小川哲のレビュー一覧
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小川哲氏の小説を3冊読んだ。どんな感じで小説を組み立てているのだろうと言う関心があってこの本を読み始めた。
この本を読んだからといって、小説の書き方がわかるわけではないという。それはそうだろうがそうしたこともちょっとは期待したりして読み進める。
群像という純文学の雑誌を読むことはほとんどないが、そこに連載されていた文章を集めた本書は大変面白く、もし自分がその雑誌を買っていたら毎号次が楽しみとなっていただろう。
例えば文体とは何か、という項はとても納得感があった。その他の章も非常に納得感のある話が多い。小説を書くというのはコミュニケーションであるという考え方もとてもよくわかる。でもそれが簡単にで -
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ネタバレーークイズとは、クイズの強さを競うものだ。
クイズ番組の決勝で三島の対戦相手は、問題が一文字も読まれぬうちに回答し正解し優勝を果たす。不可解な「ゼロ文字正答」の謎を解明すべく調査する三島はやがてーーー
映画の予告を見て面白そうだと思い原作から読みたくて購入。
エンターテイメントな小説だった。
読みやすく、読み始めたらすぐに読み終えられた。
ミステリー小説は、大謎があり、細かい謎を解いていく内に大謎の解明に辿り着く構図だと自分は思っているのだけれども、クイズという性質をもってその部分を展開させている所がすごく面白かった。クイズを解いている内に、謎が解明されていくところが二重にスッキリする感 -
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存在は知っていたが、なんとなく読む気にならなかった。
だが、最近少しずつ、小説の力、物語の力を感じるようになり、それについて描かれた本書が気になり始めた。
しばらく積読の期間があったが、ちょうどタイミングよく目に留まったので、読み始めた。やはり本は目につくところに置いておくのが良い。(先週ブックスタンドをいくつか購入して目につくところにまだ読んでいない本を並べるようにしたのだ)
で、本書。小説を書くときの具体的な思考のプロセスを描いていて、タイトル通りの内容であった。
そして、それは最近自分が小説に注目しているところをまさに表現していた。つまり、小説という具体的な物語を表現することで、 -
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クイズ番組の決勝戦。
対戦相手は、問題文が一文字も読まれないうちにボタンを押し、正解する。
「なぜ0文字で正解できたのか?」
主人公はその不可解な一問を起点に、決勝戦を振り返りながら、クイズという競技の奥にある記憶、思考、経験、そして相手の存在に迫っていく。
この本を手に取ったきっかけは、映画館で観た予告編だった。
「僕はどうして0文字で正解出来たでしょうか?」
この一言に完全に掴まれてしまった。
そんなことが本当にできるのか。仮にできたとして、読者が納得できる答えなど用意できるのか。読む前から、こちら側にひとつの勝負を挑まれているような感覚があった。
正直に言うと -
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ネタバレ私はこの本の「小説」を「音楽」と変換しながら読んでいました。
まず、「小説国の法律」。
「音楽国」にも「法律」がありますね。「ある特定のコード進行複数使用罪」などがそれ。私の国では、1回は使ってもいいが、2回やったら重罪。でも、それが犯罪ではなく、国家をあげて推奨される場合もあるだろうからな。
「小説から発生した小説は、小説を超えることができない」。
「音楽から発生した音楽は、音楽を超えることはできない」とも、言い換えることができるなあ。
物事の本質を言い表すと、様々なことに当てはまるんですね。
いちばん笑ったのは、便サンのボツ。 -
Posted by ブクログ
小川哲って理屈っぽくて面倒くさそうだけど、ユーモアあってめちゃくちゃ面白い人ですね!!
いちいち例文が面白い。
小川流、桃太郎、めちゃくちゃ笑った。
伏線についても、そもそも小説は「伏線」「回収」だらけなわけで、それをあえて伏線回収がどうのこうのは嫌いだと。
「曲がり角でパンをくわえた見覚えのない女性と衝突すること」は、「その女性が転校生として自分のクラスに加わること」の伏線!
「必殺技で倒れた敵の横で必要以上に喜ぶこと」は、「その敵が起き上がって逆襲してくること」の伏線!
その通り!と納得するも、元も子もない話すぎて、小川さんの言いくるめ力に心底感動。
大学で便所サンダルが流行った件 -
Posted by ブクログ
遥か未来、人類は火星に移住することが可能で
あり、その火星が生まれ故郷になっている人々
も多数存在していた、という設定です。
地球上においてさえも文化や思想の違いで、
イデオロギーの対立は発生します。
ましてや、火星という距離は、光の速さで通信網
を構築したとしても5分の時差が発生してしまう。
その時間のズレが対立は深まるばかりです。
案の定、ある「武器」を手に入れた火星陣営は地球
からの独立を仄めかします。
果たして惑星間戦争は起きてしまうのか。
人間とういうのは、いつになってもどこに行って
も同じことをやってしまうのだなあ、とありえない
設定だからこそ、そんな人間の愚かさが際立 -
Posted by ブクログ
面白すぎる、、、楽しすぎる、、、頭の中に今まで無かった栄養素が染みて目がカッと開く、、、!そんな感覚になる読後感でした!
批評や誤読、本から与えられるものと自ら取りに行くもの、今まではこのあたりの関係性をうっすらと感じていながらも自分の中でしっかりと認識し言葉にしたり出来ていなかったんだなぁ、、、。
感心!!!
私は読書初心者なので、本の中に自分が分からない事があれば調べたりすることが楽しく、その分からなかった事を理解してから再読するのが真底好き!
"考えること"に関して自分の中に色んな道具が増えていくことが楽しく、読書の心理ってそういう所なんだ!と勝手に思っていたんだなぁ、、、とも思った