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チンピラの梶原、大学生の弘樹、警察官の和田。何の接点もないように見える三人には共通点があった。それはある女の家に通っていること――。市役所の戸籍係で働く恭子は金にも物にも執着せず、相手に何も期待しない。そんな無機質で達観した女に、男たちはなぜ心惹かれるのか。女には、この世界の何が見えているのか。交差する思惑の中から浮かび上がるロクデナシたちの生き様を描いた長編小説。
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Posted by ブクログ
『月は怒らない』垣根涼介著作品
文庫ではなく、単行本。電子ではなく紙の本で(笑)
表紙が個性的。文庫版と違う。なぜ?! 確かにこれだと、暗すぎる。本の顔は人目を引くために作られたほうが良い。
内容はというと、あまりパッとしない。だらだらと時間つぶし的な感じで書かれている。だから、読むほうも暇つぶしぐらいに構えて読む。だけれども、偶然作られた、人と人を結ぶ糸のようなものが感じられ、悪い気はしない。一歩間違えればすぐに切れてしまうような糸であっても、その糸は細くなったり太くなったりする。
例えば、蜘蛛のように口から糸を吐き出さないと、人とかかわることが出来ないのだろうか。でもそうすると、絶えず糸を作り続けなければならない。そうしなければ、孤独になってしまう。
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