垣根涼介の作品一覧
「垣根涼介」の「極楽征夷大将軍」「君たちに明日はない(1~5)合本版(新潮文庫)」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「垣根涼介」の「極楽征夷大将軍」「君たちに明日はない(1~5)合本版(新潮文庫)」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
筑波大学第二学群人間学類卒。『午前三時のルースター』で第17回サントリーミステリー大賞、読者賞ダブル受賞。2004年、『ワイルド・ソウル』で大藪春彦賞、吉川英治文学新人賞、日本推理作家協会賞を受賞。三冠受賞は史上初。『午前三時のルースター』、『君たちに明日はない』はテレビドラマ化されている。
匿名
上巻の最後の章で、婚家が滅ぼされ、宇喜多家に保護されたお福が、直家と結ばれるのが冒頭。
「一殺多生」を信条とし、なるべく味方を殺さずに領地を護ったうえ、拡大していく宇喜多直家は、戦闘よりも領地経営を好み、商家の目をもって本邦初の「城下町」を今の岡山に造り上げる。
東の方で勢力を拡大してきた織田についたり、その織田に領地を脅かされると感じるようになると毛利についたりするが、最後には旧知の黒田満隆(官兵衛の父)に説得されてまた織田側につく。
その間の葛藤が細かく描写され、また、備前や美作などの地名や領主の名がたくさん出てきて少々混乱させられたが、その中で生き残っていくのは難しかっただろうなと
匿名
5~6歳の宇喜多家の嫡男八郎は、両親とともに城を追われて備前福岡の寺に隠れ住んでいたが、その噂を聞いて訪れた豪商・阿部善定に、家族ごと引きとられ養育されることになる。
そのためか、八郎は、武士としてより商人になりたいと思うようになるが、宇喜多家の再興を期待されていることもわかっており、また使命であると思いながら成長していく。
上巻は、そんな八郎が、主家である浦上家に仕えて初陣を迎え、兜首を上げて城と領地を得、元服して直家と名乗り、その領地の経営と周辺との戦に乗り出していくところまで。
戦で親を失い遊女屋に売り飛ばされ、そこから逃げ出した過去を持つ年上の女性・紗代に恋をし、「男女のこと」を教