小川哲のレビュー一覧

  • 斜め45度の処世術

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    ネタバレ

    『言語化するための小説思考』に続く小川哲の頭の中を覗けるエッセイ。
    お薦めポイント制度、飲み会後の反省、好き嫌いの言語化、長く続く友情とは、黒歴史、フェイクブロッコリー…深く頷きながら読んだ部分あり、著者の構造化と言語化に感動しながら読んだ部分あり。基本的に分かる〜が多くて付箋だらけになった。著者についてはもちろん日常生活の解像度も少し上がった気がする。

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    2026年05月24日
  • 言語化するための小説思考

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    小川さん本当に言語化がお上手で…うわそうかも、そのパターンわたしですね、の連続。自分の癖とか譲れないルールは何なんだろうと改めて考えるきっかけになった。あと典型的なプロット書かない人間なので"「書いちゃったところ」から広げる"を強く推して下さったことがとても勇気になる…。
    小説の書き方ではないって冒頭で念押ししてるけど、いや言うてこれ書き方にモロ直結する話だよな?と個人的には思った。

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    2026年05月23日
  • 言語化するための小説思考

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    小川哲氏の小説を3冊読んだ。どんな感じで小説を組み立てているのだろうと言う関心があってこの本を読み始めた。
    この本を読んだからといって、小説の書き方がわかるわけではないという。それはそうだろうがそうしたこともちょっとは期待したりして読み進める。
    群像という純文学の雑誌を読むことはほとんどないが、そこに連載されていた文章を集めた本書は大変面白く、もし自分がその雑誌を買っていたら毎号次が楽しみとなっていただろう。
    例えば文体とは何か、という項はとても納得感があった。その他の章も非常に納得感のある話が多い。小説を書くというのはコミュニケーションであるという考え方もとてもよくわかる。でもそれが簡単にで

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    2026年05月23日
  • 君のクイズ

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    ネタバレ

    ーークイズとは、クイズの強さを競うものだ。

    クイズ番組の決勝で三島の対戦相手は、問題が一文字も読まれぬうちに回答し正解し優勝を果たす。不可解な「ゼロ文字正答」の謎を解明すべく調査する三島はやがてーーー


    映画の予告を見て面白そうだと思い原作から読みたくて購入。
    エンターテイメントな小説だった。
    読みやすく、読み始めたらすぐに読み終えられた。
    ミステリー小説は、大謎があり、細かい謎を解いていく内に大謎の解明に辿り着く構図だと自分は思っているのだけれども、クイズという性質をもってその部分を展開させている所がすごく面白かった。クイズを解いている内に、謎が解明されていくところが二重にスッキリする感

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    2026年05月22日
  • 君のクイズ

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    語り手が、相手の行動を検討することで、クイズ観や自己理解を得つつ、君のクイズを察するところがとても引き込まれました。
    「僕のクイズ」では、語り手が「君のクイズ」で得た自身のクイズ観をずっと歩んできたように思え、とても良かった。

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    2026年05月18日
  • 言語化するための小説思考

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    存在は知っていたが、なんとなく読む気にならなかった。

    だが、最近少しずつ、小説の力、物語の力を感じるようになり、それについて描かれた本書が気になり始めた。

    しばらく積読の期間があったが、ちょうどタイミングよく目に留まったので、読み始めた。やはり本は目につくところに置いておくのが良い。(先週ブックスタンドをいくつか購入して目につくところにまだ読んでいない本を並べるようにしたのだ)

    で、本書。小説を書くときの具体的な思考のプロセスを描いていて、タイトル通りの内容であった。

    そして、それは最近自分が小説に注目しているところをまさに表現していた。つまり、小説という具体的な物語を表現することで、

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    2026年05月18日
  • スメラミシング

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    啓蒙の光がすべての幻を祓う日までは、世界の仕組みを疑いたくなりました。社会のルールや自然の掟など、土台からひっくり返される感じがしました。また、ひっくり返すための道筋も驚きでした。矛盾に気づけるなんてすごいなあと。人々の知的欲求や疑問を解決しようとする姿勢にドキドキしました。

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    2026年05月18日
  • 言語化するための小説思考

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    言語化してくれてありがとうございます。と言いたい。小説読みたくなった。
    それと同時に言語化によって切り落とされてしまう物もあるという話を聞いて、救われた気持ちにもなった。
    これだから読書はやめられない。

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    2026年05月18日
  • 君のクイズ

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    ネタバレ

    映画公開に向けて文庫で再読。やっぱりめちゃくちゃ面白い!
    面白いポイントはたくさんあって、以下のようなポイントがうまく絡み合って描かれている。

    ①ミステリーとしての魅力的な謎と着地
    ②競技としてのクイズの面白さ(読ませ押し、確定ポイントなど)
    ③知識や経験により正答を導き、それにより得られる人生への肯定
    ④クイズに対するそれぞれスタンスの違い
    ⑤他人から描かれるその人のイメージ

    私は特に③に感動した。
    失敗しても、その経験が元になって正答できるときが来る。なんと希望に満ちているのか!

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    2026年05月17日
  • 君のクイズ

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    クイズ番組の決勝戦。
    対戦相手は、問題文が一文字も読まれないうちにボタンを押し、正解する。
    「なぜ0文字で正解できたのか?」
    主人公はその不可解な一問を起点に、決勝戦を振り返りながら、クイズという競技の奥にある記憶、思考、経験、そして相手の存在に迫っていく。

    この本を手に取ったきっかけは、映画館で観た予告編だった。
    「僕はどうして0文字で正解出来たでしょうか?」
    この一言に完全に掴まれてしまった。
    そんなことが本当にできるのか。仮にできたとして、読者が納得できる答えなど用意できるのか。読む前から、こちら側にひとつの勝負を挑まれているような感覚があった。

    正直に言うと

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    2026年05月17日
  • 言語化するための小説思考

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    ネタバレ

    私はこの本の「小説」を「音楽」と変換しながら読んでいました。

    まず、「小説国の法律」。
    「音楽国」にも「法律」がありますね。「ある特定のコード進行複数使用罪」などがそれ。私の国では、1回は使ってもいいが、2回やったら重罪。でも、それが犯罪ではなく、国家をあげて推奨される場合もあるだろうからな。

    「小説から発生した小説は、小説を超えることができない」。
    「音楽から発生した音楽は、音楽を超えることはできない」とも、言い換えることができるなあ。

    物事の本質を言い表すと、様々なことに当てはまるんですね。

    いちばん笑ったのは、便サンのボツ。

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    2026年05月17日
  • 言語化するための小説思考

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    小説家は脳みその使い方がうますぎるとわかった。
    と思ったら帯で朝井リョウさんが「そんなん出来るのアンタだけや!」とツッコミを入れているが、「超わかる!」とも言っているのでこの人も脳みその使い方がうますぎる一味である。朝井リョウさんの小説は読んだことがあるので、なんとなくわかる。

    小説を書いてみたくてこの本を手に取ったが、思ったより大変だ。まずは日常に小説を探してみよう。

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    2026年05月17日
  • 君のクイズ

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    ネタバレ

    QuizKnockの動画をよく見ているのでなんとなくクイズプレイヤーの思考は知っていることもあり話が入ってきやすかった
    答えに近づいていく過程が面白くて一気に読み終わった
    0文字解答の謎に迫って最後に理由がわかった直後、本庄に対して作り上げた偶像が壊れた瞬間にすごく嫌な気持ちになってそれがすごく良かった
    想像してなかった展開で思ってない方向から殴られた感じ
    こういう話が好き

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    2026年05月17日
  • 地図と拳 下

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    歴史とファンタジーが8∶2くらいで融合した小説。日清日露戦争、日支事変から日米開戦そして敗戦までを描いた大河小説。人類は「拳」に頼るのを止められない愚か者。個人的に石本に惹かれた。

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    2026年05月16日
  • ゲームの王国 上

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    詳しくは下巻を読んでからにするが
    とんでもなくうまい話の進み方。
    こんなに登場人物がいて月日も経つのに混乱しない物語は久々だ。
    まだ上巻なのにこんなに事が起きている…とおもったら上巻ラストで衝撃。
    早く下巻読まないと…

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    2026年05月16日
  • 言語化するための小説思考

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    小川哲って理屈っぽくて面倒くさそうだけど、ユーモアあってめちゃくちゃ面白い人ですね!!
    いちいち例文が面白い。

    小川流、桃太郎、めちゃくちゃ笑った。

    伏線についても、そもそも小説は「伏線」「回収」だらけなわけで、それをあえて伏線回収がどうのこうのは嫌いだと。
    「曲がり角でパンをくわえた見覚えのない女性と衝突すること」は、「その女性が転校生として自分のクラスに加わること」の伏線!
    「必殺技で倒れた敵の横で必要以上に喜ぶこと」は、「その敵が起き上がって逆襲してくること」の伏線!

    その通り!と納得するも、元も子もない話すぎて、小川さんの言いくるめ力に心底感動。

    大学で便所サンダルが流行った件

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    2026年05月16日
  • 言語化するための小説思考

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    タイトルに惹かれて手に取る。

    「他者と関わりたくないから小説を書いたのに小説を書くためには他者のことを考えなければならない」

    「この世の中の多くの原理は抽象化していくと似た構造に突き当たる」

    冒頭のこの2文が刺さりすぎた。

    小説を読むときの知見が増えた感覚、文章を書くときの態度についての発見があり、満足度の高い読書だった。

    さすがは小説家というか、ビジネス書や教養書とは違う文章に浸る楽しさもあった。

    著者の小説は以前から興味はありつつも手を出していなかったので読みたい気持ちが強くなった。

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    2026年05月13日
  • 火星の女王

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    遥か未来、人類は火星に移住することが可能で
    あり、その火星が生まれ故郷になっている人々
    も多数存在していた、という設定です。

    地球上においてさえも文化や思想の違いで、
    イデオロギーの対立は発生します。

    ましてや、火星という距離は、光の速さで通信網
    を構築したとしても5分の時差が発生してしまう。

    その時間のズレが対立は深まるばかりです。

    案の定、ある「武器」を手に入れた火星陣営は地球
    からの独立を仄めかします。

    果たして惑星間戦争は起きてしまうのか。

    人間とういうのは、いつになってもどこに行って
    も同じことをやってしまうのだなあ、とありえない
    設定だからこそ、そんな人間の愚かさが際立

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    2026年05月10日
  • 言語化するための小説思考

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    面白すぎる、、、楽しすぎる、、、頭の中に今まで無かった栄養素が染みて目がカッと開く、、、!そんな感覚になる読後感でした!

    批評や誤読、本から与えられるものと自ら取りに行くもの、今まではこのあたりの関係性をうっすらと感じていながらも自分の中でしっかりと認識し言葉にしたり出来ていなかったんだなぁ、、、。
    感心!!!

    私は読書初心者なので、本の中に自分が分からない事があれば調べたりすることが楽しく、その分からなかった事を理解してから再読するのが真底好き!
    "考えること"に関して自分の中に色んな道具が増えていくことが楽しく、読書の心理ってそういう所なんだ!と勝手に思っていたんだなぁ、、、とも思った

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    2026年05月10日
  • 斜め45度の処世術

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    上手い小説家は話もエッセイも上手くて全章頷きながら読んでいました。ますます小川哲さんが好きになります。

    悩んだりイライラしたらこの本を読み直そうと思います。

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    2026年05月10日