光秀の定理

光秀の定理

836円 (税込)

4pt

明智光秀はなぜ瞬く間に出世し、信長と相前後して滅びたのか――。

厳然たる「定理」が解き明かす、乱世と人間の本質。
各界絶賛の全く新しい歴史小説、ここに誕生!

永禄3(1560)年の京。
牢人中の明智光秀は、若き兵法者の新九郎、辻博打を行う破戒僧・愚息と運命の出会いを果たす。
光秀は幕臣となった後も二人と交流を続ける。やがて織田信長に仕えた光秀は、初陣で長光寺城攻めを命じられた。
敵の戦略に焦る中、愚息が得意とした「四つの椀」の博打を思い出すが――。
何故、人は必死に生きながらも、滅びゆく者と生き延びる者に分かれるのか。
革命的歴史小説、待望の文庫化!

解説・篠田節子

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光秀の定理 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    ここまで本能寺の変に触れない明智十兵衛光秀とは…意外に意外。ですが新九郎と愚息という架空人物の起用によって、光秀の人となりがよく出ていた(知りませんが)のだと思います。面白かったし、さらに明智光秀が好きになりました。近いうちに信長の原理も読まなきゃです♫

    0
    2025年11月04日

    Posted by ブクログ

    垣根先生の一風変わった時代小説。
    姉妹小説の「信長の原理」ではパレートの法則を扱ってますが、こちらはモンティ・ホール問題。四つの椀の話です。時代小説とは一見関係のない法則論を自然に絡めて書いてくる垣根先生の絶妙な書きぶりが最高です。わたしは垣根先生なら、普通の時代小説より、こちらのタイプの方が大好き

    0
    2025年09月17日

    Posted by ブクログ

    愚息と新九郎、二人の存在感が圧倒的で、生真面目な光秀との対比が絶妙。四つの椀の話も興味深く、それが合戦の戦術に繋がっていく流れも鮮やか。一気に読ませる面白い物語でした。

    0
    2025年06月15日

    Posted by ブクログ

    初めての時代小説。
    何のリテラシーもないので、全く偉そうな事は言えないけど、こんなに面白いのか!と思った。

    もう、光秀は多分本当にこうだった。でいいんじゃないw

    0
    2025年04月01日

    Posted by ブクログ

    信長の原理も気になっていましたが、
    上下巻ということもあり、
    まずは先に発刊されていたこちらをと手に取りました。

    結果…とても面白かったです。
    なんですか、これは…!

    読み進めていく中で、
    「最後の最後まで面白いじゃないか…!嬉泣」
    という一言が思わず。苦笑

    最初は、愚息と新九郎がメインで、

    0
    2023年10月29日

    Posted by ブクログ

    とても面白い
    途中からはあっという間に読んだ
    詰まるところ本能寺の変は謎であり
    信長が天下人であったなら
    と思いを馳せる

    0
    2023年05月03日

    Posted by ブクログ

    光秀の愛すべき人柄が分かる。
    だからこそ、なぜ光秀は信長を討つことになったのか。そして滅びることになったのかを考えさせられる。
    学校の歴史の授業を通しては、本能寺の変という事実のみに捉われ、裏切り者という理解をしていたが、この本を通じ、光秀がどれほどの信念をもち、世を変えようとしたのかということ、そ

    0
    2022年01月08日

    Posted by ブクログ

    信長の定理と同じく、有名な定理を歴史上の人物の個性を説明するために引用するという独自の試みです。
    光秀本人ではなく主に架空の第三者に語らせるところが信長の定理とは異なり、完全なワンパターンを避けているところが良い。
    歴史に「〜たら」を言っても仕方ないですが、光秀が天王山で秀吉に敗れていなかったら日本

    0
    2025年12月03日

    Posted by ブクログ

    作中の言葉を用いるなら、
    「敗者は、歴史の中で沈黙するのみである。」

    明智十兵衛光秀について、彼にかかわる周りの人物の視点からを中心に描かれる物語。敗者の側の世界から、現在表となっている世界が描かれていました。

    十兵衛が信長に取り上げられるきっかけとなった理は、凡人の私には理解が追いつかないけれ

    0
    2025年05月25日

    Posted by ブクログ

    愚息と新九郎という架空の?登場人物との接点により明智光秀を描いた作品
    作中にある博打の手法に興味を持った
    終盤は本能寺の変を架空の2人が分析しているが、少し尻すぼみな感じになってしまったのが残念
    ただ時代小説にしてはとても読みやすい作品でした

    0
    2025年04月15日

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