 そんななか、蘭之介の首に懸賞金がかけられた。蘭之介の出自に関係があるのではと志穂に告げられ、真実を知るため挑戦を受けることに。 餓狼剣の大石英次郎、飛騨高山岩石砕きの稲垣幻獣郎、次々と現れる刺客に、一撃必殺の秘剣・龍昇剣の完成は間に合うのか――。 生まれながら業を背負う蘭之介の修羅の日々が今始まる!
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26位チンギス・カンは、息子たちや将軍を率い、ホラズム・シャー国に大軍で進軍する。長男ジョチはシル河下流の制圧に向かい、次男チャガタイ、三男ウゲディはオトラル攻略を任された。攻城戦をおこなうため、ボレウとジンの歩兵部隊、ナルスの工兵隊も投入されている。チンギスは、四男トルイ、将軍ジェベと共にブハラを目指す。モンゴル軍を迎え撃つのは、帝アラーウッディーンと皇子ジャラールッディーン、イナルチュク、テムル・メリク、そしてマルガーシたちだった。ホラズム国に遠征するチンギス・カンを、十分な兵力を持つ軍隊が待ち受けていた。好評第14巻。
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29位何も聞かずに千絵の夫になり、徳松の父親になって欲しい。 依頼主の老武士平岡に頭を下げられ、矢吹平八郎は迷い、躊躇った。若い武家娘の千絵が抱いていた赤ん坊の徳松が平八郎を見て笑う。思わず釣られて笑ってしまった平八郎は、偽りの家族になることを引き受けた。 一つ屋根の下で共にご飯を食べ、徳松を抱き上げてあやすうちに、情が湧いてきた。寝息を立てて眠る姿に平八郎も穏やかな気持ちになった。だが、そんな平穏も終わりを告げる。 唯一母子の居場所を知る平岡が襲われ拉致された。なりふり構わず母子を探し亡き者にしようとする武士達の襲来。そしてついに絶体絶命のなか二人の素性が明らかに。 かりそめとはいえ、大切な妻子を平八郎は剣で護ると心に誓う!
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43位父祖二代にわたって“城取り”で武功をあげてきた竹中家に生まれ、宿命のようにして難攻不落の要塞、稲葉山城を攻略してゆく半兵衛の人物像を陰影豊かに浮かび上がらせた表題作「城取りの家」。関ケ原役において九州を平定し天下をも望む加藤清正一世一代の野望を描く「虎之助一代」。ほかに福島正則、直江兼続、大月義政など、戦国乱世を駆け抜けた男たちの生と死を綴った雄渾の戦国武将伝。 ※本書は、一九九六年一二月に新人物往来社より刊行された『戦国武将伝 虎之助一代』を改題し、文庫化したものです。文庫化にあたり「時代小説大全99夏号」(新人物往来社)に掲載された「寝返りの陣」を新たに巻末に収録しました。
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44位命は奪えても、誰にも魂は奪わせない――。本屋大賞作家が放つ、書き下ろし大型時代エンタメ。小説版「十一人の賊軍」! 戊辰戦争のただ中、侍殺しの罪で捕まった駕籠かき人足の政(まさ)は、薩長率いる「官軍」から砦を守るよう命じられる。勝てば無罪放免、負ければ死。共に戦うのは、あらゆる悪事を犯した十人の罪人たち。果たして、彼らは生きて帰ることができるのか――。強者の狭間で足掻く者たちの熱き闘いを描く、極上の時代エンタメ! 映画「十一人の賊軍」 主演:山田孝之 仲野太賀 監督:白石和彌 原案:笠原和夫 脚本:池上純哉 2024年11月1日(金)公開!!
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