ワイルド・ソウル(上)

ワイルド・ソウル(上)

825円 (税込)

4pt

その地に着いた時から、地獄が始まった――。1961年、日本政府の募集でブラジルに渡った衛藤。だが入植地は密林で、移民らは病で次々と命を落とした。絶望と貧困の長い放浪生活の末、身を立てた衛藤はかつての入植地に戻る。そこには仲間の幼い息子、ケイが一人残されていた。そして現代の東京。ケイと仲間たちは、政府の裏切りへの復讐計画を実行に移す! 歴史の闇を暴く傑作小説。

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ワイルド・ソウル のシリーズ作品

1~2巻配信中 1巻へ 最新刊へ
1~2件目 / 2件
  • ワイルド・ソウル(上)
    825円 (税込)
    その地に着いた時から、地獄が始まった――。1961年、日本政府の募集でブラジルに渡った衛藤。だが入植地は密林で、移民らは病で次々と命を落とした。絶望と貧困の長い放浪生活の末、身を立てた衛藤はかつての入植地に戻る。そこには仲間の幼い息子、ケイが一人残されていた。そして現代の東京。ケイと仲間たちは、政府の裏切りへの復讐計画を実行に移す! 歴史の闇を暴く傑作小説。
  • ワイルド・ソウル(下)
    825円 (税込)
    俺たちの呪われた運命に、ケリをつけてやる――。日本政府に対するケイたちの痛快な復讐劇が始まった! 外務省襲撃を目撃した記者、貴子は、報道者としてのモラルと、彼らの計画への共感との板ばさみに苦悩。一方ケイと松尾は、移民政策の当時の責任者を人質にし、政府にある要求をつきつける。痛恨の歴史を、スピード感と熱気溢れる極上のドラマに昇華させた、史上初三冠受賞の名作。

※期間限定無料版、予約作品はカートに入りません

ワイルド・ソウル(上) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    戦後間もなく始まった移民政策。
    しかしそれは移民とは名ばかりの口減らしの棄民政策だった。国家に裏切られ絶望のまま異国の土に還っていった家族や仲間のために、過去への復讐が始まる。

    上巻は移民した当時の話で、絶望的な状況を必至で生き抜こうとする人々が描かれており、政府への怒りと犯人への共感を覚える。

    0
    2025年11月19日

    Posted by ブクログ

    日本政府に"騙され棄てられた"戦後ブラジル移民1世・2世の衛藤、ケイ、松尾。彼らの復讐にテレビ局ディレクターの貴子、警察の岩永らが絡み合い、壮大なスケールの物語となっている。最初は少し重苦しかったけど、途中から一気読み。素晴らしい本でした。

    0
    2025年09月28日

    Posted by ブクログ

    ブラジルに移民した人達がこのような悲惨な生活をしていたと知って心が痛んだ。どれほど、後悔したことでしょう。こういう事実を知るきっかけとなりました。

    0
    2025年02月25日

    Posted by ブクログ

    ホラーでいう「ひとこわ(人間の仕業だったのかよ...)」に入るんじゃないだろうか。
    人間がする所業には思えない。
    フィクションであれ、似たような事が実際起きただなんてものすごく衝撃的だった。
    愛も恨みも遺伝していく怖さも学んだ。
    だれも恨まずに生きていくのが理想だけれど、もし私がケイ達の環境におかれ

    0
    2024年10月23日

    Posted by ブクログ

    昔の移民政策の当事者達の復讐劇のお話。移民後の政府の説明とかけ離れた現地での惨状から始まり、時間は経ち、日本での当時の政府関係者達への報復へと移り変わっていく。
    章ごとに視点が切り替わり、登場人物それぞれにストーリーがあり、皆んな何かを抱えており、全員に魅力を感じた。
    前半では、移民後の凄惨な実態が

    0
    2024年02月29日

    Posted by ブクログ

    「君たちに明日はない」に続いて、垣根涼介作品を読む。

    前半の棄民政策時代の話は読んでいて辛い。
    時代と場所が現代(に近い)日本に移ってからのスリリングな展開との対比が際立つ。

    外務省関係者が本作を読むとどういう感想を持つのか大いに気になるところ。

    下巻が楽しみだ。

    0
    2023年12月16日

    Posted by ブクログ

    劣悪な環境でも毅然とした態度で生き延びようとする登場人物に尊敬の念を抱いた。今生きている環境は当たり前じゃないと親に散々言われてきたが、この本を読んでそれを痛感した。
    外務省の人でなしな仕打ちに対して反逆を目論む主人公たちを自然と応援している自分がいた。下巻も楽しみだ。

    0
    2023年09月23日

    Posted by ブクログ

    戦争も戦後の混乱も知らない世代だけど、凄く引き込まれる。ブラジル、コロンビア・・・と、グーグルマップで知らない土地を彷徨いながら、どっぷりストーリーにのめり込んでた。(^_^)v

    0
    2023年04月29日

    Posted by ブクログ

    タイトル通り、大きな裏切りや悲しみにあいながらも己の魂の火をたぎらせ続け、苦境に立ち向かっていく姿は読んでいて熱くなる。
    人間1人というのはとてつもなくちっぽけな存在だけど、だからこそ大きなものに立ち向かってやるという意志の強さがかっこいい。

    0
    2022年12月17日

    Posted by ブクログ

    アツすぎる。
    壮大な映画を一本分観るくらいの面白さがあって、非常に濃厚なテーマとストーリーがある。
    著者が書く、登場人物一人一人の心の声やその背景などの表現が好きで読んでいて心を奪われる。
    電車の中はもちろん、家に帰っても、気付けばトイレの中にまで持ち込んで隙間時間を見つけては読み進めていた作品。

    0
    2022年11月27日

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