小川哲の作品一覧
「小川哲」の「火星の女王」「言語化するための小説思考」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「小川哲」の「火星の女王」「言語化するための小説思考」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
テレビのクイズ大会『Q−1グランプリ』の決勝で行われた早押しクイズに負けた主人公。優勝した選手が見せた『ゼロ文字押し』は、ヤラセだったのか、それともクイズだったのか。
クイズプレイヤーに焦点を当てた作品であり、クイズに対する哲学が非常に興味深かった。クイズプレイヤーは、たった数文字を聞いただけで回答する姿を見るが、それなりの理論があって納得のいくものであった。
早押しクイズってただ膨大にある知識を素早く答え検索するだけではなく、そこに経験なんかのエピソードを絡めて答えを導いている。これってAIだとどうなるんだろう、とちょっと気になった。世の中にはAIを使ってクイズを研究している人もいるみた
Posted by ブクログ
小説を書くときに、自分の中にある思いを表出して形づくり、至高の芸術作品として多くの読者に理解してもらうこと、という考えではうまくいかない。
思いをどうやって言語化するのか、著者の小説の書き方を読んでいくと、その答えが少し見えてきた。読み手である他者を理解しようとし、自分のための文を削り、出来事を書く順番を意識して読み手と視点人物の情報に差があまり出ないようにすること。設定や主張から文章を作るのではなく、書きたいことや考えたいことをまず書いてみること。書いてしまったことから展開を考えてみること。そしてそもそものアイデアを日常の中から見つける視点を養うこと。これらのことを意識して、自分の中の言語
Posted by ブクログ
さぁ、冒険が始まる
舞台は火星、すでに人類はいくつかのコロニーで集団社会を作り鉱物資源の発掘をしていた。しかし、過酷な上に採掘された資源も投資に見合うものは無く、ここで暮らす意義は次第に少なくなっていた。
そんななか、一人の少女が地球に観光に向かおうとして……
フランス革命、ロシア革命、辛亥革命、大政奉還。
革命前夜には若い人たちの群像劇が良くにあう。
絶望感に渦巻かれ高揚感に湧きたつ若者達は、使命感という鎧を纏って革命を叫ぶ。
多くの文豪達がその題材で名作を生み出し、今も読み継がれている。
「火星の独立のためには火星に住む人のアイデンティティが必要だ」
皮肉な見方をすれば、アイデンティ
Posted by ブクログ
『言語化するための小説思考』は、「小説とは何か」「面白さとはどこで規定されるのか」という、誰もが漠然と抱きながらも明確な答えを見出せずにきた問いに、真正面から向き合った一冊である。小説は天才的なひらめきによって書かれるもの——そうした先入観を覆し、小説とは思考と試行錯誤の累積によって成立し、読者と作者のあいだに構築されるコミュニケーションであると、著者は提示している。
本書が一般的な「小説の書き方」指南書と異なるのは、文章技術や形式的作法ではなく、作家が創作過程においていかなる思考を巡らせ、どのような判断を積み重ねているのかという、その核心を言語化している点にある。読みやすさや説明の在り方