第166回(2021年下半期)芥川賞・直木賞の受賞作が決定しました!
【芥川賞受賞作】
砂川文次『ブラックボックス』
【直木賞受賞作】
今村翔吾『塞王の楯』
米澤穂信『黒牢城』
今回のノミネート作や過去の受賞作をともにご紹介します。
※セーフサーチを中またはOFFにすると、すべての作品が表示されます。
第166回(2021年下半期)芥川賞・直木賞
-
-
-
【芥川賞受賞作】
第166回芥川賞受賞作!
ずっと遠くに行きたかった。
今も行きたいと思っている。
自分の中の怒りの暴発を、なぜ止められないのだろう。
自衛隊を辞め、いまは自転車便メッセンジャーの仕事に就いているサクマは、都内を今日もひた走る。
昼間走る街並みやそこかしこにあるであろう倉庫やオフ...
-
【直木賞受賞作】
越前・一乗谷城は織田信長に落とされた。幼き匡介(きょうすけ)はその際に父母と妹を喪い、逃げる途中に石垣職人の源斎(げんさい)に助けられる。匡介は源斎を頭目とする穴太衆(あのうしゅう)(=石垣作りの職人集団)の飛田屋で育てられ、やがて後継者と目されるようになる。匡介は絶対に破られない「...
-
完結
【直木賞受賞作】
本能寺の変より四年前、天正六年の冬。織田信長に叛旗を翻して有岡城に立て籠った荒木村重は、城内で起きる難事件に翻弄される。動揺する人心を落ち着かせるため、村重は、土牢の囚人にして織田方の軍師・黒田官兵衛に謎を解くよう求めた。事件の裏には何が潜むのか。戦と推理の果てに村重は、官兵衛は何を...
候補作はこちら
-
-
-
【芥川賞候補作】
幻の書の新発見か、それとも偽書か――。高校の歴史研究部活動で城址を訪れたぼ...
-
【芥川賞候補作】
第166回芥川賞候補作!令和版「女生徒」
どうして娘っていうのは、こんな...
-
【芥川賞候補作】
「終わったのかな」
「なにが?」
「世界?」
同じ車に乗り込んだぼくら四...
-
【芥川賞候補作】
【第45回すばる文学賞佳作、第166回芥川賞候補作】「別の生き物になりたい...
-
【直木賞候補作】
【2022年本屋大賞受賞!】
キノベス! 2022 第1位、2022年本...
-
【直木賞候補作】
直木賞候補作、高校生直木賞受賞作『くちなし』から4年――
私たちは一人じゃ...
-
【直木賞候補作】
この者は、神か、悪魔か――。
気鋭の著者が、医療の在り方、命の意味を問う感...
第165回(2021年上半期)芥川賞・直木賞
-
-
-
【芥川賞受賞作】
デビュー作にして、第165回芥川賞受賞作!
コロナ禍が影を落とす異国の街に、9年前の光景が重なり合う。静謐な祈りをこめて描く鎮魂の物語。
ドイツの学術都市に暮らす私の元に、震災で行方不明になったはずの友人が現れる。人を隔てる距離と時間を言葉で埋めてゆく、現実と記憶の肖像画。第64...
-
【芥川賞受賞作】
その島では〈ニホン語〉と〈女語〉が話されていた
記憶を失くした少女が流れ着いたのは、ノロが統治し、男女が違う言葉を学ぶ島だった――。不思議な世界、読む愉楽に満ちた中編小説。
-
完結
【直木賞受賞作】
メキシコのカルテルに君臨した麻薬密売人のバルミロ・カサソラは、対立組織との抗争の果てにメキシコから逃走し、潜伏先のジャカルタで日本人の臓器ブローカーと出会った。二人は新たな臓器ビジネスを実現させるため日本へと向かう。川崎に生まれ育った天涯孤独の少年・土方コシモはバルミロと出会い、その...
-
【直木賞受賞作】
鬼才・河鍋暁斎を父に持った娘・暁翠の数奇な人生とは――。
父の影に翻弄され、激動の時代を生き抜いた女絵師の一代記。
不世出の絵師、河鍋暁斎が死んだ。残された娘のとよ(暁翠)に対し、腹違いの兄・周三郎は事あるごとに難癖をつけてくる。早くから養子に出されたことを逆恨みしているのかもしれ...
候補作はこちら
-
-
-
【芥川賞候補作】
第165回芥川賞候補作。
語れないと思っていたこと。
言葉にできなかった...
-
【芥川賞候補作】
【第165回芥川賞候補作】ある日、夫が風呂に入らなくなったことに気づいた衣...
-
【芥川賞候補作】
第165回芥川賞候補となった最新作「オーバーヒート」に、
第45回川端康成...
-
【直木賞候補作】
【2022年 本屋大賞ノミネート】
【第165回直木賞候補作】
【第9回静...
-
【直木賞候補作】
「あんた、ゴミサトシって知ってるか?」
元刑事の河辺のもとに、ある日かか...
-
【直木賞候補作】
五十手前で妻を亡くし、息子をも事故で失った郡方の高瀬庄左衛門。
老いゆく身...
第164回(2020年下半期)芥川賞・直木賞
-
-
-
【芥川賞受賞作】
【第164回芥川賞受賞作】
逃避でも依存でもない、推しは私の背骨だ。アイドル上野真幸を“解釈”することに心血を注ぐあかり。ある日突然、推しが炎上し――。デビュー作『かか』が第33回三島賞受賞。21歳、圧巻の第二作。
-
【直木賞受賞作】
【第164回 直木賞受賞作】「誰の心にも淀みはある。でも、それが人ってもんでね」江戸、千駄木町の一角は心町(うらまち)と呼ばれ、そこには「心淋し川(うらさびしがわ)」と呼ばれる小さく淀んだ川が流れていた。川のどん詰まりには古びた長屋が建ち並び、そこに暮らす人々もまた、人生という川の流...
候補作はこちら
-
-
-
【芥川賞候補作】
小学校でも友だちをつくれず、居場所のない少女は、母親の勤めるマッサージ店の...
-
【芥川賞候補作】
二度も手首を切った父、我が子の誕生日に家を出て行った母。小学生のせれなは、...
-
【芥川賞候補作】
第164回芥川賞候補作
小説家で、人気(ひとけ)のない風景を描写するのが...
-
【直木賞候補作】
平穏に夏休みを終えたい小学校教諭、認知症の妻を傷つけたくない夫。
元不倫相...
-
【直木賞候補作】
不愛想で手際が悪い――。コンビニのベトナム人店員グエンが、就活連敗中の理系...
-
【直木賞候補作】
昭和29年、大阪を襲った連続猟奇殺人事件。
中卒叩き上げと帝大卒エリートの...
-
【直木賞候補作】
1997年、中国返還前夜の香港に隠された国家機密を奪取せよ!
世界の諜報機...
第163回(2020年上半期)芥川賞・直木賞
-
-
-
【芥川賞受賞作】
私を阻むものは、私自身にほかならない――ラグビー、筋トレ、恋とセックス。ふたりの女を行き来する、いびつなキャンパスライフ。28歳の鬼才が放つ、新時代の虚無。
【第163回芥川賞受賞作】
2019年文藝賞でデビューした新鋭による第2作。
-
【直木賞受賞作】
傷つき、悩み、惑う人びとに寄り添っていたのは、一匹の犬だった――。
犬を愛するすべての人に捧げる感涙作!
2011年秋、仙台。震災で職を失った和正は、認知症の母とその母を介護する姉の生活を支えようと、犯罪まがいの仕事をしていた。
ある日和正は、コンビニで、ガリガリに痩せた野良犬を拾...
候補作はこちら
-
-
-
【芥川賞候補作】
社会派作品で評価の高い劇作家・石原燃による小説デビュー作にして、第163回...
-
【直木賞候補作】
大阪万博に沸く日本。絵描きの父と料理上手の母と暮らしていた銀花は、父親の実...
-
【直木賞候補作】
「分かり合えない母と娘」
壊れかけた家族は、もう一度、一つになれるのか?
...
-
【直木賞候補作】
歴史小説家・澤田瞳子が月刊『なごみ』で2年間にわたって連載した小説『能楽も...
-
【直木賞候補作】
戦国時代の三悪人の一人として名高い松永久秀。その生涯を、絶望的貧困から立ち...
第162回(2019年下半期)芥川賞・直木賞
-
-
-
【芥川賞受賞作】
【第162回芥川賞受賞作】草は刈らねばならない。そこに埋もれているのは、納屋だけではないから。大村奈美は、母の実家・吉川家の納屋の草刈りをするために、母、伯母、従姉妹とともに福岡から長崎の島に向かう。吉川家には<古か家>と<新しい方の家>があるが、祖母が亡くなり、いずれも空き家になっ...
-
【直木賞受賞作】
降りかかる理不尽は「文明」を名乗っていた。
樺太アイヌの闘いと冒険を描く前代未聞の傑作!
樺太(サハリン)で生まれたアイヌ、ヤヨマネクフ。
開拓使たちに故郷を奪われ、集団移住を強いられたのち、天然痘やコレラの流行で妻や多くの友人たちを亡くした彼は、やがて山辺安之助と名前を変え、ふた...
候補作はこちら
-
-
-
【芥川賞候補作】
デビュー以来連続して芥川賞候補になってきた二十代天才女性作家が、沈黙を破り...
-
【芥川賞候補作】
珊瑚礁のまわりで群れをなす魚のように、導きあう男たちが夜の底をクルーズする...
-
【芥川賞候補作】
【第162回芥川賞候補作】芥川賞候補作「幼な子の聖戦」と、ビルの窓拭きを描...
-
【芥川賞候補作】
第162回芥川賞候補作の表題作と、傑作中篇「生き方の問題」を収録。
「手...
-
【直木賞候補作】
ついに、ここまできた――。前人未到、孤高の警察小説が誕生した。東京・池袋の...
-
【直木賞候補作】
首都圏の巨大ショッピングモール「スワン」で起きたテロ事件。死者二十一名、重...
-
【直木賞候補作】
第3回ハヤカワSFコンテスト〈大賞〉受賞後、第2長篇『ゲームの王国』で日本...
第161回(2019年上半期)芥川賞・直木賞
-
-
-
【芥川賞受賞作】
近所に住む「むらさきのスカートの女」と呼ばれる女性が気になって仕方のない〈わたし〉は、彼女と「ともだち」になるために、自分と同じ職場で彼女が働きだすよう誘導する。『あひる』『星の子』が芥川賞候補となった話題の著者による待望の最新作。
候補作はこちら
-
-
-
【芥川賞候補作】
【第161回芥川賞候補作】おばあちゃんは背中が一番美しかったこと、下校中知...
-
【芥川賞候補作】
「格差ってのは上と下にだけあるんじゃない。同じ高さにもあるんだ」。高度20...
-
【芥川賞候補作】
見えないからこそ見えてくるものがある。夢とリアルが絶え間なく交錯する老女は...
-
【芥川賞候補作】
日本で働く台湾人の私。
台湾人と結婚し、台湾に移り住んだ友人の実桜。
平成...
-
【直木賞候補作】
国立西洋美術館、開館60周年!
記念すべき年に贈る、原田マハにしか書けない...
-
【直木賞候補作】
正子は75歳の元女優。携帯電話のCMで再デビューを果たし、順風満帆かと思い...